北海道

網走・紋別

ABASHIRI / MOMBETSU

流氷に閉ざされる北の果てで、春の訪れの豊かさと開拓の歴史を知る

流氷が訪れる極寒の海に面したエリアでは、冬の絶景が人気。流氷砕氷船に乗って、アザラシやオオワシに会いに行こう。夏でも「オホーツク流氷館」や「北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA」を訪ねれば、本物の流氷に触ることができる。また閉ざされた冬のあとに訪れる春の風景もすばらしい。「芝ざくら滝上公園」や「かみゆうべつチューリップ公園」はその筆頭格。特にチューリップ公園は、開拓時の苦労で生まれた場所。そんな開拓時代の歴史は、公園に隣接する「ふるさと館JRY」で学んでいこう。北海道遺産の「屯田兵屋」も再現されている。また「博物館 網走監獄」は、全国的な人気を誇る再現スポットで、こちらでも開拓時の歴史を知ることができる。北海道にかつて存在した謎の民族・モヨロ族の住居が再現されているのは「モヨロ貝塚館」。北海道のなかでは、比較的、開拓が遅いエリアだったからこそ、美しい自然と数々の史跡が残っている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    藻琴山展望駐車公園
    ドライブ途中にひと休みできる絶景スポット
    川湯温泉から道道102号・芝桜花街道を15分ほど走ると、藻琴山展望駐車公園にたどり着く。広場が用意されており、屈斜路湖の左手に硫黄山、その手前には川湯温泉街が広がる。ドライブ中の休憩にぴったりの場所だ。この駐車場から、芝桜花街道をさらに進み、小清水峠の分岐を越えるとレストハウス「ハイランド小清水725」がある。藻琴山は、屈斜路湖カルデラの外輪山としては標高が最も高くちょうど1000m。ハイランド小清水725は、藻琴山の中腹725mに位置しており、登山口にもなっている。ここから頂上までは約1時間。初心者でも登れるコースだ。藻琴山は屈斜路湖を覆い尽くす雲海を見られるスポット。ハイランド小清水725はもちろん、藻琴山展望駐車公園からも見ることができる。雲海を狙うなら、初夏から秋にかけての早朝に足を運ぼう。
    藻琴山展望駐車公園から見下ろす屈斜路湖。藻琴山は「北海道自然100選」に選ばれている
  • spot 02
    博物館 網走監獄
    正直「楽しい」。満足度・満点クラスの充実した博物館
    網走の刑務所といえば、昭和の名画『網走番外地』の影響もありちょっぴり怖いイメージだ。実際の網走刑務所は別の場所にあるが、ここ「博物館 網走監獄」はかつて網走刑務所にあった建物を保存公開。明治の名建築を鑑賞できたり「監獄食」を楽しめたりと、満足度満点の観光スポットとなっている。
    当時使用されていた網走刑務所裏門(登録有形文化財)。1919年(大正8)に着工し、5年かけて1080mものレンガ塀を積み上げた
  • spot 03
    北海道立北方民族博物館
    展示の分類がユニーク! 日本で唯一、北方民族に特化した博物館
    アイヌ民族を含んだ、北方圏の民族に関する資料を収集・展示する道立の博物館。北方圏に人類が足を踏み入れたのは、長い歴史で見れば最近のことになるという。その観点で見学すると、さまざまな発見がある。
    外観は北方民族が暮らすテントをイメージして設計された
  • spot 04
    オホーツク流氷館
    夏でも本物の流氷を観賞できる、とっておきのスポット
    夏の北海道で「流氷を見たい」というワガママを叶えてくれるのがここ。オホーツク海の生き物や本物の流氷を見たあとは、一流シェフが考案した「流氷ソフトクリーム」を味わおう。大満足間違いなしのスポットだ。
    展望台からは、遥か昔にその美しさを讃えられた天都山の景色も楽しめる
  • spot 05
    北の大地の水族館(山の水族館)
    世界初の水槽で泳ぐ、今まで見たことのない魚の姿を見に行こう
    「山の魚を集める」というユニークなコンセプトのもと、水族館プロデュースの第一人者が手がけた館内には、世界初の「滝つぼ水槽」や「凍る川の水槽」がある。今まで見たこともない魚の様子を観察できる水族館だ。
