北海道

函館

HAKODATE

海と山と異国情緒の街・函館はテーマを決めての散策がオススメ

日本初の国際貿易港として発展してきた函館には、見どころがいっぱいだ。函館旅行は、テーマを決めて訪れることをオススメしたい。異国情緒あふれる街並みを楽しむなら、ベイエリアと元町付近を中心に。幕末の史跡を巡るなら五稜郭周辺はマストで、さらに函館から足を延ばし、江差や松前など箱館戦争の舞台を巡るとより楽しめる。数々の小説や映画の舞台になってきた函館がお目当てなら、函館市文学館など貴重な資料の並ぶ場所も見学しよう。観光の合間には、函館でしか食べられない「ラッキーピエロ」や「ハセガワストア」といったご当地グルメも忘れずに堪能したい。函館には温泉宿も多く「函館朝食戦争勃発」と話題になるほど、宿泊施設がサービスを競い合っている。観光も滞在もとにかく楽しい函館だが、あらゆる場所に歴史の息づかいが残る。函館という街の成り立ちなどを知ってから訪れると、何十倍も楽しめるだろう。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    函館山
    豊かな自然と世界に知られる美しい夜景、そして軍事要塞が眠る函館山
    夜景の名所として知られる函館山。2011年(平成23)には「函館山からの眺望」が『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』の3つ星に選ばれた。近年は軍事要塞の遺構を観賞できるスポットとしても人気になっている。
    函館山の南に広がる千畳敷付近から、大きなアンテナが目印の山頂を望む
  • spot 02
    函館山ロープウェイ
    函館山の山頂まで、絶景の空中散歩が楽しめる
    函館山ロープウェイは、山頂まで約3分で連れて行ってくれる125人乗りの大型ロープウェイだ。1958年(昭和33)にオープン。現在のゴンドラは5代目で、2014年(平成26)に登場した。自然環境を考え支柱を建てない構造で、見える景色も大迫力。大きく採られた窓からは、海側なら市街地がどんどん小さくなっていく様子を、山側なら迫りくる深い緑をそれぞれ楽しめる。山頂には、展望台のほかレストランやティーラウンジがある。100万ドルの夜景を眺めながらワインを傾けるなんて特別な過ごし方も、ここならできる。両側を海に挟まれた市街地の様子を見られる「屋上展望台」がいちばん人気だが、ロープウェイを降りて左手にある「漁火公園」も穴場スポット。混雑時にはこちらを利用しよう。山頂はぐるりと1周できるので、いろいろな景色に出合える。夏から秋にかけてはイカ釣り漁船が海を走る姿も見られることだろう。
    大型ながらスムーズな運行で乗り心地が良い
  • spot 03
    重要文化財旧函館区公会堂
    元町公園のランドマーク。市民も愛するハイカラ洋風建築
    時代に合わせて役割を変えながら、函館を象徴する建物として市民に愛されてきた旧函館区公会堂。2021年(令和3)に大規模修理を終え、昔の姿を鮮やかに取り戻すとともに、新たな魅力を備えて一般公開された。
    青灰色と黄色というモダンな色使いが目をひく。北海道を代表的する洋風建築だ
  • spot 04
    聖ヨハネ教会
    茶色い十字架の屋根が目印。元町にたたずむかわいらしい白亜の教会
    函館ロープウェイからも確認できる茶色い十字架型の屋根が有名な建物は、現在も函館の人々の信仰を支える「聖公会」の教会だ。聖ヨハネ教会は1874年(明治7)から、函館で歴史を刻んできた。
    夜間は教会群一帯がライトアップされて、また違った顔を見せる
  • spot 05
    カトリック元町教会
    高く蒼い天井に誰もが息をのむ。歴史の深みを感じる美しい教会
    カトリック元町教会は、国内で最も古い教会のひとつとして長い歴史を刻んできた。異国情緒あふれる元町を代表するこの教会の内部は、繊細で美しい装飾に満ちている。聖堂に足を踏み入れた瞬間、誰もが感動するはずだ。
    ゴシック様式建築の特徴である、アーチの重なり合った天井が美しい
  • spot 06
    五稜郭公園
    国を愛する人々によって造られた、日本で2つだけの星形要塞
    日本人の精神を失わず、西洋の優れた学問を活用し洋と和を調和させることを「和魂洋才」という。五稜郭は和魂洋才で成り立つ要塞だ。函館市民の憩いの場が生まれた歴史を知ったうえで観光しよう。
    星形城郭は大砲に対抗するために考えられた形。国内では五稜郭と龍岡城(長野県佐久市)の2か所しかない
  • spot 07
    箱館奉行所
    140年の時を超えて、再現された美しい日本建築
    開港を迎えた日本の北の窓口として、また軍事拠点として発展する町に設けられた箱館奉行所。一度は解体されるも、平成になってから技術の粋を集め復元された。現代の名工の手でよみがえった美しい姿を観賞しよう。
    日本伝統の建築技術により精巧に再現された箱館奉行所
  • spot 08
    五稜郭タワー
    五稜郭の星形を眺め、歴史も学べる充実のスポット
    五稜郭タワーは、ただ五稜郭の星形を確認できるだけではない。五稜郭にまつわる歴史を学べ、限定メニューや老舗レストランの味も楽しめる充実のスポットだ。五稜郭公園を訪れるなら合わせて立ち寄ろう。
