岡崎周辺

AROUND OKAZAKI

明治期の発展の要となった、京都随一の文化ゾーン

明治以降、京都の発展の礎にもなった岡崎周辺エリア。シンボルにもなっている朱色の大鳥居は、平安京遷都1100年を記念して1895年(明治28)に創建された平安神宮のもの。その周辺には、京都市京セラ美術館をはじめとする美術館や劇場が点在する。休日には親子連れを中心に老若男女で賑わう京都市動物園も、1903年(明治36)の開園だ。蹴上インクラインや南禅寺の水路閣など、明治維新の後、衰退する京都の復興を賭けた一大事業・琵琶湖疏水ゆかりの遺跡も多く残る。現在では、フォトスポットとして賑わい、春には桜に包まれる蹴上インクラインを、秋には紅葉との共演が美しい水路閣を求めて多くの人が足を運ぶ。毎年春と秋に運航される、びわ湖疏水船は人気のアトラクション。乗船するには予約が必要なので、お出かけの際は手続きをお忘れなく。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    平安神宮
    壮麗な社殿と向き合い、悠久の時を超えた平安京を今に見る
    白い玉砂利と碧瓦を冠した朱塗りの社殿が、王朝の雅を今に伝える平安神宮。平安京を開いた第50代・桓武天皇と、京都で最後の天皇となった第121代・孝明天皇、2人の天皇を祀る明治時代創建の社だ。
    平安神宮の入り口となる応天門
  • spot 02
    平安神宮神苑
    文豪の小説にも綴られた国の名勝庭園を巡る
    明治時代の造園家・7代目小川治兵衛が作庭した神苑は、春の桜をはじめ四季折々の花が咲き継ぐ池泉回遊式庭園。南神苑、西神苑、中神苑、東神苑の4つの庭が社殿を取り囲むように広がり、面積は約3万3000平方メートルを誇る。『源氏物語』や『伊勢物語』など古典文学に登場する草木約180種を植栽する南神苑は、川端康成『古都』や谷崎潤一郎『細雪』にも描かれた八重紅しだれ桜の名所。日本最古の電車も屋外保存されている。つづく西神苑は、白虎池のほとりを彩る花菖蒲で名高い。杜若や睡蓮が美しい中神苑は、豊臣秀吉の造営による三条大橋と五条大橋の橋脚をリサイクルした飛び石「臥龍橋(がりょうきょう)」も見どころ。春には紅しだれ桜の薄紅色に染まる東神苑は、栖鳳池に架かる泰平閣(橋殿)からの優美な眺めも必見。苑内の池の水は琵琶湖疏水から引き入れており、失われつつある琵琶湖の生態系が見られることから「ミニ琵琶湖」の異名をもつ。
    東神苑の栖鳳池を縁どるしだれ桜
  • spot 03
    京都市京セラ美術館
    モダンな建築を舞台に、アートを知り尽くそう
    文化発信地・岡崎エリアで、長きにわたり愛され続ける美術館。展示はもちろん、建築様式そのものも楽しめるスポットだ。オープンから約90年、京都の人々により大切に守られてきたその人気の秘密を探しに出かけよう。
    堂々たる趣の本館正面
  • spot 04
    京都国立近代美術館
    芸術をより身近に感じられる! 近現代のアートを展示
    文化とアートの街・岡崎。個性豊かな博物館や美術館が立ち並ぶなか、近代から現代につながるアートに特化した展示を行う施設が京都国立近代美物館だ。白を基調としたシンプルな空間で芸術の世界を堪能しよう。
    高い天井のロビー
  • spot 05
    京都伝統産業ミュージアム
    74品目ある京都の伝統産業品が一堂に! 実際に触れて体験できるミュージアム
    京都の誇る伝統産業品が集結する、京都伝統産業ミュージアム。製品そのものはもちろん、作業工程を示したパネルや体験コーナーもそろう充実のスポットだ。大人も子どもも遊びながら学べる施設にぜひ足を運んでみよう。
    「京くみひも」の道具と種類を展示
  • spot 06
    京都伝統産業ミュージアムショップ
    日常使いできる「職人の技」で、いつでもどこでも京都の風情を
    京都市が指定する74もの伝統産業品を紹介する「京都伝統産業ミュージアム」併設のミュージアムショップ。店内にはミュージアムスペースで学べる職人の技術を生かした商品がずらりと並ぶので、それぞれの価値をたっぷりと理解したうえで購入できるのがうれしいところ。取扱う商品はお茶道具からアクセサリー、キッチンツールまで非常に幅広く、たとえばお箸には竹工芸、茶こしには金属工芸など、どの商品にどういった技術が使われているのかと思いを巡らせながら選ぶのも楽しい。日常使いしやすい商品も多く、ご自宅や外出先で手にするたびに、さりげなく京都の気配を感じられる逸品がそろう。いつもとは少し違う、一歩奥深い京都土産を探す人にもぴったりのスポットだ。
    京都伝統産業ミュージアムの横に併設されたミュージアムショップ
  • spot 07
    ロームシアター京都
    オペラから伝統芸能まで、劇場文化を伝え広げるシアター
    文化施設が集まる岡崎。近年エリア内の文化施設は続々とリニューアルされ、生まれ変わった姿で人々を楽しませてくれている。京都市動物園に続くリニューアルラッシュの先駆け的存在であったのがロームシアター京都だ。