    水族館は「道の駅 おんねゆ温泉」内にある
  • spot 06
    能取湖サンゴ草群落地
    まるで深紅の絨毯! 湖を赤く染めるサンゴソウの紅葉を見に行こう
    「卯原内(うばらない)のサンゴソウが日本一美しい」と町の人が胸を張るのは、失いかけた自然を取り戻すために奮闘した歴史があるから。例年、最も色づく9月中旬に「さんご草まつり」が開催され賑わいをみせる。
    サンゴソウの広がる「深紅の絨毯」は、3万8000平方メートルもの面積がある
  • spot 07
    モヨロ貝塚館
    謎に包まれた「モヨロ人」を訪ねる、古代ロマンあふれる旅
    北海道の民族といえばアイヌが有名だが、それよりも昔に「モヨロ人」が網走川のほとりに暮らしていた。謎の多いモヨロ人を充実の展示で紹介する「モヨロ貝塚館」は、考古学ファンなら一度は訪れたい聖地だ。
    モヨロ人の住居。クマの頭骨を祀った祭壇や土器なども展示されている
  • spot 08
    かみゆうべつチューリップ公園
    道東に広がるチューリップの絶景と、町にまつわる物語
    湧別町には7万平方メートルという広大な敷地のチューリップ公園がある。その美しさを求め、開花期には10万人近い人が訪れるという。チューリップの名産地というわけでもないこの地域に、なぜこんな景勝地があるのか。歴史を知るともっと美しく感じるはずだ。
    ランドマークの風車は展望台。園内にはお土産などを扱う「チューピットショップ」もある
  • spot 09
    ワッカ原生花園
    国内最大規模の「海岸草原」へ、神秘の湧き水を探しに行こう
    4つの自然環境に、300種類以上の草花が生育するワッカ原生花園。自然の織りなす見事な景色を見た文豪が、日本三景の天橋立よりも美しいと絶賛したほどだ。「命の泉」と呼ばれる湧き水までサイクリングを楽しもう。
    草原に咲く彩り豊かな野草たち。四季それぞれで違う花を見られる
  • spot 10
    神の子池
    神の湖の「子ども」と伝わる、木立に囲まれた神秘の池
    砂利道を走らせた木立のなかに、ひっそりとその池はある。不思議な青さをたたえる池の底には、朽ち果てることなく倒木が沈んでいる。ほかには何もない場所だが、この神秘の光景を求めて、訪れる人があとを絶たない。
    水の透明さと相まって、驚くほど美しい光景に出合える
  • spot 11
    網走流氷観光砕氷船おーろら
    世界初の観光用砕氷船に乗って、流氷の海を冒険しよう
    冬のオホーツクといえば、真っ白に海面を覆う流氷の海が有名だ。この流氷の海をクルーズするなら「おーろら」に乗り込もう。流氷を砕きながら進む船の旅では、オオワシやアザラシに遭遇できるかも。
    大型船のため揺れも少なく、安心して流氷体験ができる
  • spot 12
    芝ざくら滝上公園
    ピンクに染まるメルヘンな丘を見に「童話村」を訪れよう
    森と川と、花の香りが漂う「童話村」をコンセプトに町づくりを行っている滝上町。この町にある「芝ざくら滝上公園」には、10万平方メートルもの芝ざくらが広がる。ピンクに染まる丘の景色を見に行こう。
    奥に見えるのは大雪山系の山々。まだうっすらと雪の残っているのがわかる
  • spot 13
    流氷観光船ガリンコ号
    流氷をガリガリ割って、冬のオホーツク海を縦横無尽にクルーズ!
    アルキメディアン・スクリューで、流氷をガリガリと砕きながら進む「ガリンコ号Ⅱ」は、北海道遺産にも登録される、オホーツク海の冬の風物詩。極寒の海で見るその光景は、寒さを忘れるほどの大迫力だ。
    流氷クルーズの初日は1月中旬。ピークは2月中旬から3月上旬となる
  • spot 14
    氷海展望塔 オホーツクタワー
    海上と海の中、オホーツク海をまるごと観察できる展望塔
    日本の最北端・最東端にある海中展望台。地上3階、海底1階建て、日本最大の海中展望台で、3階からはオホーツクの海を眺め、海底階ではもちろん海の中をのぞける。ガリンコ号の乗船に合わせて遊びに行こう。