    五稜郭公園から見上げた「五稜郭タワー」。白い塔は函館のどこからでも確認できる
  • spot 09
    あじたか(函館塩ラーメン)
    ひと口ごとにコクが増す、函館塩ラーメンの神髄を堪能しよう
    「あじたか」は五稜郭タワー近くの、北海道立函館美術館の裏手にある。「父である先代が屋台を始めた頃、函館には塩ラーメンしかなかった」と店主の小関義一さん。あじたかの塩ラーメン(650円)は、チャーシューもメンマもすべてが自家製。透き通った黄金色のスープは、豚のあばら骨とげんこつ(豚丸骨)を、豚の風味が引き立つよう厳選した野菜とともに、弱火で5~6時間煮込んで取る。あっさりとした飲み口のスープは、ひと口ごとにコクが強まるのに塩辛くならず、一滴残らず飲み干せる。立地にちなみ「ピカソラーメン」や「タンタン麺 ゴーギャン」など芸術にまつわるオリジナルメニューも目にとまるが、すべてこの塩ラーメンがベース。しっかりとした土台があるからこそ、味のバリエーションが無限に広がるのだ。「函館の懐かしい、本当の塩ラーメンを食べてほしい」と小関さん。あっさりしながらも深いコクがある、函館塩ラーメンの神髄に出合える店だ。
    肉厚でジューシーながらホロリと崩れるチャーシューには「これだけ買って帰る」というファンもいる
  • spot 10
    元町公園
    景色と一緒に数々の史跡を眺め、函館に詳しくなろう
    函館山の麓にある元町公園は、観光の合間にのんびり過ごすのにはピッタリの場所だ。またこの公園は、かつて道南行政の中心地として栄えた場所であり、それにまつわる史跡が数多く残っている。
    函館山を背に建つ洋館は旧函館区公会堂。元町散策ではずせない観光スポットだ
  • spot 11
    金森赤レンガ倉庫
    レトロモダンな倉庫街は、函館観光の大人気スポット
    港に面して並ぶ重厚な赤レンガ造りの倉庫群は、ベイエリアのランドマーク的存在。倉庫内のショップで函館土産を探したり、函館グルメを楽しんだり。潮風を感じながらの散策も楽しい。
    街並みを歩くだけでも絵になる。フォトスポットとしても大人気だ
  • spot 12
    ラッキーピエロベイエリア本店
    全国ご当地バーガー日本一に輝いた絶品「デカウマバーガー」
    地元では「ラッピ」の愛称で親しまれるラッキーピエロは全17店舗あるが(2021年9月現在)、市内に13店、近郊に4店と函館近辺にしか展開していない。この超・地域限定グルメを目当てに、全国から多くの人が函館を訪れる。不動のいちばん人気「チャイニーズチキンバーガー」は、シャキシャキのレタスと、甘辛ダレのからまったジューシーな唐揚げ3個が、ゴマの風味豊かな大きなバンズに挟まっている。さっぱりしたマヨネーズがアクセントとなり、ビッグサイズにもかかわらず、あっという間に完食する人が多数。この唐揚げは創業者の王一郎氏の「おふくろの味」がヒントになっているそう。地産地消にこだわった食材で作られた絶品メニューは、バーガーのほかカレーライスやオムライスなど。設けられたテーマによって、店ごとに内装が異なるのも魅力のひとつ。「ラッピ全店舗制覇」を目標に、函館を訪れる熱烈なファンもいるのだ。
    片手ではとても持ちきれないボリュームでイートインなら418円!
  • spot 13
    ハセガワストアベイエリア店
    買ったらすぐに食べるのが「ハセストのやき弁」の流儀
    「ハセストのやき弁」とは、「ハセガワストアのやきとり弁当」の略。1978年(昭和53)のある夜、酔ったお客さんに「お弁当ないの?」と聞かれ、とっさにおにぎり用の海苔とご飯、そしてやきとりを組み合わせて作ったのが始まりだ。おいしさを探求し続けた結果、函館っ子のソウルフードとなった。秘伝のタレは継ぎ足しで大切にされてきたもの。蓋を開けるとフワッと香ばしく甘い香りが漂う。テイクアウトも可能だが、できたてを食べて欲しいと店内にはイートインスペースがある。やきとりの串は蓋をかぶせたまま、引っ張ってはずそう。こうすると串の方向に肉が集まる反動で、タレがご飯全体に行きわたる。別添の紅ショウガを載せていざ実食。温かなご飯とほんの少ししっとりした海苔、ホカホカのやきとりをまとめて頬張れば口いっぱいにうまみが広がる。道南でやきとりといえば、鶏肉ではなく豚肉が定番。「鶏より豚が安価に手に入りやすかったから」などの諸説が伝わっている。
    タレのつややかな照りが食欲をそそる。定番の「やきとり弁当(小)」は530円
  • spot 14
    函館市旧イギリス領事館
    文明開化のハイカラな函館を楽しみながら、優雅なティータイムを
    元町公園のすぐ近くにある函館市旧イギリス領事館は、白亜の美しい建物が目印。領事館があった当時が再現されているだけでなく、楽しい体験展示や本格的なティールームも人気がある。
    1934年(昭和9)まで領事館として使われ、1979年(昭和54)に函館市の有形文化財に指定
  • spot 15
    函館 ひかりの屋台 大門横丁
    函館の夜は、地元の人も訪れる屋台村「大門横丁」で
    北洋漁業や青函連絡船で賑わった頃の「函館駅前の活気」を取り戻そうと、有志がスタートした大門横丁。独特の風情と各店の味の良さが話題となり、観光客だけでなく地元客もこぞって訪れるグルメスポットとなった。
    日が落ちて暗くなると、一気にムード満点に。日中に店を物色しておくのもアリだ
