京都

市内中心部

CITY CENTER

「碁盤の目」の中に見どころがぎゅっと凝縮

百貨店などの商業施設が立ち並び、オフィス街でもある市内中心部。京都の街並みを表す「碁盤の目」とはまさにこの辺りのことで、京都の街を南北に通る縦の通りと東西に通る横の通りでかたちづくられる。それゆえ住所表記もユニークで、たとえば「四条通高倉西入」との表記であれば、四条通(横)と高倉通(縦)の交差点を西に進んだ場所を指す。縦と横のそれぞれの通りがわかればたどりつけるようになっているので、お出かけの際には通り名を覚えておくと迷わない。オフィスビルや商業ビルが立ち並ぶ一方で、代々受け継がれる老舗も多く、昔ながらの京町家も点在する。屋根の上の鍾馗(しょうき)さんや、格子窓など京町家ならではの特徴を楽しみながらの街歩きをしてみるのもおすすめだ。また、三条通は京都文化博物館や中京郵便局などのモダン建築が立ち並ぶので、そちらも巡り歩いてみて。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    六角堂
    いけばなの発祥! 聖徳太子が創建した由緒ある寺院
    京都の街のど真ん中に、聖徳太子ゆかりであり、さらにはいけばなの発祥ともいわれる寺院・六角堂がある。華道の関係者はもちろん、付近のオフィス街に出勤前の人々もお参りに訪れるお寺で、ご利益をたっぷり授かろう。
    六角通沿いに位置する
  • spot 02
    錦市場
    料理人も主婦もお気に入り!京都の食を支える、400年続く市場
    「京の台所」とも称される錦市場。全長約390mに及ぶアーケードに、京都ならではの専門店130店舗ほどが軒をつらねる。京都の人たちの食文化を支えてきた京都随一の市場へ足を運んでみよう。
    連日賑わいを見せる錦市場。テレビなどの撮影に出くわすこともある人気のスポット(撮影協力:京都錦市場商店街)
  • spot 03
    錦天満宮
    「錦の天神さん」で親しまれる、京の街なかにある天満宮
    錦市場の東の端に鎮座する錦天満宮。学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)公を祀る神社だ。京都の街なかにあり、錦市場散策の前後に気軽にお参りできるのがうれしい。
    ずらりと並ぶ提灯。夕暮れどきからはいっそう幻想的な雰囲気に
  • spot 04
    京都文化博物館
    モダンな建築も見どころ! 映画も鑑賞できる博物館
    近代建築の立ち並ぶ三条通。通りを代表する建築物のひとつが京都文化博物館だ。モダンな意匠の建物のほか、特別展などの展覧会はもちろん、カフェやショップ、映画を楽しめる空間まで見どころは盛りだくさんだ。
    赤レンガが印象的な別館
  • spot 05
    京都国際マンガミュージアム
    レトロな小学校がマンガ好きの聖地に! マンガ文化を伝える博物館
    30万点ものマンガ資料が集まる京都国際マンガミュージアム。自由にマンガを読むことができる一方、マンガ文化を学ぶコーナーやイベントなど博物館的な機能も担う施設だ。思う存分、マンガの世界に浸ってみよう。
    天井までぎっしり並んだマンガの数々
  • spot 06
    御金神社
    黄金色の鳥居が目印! 金運のご利益を授かれる神社
    二条城のほど近くに位置する御金神社は、金運のご利益を求めて多くの参拝者で賑わう、近年人気を集める神社。黄金色の鳥居をくぐれば、それだけでご利益をいただけそうな神社をお参りしてみよう。
    街なかに立つ黄金色の鳥居はインパクト大!
  • spot 07
    新京極商店街
    地元の人も観光客も! 京都屈指のにぎわいをみせる150年続く商店街
    地元の人から観光客・修学旅行生まで多くの人で賑わう新京極商店街。ファッション雑貨の店や創業100年を超える老舗など、さまざまなお店が軒を連ねる人気の商店街だ。
    アーケードが続くので雨の日も安心
  • spot 08
    三条通
    近代建築が立ち並ぶ、明治時代のメインストリート
    明治時代、商業施設や銀行が立ち並んだ京都のメインストリートとして、親しまれてきた三条通。現在では、レトロな建築が点在するおしゃれな通りとして、人気を集めている。
    かつて多くの旅人が行き交った三条大橋
  • spot 09
    本能寺
    本能寺の変で討たれた、戦国武将・織田信長が眠る寺院
    明智光秀の謀反により起こった「本能寺の変」。日本史上最大の大事件が起きた舞台となったのが本能寺だ。現在のお寺は、本能寺の変ののちに場所を変え、豊臣秀吉によって再建された。
    表門は寺町通沿いに建つ
  • spot 10
    木屋町通
    幕末の志士ゆかりの史跡が点在、高瀬川とともに歴史を刻んだ道
