琵琶湖疏水記念館

資料/郷土/展示/文学館

琵琶湖疏水の秘密に迫る! 成り立ちから構造までを学べる博物館

琵琶湖疏水って一体誰が何のために作ったの? そんな疑問を解決してくれるスポットが琵琶湖疏水記念館だ。琵琶湖疏水事業に関わった人たちの思いから技術力まで、体験しながらたっぷりと学ぼう。

展示室へと誘うエントランス。水の揺らめきをイメージした光の演出 展示室へと誘うエントランス。水の揺らめきをイメージした光の演出

琵琶湖疏水100周年を記念してオープン

琵琶湖疏水記念館の最寄り駅である地下鉄東西線蹴上(けあげ)駅周辺は、お寺や史跡に囲まれた落ち着いた風情があるエリア。蹴上駅から琶湖疏水記念館へは徒歩7分ほどだが、途中にはインクラインやねじりまんぽをはじめとする琵琶湖疏水関連の史跡も多く点在し、駅からの道のりがすでに展示の一部のようだ。琵琶湖疏水記念館が開館したのは1989年(平成元)のこと。京都市によって、琵琶湖疏水竣工100周年を記念して造られた。その目的は、京都に命の水をもたらす琵琶湖疏水の意義を多くの人に発信するとともに、先人たちの偉業を伝えていきたいとの思いによるもの。2019年(平成31)には、開館30周年を記念して大幅にリニューアルされた。

3階建ての施設で、地下1階および1階が展示室になっている 3階建ての施設で、地下1階および1階が展示室になっている

京都の街の再生をかけた琵琶湖疏水事業

琵琶湖疏水事業は明治維新後、天皇が東京に行ったことから急速に衰退していく京都を再び盛り上げるべく始まった、京都の街の再生事業である。1881年(明治14)、第3代・京都府知事の北垣国道は、滋賀県の琵琶湖の水を京都に引くことで、水力を生かした新しい事業や物資の運搬そのものなど多方面に活用し、京都の復興につなげようと考えた。それを支えたのが、工事担当者として迎えられた工部大学校(現在の東京大学工学部の前身のひとつ)を卒業したばかりの田邉朔郎だった。1885年(明治18)、当時最先端の技術で工事は開始され、時に過酷を極めながらも5年後の1890年(明治23)には第1疏水が完成。これは、すべての工程を日本人だけの手で創り上げた記念すべき最初の大土木工事となった。

琵琶湖疏水の成り立ちを伝える第1展示室。関連人物の相関図もおもしろい 琵琶湖疏水の成り立ちを伝える第1展示室。関連人物の相関図もおもしろい

展示は時代ごとにテーマが異なる

琵琶湖疏水記念館では、そうした先人たちの技術と苦悩、そして琵琶湖疏水にかける強い思いを存分に知ることができる。展示室は大きく分けて3つあり、第1展示室では明治時代、どのようにして琵琶湖疏水事業が計画されたのかについて紹介している。続く第2展示室では、大正・昭和時代にスポットを当てて展示。琵琶湖疏水が完成したあと、京都の人々がどのようにして街を復興させたのかを学ぶことができる。

第2展示室には、実際に触れて体験できるブースも多い 第2展示室には、実際に触れて体験できるブースも多い

ハンドルを回すと少しずつ京都の街に明かりが灯っていく ハンドルを回すと少しずつ京都の街に明かりが灯っていく

第3展示室のテーマは「-今そして未来へ-」。時代とともに変化する琵琶湖疏水の役割を改めて考えられる展示になっている。

第3展示室にあるインクラインのジオラマ。ボタンを押すと台車が動き出す 第3展示室にあるインクラインのジオラマ。ボタンを押すと台車が動き出す

琵琶湖疏水散策のスタート地におすすめ

ほかにもガイダンスシアターでは、琵琶湖疏水建設に関わった人たちの思いやその歴史を映像で見ることができたり、2階にはレゴで再現された琵琶湖疏水関連施設のかわいらしい展示があったりと、見どころはたくさん。屋外に出れば、岡崎疏水が広がる景色や勢いの良い疏水噴水を楽しめる。琵琶湖疏水記念館で疏水について学んだあとに周辺を散策すれば、インクラインも南禅寺の水路閣もいつもと少し違って見えるはず。毎年春と秋にはびわ湖疏水船が運航するので、先人たちに思いを馳せながら疏水船の旅を楽しんでみるのもおすすめだ。

地下1階の屋外から見える景色 地下1階の屋外から見える景色

スポット詳細

住所
京都府京都市左京区南禅寺草川町17
電話番号
0757522530
時間
9:00-17:00(入館は16:30まで)
休業日
月(祝の場合は翌平日)、年末年始(12/29-1/3)
料金
[入館料]無料
駐車場
なし
※身障者用駐車スペースはあり
※近くに有料の京都市国際交流会館駐車場あり
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay、LINE Pay)
Wi-Fi
あり(Kyoto wi-fi)
コンセント口
なし
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 京都の、岡崎にあるのに「琵琶湖・・・」??なんで?
    2.0 投稿日:2021.02.28
    建物の名称が気に入らないのでせいぜいこの程度の評価が精一杯です。京都の岡崎にあるのに、京都に入って来たら琵琶湖疎水は当然、京都疎水ですよ、この記念館も当然京都疎水記念館とすべきもの、知らない人だと琵琶湖疎水記念館なんて名称だと滋賀県へ見学に行きそう・・・どこまでも琵琶湖じゃないですねぇ。入館料は無料、毎月曜日休館日、午前9時から午後5時までですが、入館締め切りは午後4時30分迄です。疎水の歴史とか...
  • 遷都で衰退した京都を復興させるために疎水を建設したそうです(^^)/~~~
    5.0 投稿日:2019.12.30
    偉大な先人達は、明治維新後、遷都により衰退した京都を復興させるために、琵琶湖から水を引き、その力で産業振興を図る「琵琶湖疏水」の建設を計画しました。この過程を解りやすく説明してくれるのが、「琵琶湖疎水記念館」です。決して堅苦しくなく説明しています。京都の住人である私自身も感動しました。西郷隆盛の長男である第2代京都市長西郷菊次郎が貢献していたことに驚きました。先人の苦労が手に取るように理解できま...
  • 疎水の歴史がわかりやすい
    5.0 投稿日:2019.06.30
    噴水の横にある琵琶湖疎水の歴史や仕組みに関する記念館です。無料なのであまり期待していませんでしたが、明治時代に難工事の末に完成したこの疎水の歴史がパネルやジオラマ、ビデオでわかりやすく説明されていて

TripAdvisorクチコミ評価

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