豊富温泉ふれあいセンター
全国でも希有な油分を含む泉質が人気の日帰り入浴施設
石油や天然ガスとともに湧出するため油分を含む
豊富温泉は、大正時代にこの地で石油の試掘をしていた際に偶然発見された温泉。1926年(大正15)、地下約960mの地点から高圧の天然ガスとともに43℃の湯が噴出したことから開湯した。昭和に入り温泉旅館などが開業したことで温泉街が誕生。小規模な温泉郷ながらも、油分のある類まれな泉質であるため、全国各地から温泉愛好家や湯治客が大勢訪れるようになった。現在は温泉旅館やホテルなど数軒の宿泊施設のほか、日帰り入浴施設として「豊富温泉ふれあいセンター」が営業している。豊富温泉ふれあいセンターには「コンシェルジュデスク」が設置されており、コンシェルジュや健康相談員が、肌トラブルに悩む人に湯治利用の相談にのったり、宿泊施設の案内などを行っている。滞在中、ここを交流の場として利用する湯治客も多く、少しでも快適に滞在できるようコンシェルジュがヨガ教室など各種イベントも企画している。
一般用浴場のほか、湯治用の浴場もある
豊富温泉は、油分を含んでいるため、かすかに石油のにおいがする。湯上がりは、身体が油でベタベタするわけではなく、油分により肌がしっとりする感じ。一度入浴してみると、保温保湿効果が高いといわれるのがよくわかる。また、油分に含まれるタールには抗炎症作用があり、肌トラブルによいといわれている。そのため、豊富温泉周辺に長期滞在し、アトピーや乾癬を改善しようと通う肌トラブルに悩む人が増えているそうだ。同センターは、一般入浴用の浴場のほか、湯治用の浴場(男女別)があるもの特徴。湯治用浴場は、長湯しやすいよう湯の温度を低めに設定している。油分を多く含む湯の華を集めた「原油」を浴場内に用意しているので、身体に塗るなどして利用できるのもうれしい。湯治目的ではない地元客や観光客の利用も多く、その場合も一般用浴場と湯治用浴場が利用できる。
道北流ジンギスカンでエゾシカ肉を味わおう
センター内にある食堂「味彩」では、ジンギスカンをはじめ、ラーメン、カレー、そばなどを提供。人気メニューは、豊富町の近郊で生産されるエゾシカ肉を使ったエゾシカジンギスカン(ライス付き990円、ライスなし840円)だ。ジンギスカンは北海道の郷土料理だが、道内の各地域によってジンギスカン鍋の形状や焼き方、食べ方が異なる。「味彩」のジンギスカンは道北地方で一般的とされる「煮る」感覚に近い食べ方。周囲に深い溝がある鍋を使用し、溝に水を入れて野菜を煮込む。肉と一部の野菜は、中央の平らな鉄板で焼いてタレに漬けて食べるスタイルだ。提供されるエゾシカ肉は赤身のため、脂肪分が少なめだがやわらかく、ジューシーな味わい。コチュジャンをつけるとピリ辛になり味変も楽しめる。珍しい泉質を満喫できる温泉とともに、道北地方ならではのジンギスカンを味わってみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 油のお風呂、臭いー!
- 民宿の女将さんに聞き訪問。『油のお風呂、ぜひ』と宗谷岬から2時間ほど砂利道を車で行ったお風呂。最高に面白い!アトピーに効果大。臭いに注意。
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- オススメします。タオルが石油臭くなります
- 宿で会った人に勧められてきましたが、本当に良かったです。石油のような匂いがまた心地良かったです。。2時間ぐらい湯に浸かっていましたが気持ち良かったです。石油っぽいの固まりが身体に付着するので、タオルで身体をふくときは匂いがうつるので注意してください。一回券で1日二回入れます。併設レストランのジンギスカンはオススメです。
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- けっこう効きそうな日帰り温泉、セイコーマートの牛乳は豊富の牛乳
- 日帰り温泉施設であり、土曜日に寄ったらば、地元客、他地域からの客で結構混んでいた。温泉は、ちょっと油が浮いていた。風呂上がりに豊富産の牛乳を飲もうと思ったが、実はセイコーマートのパック牛乳が豊富産の牛乳だった、と後で知った。販売用の冷蔵庫にセイコーマートの牛乳が入っていた意味が後でわかった。
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