  • spot 16
    炉ばた大謀
    網元ならではの新鮮な海の幸がカウンターに並ぶ
    大門横丁の人気店「炉ばた 大謀」は、北海道の大謀網(定置網)発祥の地である函館市南茅部(みなみかやべ)地区の網元直営店だ。沖で活〆された真イカは透き通り、食感もよく、かむほどに甘みがジワリ。ここでは真イカ以外にも海の恵みを「これでもか!」というほど堪能できる絶品メニューがそろう。南茅部は日本一の昆布の里。その南茅部産の真昆布を炭で炙った「焼き昆布」(500円)もぜひご賞味を。とれたてのサバをオーナーが造る「自家製〆サバ」(800円)は驚くほどやわらかく甘みも感じられ、〆サバの概念が変わる。ホッケや宗八カレイなどの一夜干しやイカの沖漬けなどの珍味も、すべてオーナーの手作り。浜の味、その時々に「ここでしか味わえない」ということに、こだわりを持っているそう。店内でのお客さん同士の会話や、店長のおすすめ料理で函館の夜が思い出深いものになるに違いない。
    「活〆真イカ刺し」はゴロ(イカの内臓)付きで1皿850円と、かなりお得
  • spot 17
    函館朝市
    出かけるならやっぱり朝。早起きして市場の活気を楽しもう
    函館朝市は、観光客も気楽に利用できる市場だ。艶やかなイクラに大きなホッケ、生け簀いっぱいのイカやカニ……。新鮮な魚介類は見ているだけでも楽しいけれど、せっかくならとっておきのお土産を探してみよう。
    スーパーでは見かけない大きな紅鮭や特大ホッケは、見ているだけでワクワク
  • spot 18
    一花亭 たびじ
    これぞ獲れたて! 醤油をかけたら踊り出すイカの丼
    新鮮なイカは透き通っており「イカの提灯」と呼ばれる褐色の斑点が動くのが見える。「一花亭 たびじ」の「活イカ踊り丼」(2,300円、変動有)は、イカの提灯までバッチリ見えた状態で提供される。丼が運ばれてくると「足に早めに醤油をかけてくださいね」と店員さん。言われたとおりに醤油をかけると、勢いよく足をくねらせて踊り出す。その姿に圧倒されていると、店員さんが現れて「食べやすくカットしますね」と再び声をかけてくれるが、そのままかぶりついてもかまわない。ゲソの吸盤が舌に吸いつくほどに新鮮だ。イカは歯ごたえがあるが、すぐに噛み切れるやわらかさもある。南の海で生まれたイカは、たくさんの栄養を取り入れながら泳ぎまわり、函館に到着する頃には、身が引き締まって最高においしい状態になっている。そのタイミングで水揚げした新鮮なイカと、そこにうまみをプラスする料理人の腕があるからこそ、よりおいしいイカ料理を楽しめるのだ。
    イカ1杯にイクラがたっぷり入った「活イカ踊り丼」は創業以来の人気メニュー
  • spot 19
    HAKOVIVA
    JR函館駅前の「ちょっと便利」な観光スポット!
    HAKOVIVAはJR函館駅前にある複合商業施設。函館名物を楽しめる飲食店や土産物店が集まり、観光客にはもちろん、市民にとっても利便性が高い。開放的なテラス席を設けた屋外広場でちょっとした休憩にも使いやすい。
    函館で人気の偉人・土方歳三にちなんだ「誠」の提灯が目印
  • spot 20
    天使の聖母 トラピスチヌ修道院
    日本初の女子観想修道院で、おごそかな空気に触れよう
    トラピスチヌ修道院は「修道院はすべての人の祈りの家である」という考えのもと、来訪者の祈りの場として小聖堂が設けられている。旅の途中、ゆっくり自分に向き合う時間を過ごしてみては?
    手前が司祭館。中央の丸くなった場所が聖堂。修道院の中心となる場だ
  • spot 21
    トラピスト修道院
    北海道銘菓トラピストクッキーが生まれた、厳格な男子修道院
    トラピスト修道院は、函館市内から車を40分ほど走らせた北斗市内にある。美しい風景と、修道院で作られるクッキーやソフトクリームを目当てに、函館観光に合わせて訪れる人が多い人気スポットだ。
    ポプラ並木の道の先にあるのが、トラピスト修道院だ
  • spot 22
    函館八幡宮
    「函館」の由来となった館に祀られていた八幡さん
    初詣には約7万人の人が訪れる函館八幡宮。室町時代に創建し、明治期には蝦夷地の総社として崇敬を集めた。平成になってからも「延命の桜」が咲くなど、そのご神徳は衰えることがない。
    函館山を背負う荘厳な社殿。秋の紅葉や冬の雪景色も美しい
  • spot 23
    立待岬
    ハマナスの咲き誇る断崖絶壁の岬に、文豪にまつわる史跡が点在
    標高30mという断崖絶壁の上にある立待岬は、津軽海峡を一望できる絶景スポットだ。ハマナスの咲き誇る岬のベンチに腰を下ろし、ゆっくり海を眺めよう。近くには与謝野晶子の歌碑や石川啄木の墓がある。
    晴天時には津軽半島の竜飛岬や、松前半島まで見える
  • spot 24
    北海道第一歩の地碑
    明治期の開拓民は、ここから一歩を踏み出した
    明治維新後、北海道を目指す人々の玄関口となった函館。「北海道第一歩の地碑」がある東浜桟橋には、青森から青函連絡船が到着した。本州からやってきた人が、初めて北海道の地に足を踏み入れた場所がここである。
    開拓のため北海道に渡った先人の足跡をしのび、「明治百年」にあたる1968年(昭和43)に設置された
  • spot 25