    3階は展望テラス。見えていない海の中にもフロアがあり、海中を観察できる
  • spot 15
    北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA
    オホーツク海の流氷について学べる、世界で唯一の流氷科学館
    「流氷」を学びつつ北海道オホーツク海側の寒さも楽しめるスポット。シャボン玉を凍らせる体験や、氷に閉じ込められたオホーツクの生物を観賞できる「流氷水族館」など見どころが満載の-20℃厳寒体験室がある。
    魚を氷漬けにして展示。透明な氷なので、魚の細かいところまで間近で観察できる
  • spot 16
    サロマ湖展望台
    道内最大の湖・サロマ湖を一望できる展望スポット
    サロマ湖展望台は、山道を抜けた先にある。サロマ湖とオホーツク海そして、広がる空。3つの青色のコントラストを山の上から見下ろそう。冬に訪れれば一面の銀世界を背景に、氷に覆われた湖と海の競演を楽しめる。
    駐車場を降りてから展望台まで、丸太の階段を上る。サンダルは避けたほうが無難
  • spot 17
    道の駅 流氷街道網走
    地場産品のお土産と地元グルメが詰まった網走観光の拠点
    「道の駅流氷街道網走」は網走市の観光拠点として多くの観光客に利用されている。オホーツク海や知床半島を一望でき、交通アクセスもよい好立地だ。地元ならではのお土産やグルメを探しに立ち寄ってみよう。
    流氷観光砕氷船「おーろら」の発着場となる道の駅。海が近く、周囲にはカモメが飛び交う
  • spot 18
    流氷硝子館
    リサイクル原料を使ったガラス作品の販売と体験プログラムを実施
    網走市にある「流氷硝子館」は、リサイクルガラスを原料としたガラス作品を制作する工房兼ショップ。ガラス制作体験も開催している。なかでもサンドブラスト体験は初心者や子どもも楽しめると好評だ。
    店の背後には網走川の河口とオホーツク海が広がり、冬は流氷が見えることもある
  • spot 19
    そば切り温
    網走市郊外のカラマツ林のなか。行列ができる十割そばの人気店
    JR網走駅から車で約12分、網走市郊外のカラマツ林のなかにたたずむそばの店が「そば切り温」だ。まるで時が止まったかのような趣のある古民家風の店内と、そのなかでいただく極上の十割そばが絶品と評判で、つねに行列ができている。オープンしたのは2006年(平成18)。店主と仲間たち自らの手で2年半かけて店を建築した。そばは、十割の田舎そばと十割の細打ちそば、双方で提供。近隣の北見市常呂(ところ)地区と美幌(びほろ)町の玄そばを店内の石臼で挽き、斜里町の湧水「来運の水」で手打ちしている。人気メニューは「辛味大根おろしそば」。小清水町産の辛味大根のおろしを添えた冷たいそばで、まずは普通に食べ、途中で辛味大根をからめて味わうのがおすすめの食べ方だ。そば本来の豊かな香りを存分に感じられるとともに、辛味がありつつもやさしい大根の風味がそばの味を引き立て、味の変化が楽しめる。天ぷらやかき揚げも好評で、ぜひ味わってみたいのが「厚岸(あっけし)産もしくは仙鳳趾(せんぽうし)産の牡蠣の天ぷら」750円。驚くほどジューシーで大ぶりの牡蠣が4~6個入っていて、食べごたえもある。そばと一緒にオーダーしよう。
    「辛味大根おろしそば」860円。つゆは斜里町の名水「来運の水」でだしを取り、地元の醤油を使ったかえしと合わせている
  • spot 20
    酒菜亭 喜八
    捕鯨基地・網走でクジラ料理とご当地鍋を味わおう
