十和田八幡平・白神

TOWADA HACHIMANTAI / SHIRAKAMI

世界遺産やユネスコ文化遺産がひしめく神秘のネイチャースポット

秋田県・青森県・岩手県の県境にまたがり、北は十和田湖周辺、南は八幡平周辺と2つの景勝地を有する国立自然公園「十和田八幡平」。十和田エリアでは国内唯一の二重カルデラ湖の十和田湖、湖から焼山まで続く約14kmの奥入瀬渓流など、東北随一の湖水と渓流美を観賞できる。八幡平エリアでは、山頂付近にある神秘の火山湖「八幡沼」、秋田と岩手を結ぶ全長27kmの「八幡平アスピーテライン」で絶景高原ドライブを楽しめる。あきた白神エリアは青森県の県境で能代市・藤里町・三種町・八峰町からなるエリア。約8000年前から手つかずのまま守られ、世界自然遺産にも登録されている白神のブナの森。住民は古くから白神山地を「神の住む森」として崇拝しており、ユネスコ文化遺産にも登録されている日本古来の伝統行事や、伝統芸能が数多く残されたエリアでもある。天然の水がめとも呼ばれるブナの森は良質な山菜やきのこを育て、湧水は川となって海へと注ぎ、秋田名物ハタハタやアワビなど魚介の恵みも与えている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    十和田湖
    奥入瀬渓流の源流にあたる神秘の湖
    秋田県と青森県の県境にあるカルデラ湖「十和田湖」は、奥入瀬渓流の源流となる水量豊富な湖。冬でも凍らないことから神秘の湖と呼ばれ、自然を満喫できるアクティビティやイベントを楽しめるスポットだ。
    十和田湖を車で一周すると約1時間。途中4か所ほど展望台がある
  • spot 02
    大湯環状列石
    日本を代表する大規模なストーンサークル
    大湯環状列石は約4000年前の縄文後期の遺跡。万座と野中堂の2つの環状列石が主体の儀式の場やお墓として使用されたと考えられている。1956年(昭和31)特別史跡に指定され、2021年(令和3)には世界文化遺産に登録された。
    標高約180mの台地上に現れる万座環状列石
  • spot 03
    大湯ストーンサークル館
    大湯環状列石の魅力を伝えるガイダンス施設
    2021年(令和3)に世界文化遺産に登録が決定した大湯環状列石のガイダンス施設。約4000年前縄文後期の遺跡である大湯環状列石について学ぶことができる。遺跡から出土した土器などの展示や情報コーナーがある。
    県道66号に面している
  • spot 04
    八幡平アスピーテライン
    眺望豊かなドライブコースで秋田県と岩手県を横断する道
    八幡平(はちまんたい)アスピーテラインは秋田県から岩手県の県境にある八幡平を横断する道路。自然豊かな道を爽快に走るのはもちろん、八幡平の火山帯の壮大な眺めはここならでは。湯治場として知られる温泉も数多く点在する。
    秋田側、鹿角市八幡平のアスピーテライン入口
  • spot 05
    玉川温泉
    全国屈指の効能と称される日本一の強酸性泉に出合える秘湯
    日本一の湧出量かつ強酸性を誇る玉川温泉には、豊かな効能に期待して日本各地から湯治客が訪れる。自然研究路一帯では天然の岩盤浴を楽しめ、そこかしこにゴザを敷いて寝転がる人々の光景が見られる。
    岩肌に寝転がり岩盤浴をする人たち
  • spot 06
    後生掛温泉
    天然サウナの箱蒸風呂を体験できる八幡平にたたずむ秘湯の一軒宿
    後生掛温泉は、八幡平のアスピーテライン沿いに湯煙を上げる一軒宿の温泉。開湯300年の歴史があり、古くから諸病に効果ありとして知られ、県内外から多くの人が体を癒やしにやってくる名湯だ。
    湯けむりの上がる、名湯らしい眺め
  • spot 07
    源泉・秘湯の宿ふけの湯
    類を見ない大自然に囲まれたワイルドな野天風呂
    「蒸ノ湯温泉(ふけのゆおんせん)」は標高1100mの山あいにある天空の温泉。400年も昔から温泉の湧き出る八幡平最古の秘湯といわれる。源泉の湧き出る様子を見ながらの露天風呂は、ほかに類を見ない圧巻の光景だ。
    空も山も見渡せる自然のなかの温泉
  • spot 08
    康楽館
    日本最古級の劇場として知られる明治建造の歴史的建築
    110年以上の歴史を誇り、旧金毘羅大芝居や永楽館とともに日本最古級の劇場のひとつとして知られる康楽館。日本の伝統の建築技法を用いながら建造された木造の洋風建築で、舞台の裏側まで見学可能。
    正面はレトロな洋風建築、側面は和風建築の意匠が見受けられる外観
  • spot 09
    明治百年通り
    歴史と技術に思いを馳せて明治百年通りを巡ろう