    函館市文学館
    数々の作品の舞台となった「函館」を知っておこう
    函館にゆかりのある作家など19名にまつわる収蔵品を展示する「函館市文学館」。作家の愛用品や自筆原稿など、貴重な資料を見学できる。函館を愛してやまなかった石川啄木は1フロアを割いて紹介している。
    函館市文学館の建物は1921年(大正10)に第一銀行函館支店として建てられたもの
  • spot 26
    函館市北方民族資料館
    北方民族の資料とレトロ建築の両方を楽しめる話題のスポット
    北方民族が厳しい大自然と共存するなかで作り出した道具や装具には、緻密な装飾が施されている。ここは展示資料のすばらしさに加え、レトロな資料館の建物も見ごたえ満載。館長のユニークな解説があることでも有名なスポットだ。
    旧日本銀行函館支店を使用。大正・昭和の豪奢な建物も見どころだ
  • spot 27
    外国人墓地
    開港からの函館の歴史を彩った、異国の人々の眠る場所
    いち早く開港した国際都市・函館には、多くの外国人がやってきた。外国人たちのなかには生まれた地には帰ることなく、函館で没した人も数多く存在する。海に面した景勝地に、そんな人々のための墓地がある。
    異国で永遠の眠りについた人の墓碑が見下ろすのは函館湾。今日も船が行き交う
  • spot 28
    函館カール・レイモン工場
    おいしいハム・ソーセージが生まれる秘密を探ろう
    ハム・ソーセージブランドの老舗「函館カール・レイモン」では、工場見学を受け入れている。製造の現場を見られるだけでなく、工場直売所では、お得な価格でハムやソーセージなど人気の商品を購入することも可能だ。
    工場の様子を見学。今まさにここでおいしいソーセージが製造されていると思うとワクワクする
  • spot 29
    元祖活いか釣堀
    釣り上げて歓声!食べて歓声!イカ釣り体験に挑戦
    函館の名産といえば、イカ。とにかく新鮮なイカを食べたいと思ったら、自分で釣るしかない!函館の新鮮な海産物が集まる、観光名所「函館朝市」内には、新鮮な活イカの釣堀があり、釣ったその場で食べられる。
    ピチピチと元気なイカは、釣り上げられたと同時に水を吐き出す
  • spot 30
    函館市熱帯植物園
    南国の花を眺めながら、家族みんなで遊べる植物園
    函館空港からも近い「函館市熱帯植物園」には、南国の珍しい花が集まっている。夏には水遊びができる広場があったり、冬には温泉に浸かるサルを見られたりと、一年を通して楽しめるスポットだ。
    温室の外にも四季それぞれに花が咲くよう花壇を整備している
  • spot 31
    北海道立道南四季の杜公園
    広大な丘に広がる公園で、北の大地を体感しよう
    北海道らしい広大な景色をイメージして函館を訪れると、想像とは違う都会的な雰囲気に驚くだろう。そんなときは足を延ばして「北海道立道南四季の杜公園」へ。函館で、北の大地の雄大さを感じられるスポットだ。
    園内でいちばん高い位置にある「丘の家」から公園を見下ろしたところ。右奥のこんもりとした丘のような場所は函館山だ
  • spot 32
    函館市縄文文化交流センター
    世界遺産になった縄文の出土品と北海道初の国宝を鑑賞しよう
    世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。17遺跡ある構成資産のうち、函館市にあるのは2つ。この2遺跡の出土品を中心に、縄文文化について学ぶことができるのが「函館市縄文文化交流センター」だ。
    国宝の中空土偶。茅部の「茅」と中空の「空」から「カックウ」の愛称がある
  • spot 33
    印度カレー小いけ本店
    函館に「印度カレーの文化」を広めた屈指の名店
    創業者である小池義次郎(よしじろう)さんが、函館に本場の「印度カレー」を広めたいと「小いけ本店」を開いたのが1948年(昭和23)。ただ辛いだけでなく、複雑に重なるスパイシーさが同店のカレーの特徴だ。バターと小麦粉を焦がさないよう長時間かけて炒める「空(から)こがし」の技と、少し固めに炊いたご飯を蒸籠(せいろ)でアツアツに蒸すことでルゥとからみやすくする手法は、3代目の小池亘(わたる)さんが守り続けている。実は、時代にあわせてほんの少しずつアレンジを加えている。それが飽きられずに愛される秘密でもあるのだ。もちろん、新メニュー開発も欠かさない。亘さんは「彩りポテトカレー」1100円を考案した。「じゃがいもは、道内のせたな町で多品種のじゃがいもを生産している農家から仕入れています。じゃがいもって色、味、食感とバラエティ豊か。その魅力にほれ込んでメニューに加えたんです」と亘さん。同農家が生産する約40種類という品種から旬のものを4~5種選び、カラリと揚げてカレーに盛る。じゃがいもの甘さによってルゥのスパイシー感が増し、よりいっそう味に深みが出る。新メニューを味わえば、伝統の味の新しい一面に出合えるはずだ。
    「ビーフカレー」は960円。常連客には「ロースかつカレー」1250円も人気
  • spot 34
    レストランバスク
    美食の街、スペイン・バスク地方の味を函館で堪能しよう
