北海道

大沼・松前・江差

ONUMA / MATSUMAE / ESASHI

函館から足を延ばしてすぐのリゾート&歴史的探訪エリア

隣接する函館からも多くの人が訪れるリゾート地・大沼。大沼国定公園では、四季を通じて多彩なアクティビティを楽しめる。函館旅行でのんびり過ごす1日を旅程に入れるなら、大沼付近のリゾートホテルを選ぶのもアリ。森と湖に囲まれた環境で、心も体も癒やされることだろう。松前・江差エリアは、歴史好きには特にオススメしたい。北海道で唯一藩が置かれた松前、またその松前藩の交易の中心地だった江差には、江戸時代から幕末にかけての史跡が残る。江戸時代の松前藩の街並みを再現したテーマパーク「松前藩屋敷」や、北海道初の「日本遺産」認定地で、江戸時代から明治に移り変わる古い街並みを美しく残す「江差いにしえ街道」では、タイムスリップしたような気分に。どちらも幕末の内戦・箱館戦争の舞台になった地。函館の五稜郭と一緒に訪れたい。函館から松前に向かう途中に、クッキーで有名なトラピスト修道院(北斗市)や青の洞窟(知内町)がある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    大沼
    楽しいアクティビティと静かな風景が共存する一大リゾート
    大沼国定公園は函館からほど近いリゾートエリア。四季を問わず多彩なレジャーが楽しめる一方で、秀峰・北海道駒ヶ岳をバックに広がる静かな湖沼と豊かな自然が、多くの人の心を震わせてきた。
    1922年(大正11)から道立公園として整備されてきた
  • spot 02
    沼の家
    この団子を食べるためだけに、大沼にやって来る人もいる
    大沼が道立公園に指定され、観光地化したとき「大沼には名物が必要」と考えた沼の家の初代が「大沼だんご」を生み出した。餡に沈んだ小粒の団子は、うるち米を蒸して作る。ツルリとした舌ざわりの団子にほど良い甘さの餡がからみ、辛党の人でもひと折ペロリだ。かつては大沼駅で立ち売りもされていた。長旅の途中この甘さは最高のご馳走だっただろう。醤油餡(みたらし)とゴマ餡、またはあずき餡の組み合わせが選べて小折390円、大折650円。函館っ子は「ときどき、無性に食べたくなる味」と言い、全国からも注目されるが、賞味期限は当日中。なかなか手に入らないからこそ「大沼に行きたい」と思わせられる。
    ひと粒ずつ楊枝で口に運ぶ。この食べ方も大沼だんごの特徴だ
  • spot 03
    福山城(松前城)
    北海道最南端の町・松前に残る、最後の日本式城郭を持つ百名城のひとつ
    福山城は、北海道に唯一存在した藩である「松前藩」が建造した城だ。現在、内部は松前城資料館として公開されている。天守からは津軽海峡を望め、北海道の南端の町にいることを実感できるだろう。
    福山城(松前城)の正面入り口。入り口に向かって右手には観光案内所もある
  • spot 04
    幕末の軍艦 開陽丸記念館
    江戸幕府最後の軍艦開陽丸で「幕末の激動」と「水中考古学」を学ぼう
    幕府が海軍力強化をもくろみ、オランダに発注した軍艦・開陽丸は、箱館戦争の最中に江差沖に沈んでしまう。開陽丸記念館は同艦船を復元した資料館であり、海底から引き揚げられた武器などの遺物が展示されている。
    建造先のオランダから150日の航海を経て日本に到着。その後、数奇な運命をたどる
  • spot 05
    江差いにしえ街道
    どこか懐かしく、風情にあふれた美しい街並みを散策しよう
    江差は「日本遺産」北海道第1号の町。町の中心を通るのは、江差・日本遺産の象徴ともいえる風情あふれる「江差いにしえ街道」だ。海からの風を感じながら、点在する史跡をめぐろう。
    街道の景観を守るため、よく見かける店も古い街並みの雰囲気に統一されている
  • spot 06
    旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)
    日本遺産「江差の五月は江戸にもない」の意味を探る
    文化庁認定の「日本遺産」北海道第1号は「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」。これはどんな意味なのか。美しい洋館「旧檜山爾志郡役所」は江差町郷土資料館にもなっている。日本遺産のストーリーを探しに行こう。
    資料館の正面にあるのは「土方歳三嘆きの松」。土方は開陽丸が座礁したのをここから見ていたという
  • spot 07
    青の洞窟
    「また来たい」と思わせられる、秘境のパワースポットクルーズ
    青の洞窟を目指す小型船クルーズは、圧倒的な自然の迫力で感動の連続だ。来るたびに見られる風景が違うとあり、リピーターも多い。クルーズを特別な体験にしてほしいというキャプテンのおもてなしも光る。
    青の洞窟は、その日の天候でコバルトブルーにもエメラルドグリーンにも見える
  • spot 08
    松前藩屋敷
    江戸時代の松前にタイムスリップ! 町民気分で楽しもう
    路地から着物をまとった人々が今にも現れそうなほど、リアルな江戸時代の松前を再現した「松前藩屋敷」。夏には敷地内の水路をアジサイで埋め尽くしたり、蔵には歴史の専門家が隠れていたりと来園者を楽しませる仕掛けがいっぱいだ。
    観光用に造られたとは思えない立派な門構え。建物の再現度も高い
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旅のヒント

  1. その1

    大沼へは函館市街地から車で約40分。函館空港やJR函館駅前からバスも出ている。

  2. その2

    松前にある道の駅「道の駅 北前船 松前」は、景色の良いグルメスポットとしても人気。特に桜のシーズンは混雑必至。

  3. その3

    日本一小さいといわれる「道の駅 江差」があるのは国道227号の海側。一般的な「道の駅」を想像していると見逃してしまうかもしれない。

  4. その4

    江差いにしえ街道は、歩いてゆっくり見学するのがオススメ。8月の姥神大神宮渡御祭のシーズンは混み合うので、近隣の宿泊施設はすぐにいっぱいになる。予約は早めに。

  5. その5

    青の洞窟を探検できる「矢越クルーズ」は知内町にある。知内へは函館から車で80分ほど。松前や江差観光と合わせてのプランニングもおススメだ。繁忙期には、北海道新幹線で青函トンネルを抜けた最初の駅・木古内駅前の「道の駅 みそぎの郷 きこない」から送迎もしてもらえる(要相談)。

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