    オホーツク海の流氷ツアーや網走刑務所などで有名な網走市。実は国内でも数少ない捕鯨基地がある町だ。網走と捕鯨の関わりは古く、市内の「モヨロ貝塚」でクジラの骨から作られた銛(もり)が発見されているほど。現在でもツチクジラなど小型クジラの捕鯨が行われており、水揚げされたクジラは全国各地へ出荷されるほか、地元でも味わえる。市内でクジラ料理を味わうなら、オホーツク海の旬の魚介とクジラ料理を提供する「酒菜亭 喜八」はいかがだろう。クジラ料理のおすすめは、ヒゲクジラの腹部「畝須(うねす)」を塩のみで仕上げた「手作りベーコン」1848円。ほかにも「鹿の子」「さえずり」といった希少部位の刺身、ユッケなどもある。網走のご当地グルメとして定着した「網走モヨロ鍋」も人気だ。オホーツク海の塩と白魚醤油を使った塩味ベースの鍋で、魚のすり身やオホーツクサーモン、地元産の貝や野菜などを煮込んだもの。食材からうまみがでたスープは絶品だ。料理を引き立てる日本酒も充実のラインナップで、それも店の魅力のひとつとなっている。クジラや地元の海産物とともに、おいしい日本酒で網走の夜を楽しみたい。
    網走のご当地グルメ「網走モヨロ鍋」は2人前からの注文で3476円。前日までに予約が必要
  • spot 21
    シ―ニック・カフェ 帽子岩
    ガラス工房内の海を望むカフェで流氷ソーダを味わおう
    「シーニック・カフェ 帽子岩」は、ガラス工房兼ショップである「流氷硝子館」内にあるドリンクやスイーツが中心のカフェ。いちばん人気があるのは、オホーツク海を望む網走らしいメニュー「流氷ソーダ」。爽やかな青色のソーダ水に、バニラアイスが雪山のごとく突き出ているインパクトのあるドリンクだ。ソーダ水自体はスッキリとした味わいだが、バニラアイスにボリュームがあるので、意外とおなかがいっぱいになる。うれしいのは好きなグラスを選べること。いずれも「流氷硝子館」で制作されたものだ。一見同じ形に見えるが、グラスの微細な形状がそれぞれ異なり、選ぶのも楽しい。そのほかのメニューは、「オホーツクあばしり牛乳」を使ったホットミルク、カフェラテ、北見の「香遊生活(こうゆうせいかつ)」のオーガニックブレンドハーブティーのほか、ソフトクリームやパフェ、ケーキなど。ちなみに水はセルフサービスだが、その水を注ぐために置かれているグラスも、すべて「流氷硝子館」で制作されたガラス作品だ。一つひとつ色や形が異なるので、好きなものを選ぼう。ガラス作品を購入せず、カフェだけ利用するのももちろんOKだ。
    色鮮やかなブルーが美しい「流氷ソーダ」600円。いちばん人気のメニューだ
  • spot 22
    ジェラテリア Rimo
    世界に認められた極上のジェラートを網走で!
    網走市にある「ジェラテリア Rimo」は、遠方からわざわざ訪れる人もいる、極上ジェラートを味わえる店。エグゼクティブシェフの高田聡(さとし)さんは、ジェラートの味と技術を競う複数の国際大会で優勝経験があり、卓越した技術によってさまざまなメニューを考案している。原料となる牛乳は、市内の牧場から搾りたてのもの使用。低温殺菌することで、牛乳本来のおいしさを保っている。甘みは、和三盆など7種の糖類をオリジナルで配合。シェフ独自のノウハウと繊細な味覚を武器に、甘みの出るタイミングや、甘みの強さ、なめらかさ、口溶け感などを意図的に調整しながら、ジェラートのベースを作っている。さらにこだわりをもっているのが「香り」だ。ひと口食べて鼻で息を吐いてみれば、ふんわりと豊かな香りが漂うのがわかるだろう。数あるメニューのなかでも特に珍しいものが「イバラ」。ピスタチオのジェラートに、タラバガニ科に属する網走の名産物「イバラガニ」の甲羅の風味を加えたものだ。ピスタチオの味がベースなのだが、鼻から息を吐くとカニの香ばしさが広がる。繊細な味わいと豊かな香りを楽しめる極上のジェラート、わざわざ食べに行きたい店だ。
    好きなジェラートを3つ選べる「トリプル」550円。写真は、左が「塩バター」、奥が「ショコラ」、右が「イバラ」
  • spot 23
    YAKINIKU 網走ビール館
    網走のクラフトビールを、地元産極上和牛の焼肉とともに味わおう