    函館グルメ界のレジェンド・深谷宏治(ふかやこうじ)さんがオーナーシェフを務める「レストランバスク」は、美食で名高いスペイン・バスク地方の料理を提供するレストランだ。来店するほとんどの人が注文するのが「今日 シェフが提唱する渡島(おしま)半島の料理」というコースメニュー。その日、深谷さんがベストと感じた食材で組み立てられたコースだ。ランチでいただく場合、スープは2品から、メインは5品から選ぶことができ4400円。ディナーでは選べる品数がさらに増えて、料金は4950円~。創業当時はスペイン産生ハムなど日本で手に入らない食材が多く、深谷さんご自身で一から作ったという。流通が発達した現在も生ハムは手作り。この生ハムの味が忘れられずに常連になる人もいるとか。同店の畑では、一部野菜の自家栽培もしているのだが、「食材を使い切る」というモットーから、調理で出た野菜くずや魚の骨などは、その畑の堆肥となるそうだ。なお、コース内の料理は、アラカルトでも注文できる。気になる料理をオーダーしたら、心ゆくまでレジェンドが作る本格バスク料理を堪能しよう。
    渡島(おしま)半島をテーマにしたコースランチ。ピンチョス、生ハム、スープ、野菜料理、メインにパンにデザート、ドリンク付き
  • spot 35
    うに むらかみ 函館駅前店
    今まで味わったことのない、ウニのさまざまな魅力と出合う
    函館のウニの名店「うに むらかみ」は、ウニの加工会社が営むウニ料理専門店。北海道近海で獲れるウニのなかから、その時期に最も味がよいものが選ばれ提供されている。JR函館駅から函館朝市を抜けたところに本店が、函館市電の函館駅電停からすぐのところに函館駅前店があるのだが、函館駅前店だけでしか食べられないのが、ランチ限定(提供時間11時30分~14時)のオリジナルメニュー「うに尽くし御膳」5550円だ。お造り、焼き物、蒸し物と、趣向を凝らしたウニ料理の数々を、1度に堪能できる。締めの食事は「うにバターご飯」。プラス900円で「ミニうに丼」に変更できるため、観光客の多くはそちらを選ぶそうだが、せっかくウニ専門店を訪れたのならウニのポテンシャルの高さを感じられる「うにバターご飯」を味わってほしい。温かいご飯に、トロリと溶けるウニバターと専用だし醤油をかけて、まずはひと口。ウニの風味が口いっぱいに広がる。さらにウニの佃煮、蒸しウニ、粒ウニを少しずつ載せて、味の変化を楽しもう。調理によってウニの食感や風味が変化するのがよくわかり、「これぞウニの専門店ならではの締めご飯」といえる逸品だ。
    「うに尽くし御膳」。右手前は蒸し物「うに入り百合根饅頭べっ甲餡」。餡がかかったもちもちの饅頭の中にウニが入っている
  • spot 36
    シゲちゃんすし
    行列は覚悟。あっという間に満員になる立ち食い寿司の人気店
    函館市電堀川町電停から地元の台所といわれる市場「中島廉売(なかじまれんばい)」を抜けて5分ほどの場所に、地元の人々が行列をなす店がある。それが立ち食い寿司の店「シゲちゃんすし」だ。各市場から仕入れた新鮮なネタを寿司にして格安で提供しており、シゲちゃんこと店主の宗山滋(そうやましげる)さんが握る「あぶり」が絶品と評判。「観光客に食べてほしいオススメは?」とたずねると、珍しいものとして「鮭ハラスあぶり」「タコの頭のあぶり」「鮭背脂にぎり」「がごめ昆布のにぎり」「発酵バターにぎり」などを提案してくれる。がごめ昆布は函館の名産品で、とろみがあり非常に栄養価が高い。「発酵バターのにぎりなんて、地元の人しか頼まないんだけど、すっごくおいしいよ」と笑顔のシゲちゃん。酪農家から仕入れる発酵バターは、一般流通はほとんどないという貴重品。ほのかな塩気とまろやかなバターの風味が上品で、クセになる味だ。もちろんマグロやホッキ貝、イクラといったオーソドックスなネタもそろっている。板前はシゲちゃんひとり、大人の男性が4~5人も入れば満員のため、行列は覚悟。時間に余裕をもって訪れよう。
    左手前がシゲちゃんすしの名物「タコの頭のあぶり」1貫165円。にぎりは1貫から注文できる。右手前は「鮭ハラスあぶり」150円
  • spot 37
    函館 すし雅
    市場の一角で、高級店に引けを取らない職人技の寿司を
    函館で市場といえば「函館朝市」が抜群の知名度を誇るが、函館市電新川町電停から徒歩1分のところにある「函館自由市場」も見逃せない。小粒ながら目利きの店がそろうコンパクトな市場には、少数精鋭で営む飲食店がある。なかでもカウンター寿司の「函館 すし雅」は、素人目でもわかるほど繊細な職人技が光る店で、その味は地元や市場の人の折り紙付き。わずか5席しかないため、オープンを待ち構えていた人たちですぐに満席になる。受付ボードに名前を書いたら、自由市場内を物色しながら席が空くのを待とう。開店時間は魚の入荷具合で変動するため、事前に電話で確認のこと。店主で板前の坂東雅直さんは、仕入れのために以前から自由市場に通っていた。「この市場で寿司を食べられたらお客さんが喜ぶだろうな」と常々感じ、出店の機会を待っていたという。「自由市場内で購入した魚介類であれば、にぎり代にプラス料金で、寿司にしてお出しできますよ」と坂東さん。店内に並ぶ新鮮なネタだけでも十分に楽しめるが、どうしても味わってみたい素材があれば、相談してみよう。
    「上にぎり」2000円。イクラは一般的に軍艦で提供されることが多いが、同店の場合、店内で提供する際は小丼仕立てになる
  • spot 38
