佛光寺
通り名の由来となった親鸞聖人ゆかりの古刹
「仏光寺通」の名の由来となった古刹
地下鉄烏丸線四条駅から仏光寺通を東へ徒歩2分。高い格式を示す5本の筋が入った築地塀に沿って南下しよう。境内東側には、玄関門、勅使門、大師堂門、阿弥陀堂門の4つの門が並び建ち、北から3つ目の「大師堂門」が正門(山門)となっている。佛光寺は、1212年(建暦2)、親鸞聖人が京都東部の山科に草庵を結んだことに起源をもつ。それから100余年後に東山七条へ移転するが、1586年(天正14)、豊臣秀吉の方広寺大仏殿建立にともない代替地として寄進された現在地に移転。これを機に境内北側の通りが「仏光寺通」と名づけられたという。
阿弥陀堂と大師堂で参拝
まずは境内南側、本尊・阿弥陀如来をはじめ、親鸞聖人が崇敬した聖徳太子の像などを安置する本堂・阿弥陀堂へ。靴を脱いでお堂に上り、本尊に手を合わせたら、内陣欄間を見上げてみよう。日本一の彫刻の町として名高い富山の井波彫刻の名工・岩倉理八氏による儒教の二十四孝図を表す彫刻が圧巻。ちなみに、以前の阿弥陀堂には江戸時代初期に活躍した伝説の宮大工・左甚五郎による彫刻が施されていたという。阿弥陀堂の隣に建つ大師堂には、佛光寺を開いた親鸞聖人と、京都を拠点として真宗の教えを西日本一帯に広めた中興の祖・了源上人を安置する。参拝者が立ち入れる範囲だけでも畳120帖! 極楽浄土が目の前に出現したかのごとく、まばゆいほどの金箔が張りめぐらされている。お堂前のしだれ桜の木は、天皇家お手植えのもの。花が咲き誇る春の訪れも待ち遠しい。
ほかにもある、境内の見どころ
佛光寺の南、高辻通沿いの壁に掲げられた、月替わりの「八行標語」にも注目。宗教の枠を越えて共感できると話題になり、これまでの八行標語をまとめた本も出版されたほどだ。宗務所で授かる「法語印」は、ほのぼのとしたイラストと心に響く言葉が添えられており、人気を呼んでいる。境内には「ロングライフデザイン」をテーマに地域の暮らしや観光をデザインする「D&DEPARTMENT」の京都店も。ランチやカフェタイム、ショッピングを楽しんでいると、いつしかお寺の存在がより身近に感じられる。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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