    北は二条通から南は七条通に至る高瀬川東畔の通り。江戸時代になると、高瀬川が京と大坂を結ぶ水運の幹線として利用されたことから周辺には各藩の藩邸が立ち並び、幕末には勤王の志士たちが潜居したという。
    明治時代には路面電車が走る道として賑わった木屋町通
  • spot 11
    先斗町通
    一度は歩いてみたい!  細い石畳がどこまでも続く京情緒あふれる花街
    京都五花街のひとつ、先斗町。その名前の響きからして魅力的な気配が漂うが、実際に通りを歩いてみれば、想像以上に「これぞ京都!」な気分を味わうことができる。しっとりとした大人の路地散策を楽しんで。
    夕暮れどきには石畳がいっそう輝いて見える
  • spot 12
    佛光寺
    通り名の由来となった親鸞聖人ゆかりの古刹
    浄土真宗の開祖・親鸞聖人ゆかりの真宗佛光寺派の本山、佛光寺。月替わりの八行標語やイラスト入り「法語印」のほか、お寺の建物を再生したカフェやセレクトショップもあり、幅広い世代に親しまれている。
    本尊を安置する阿弥陀堂内部。細やかに表現された欄間の彫刻は必見
  • spot 13
    D&DEPARTMENT KYOTO
    京都の滋味豊かな食材を生かしたランチやスイーツが評判
    「ロングライフデザイン」をテーマとし、地域の日々の暮らしや観光をデザインする「D&DEPARTMENT KYOTO」。閑静な佛光寺の境内という抜群のロケーションで、東側の元・お茶所の建物が食堂、朝の法話をする僧侶のための宿泊所だった南側の「和合所」の建物がショップだ。食堂の看板メニューである定食は、月替わりで京都の生産者が手間暇かけて作る食材をフィーチャーし、食文化とともに紹介している。取材時は生麩専門店「麩嘉」の生麩を使い、粟生麩の揚げ出し、よもぎ生麩の酢味噌和え、鯨麩のおすましなどに仕立てた滋味深い「麩嘉定食」。過去には美山の湯葉や、茶どころ宇治田原の茶をアレンジした定食も登場した。スイーツメニューは、京佃煮・津乃吉の黒豆入り蒸しパンや西陣にある中村製餡所のつぶ餡入りもなかやぜんざいなどがある。ショップには、京都を中心とした工芸品や生活道具、調味料まで選りすぐりの逸品が並び、センスのいいお土産を求めたい人におすすめ。
    月替わりの定食は数量限定。取材時は「麩嘉定食」1650円
  • spot 14
    壬生寺
    節分会や新選組ゆかりで知られる、地蔵信仰の寺院
    毎年2月の節分会では多くの参拝者で賑わう壬生寺。新選組にもゆかりが深く、すぐそばにある新選組 壬生屯所旧跡 八木家(しんせんぐみみぶとんしょきゅうせきやぎけ)とともにお参りをする人も多いスポットだ。
    壬生塚に立つ新選組局長・近藤勇(こんどういさみ)の胸像
  • spot 15
    新選組 壬生屯所旧跡 八木家
    新選組の隊士たちが過ごした地で、思いや戦いの歴史を知る
    幕末に活躍した新選組(しんせんぐみ)。壬生を拠点とした新選組の隊士たちの生活の場が、この八木家であった。新選組ファンの聖地としても知られる八木家で、隊士たちの思いに心を寄せてみよう。
    この長屋門の先に新選組隊士が過ごした主屋がある
  • spot 16
    京都鶴屋 鶴寿庵
    新選組ゆかりの和菓子も人気! 八木家が手がける和菓子屋
    新選組ゆかりの街、壬生(みぶ)。近藤勇、土方歳三、芹沢鴨など、新選組の隊士が寝泊まりをしていた屯所であり、新選組発祥の地ともされるのが「新選組 壬生屯所旧邸 八木家(しんせんぐみみぶとんしょきゅうていやぎけ)だ。そんな八木家が手がけるのが、和菓子屋である京都鶴屋 かく寿庵。八木家に隣接し、壬生ゆかりの和菓子から季節を映した四季折々の和菓子まで幅広くそろう。なかでも名物は、「屯所餅(とんしょもち)」(5個入756円)。壬生由来の京野菜である壬生菜を練り込んだ餅生地で、丹波大納言あずきのつぶ餡を包んだこの地ならではの和菓子だ。近年では、上質な宇治抹茶をたっぷりと使った生サブレ「京ちゃふれ」(3枚入551円)も人気。一般的なサブレとは一線を画すしっとりとした食感に驚かされる。八木家の拝観受付もこちらで行われるので、見学を希望の場合はお店の人に声をかけてみて。
    広々とした店内。新選組グッズコーナーもある
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旅のヒント

  1. その1

    市内中心部は一方通行の道が多いので、車を運転する場合は注意しよう。

  2. その2

    交通量が多く、観光シーズンは特に道が混むので、時間に余裕がないときは電車での移動がおすすめ。

  3. その3

    錦市場や新京極商店街はアーケードがあるので、雨の日も安心。

  4. その4

    道ばたにある石碑をチェックしてみよう。歴史の舞台になった場所に気づくことができるかもしれない。

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