    五島軒本店 レストラン雪河亭
    お子様ランチのような、大人が喜ぶ豪華で懐かしい洋食セット
    函館を代表する老舗洋食店「五島軒」の本店「レストラン雪河亭」。結婚式も行われる格式高い名店ながら、観光客がラフな格好で訪れても笑顔で迎えてくれる。「文明開化とともに育った洋食店ですので『明治の洋食&カレーセット』が、当店の味を存分に楽しんでいただけるメニューだと思います」と同店の原島雪乃さん。オーダーの際には、初代・若山惣太郎のレシピをベースにした「明治のカレー」、帝国ホテルで修業した2代目・若山徳治郎が改良を重ねて生み出した「イギリス風カレー」の2つから好きなものをチョイスできる。「五島軒」の名は、ロシア料理を学んだ初代料理長・五島英吉にちなんだもの。その後、日露戦争などの影響もあり、2代目の徳次郎が学んだフランス料理を取り入れ、日本ならではの洋食文化を函館の地に根付かせていった。味はもちろんのこと、スタッフのおもてなしも一流。函館に来たなら足を運ぶべき店だ。この街の人々が大切にはぐくんできた伝統や誇りを、肌で感じられるだろう。
    「明治の洋食&カレーセット」3300円。カレーにエビフライ、カニクリームコロッケ、ビーフシチューなどボリュームたっぷり
  • spot 39
    OZIO hand BAY店
    「プチ革職人体験」で、世界でひとつだけのお土産を手に入れよう
    市内に3店舗を構える函館の鞄ブランド「OZIO」。取り扱う商品は、すべて手作りの一点ものばかりだ。「OZIO hand BAY店」では、リーズナブルな値段で革小物を手作りできる「プチ革職人体験」が行われている。
    「アニマルキーホルダー刻印」体験は2310円~、イカの脚に付けたバッグ型チャームは別売で770円。赤い短冊型革パーツは無料
  • spot 40
    チャイカ
    ロシアやウクライナを中心とした東欧雑貨がそろうかわいいお店
    二十間坂から元町エリアの教会群を抜け、旧函館区公会堂に向かう途中の小道に、ロシア・東欧雑貨を扱う「チャイカ」がある。同店を営むのはパドスーシヌィー夏実さん。ロマノフ王朝時代に創業したロシア最古の窯元である「インペリアル・ポーセリン」の販売を目的としてオープンした。いちばん人気はマトリョーシカで、作家の作品も取り扱う。ウクライナ伝統柄のブラウスやTシャツ、ポーランドやブルガリアなど東欧の輸入品のほか、オリジナルブランド「函館サモワール」も手がけている。このブランドでは、ヴァレーニエや紅茶を販売。ヴァレーニエとは、果物の形を残したまま仕上げる砂糖煮のこと。「日本では『ロシアンティーはジャムを入れてかき混ぜて飲むもの』と誤解されていますが、本当は添えられたヴァレーニエをお茶菓子のように口に運びながら、お茶を楽しむんですよ」と夏実さん。お手頃価格で、お土産に喜ばれると評判だ。ちなみに店内ティールームは2022年(令和4)現在休業中。ロシアでポピュラーなドリンク「モルス(クランベリージュース)」は、テイクアウトで楽しめる。
    ウクライナの伝統柄が施された刺繍のブラウス。これらの売上の全額が、2022年(令和4)現在、ウクライナ支援に使われている
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    十字屋珈琲 十字屋食料品店
    函館で初めてコーヒー豆の自家焙煎を行った老舗コーヒー店
    コーヒーの名店が軒を連ねる函館で、十字街、函館朝市、旧函館区公会堂といった主要なエリアに出店している「十字屋珈琲」。なかでも十字街にある「十字屋珈琲 十字屋食料品店」は、函館で初めて自家焙煎をしたという店だ。創業年とされているのは1932年(昭和7)で、市内で最も古い珈琲店のひとつといわれている。同店で買うなら「十字屋ブレンド」がおすすめ。「十字屋ブレンドには、初代が昭和初期に推していたブラジルの豆を入れるのが暗黙のルール」と話すのは、5代目の菅原雅仁(まさひと)さん。「十字屋ブレンド」は、少なくとも90年近く愛されている味なのだ。その後、同店は食料品店としても成長。3代目がトラピスト修道院や函館のソーセージの名店「カール・レイモン」と交流があったことがきっかけだという。5代目の菅原さんは「観光客と地元の人の交流の場を」と、函館朝市と旧函館区公会堂にコーヒースタンドを出店した。世襲制ではなく、この事業に興味のある人が事業を承継し、老舗の実力を土台にしながら、つねに新しい挑戦を行ってきた「十字屋珈琲」。次の変化を楽しみに、函館を訪れたら足を運びたい。
    クセや苦みがなく、あっさりと飲みやすい「十字屋ブレンド」は100g 500円
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    はこだて工芸舎
    レトロな店内で、じっくりと陶芸作品に向き合う
    「はこだて工芸舎」は、陶芸家である堂前守人さんが主催するギャラリーだ。昭和レトロな建物をリノベーションした店内には、堂前さんの作品を中心に、函館の陶芸作家の作品、店内奥にある陶芸工房で作られるオリジナルの陶器が並んでいる。商品は陶芸品に限らず、アクセサリーやアパレル、食品や日用雑貨まで幅広い。堂前さんの審美眼で集められた商品は、ほの暗い店内で一つひとつが存在感を放って見える。そんな静謐(せいひつ)な雰囲気のなかで、商品をじっくり選べるのも「はこだて工芸舎」の魅力だろう。2階には、2021年(令和3)に亡くなった北海道を代表する陶芸家・柴山勝(しばやままさる)氏の記念室が設置された。北海道に魅了され移住した柴山は、函館の漁村での暮らしのなかで見聞きしたものを、陶芸作品に生きいきと表現した。見学は無料なので足を運んでみよう。店内には中庭に面したカフェがあり、そこから奥の陶芸工房が見える。この工房では、ろくろや絵付けの体験(前日までの予約制、2名から受付)もできる。
