北海道
稚内
WAKKANAI
最北の地の厳しくも豊かな自然がもたらした壮大な風景を楽しめるエリア
日本の最果てにあたる稚内エリア。ここで楽しめるのは、何といっても悠久の自然の営みがつくり上げた壮大な風景だ。最北端の宗谷岬から国境の海を眺め、氷河期時代につくられたゆるやかな宗谷丘陵でホタテの貝殻を敷き詰めた「白い道」を歩く。稚内から南へと足を延ばせば、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されているサロベツ湿原や、日本最北のカルスト地形が広がる中頓別鍾乳洞も散策できる。稚内は、日本の北の玄関口として発展してきた町。厳しい冬と戦ってきたことがわかる史跡や、平和を祈念した数々の碑も合わせて見学しよう。温泉も湧き、海の幸も楽しめる。
エリアの見どころ
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ほろのべトナカイ観光牧場
- サンタクロースの相棒「トナカイ」に会いに行こう!
- 幌延町はトナカイの産地。そんな幌延町にある「ほろのべトナカイ観光牧場」は、本物のトナカイと触れ合える貴重なスポットだ。冬場開催の「トナカイホワイトフェスタ」は地元でも人気のイベント。
- スポットの詳細
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ほろのべトナカイ観光牧場
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宗谷岬平和公園
- 花咲く丘の上の公園で世界平和への祈りを捧げる
- 国境の海に面した宗谷岬は、国際的な緊張の最前線にさらされてきた。岬から丘を登ったところにある「宗谷岬平和公園」には、世界平和を祈念する数々のモニュメントが建立されてきた。ひときわ目立つのが1983年(昭和58)に、サハリン西海域で起きた大韓航空機撃墜事件の犠牲者の慰霊と、世界の恒久平和を願った「祈りの塔」。ほかにも、第二次世界大戦終戦間近の1945年(昭和20)7月に、アメリカ軍の魚雷攻撃を受けた樺太との連絡船「宗谷丸」を守るため、身代わりとなり爆沈した第112号海防艦の乗組員の霊を慰める「戦没者慰霊碑」などがある。稚内市は平和都市宣言をしている。宗谷岬平和公園は、宗谷丘陵から続く「白い道」のフットパスのスタート地点でもある。
- スポットの詳細
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宗谷岬平和公園
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わっかりうむ ノシャップ寒流水族館
- 海の動物と間近に触れ合え、飼育員の愛がいっぱいの水族館
- 日本最北の水族館「ノシャップ寒流水族館」は、小さいながらもエサやりショーや幻の魚「イトウ」の飼育展示など、見どころいっぱいだ。「水族館愛」にあふれる飼育員手作りの説明書きをじっくり読みながら見学しよう。
- スポットの詳細
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わっかりうむ ノシャップ寒流水族館
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稚内港北防波堤ドーム
- 北の果てにある、古代ローマ・ギリシアの遺跡のような美しい建造物
- 稚内から樺太(サハリン)までの定期航路があった頃。高波から船の利用者を守るため、5年の月日をかけて建てられたのが「稚内港北防波堤ドーム」だ。役目を終えた今も、稚内のシンボルとして大切に保存されている。
- スポットの詳細
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稚内港北防波堤ドーム
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豊富温泉ふれあいセンター
- 全国でも希有な油分を含む泉質が人気の日帰り入浴施設
- 日本最北の温泉郷のひとつである豊富(とよとみ)温泉。黄褐色で油分を含んだその泉質は、全国的にもとても珍しいとされる。日帰り温泉入浴施設「豊富温泉ふれあいセンター」には、肌トラブルを抱える湯治客や観光客が数多く訪れている。
- スポットの詳細
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豊富温泉ふれあいセンター
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工房レティエ
- 自家牧場の自然農法で生産した生乳使用。無添加にこだわるチーズ工房
- 道北地方、豊富(とよとみ)町にある「工房レティエ」は、自家牧場の生乳を使った無添加のチーズを製造販売する工房だ。店の近くにある自家牧場では、輸入飼料やホルモン剤などをいっさい使わず、おもに牧草を与えている放牧牛から上質な生乳を生産。その新鮮な生乳を低温殺菌し、塩のみを加えて工房内で熟成させている。半年以上長期熟成させたハードタイプの「エベコロ」、白カビのウォッシュタイプ「リィシリ」、フレッシュタイプで牛乳の味がダイレクトに味わえる「モッツァレラ」など6種類のチーズを製造。生乳から各種加工製品まで、一貫して質と鮮度にこだわっており、道外からやってくるファンも多い。もし味比べをしたいなら、小さめにカットされたものを数種類購入するのがおすすめだ。チーズのほかにも、チーズ作りの過程で出る生クリームと、平飼い有精卵の卵黄、道内産のビートグラニュー糖のみを使用したジェラートやアイスクリームを製造。工房内のカフェでは、チーズをたっぷり使った「3種のチーズピザ」1000円や、ジェラート(シングル380円、ダブル430円、トリプル480円)を味わうことができる。チーズの購入だけでなく、こちらもぜひ試してみて。