    網走でクラフトビールを楽しみたいなら、「YAKINIKU 網走ビール館」へ。「網走ビール」直営の焼肉店で、自慢のクラフトビールとともに北海道産の和牛など上質な肉が堪能できる。クラフトビールは、オホーツク海と流氷をイメージした青い「流氷ドラフト」をはじめ、「監極の黒」660円、「知床ドラフト」660円など樽生のものが全6種類。ビール会社直営ならではのラインナップだ。「飲み比べ4点セット」1210円もあるので、いろいろな味を試したい場合はこちらを。ビールとともに味わいたいのが地元の肉。数量限定「あばしり和牛 上カルビ」2805円、「知床和牛 特上カルビ」など高級和牛のメニューは、ぜひオーダーしたい。やわらかく甘みがあり、霜降りだが意外にあっさりといただける。道内和牛、黒毛和牛の希少部位メニューや「壺漬け特製ジンギスカン」、「生ラムジンギスカン」「北海道産青つぶ焼き」などの北海道グルメ、ご飯ものや麺類、デザートなどメニューも多彩だ。また、旭川・高砂酒造の「国士無双」や根室の地酒「北の勝(かつ)」といった北海道の地酒もあり、ビール以外のドリンク類も北海道らしいメニューがそろっている。
    鮮やかなブルーのクラフトビール「流氷ドラフト」583円と「知床和牛 特上カルビ」1人前2805円
  • spot 24
    オホーツクとっかりセンター
    えさやり体験ができる紋別市のアザラシ専門保護施設
    紋別市にある「オホーツクとっかりセンター」は、国内唯一のアザラシを飼育する専門保護施設。「アザラシランド」と「アザラシシーパラダイス」という2つの施設があり、アザラシの愛らしい姿を見ることができる。
    飼育員がえさをあげる様子を見学できる。えさの時間は1日5回
  • spot 25
    道の駅サロマ湖 物産館みのり
    サロマ湖産のほたて貝やかぼちゃ、地元グルメを堪能できる
    「道の駅サロマ湖 物産館みのり」は、道の駅に併設された、佐呂間(さろま)町やオホーツク沿岸地域の特産品を数多く取り扱う施設。地元食材を使った食事も提供しているので、お土産探しやランチにぜひ立ち寄りたい。
    屋外の屋台で焼かれているサロマ湖産のほたて貝は2個600円。手軽に地元の海産物が味わえると人気だ
  • spot 26
    cafeしゃべりたい
    町に人に愛されるカフェ。流氷ソーダとホタテフライカレーが絶品
    オホーツク海に面する北見市常呂(ところ)町にある「cafeしゃべりたい」は、1980年(昭和55)のオープン以来、長年地元客に支持されてきた名店だ。流氷が浮かぶ冬のオホーツク海をイメージした「流氷ソーダ」が、同店の名物ドリンク。真っ青なソーダの上に、流氷に見立てた巨大なバニラアイスが盛られている。その鮮やかな色合いとインパクトがSNSなどで評判となり、これを目当てにやってくる観光客も多いそう。アイスは思いのほか溶けにくいので、あせらずゆっくりと味わおう。フードメニューのおすすめは「ホタテフライカレー」。「冷凍ものはおいしくないでしょ。やっぱり常呂の生のほたてがいちばん」と店主の宇佐美さん。毎朝、地元の漁協で仕入れてくる新鮮なほたて貝にこだわり、提供している。仕入れの量によっては品切れになることもあるので注意を。ポークジンジャーなど、ほたて貝以外のメニューも数種類ある。また、同店は店主1人で接客と調理を担当している。時間に余裕をもち、ゆったりくつろぎの時間を過ごすつもりで訪れたい。
    ソーダの中の氷もまるで海中の流氷のように見える「流氷ソーダ」700円
  • spot 27
    アドヴィックス常呂カーリングホール
    カーリングの本場・北見市常呂(ところ)町でプレイを体験しよう
    北見市常呂町はカーリング競技が盛んな町。町内のカーリング専用屋内施設「アドヴィックス常呂カーリングホール」では、国内トップクラスのチームの練習風景を見学できるほか、旅行客でもカーリング体験ができる。
    カーリング体験は2006年(平成18)頃から実施。指導者は約20人いる
  • spot 28
    大曲湖畔園地 トマト収穫体験
    網走市内の広大な観光農園で完熟トマトの収穫体験を楽しもう
    「大曲湖畔園地(おおまがりこはんえんち)」は、網走刑務所の旧農場を再活用した観光農園。広大な敷地に咲くヒマワリやコスモスを見学できるほか、野菜の収穫体験を楽しめる。特に、観光シーズンである夏に開催されるトマト収穫体験が人気だ。
    8月に開催されるトマト収穫体験1名500円。好きなトマトを自分で採って持ち帰ることもできる
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旅のヒント