    ギャラリーに並ぶ陶芸家・堂前守人(どうまえもりと)さんの作品は、すべて1点ものだ
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    千秋庵総本家 宝来町本店
    函館の故郷の味は、手間暇かけて作られるシンプルなどらやき
    第14代将軍・徳川家茂の時代である1860年(万延元)、初代の佐々木吉兵衛が、開港で沸く函館で菓子の立ち売りをしたのが「千秋庵総本家」の始まりだ。吉兵衛が秋田藩士であったことから屋号を「千秋庵」とした。現在は上生菓子からフィナンシェまで、和菓子も洋菓子も販売しているが、いちばん人気はやっぱり「どらやき」だろう。餡は、道南で生産されるあずき「アカネダイナゴン」を3日かけてていねいにつぶ餡に仕上げる。皮は、前日の晩と当日の朝の2段階で仕込む「宵ごね」という手法を使った生地を、1枚1枚蒸し焼きにしていく。こんなに手間暇がかかっているのに、1個260円とお手頃価格なのだ。同店の「どらやき」は、函館市民にとってまさに故郷の味。帰省のたびに買って帰るファンも多い。さて「千秋庵」は大正から昭和にかけて、暖簾分けが大きく進んだ。全道の銘菓として知られる、牛乳と白玉粉を原料にして作る和洋折衷煎餅「山親爺(やまおやじ)」も、実は「千秋庵総本家」が発祥。こちらでは「元祖山親爺」の名で販売している。「千秋庵総本家」の本店である「宝来町本店」は、全道に広がった千秋庵の総本山ともいえる店なのだ。現在はリニューアルに向け改装中。写真は9月時点。
    たっぷり詰まった餡は甘過ぎず上品。ほのかな塩気を感じる皮との相性は抜群だ
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    史跡 垣ノ島遺跡
    発掘体験やAR(拡張現実)で縄文の世界にどっぷり浸ろう
    世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である「史跡 垣ノ島遺跡」は、「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」と「函館市縄文文化交流センター」の裏手にある。縄文時代早期前半~後期後半(紀元前7000年頃~紀元前1000年頃)まで約6000年もの間、ここで縄文人が実際に生活をしていたといわれている。本遺跡は、祭祀・儀礼空間と考えられているコの字型をした「盛土(もりつち)遺構」が有名だ。全長190mという大きな遺構の前に立ち、自然にあふれる風景を眺めながら縄文時代に思いを馳せてみよう。ここでは4~10月の期間、毎日無料で発掘体験に参加できる(11時、14時)。また説明員の解説付きで遺跡を巡る45分の定時解説(10時、13時、15時)もある。どちらも遺跡や考古学への理解が深まると評判だ。また、無料のAR(拡張現実)アプリをスマートフォンにダウンロードすると、AR技術によって、住居跡地に当時を再現した竪穴住居の様子を映し出す楽しい仕掛けもある。縄文文化についてより詳しく学びたい人は、「函館市縄文文化交流センター」にも立ち寄ろう。
    発掘体験に参加する場合は、遺跡中央にある管理棟で申し込みを
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    史跡 大船遺跡
    祭祀・儀礼も行われていたとされる、豊かな自然に囲まれた縄文遺跡
    渡島(おしま)半島東岸にある函館市南茅部(みなみかやべ)地区に、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である「史跡 大船遺跡」がある。この遺跡があるのは、広葉樹林の広がる山を背に、海にも面した土地だ。近くには鮭やマスが遡上する大舟川も流れている。このエリアにはおそらく豊富な資源が当時からあったのだろう。100棟を超える縄文時代の竪穴建物跡と、貯蔵穴など100基以上の土坑群が見つかり、それらの一部が屋外に再現展示されている。ここから大量に出土した石皿について「中央部にくぼみがあるので、石臼やすり鉢としても使っていたのでしょう。もしかしたら肉をすりつぶして調理したり、木の実とはちみつでお菓子を作ったり、縄文の人は豊かな食生活を送っていたのかもしれません」と、遺跡を管理する「函館市縄文文化交流センター」の学芸員・太田哲也さんは語る。出土品は、ここから車で10分弱の距離にある同センターでも展示されている。車で向かう場合、国道278号線から狭い山道に入ることになるが、大型観光バスも出入りしている道。交通整理スタッフの案内に従って、譲りあって進もう。
    「大船遺跡」は、人々の定住が進み、拠点集落が誕生した紀元前3500年頃~紀元前2000年頃のものとされている
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旅のヒント