    小坂鉱山事務所や康楽館などの国重要文化財をはじめ、古き良き日本の街並みを感じながら散策できる「明治百年通り」。「使ってこそ文化財」をコンセプトにしており、貴重な建物を目で見て触れて体感できる。
    通りには康楽館の約100本の大のぼりが立ち並ぶ
  • spot 10
    比内や大館本店
    名店「比内や大館本店」で日本三大地鶏の比内地鶏を堪能
    天然記念物の比内鶏を品種改良した、日本三大地鶏のひとつ比内地鶏。基本的に平飼いもしくは放し飼いで飼育されており、大館市が本場として知られている。JR大館駅から車で7-8分の市街地に、地元住民にも愛される名店「比内や大館本店」がある。イチオシメニューはなんといっても、比内地鶏のダシ・卵・肉をぜいたくに使用する親子丼だ。どんぶりの蓋を開けると甘く香ばしい香りがたち、一口頬張ると弾力があるのにやわらかい食感と、濃厚かつジューシーな地鶏のうまさが口いっぱいに広がる。セットで付いてくる地鶏のスープも主役級のおいしさで、4-6時間じっくり煮込んだ地鶏のダシを余すところなく味わうことができる。本場の比内地鶏をとことん味わうなら、地鶏のレバー串もおすすめだ。1本ずつ炭火で焼かれたレバー串には臭みがなく、外はパリッとしていて中はフォアグラのような滑らか食感で、一度食べるととりこになること間違いなし。
    蓋を開けると現れる、黄金に輝く親子丼(980円)
  • spot 11
    小坂鉱山事務所
    日本一の鉱産額を誇った小坂鉱山事務所の建築美を鑑賞
    1905年(明治38)7月に小坂鉱山事務所は誕生した。細部にまで配慮された建築美は当時の繁栄を物語っており、観光地として生まれ変わった今でも人々を魅了し続ける。人気のお土産品コーナーでは地元の小坂七滝ワインも購入可能だ。
    洋館の意匠を凝らして建設された小坂鉱山事務所は2001年(平成13)に現在の場所に移築された
  • spot 12
    レストランあかしあ亭
    美しい洋館にある昔ながらの洋食屋さん
    小坂鉱山事務所の2階にある「レストランあかしあ亭」(営業期間4月下旬-11月上旬、冬季休業)には、施設の見学を終えて休憩がてらに立ち寄る人も多い。人気があるのは煮込みハンバーグにチーズをかけて焼いた「鉱山煮込みハンバーグ(1150円)」と地元の特産品十和田高原ポーク桃豚の「桃豚ロースかつ(1150円)」だ。ロースかつは厚みがあって食べごたえがあり、思わず箸が止まらなくなるおいしさ。豚の脂の甘みが、サクサクの大きめパン粉の衣とマッチしていてたまらない。ご飯はもちろん、あきたこまちで、セットの味噌汁とお新香もうれしい。このほかにも「桃豚生姜焼き(1150円)」も注文数が多いそう。ゆったりとした座席に座り、店内の窓から見える山々の景色に店内を通りすぎる心地良い風を感じれば、旅の疲れも癒やされること間違いない。
    サクサク衣がたまらない「桃豚ロースかつ」
  • spot 13
    十和田湖
    奥入瀬渓流の源流にあたる神秘の湖
    秋田県と青森県の県境にあるカルデラ湖「十和田湖」は、奥入瀬渓流の源流となる水量豊富な湖。冬でも凍らないことから神秘の湖と呼ばれ、自然を満喫できるアクティビティやイベントを楽しめるスポットだ。
    十和田湖を車で一周すると約1時間。途中4か所ほど展望台がある
  • spot 14
    大館市観光交流施設秋田犬の里
    モフモフの秋田犬に会える大館市の新たな観光拠点
    青森県との境に位置する大館市は秋田犬と本場大館きりたんぽが名物。秋田犬に会える場所としてオープンした「秋田犬の里」は犬を連れても入館できるため、散歩スポットになっている。
    秋田犬の誉(ほまれ)。タイミングが合えば会場で会えるかも
  • spot 15
    わっぱビルヂング
    伝統工芸を継承しつつ新しい交流を生むシェアスペース
    「大館曲げわっぱ」は国から指定されている伝統的工芸品のひとつ。2018年(平成30)に大館市に誕生した「わっぱビルヂング」は駅近くの好立地にあり、伝統×食×交流の場として観光客や地域の方々をつなぐ場を目指し、つくられた。
    駅から3分ほど歩くと見えてくる白いビル
  • spot 16
    能代市旧料亭金勇
    料亭時代の思いが詰まった「木都能代」が誇る最高の建築物
    秋田杉の製材を中心とした木材加工の町として発展した「能代市」。その昔は、木材加工の音が町中に響きわたっており木都能代(もくとのしろ)として栄えていた。現在はバスケの街、また白神(しらかみ)ネギの生産地としても有名。
    シンボルともいえる大広間。特徴的な四畳半仕切り格天井が圧巻
  • spot 17
    白神山地世界遺産センター「藤里館」
    世界自然遺産「白神山地」の成り立ちと見どころをチェック
    秋田県と青森県にまたがる白神山地。1993年(平成5)に、その中心部の1万7000haが世界自然遺産に登録された。白神山地世界遺産センター「藤里館」では、最新のフィールド情報や白神山地の価値について学べる。