- スポットの詳細
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工房レティエ
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稚内市北方記念館・開基百年記念塔
- 稚内周辺の自然と歴史、樺太(からふと)の史実を学び、絶景も楽しめる
- 稚内公園にある「稚内市北方記念館・開基百年記念塔」。宗谷海峡を一望できる開基百年記念塔と、その基部に稚内市北方記念館がある。ここには稚内や樺太の自然、歴史にまつわる資料が数多く展示されている。
- スポットの詳細
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稚内市北方記念館・開基百年記念塔
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車屋源氏
- 稚内の名物グルメ・タコしゃぶを提供する郷土料理店
- 日本最北の町、稚内ではさまざまな海産物が水揚げされるが、なかでもミズダコは日本一の水揚げ高を誇る。かつてミズダコの食べ方は刺身が主流だったが、そのおいしさを別の食べ方でアピールしようと、稚内の経済界を引っ張る人たちが立ち上がり、1988年(昭和63)に「タコしゃぶ」が考案された。このときの考案者の1人が、稚内市内の繁華街に店を構える郷土料理店「車屋源氏(くるまやげんじ)」の2代目店主だ。タコしゃぶは、生きたままのミズダコの足を繊維に沿って薄くスライスし、野菜とともにしゃぶしゃぶのように湯通しして食べる料理。やわらかさがありながらも弾力のある食感が絶妙だ。タコしゃぶに使われる野菜やタレは、提供する店舗により異なるのだが、車屋源氏では中華風のタレを使用。タコと野菜を堪能したら、シメは中華麺を鍋に入れ、つけ麺のようにして味わおう。今では稚内の名物グルメとして有名になったタコしゃぶ。現在、車屋源氏の店主は3代目が引き継いでいる。タコしゃぶ以外にも、地元産の海産物や肉を生かした郷土料理を提供しているので、そちらもぜひ味わってみたい。
- スポットの詳細
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車屋源氏
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樺太食堂
- 漁師が店主を務める食堂。「生ウニ三色丼」は必食!
- 宗谷海峡に面した稚内市では、一年を通じてさまざまな海産物が水揚げされる。そのなかでもはずせない、代表的な味覚がウニだろう。ウニの漁期は稚内エリアの観光繁忙期と重なる4~9月。市内に地元産のウニを提供する飲食店が多いのもうなずける。なかでも注目したいのが、ノシャップ岬の近くにある「樺太食堂」。ウニをメインとした観光客に絶大な人気を誇る海鮮丼専門店で、店主自身が漁師。昭和後期に店をオープンさせ、ウニ漁の時期にあわせて毎年4月下旬から9月末(もしくは10月上旬)まで、季節限定で営業を続けている。目利きはプロ中のプロなので、提供するウニの質、味は間違いない。人気になったきっかけは旅人の口コミだった。稚内はバイカーや自転車で道内を巡る旅人が多く立ち寄る場所で、彼らの間で同店が評判になったのだという。そして今では国内外から観光客が絶えず来店するほどになった。人気メニューは、稚内市内で採れた生ウニに加え、生のホタテ、自家製の漬けダレに漬けたホタテ、ズワイカニを盛った「生ウニ三色丼」。甘みのあるウニに稚内の新鮮なネタが載って絶品。地元の旬の味、ぜひ堪能しよう。
- スポットの詳細
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樺太食堂
人気スポット
旅のヒント
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その1
稚内空港へは羽田空港と新千歳空港から、通年で直行便が出ている。
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その2
日本最北端の駅・JR稚内駅を起点に旅するなら、札幌から旭川経由の特急「宗谷」、または旭川から特急「サロベツ」を利用しよう。
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その3
最高気温が22-28℃と過ごしやすい夏が観光のトップシーズン。日が落ちると夏場であっても寒さを感じる場合も。夜間の外出には、羽織るものを持参しよう。近年は温暖化の影響で、本州とあまり変わらない気温となる日も増えている。
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その4
観光スポット同士が離れているので、車やバイク、レンタサイクルでの移動が便利。夏場には名所をまわる定期観光バスが、JR稚内駅前バスターミナルから運行している。空きがあれば当日でも乗れるが、基本は予約制だ。
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その5
中頓別鍾乳洞へは、稚内市街地から車で片道約2時間とやや距離がある。サロベツ湿原、ほろのべトナカイ観光牧場を経由しながら巡ると効率良く観光できる。
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