南禅寺

寺院

「京都五山」の別格と評された、京都・岡崎の格式高い寺院

岡崎エリアの大寺院・南禅寺。大きな三門が目印の禅寺で、境内には多くの塔頭寺院が立ち並ぶ。今からおよそ710年前に建てられた格式の高いお寺に足を運び、禅の教えに心を寄せてみよう。

法要などが行われる南禅寺の中心的なお堂・法堂 法要などが行われる南禅寺の中心的なお堂・法堂

南禅寺までは風情ある道が続く

南禅寺は地下鉄東西線の蹴上駅が便利。1番出口から少し歩くと、「ねじりまんぽ」と呼ばれる赤レンガのトンネルが見えてくる。蹴上インクラインの下を通過するためのトンネルで、らせん状にレンガが積まれている姿が印象的だ。南禅寺へはこのねじりまんぽを通って向かうのが近道。ねじりまんぽを通り抜け、道なりに進んでいくと、塔頭である金地院、南陽院が静かに並び立つ。さらにまっすぐに進んだ先が南禅寺だ。

広々とした境内を描いた案内板 広々とした境内を描いた案内板

武家を中心に信仰された

南禅寺の正式寺名は、太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)。臨済宗南禅寺派の大本山で、1264年(文永元)に亀山天皇が母である大宮院のために造った離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)が前身。のちに、禅僧・無関普門(むかんふもん)を開山として禅寺に改められた。1292年(正応5)になると、本格的な伽藍の整備が行われ、約15年の歳月を経て、壮大な伽藍が完成した。また、1334年(建武元)には、京都にある臨済宗の五大寺に定められた格付「京都五山」の第一位となり、その後、室町幕府3代将軍・足利義満によって「五山の別格上位」とされ、隆盛した。こうした武家とのつながりが深いことから、「南禅寺の武家面」と称されたとも。

国宝である方丈。大方丈と小方丈からなり、大方丈は御所の建物が移築されたもの 国宝である方丈。大方丈と小方丈からなり、大方丈は御所の建物が移築されたもの

御所とゆかりの深い建物も

境内は、勅使門から三門、法堂、方丈が一列に並ぶ伽藍配置だ。勅使門は、御所にあった「日の御門」を1641年(寛永18)、明正天皇によって移されたもの。古くは天皇や勅使の訪問の際に限って開かれる門であった。現在では、南禅寺の住職のみ通ることができる。

勅使門はふだんは閉じられている 勅使門はふだんは閉じられている

また、大きな三門は1641年(寛永18)、藤堂高虎(とうどうたかとら)によって再建された。この三門は、京都では珍しく通年上がることができ、門の上からは京都の街を一望できる。三門は歌舞伎の演目でも描かれており、『楼門五三桐(さんもんごさんのきり)』のなかでは、かの有名な大泥棒・石川五右衛門が「絶景かな! 絶景かな!」と見得を切る場面が有名だ。

藤堂高虎が、大坂夏の陣で戦死した家臣を弔うために建てたと伝わる 藤堂高虎が、大坂夏の陣で戦死した家臣を弔うために建てたと伝わる

赤レンガの水路閣にも注目

南禅寺の境内には、赤レンガの印象的な水路閣がある。こちらは琵琶湖疏水が流れる水路橋であり、田邉朔郎(たなべさくろう)によって設計・デザインされたもの。琵琶湖の水を滋賀から京都へ引く、明治時代の一大事業を成功させるために欠かせなかった橋だが、歴史あるお寺の境内を通過させることになるため、景観に配慮して議論を重ねた結果、現在の美しいアーチ型のデザインとなった。1888年(明治21)に完成し、全長93.2m、高さ14mに及ぶ。現在では、南禅寺の風景に溶け込むようにたたずみ、どこか懐かしいレトロモダンな建築が多くの人の心をひきつけて止まない。特に紅葉の時期は、紅葉と水路閣の共演をひと目見ようと、多くの参拝者で賑わう。

ノスタルジックな写真が撮れると人気 ノスタルジックな写真が撮れると人気

スポット詳細

住所
京都府京都市左京区南禅寺福地町86
電話番号
0757710365
時間
[12/1-2/28]8:40-16:30
[3/1-11/30]8:40-17:00
※拝観受付は終了20分前まで
休業日
12/28-12/31は一般拝観不可
料金
【拝観志納金】
[方丈庭園]一般600円、高校生500円、小中学生400円
[三門]一般600円、高校生500円、小中学生400円
[南禅院]一般400円、高校生350円、小中学生250円
駐車場
あり(12台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、銀聯)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、楽天Edy)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可(境内地全域)
英語メニュー
あり
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 広い庭園です。
    5.0 投稿日:2022.06.03
    5月の土曜日、40年ぶりの参詣でした。修学旅行生も戻っており、かなりの人で賑わっていました。南禅寺の門は、いわゆる日本三大門に数えられますが、この季節は石段下から写真を撮ると新緑も美しいです。銀閣寺から哲学の道を30分程度歩き到着しましたが、良い散策でした。急階段を三門に上ると、風が吹き抜ける絶景が目の前に!
  • すばらしい庭園
    4.0 投稿日:2022.06.02
    言わずと知れた京都を代表する観光寺院の一つ。庭園を見せていただいたが、白砂を敷いた空間の使い方がうまくて、つくづく京都に来たなと感じさせられた。新緑も非常に美しかった。
  • 三門からの絶景を楽しみました
    5.0 投稿日:2022.05.25
    京都を代表するお寺の一つ、南禅寺。たくさんのお堂が建ち並ぶ大きなお寺です。その中でも有名な「三門」に登ってみました。 南禅寺の三門は高さ約22メートルあり、日本最大級の高さを誇る門です。知恩院、久遠寺とともに「日本三大門」、知恩院、仁和寺とともに「京都三大門」に数えられる日本を代表する名門です。 三門に登るには別に料金がかかります。急な階段を上って上がると、一周できました。境内に建ち並ぶお堂...

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