  1. その1

    網走市・北見市・清里町・斜里町へ行くなら女満別空港が、紋別市・湧別町・滝上町なら、オホーツク紋別空港が近い。佐呂間町はどちらの空港からも同じくらいの距離にある。なおオホーツク紋別空港は羽田発着便しかないので、札幌や旭川から高速バスで移動することも選択肢に入れておこう。

  2. その2

    かみゆうべつチューリップ公園(湧別町)と、芝ざくら滝上公園(滝上町)はどちらも5-6月上旬が見頃。それぞれイベントが開催されるので、この時期を狙おう。両公園は車で1時間半はかからない。はしごするのもおすすめだ。また、能取湖サンゴ草群落地は8月下旬-9月中旬が見頃となる。

  3. その3

    流氷見学など、冬場にこのエリアの観光をするなら「ひがし北海道エクスプレスバス」を利用するのが便利。女満別空港や網走、紋別、釧路、北見などの各観光スポットを通り、安全に楽に移動できる。予約は2日前の17時まで。満席の場合もあるので、旅程が決まったら合わせて予約しよう。

  4. その4

    流氷に覆われたオホーツク海を進む、紋別市の「ガリンコ号」と斜里町の「おーろら号」は、それぞれに氷を砕くシステムが異なり、どちらにも魅力がある。

  5. その5

    清里町の「神の子池」は、同じ水源とされる摩周湖と合わせて訪れるのもオススメ。摩周湖と神の子池は車で15分ほどの距離だ。

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