    藤里町役場から車で10分ほど走ると到着する
  • spot 18
    二ツ森
    二ツ森を登って白神山地全土の大パノラマを楽しもう
    白神山地は1993年(平成5)12月11日に世界自然遺産に登録された秋田県と青森県にまたがる1300㎢の山地帯である。ブナの天然林は東アジア最大級といわれる。豊かな森には数多くの動植物が生息している。
    頂上からの景色。人工物の一切ない山並みはとても貴重
  • spot 19
    秋田内陸縦貫鉄道
    列車に揺られのどかな里山の風景を楽しむローカル線
    北秋田市の鷹巣駅から仙北市の角館駅まで、秋田県内陸部を縦貫する長さ94.2kmのローカル線。春は桜、夏は田んぼアート、秋は紅葉、冬は白銀の景色と、乗車する人々の心に残る風景を楽しませてくれる。
    「スマイルレール」の愛称で、地元の人と、訪れた人とを笑顔にする鉄道として親しまれている
  • spot 20
    森吉山の阿仁ゴンドラ
    ゴンドラに乗って一気に山頂駅へ。360度広がる大パノラマ
    夏は高山植物が咲き乱れる「花の百名山」として知られ、秋はコントラストのすばらしい紅葉が、冬はスキーと樹氷の名所として有名。阿仁スキー場から山頂駅までゴンドラが運行され、四季を通して壮大な景色を堪能できる。
    麓駅から山頂駅までは約20分。辺り一面森に囲まれ、絶景が広がる
  • spot 21
    里山レストラン&カフェ こぐま亭
    阿仁合駅(あにあいえき)に併設した食堂で気軽に秋田名物グルメを堪能
    阿仁合駅舎内にある「里山レストラン&カフェ こぐま亭」は、秋田県内の特産品を使ったメニューがそろう。比内地鶏の野菜ごろごろカレー、稲庭ラーメン、とんかつ定食、エビフライ定食など、お腹が鳴りそうなメニューばかりだ。このほか季節によって阿仁川(あにがわ)で獲れる鮎の塩焼き定食や、きりたんぽ鍋なども登場するが、数量限定なので食べられたら運が良い。お米はすべて「あきたこまち」、味噌汁には地元産の大豆で造った無添加の「阿仁みそ」を使用。秋田のお米と味噌のシンプルなおいしさを実感できるのもまた魅力だ。食券を購入して注文するスタイルで、レストランとカフェの窓口が分かれている。カフェではコーヒーやソフトクリームなどが提供されており、電車の待ち時間に立ち寄るのもおすすめ。メニューは季節によって変更あり。
    「比内地鶏」の鶏肉と卵を使った親子丼。ごぼうの入った柳川風はここならでは
  • spot 22
    伊勢堂岱縄文館
    縄文時代の環状列石が発見された伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設
    国内で唯一、4つの環状列石が発見された縄文遺跡。縄文人の世界観や社会構造を復元できる貴重な遺跡として学術的価値が高く、2001年(平成13)に国の史跡に指定。2021年(令和3)7月にユネスコ世界文化遺産に登録された。
    多くの土偶が破片で見つかるなかで、中央の「板状土偶」は唯一完全なかたちで復元できたもの
  • spot 23
    打当温泉マタギの湯
    マタギの文化を知り、ジビエ料理を味わえる秘境の温泉宿
    古くからマタギの里として知られる森吉山のふもとにある阿仁地域。マタギとは山深く分け入って熊などの野生獣の狩猟を生業としてきた人をいう。 打当温泉マタギの湯は、温泉とマタギの生活を知ることのできる宿だ。
    向かって右が温泉宿、左にマタギ資料館が併設されている
  • spot 24
    安の滝
    「日本の滝100選」にも選ばれた、森吉山随一の名瀑
    森吉山に数ある滝のなかでも随一の名瀑といわれる安の滝。かつて阿仁打当の金山で働く久太郎という若者と美しい娘のヤスが恋に落ちたが、成就しない恋に悲観したヤスが滝壺に身を投げてしまったという悲恋の物語が残っている。2段に落ちる滝の高さは約90m。切り立つ岩場とその遥か頭上から落下する飛瀑は訪れる人を魅了する。県道308号沿いに安の滝の標識があり、そこから左折して林道を約30分走ると安の滝へ向かう起点となる駐車場に到着する。安の滝へ向かう中ノ又沢沿いの遊歩道は歩きやすく整備されているので、初心者でも安心してトレッキングを楽しめる。緑に囲まれた清流をのんびり歩いて安の滝までは45分ほど。秋の紅葉シーズンには滝に虹が架かることもあり、すばらしい絶景を見せる。マイナスイオンをたっぷり浴びれば、日常を忘れさせてくれる景色が心に残るだろう。
    落差90mを流れ落ちる滝は白糸のように美しい
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旅のヒント