    五花街の芸舞妓による日本舞踊公演が行われたこともある
  • spot 08
    細見美術館
    琳派作品が充実! こだわりがぎゅっと詰まった個性派ミュージアム
    京都随一のアートな街・岡崎。多くの美術館やギャラリーが点在するこの街で、ひときわこだわりを感じるスポットが細見美術館だ。建物の構造自体もユニークな美術館でアートな世界を旅してみよう。
    独特な屋根の形にも注目
  • spot 09
    京都市動物園
    日本で2番目にオープン! 心なごむノスタルジックな動物園
    文化ゾーン・岡崎に位置する京都市動物園は、定番から京都ならではの生き物までを身近に観察できると評判。動物たちの生態に合わせて7つに分かれるエリアをぐるりと巡りながら、東山の景色も楽しもう。
    「アフリカの草原」で出合えるミーアキャット
  • spot 10
    無鄰菴
    山縣有朋が愛した、奥行きのある美しき名勝庭園
    明治から大正時代にかけて活躍した政治家・山縣有朋(やまがたありとも)。無鄰菴は、山縣が造営した別荘だ。雨の日の風景がいちばん美しいと評判の無鄰菴で、山縣が見た景色を眺めてみよう。
    母屋から眺めるお庭。山縣有朋が縁側に腰かけて見ていた風景
  • spot 11
    南禅寺
    「京都五山」の別格と評された、京都・岡崎の格式高い寺院
    岡崎エリアの大寺院・南禅寺。大きな三門が目印の禅寺で、境内には多くの塔頭寺院が立ち並ぶ。今からおよそ710年前に建てられた格式の高いお寺に足を運び、禅の教えに心を寄せてみよう。
    法要などが行われる南禅寺の中心的なお堂・法堂
  • spot 12
    金地院
    徳川将軍家ともゆかりが深い、小堀遠州のお庭を望める寺院
    南禅寺(なんぜんじ)の塔頭寺院である金地院。応永年間(1394-1428年)、室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)が北山に創建したことが始まり。その後、禅僧・金地院崇伝(こんちいんすうでん)によって、現在の場所に移された。伏見城からの移築と伝わる方丈の前には、枯山水庭園が広がる。鶴亀の庭と呼ばれる小堀遠州(こぼりえんしゅう)作のお庭で、江戸時代初期の代表的な枯山水庭園として、特別名勝に選ばれている。お堂に座ってゆっくりと眺めることができるので、心ゆくまで観賞して。また、境内奥には東照宮がたたずむ。1628年(寛永5)造営の権現造(ごんげんづくり)様式のお堂で、家康の遺髪と念持仏が安置されている。さらに、明智光秀が母の菩提を弔うため大徳寺に建てた門を移築した、明智門もお見逃しなく。
    向かって右側が鶴島、左側が亀島になっている
  • spot 13
    蹴上インクライン
    先人達の知恵の結晶! 京都の復興を賭けた一大事業
    明治維新のあと、衰退する京都の街の復興をかけた一大事業・琵琶湖疏水。その船運事業の要となったのが、インクラインである。先人たちの活躍に思いを馳せながら、琵琶湖疏水の史跡巡りを楽しもう。
    ゆるやかな傾斜のインクライン跡
  • spot 14
    琵琶湖疏水記念館
    琵琶湖疏水の秘密に迫る! 成り立ちから構造までを学べる博物館
    琵琶湖疏水って一体誰が何のために作ったの? そんな疑問を解決してくれるスポットが琵琶湖疏水記念館だ。琵琶湖疏水事業に関わった人たちの思いから技術力まで、体験しながらたっぷりと学ぼう。
    展示室へと誘うエントランス。水の揺らめきをイメージした光の演出
  • spot 15
    東天王 岡﨑神社
    「狛うさぎ」がお出迎え! 安産や縁結びのご利益で親しまれる神社
    岡崎エリアで人気の岡崎神社。神様のお使いであるウサギが、境内のいたるところでお出迎えしてくれる。子授けや安産、縁結びのご利益で親しまれ、お宮参りで訪れる人も多い。ウサギに願いを託してお参りをしよう。
    人気の「うさぎおみくじ」。お腹におみくじが入っている
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旅のヒント

  1. その1

    平安神宮や美術館へ足を運ぶなら、地下鉄東西線・東山駅が便利。蹴上インクラインや南禅寺へはひと駅隣の蹴上駅を活用しよう。

  2. その2

    このエリアの宿に泊まるなら、早朝の平安神宮や南禅寺に足を運んでみて。凜と張り詰めた空気のなか、ゆっくりとお参りができる。

  3. その3

    美術館の中に併設するカフェは、チケットを持っていなくても入れるところが多いので、ランチ使いするのもおすすめ。

  4. その4

    琵琶湖疏水沿いは桜の名所。美術館巡りをしながら花見も楽しめる。

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