  1. その1

    函館空港から市街地へは連絡バスが出ている。このバスは、市の中心部から少し離れたトラピチヌス修道院にも停車するので観光でも利用できる。北海道新幹線を利用する場合は新函館北斗駅で下車し、はこだてライナーに乗り換えるのが便利だ。

  2. その2

    函館市の観光案内所は、JR函館駅と函館空港内にある。北斗市の観光案内所は、JR新函館北斗駅内にある。函館市内であれば、市電や路線バスだけでも十分観光ができるうえに、主要観光スポットを巡る便利な周遊バスもある。函館は坂が多い街なので、履き慣れた靴で出かけよう。電動アシスト付き自転車のレンタルもある。

  3. その3

    函館山では夜景観賞の混雑緩和のため、レンタカーや自家用車は通行不可の時間帯が設けられる。時間前に車で登っていたとしても、降りることができなくなるので要注意。

  4. その4

    北斗市にあるトラピスト修道院へは、函館市内から車で約40分の距離にあり、JR函館駅からバスも出ている。知内や松前、江差などの渡島観光と合わせて、レンタカーを借りて向かうのもいいだろう。

  5. その5

    冬場の函館はイルミネーションが美しい。観光で訪れる場合は、マフラーや手袋など肌をなるべく隠す服装で。足元も暖かく滑りにくい靴が必須だ。

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