  1. その1

    十和田八幡平エリアへ車で東北道を利用する場合、東北道鹿角八幡平ICで下りると便利。鉄道利用の場合は、東北新幹線でJR盛岡駅下車、JR鹿角線に乗り換えてJR鹿角花輪駅へ。

  2. その2

    白神エリアへ東北道を利用する場合は、東北道小坂JCTから秋田道へ入り、二ツ井白神ICで下りると便利。鉄道の場合は秋田新幹線こまちでJR秋田駅下車、五能線リゾートしらかみに乗り換えてJRあきた白神駅へ向かうと、風光明媚な海と山の景観も楽しめる。

  3. その3

    火山高原である十和田八幡平エリアは、温泉スポットも豊富。アスピーテ状高原地帯に広がる大温泉地帯「八幡平温泉郷」、日本三大美人の湯と称される「湯瀬温泉郷」、開湯800年の歴史のある「大湯温泉郷」はどれも秘湯ムード満点だ。

  4. その4

    十和田八幡平エリアは、日本古来の行事や伝統芸能も盛ん。ユネスコ無形文化遺産の「花輪ばやし」と「大日堂舞楽」、国指定重要無形文化財の「毛馬内盆踊り」には多くの観光客が訪れる。

  5. その5

    白神山地の南麓エリアは、豊かな水源の恩恵により山菜や天然きのこ、ジュンサイなど都市では希少な高級食材が多く収穫される。日本海側ではミネラル豊富な流水により、ハタハタやアワビ、岩牡蠣などの水揚げも多く、ぜいたくな郷土料理を味わえる。

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