ノシャップ岬
日本海の水平線に沈む美しい夕日を目に焼き付けよう
地元の人も遊びに来る観光スポット
ノシャップ岬があるのは、稚内市の北。漢字では「野寒布」と書き、語源はアイヌ語のノッ・シャム(=岬が顎のように突き出たところ)だ。同じ市内に日本最北の岬である宗谷岬があるが、ノシャップ岬は土産ショップやウニ丼がおいしいと評判の飲食店のほか、水族館やプラネタリウムを有する市の施設「わっかりうむ」があり、地元の人も訪れるスポットになっている。岬周辺はイルカのモニュメントを中心に整備されており、夕日の景勝地として有名だ。昼間の賑わいが一段落した日没時間の1時間前になると、夕日を目当てに観光客が集まり始める。
振り返ればエゾシカ。自然の魅力があふれる
この付近にはエゾシカが生息している。エゾシカの活動時間は、夕方から夜にかけてなので、夕日の撮影に夢中になって振り返ると「シカの大群がすぐ近くにいた」なんてことも。野生動物なので、近づきすぎは厳禁。事故にもなりかねないので、そっと離れて写真に収める程度の触れ合いにとどめよう。ノシャップ岬からは東に宗谷岬、西に礼文島と利尻山、北にはサハリンを見渡せる。シンボルともいえるイルカのモニュメントは「昔、宗谷海峡をイルカが通過した」という話に由来したものだ。
北海道で最も高い稚内灯台も忘れずに
岬の東には、赤と白のストライプ模様の稚内灯台がある。こちらもノシャップ岬のシンボルとして知られている。高さ42.7mと北海道でいちばん高い灯台だ。この灯台が赤白縞模様に塗られた理由は、雪が降っても見やすいから。中に入ることはできないが、日本の灯台50選に選ばれた美しい灯台だ。ぜひ見上げておこう。ところで北海道には「ノシャップ岬」と「ノサップ岬」という2つの岬があることにはお気づきだろうか。ノサップ(納沙布)岬は、根室市にある北海道最西端の岬である。どちらの岬もアイヌ語の「ノッ・シャム」が語源だ。
市街地から近く、夕日だけ見に来る人も
近隣施設の「わっかりうむ」にある稚内市青少年科学館には、今は持ち出すことができなくなった貴重な南極の石が展示されており、併設のノシャップ寒流水族館ではペンギンやアザラシのショーが楽しめる。ノシャップ岬は稚内市街地から近いためアクセスしやすく、JR稚内駅の駅前ターミナルから路線バスでも15分ほどの距離だ。ホテルで食事を終えてから、夕日を見るために再度訪れる人も多い。また、ノシャップ岬は風が強い。8月のお盆時期でも、夕日が沈んだあとは冷え込むことがある。防寒着を用意しておくのがベターだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 私どもの他に人影はなく、有名な観光地ですが、寂しい限りでした。
- 「ノシャップ岬」と言う名の岬です。稚内市内の北端にあります。うっかりすると、同じ北海道の根室市にある日本最東端「納沙布岬」と間違えます。混乱した方もいるのではないでしょうか。岬の灯台があります。その周辺はきれいに整備され公園のようになっています。土産物店らしき建物がありましたが、営業はしていないようです。私どもの他に人影はなく、有名な観光地ですが、寂しい限りでした。ここは夕陽の名所ですが、この日...
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- 風が強かった
- 稚内市街から北西方向にあります。アイヌ語が語源だそう。宗谷岬よりも地形が突き出た感じで岬感があります。そのため宗谷岬に負けず劣らず風が強く、5月の上旬ではまだ寒さも感じました。日本海の荒れたイメージぽさがある場所でした。
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- 宗谷岬にも負けてません
- 11月中旬に訪れました。夕日が凄く良いと評判を見て夕方行きましたが大正解でした。利尻富士の後ろに沈む夕日は絶景です。稚内駅からバスも頻繁に出ているので気軽に行けます。
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