京都

宇治周辺

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世界遺産を有する日本有数のお茶の産地

宇治川を中心とした美しい景観と、世界遺産に登録されている平等院と宇治上神社をはじめとした歴史・文化に恵まれたエリア。平安時代には貴族の別荘地として栄え、平安中期の作家・紫式部によって創作された長編恋愛小説『源氏物語』では、最後の十帖の舞台として描かれている。そのため源氏物語に関連するミュージアム、さらにはモニュメントなどが点在している。ほかにも宇治エリアには中国風の建築物が特徴的な黄檗宗(おうばくしゅう)の萬福寺や、西国三十三所観音霊場の第10番札所であり「花の寺」としても知られる三室戸寺など、京都の歴史・文化を感じられる名所が多いのも特徴。また、高級茶の代名詞ともなっている「宇治茶」の産地としても有名で、宇治川沿いには宇治茶を使った茶そばやスイーツなどを気軽に味わえる店も多数あり、訪れた際はぜひ本場の宇治茶を味わってほしい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    宇治川・宇治橋
    宇治の歴史と文化が詰まった街のシンボル
    「宇治川」と「宇治橋」は宇治を代表する景色であることに加え、この地の歴史と文化を語るうえでも欠かせない。周辺には名産品である宇治茶を提供する店も数多くあるので必ず訪れておきたい。
    橋の西詰めから見た宇治橋
  • spot 02
    通圓茶屋
    戦国武将も愛した、24代続く宇治茶の老舗
    宇治橋周辺には名産品の宇治茶を提供する店が数多くある。そのなかで宇治を代表する老舗が、宇治橋東詰めにある通圓。創業は1160年(永暦元)。現在の店主で24代目になる。平安時代末期から現在の場所に店を構え、天下人・豊臣秀吉や江戸幕府初代将軍・徳川家康も、この茶屋でお茶を楽しんだという記録が残っているそうだ。代々、道行く旅人にお茶を提供してきた店は現在、多くの観光客が気軽に立ち寄る人気店となっている。店内には茶房があり、宇治橋や宇治川を眺めながら挽き立ての抹茶をふんだんに使用したスイーツや有機栽培茶を使用した茶そばなど、宇治観光に欠かせないグルメを味わえる。さらに土産にぴったりな茶団子や缶入りの抹茶、テイクアウトグルメとして抹茶ソフトクリームも試したい。
    風情ある町家は江戸時代に建てられた
  • spot 03
    中村藤吉本店 平等院店
    挽き立てならではの香りが自慢!抹茶スイーツを召し上がれ
    宇治川の雄大な景色を眺めながら、宇治茶を使った食事やスイーツを味わえる中村藤吉本店 平等院店。平等院へ向かって表参道を歩いていると左手に現れる丸に十の字で作られた暖簾が目印だ。建物は多くの文人・政財界の方たちに愛された旅館「菊屋萬碧楼(きくやまんぺきろう)」を改修し、初代内閣総理大臣・伊藤博文命名の「迎鶴楼(げいかくろう)」の外観はそのままに、内装のみをモダンに改装。趣ある店は宇治川に面していて、川の流れや対岸の風景を一望できる。おすすめのスイーツは「生茶ゼリイ」。甘さ控えめのゼリーはぷるんぷるんでなめらかな食感。添えられた濃厚な抹茶アイス、白玉、餡と一緒に味わうと、ほどよい甘さがクセになる。使用する抹茶は自社で挽き立てのものだけを使うというこだわりで、繊細な抹茶のうまみを心ゆくまで味わってみては。
    暖簾をくぐった先に旅館の趣を残した店舗が建つ
  • spot 04
    平等院
    極楽浄土の世界を表現した世界遺産の寺院
    10円硬貨のデザインにもなっている国宝の鳳凰堂(ほうおうどう)でおなじみの平等院。世界遺産にも登録されている寺院は、平安貴族たちの栄華を伝える美しい建物や貴重な寺宝など見どころいっぱい。
    池の水面に映る鳳凰堂は必見
  • spot 05
    宇治上神社
    神社建築として日本最古の本殿を有する世界遺産の神社
    宇治で登録されている2つの世界遺産のうちの1つが「宇治上神社」。平安時代後期の造営と伝わる本殿は神社建築として日本最古の建物で、拝殿とともに国宝に指定されている。
