稚内市青少年科学館
南極観測隊の展示が豊富! 大人も楽しめる科学館
子どもと一緒に遊びながら科学を学ぼう!
ノシャップ岬にある「ノシャップ寒流水族館」と「稚内市青少年科学館」は、2014年(平成26)のリニューアルを機に共通の入館料で楽しめるようになった。2018年(平成30)に水族館開館50周年を記念して愛称募集を行い、2館合わせて「わっかりうむ」という愛称がつけられた。青少年科学館はこれからの未来を考える「環境展示コーナー」、科学の仕組みを遊びながら学べる「科学展示コーナー」、歴代の南極観測船の模型などが並ぶ「南極展示コーナー」の3つのテーマで構成されており、プラネタリウムも併設されている。2022年(令和4)4月からは、ロボットコーナーを設置。7月にはプラネタリウム室ドームに360°映像を映し出す、デジタル映像システムを導入し、番組を上映している。子どもと一緒に、大人も童心にかえって楽しめるスポットだ。
南極展示コーナーで「南極の石」を観察
稚内市が南極観測とゆかりが深いことから「南極展示コーナー」がある。1957年(昭和32)、日本は南極観測に初参加することになった。これに先立ち稚内周辺から樺太犬40頭が犬ぞりを引くために集められ、稚内公園で8か月にも及ぶ訓練を行った。観測隊は任務を全うしたものの、悪天候のため樺太犬15匹が南極に置き去られた悲劇は、1983年(昭和58)公開の映画『南極物語』でも有名だ。館内には越冬隊が実際に使用した衣類や道具のほか、今では持ち帰ることができなくなった貴重な「南極の石」が展示されている。
地球について考えるきっかけをくれる展示
地球温暖化の影響で、南極の氷が溶け始めていることが懸念されている。科学館ではこの地球温暖化についての原因や対処方法などを学習できる「環境展示」コーナーもある。温暖化を止めるための再生可能エネルギーとして風力発電などが紹介されているので、市内の東にある宗谷丘陵の「ウィンドファーム」と合わせて見学すれば、子どもたちには勉強になるだろう。「科学展示コーナー」は空気の力でボールを運ぶエアーバスケットや、滑車を使うとどのくらい物の重さを軽く感じるかの体感コーナーなどがあり、科学の力を楽しく遊びながら体感できる。
リアルに越冬隊の暮らしを感じたいなら?
科学館を抜けると、独立した建物に「南極越冬隊資料展示コーナー」が設けられている。ここにあるのは、南極から移築展示された南極昭和基地の最初の建物だ。一見「シンプルな四角い箱」に思えるが、氷河に囲まれた厳しい環境で生活するための堅牢性をもたせつつ、現地のスタッフだけで建築しなければならないという条件をクリアするため、開発された世界発の「パネル組立式の建物」だという。時間があれば訪れてみよう。なお、プラネタリウムの上映はシーズンによって時間が限られるので来館前に確認しておくこと。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 南極越冬記とか読んだことがある人にはとても面白い
- 南極観測に関するコーナー、科学体験のコーナー、化石や地質のコーナー等に分かれている。別棟の倉庫の中に南極観測の最初の頃に使われていた雪上車や昭和基地の建物の実物(一部)の再現展示があった。全体的に展示物に年季が入っていたり、構成が古くて前時代な感じもする。でも、子供の頃に南極越冬記、南極観測船「宗谷」の物語とか読んだことがある熟年・中年世代には、実物やリアル写真等が見られて、pとても興味深くて面白...
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- 昭和基地のリアルタイム映像
- 水族館と隣接しており入館券も共通となっていました。館内には南極観測に関する歴史や展示物が多く、じっくりと見学するに相応しい内容となっていました。又、昭和基地の映像がリアルタイムで中継されていたのには興味を惹かれました。
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- 結構楽しい
- 夫婦で稚内観光の際に立ち寄りました。併設する水族館とセットで楽しめます。2つの施設を500円で楽しめます。こじんまりとしていますが、展示なども楽しめました。プラネタリウムもあります。平日はひっそりとしていて、のんびり鑑賞できました。
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