    拝殿の奥にたたずむ国宝の本殿
  • spot 06
    宇治市源氏物語ミュージアム
    『源氏物語』の世界観を楽しく学べる専門博物館
    千年の時を超えて今も愛され続ける長編物語『源氏物語』。その世界観を模型や映像などで学べる施設が宇治市源氏物語ミュージアム。見るだけではなく、体験型の展示もあり大人から子どもまで楽しめる。
    「平安の間」では調度品や装束を展示
  • spot 07
    興聖寺
    道元禅師が開創した日本初の禅の修行道場
    興聖寺は日本三大禅宗のひとつである曹洞宗。禅寺らしい静寂に包まれた境内には、開祖・道元禅師の木像、龍宮造りの山門、法堂の血天井、右足の親指が浮いている手習観音など見どころが多い。
    琴坂を登った先に現れる龍宮造りの山門
  • spot 08
    三室戸寺
    四季折々の風情を感じる、京都を代表する「花の寺」
    境内には約165㎡の大庭園が広がり、四季折々の花を楽しめることから「花の寺」として知られる三室戸寺。ほかにも『源氏物語』にゆかりの地として、さまざまなご利益を授かるパワースポットとしても知られている。
    山門、庭園を通った先にたたずむ本堂
  • spot 09
    萬福寺
    中国明朝様式の建物が見どころの黄檗宗大本山
    江戸時代に創建された日本三禅宗のひとつ萬福寺。境内にひと足踏み入れると、日本の寺の趣とは異なる風情を感じるだろう。中国風の寺として人気を集める萬福寺の魅力をご紹介。
    本堂にあたる大雄寶殿
  • spot 10
    福寿園 宇治茶工房
    奥深いお茶の楽しみ方を提案!宇治茶の老舗で抹茶づくり体験を
    230年以上にわたり、お茶づくりを続けてきた福寿園。おいしいお茶の提供はもちろん、お茶の文化や魅力を届けるための取組みにも力を入れている。なかでも宇治茶工房は、お茶にまつわるさまざまな体験のできる施設だ。
    「石臼で抹茶づくり」は、小学生でも体験できる
  • spot 11
    昇苑くみひも
    かわいらしい小物がずらり!昔ながらの手組みで作る組紐体験
    京都からひと足延ばした宇治の地で、かわいらしい組紐を体験できると話題の店がある。75年ほどの歴史をもつ、昇苑(しょうえん)くみひもだ。先生に教わりながら、カラフルな小物を作ることができる。
    角台と呼ばれる手組みの道具を使って組紐を体験する
  • spot 12
    市営茶室 対鳳庵
    宇治川のほとりでゆるりと一服を。本格茶室で本場の宇治茶を味わおう
    京のお茶処・宇治。世界遺産の平等院や宇治上神社を参拝したあとにぜひ立ち寄りたいのが、宇治茶関連のスポット。なかでも「市営茶室 対鳳庵(たいほうあん)」は、初めての人でも気軽に茶室でお茶体験ができると評判だ。
    茶室では、先生が目の前でお点前を披露してくれる
  • spot 13
    お茶と宇治のまち歴史公園茶づな
    地元ならではの体験も充実!宇治茶と地域の魅力を発信
    2021年(令和3)にオープンした「お茶と宇治のまち歴史公園」と、その園内にある「お茶と宇治のまち交流館」。宇治茶をはじめとする地域の魅力について知ることができるスポットだ。宇治の新しいランドマークとして注目を集めている。
    体験プログラムのひとつ「聞き茶体験」の様子
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旅のヒント

  1. その1

    京都駅からJR奈良線みやこ路快速を活用すると宇治駅まで約17分で到着。

  2. その2

    宇治を代表する観光スポットである世界遺産の平等院と宇治上神社は、徒歩約10分で行き来できる距離にある。

  3. その3

    名産品の宇治茶を味わえる店は、平等院や宇治上神社の周辺に多数ある。

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