秋田
十和田八幡平・白神
TOWADA HACHIMANTAI / SHIRAKAMI
世界遺産やユネスコ文化遺産がひしめく神秘のネイチャースポット
秋田県・青森県・岩手県の県境にまたがり、北は十和田湖周辺、南は八幡平周辺と2つの景勝地を有する国立自然公園「十和田八幡平」。十和田エリアでは国内唯一の二重カルデラ湖の十和田湖、湖から焼山まで続く約14kmの奥入瀬渓流など、東北随一の湖水と渓流美を観賞できる。八幡平エリアでは、山頂付近にある神秘の火山湖「八幡沼」、秋田と岩手を結ぶ全長27kmの「八幡平アスピーテライン」で絶景高原ドライブを楽しめる。あきた白神エリアは青森県の県境で能代市・藤里町・三種町・八峰町からなるエリア。約8000年前から手つかずのまま守られ、世界自然遺産にも登録されている白神のブナの森。住民は古くから白神山地を「神の住む森」として崇拝しており、ユネスコ文化遺産にも登録されている日本古来の伝統行事や、伝統芸能が数多く残されたエリアでもある。天然の水がめとも呼ばれるブナの森は良質な山菜やきのこを育て、湧水は川となって海へと注ぎ、秋田名物ハタハタやアワビなど魚介の恵みも与えている。
エリアの見どころ
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大湯ストーンサークル館
- 大湯環状列石の魅力を伝えるガイダンス施設
- 2021年(令和3)に世界文化遺産に登録が決定した大湯環状列石のガイダンス施設。約4000年前縄文後期の遺跡である大湯環状列石について学ぶことができる。遺跡から出土した土器などの展示や情報コーナーがある。
- スポットの詳細
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大湯ストーンサークル館
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八幡平アスピーテライン
- 眺望豊かなドライブコースで秋田県と岩手県を横断する道
- 八幡平(はちまんたい)アスピーテラインは秋田県から岩手県の県境にある八幡平を横断する道路。自然豊かな道を爽快に走るのはもちろん、八幡平の火山帯の壮大な眺めはここならでは。湯治場として知られる温泉も数多く点在する。
- スポットの詳細
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八幡平アスピーテライン
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比内や大館本店
- 名店「比内や大館本店」で日本三大地鶏の比内地鶏を堪能
- 天然記念物の比内鶏を品種改良した、日本三大地鶏のひとつ比内地鶏。基本的に平飼いもしくは放し飼いで飼育されており、大館市が本場として知られている。JR大館駅から車で7-8分の市街地に、地元住民にも愛される名店「比内や大館本店」がある。イチオシメニューはなんといっても、比内地鶏のダシ・卵・肉をぜいたくに使用する親子丼だ。どんぶりの蓋を開けると甘く香ばしい香りがたち、一口頬張ると弾力があるのにやわらかい食感と、濃厚かつジューシーな地鶏のうまさが口いっぱいに広がる。セットで付いてくる地鶏のスープも主役級のおいしさで、4-6時間じっくり煮込んだ地鶏のダシを余すところなく味わうことができる。本場の比内地鶏をとことん味わうなら、地鶏のレバー串もおすすめだ。1本ずつ炭火で焼かれたレバー串には臭みがなく、外はパリッとしていて中はフォアグラのような滑らか食感で、一度食べるととりこになること間違いなし。
- スポットの詳細
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比内や大館本店
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レストランあかしあ亭
- 美しい洋館にある昔ながらの洋食屋さん
- 小坂鉱山事務所の2階にある「レストランあかしあ亭」(営業期間4月下旬-11月上旬、冬季休業)には、施設の見学を終えて休憩がてらに立ち寄る人も多い。人気があるのは煮込みハンバーグにチーズをかけて焼いた「鉱山煮込みハンバーグ(1150円)」と地元の特産品十和田高原ポーク桃豚の「桃豚ロースかつ(1150円)」だ。ロースかつは厚みがあって食べごたえがあり、思わず箸が止まらなくなるおいしさ。豚の脂の甘みが、サクサクの大きめパン粉の衣とマッチしていてたまらない。ご飯はもちろん、あきたこまちで、セットの味噌汁とお新香もうれしい。このほかにも「桃豚生姜焼き(1150円)」も注文数が多いそう。ゆったりとした座席に座り、店内の窓から見える山々の景色に店内を通りすぎる心地良い風を感じれば、旅の疲れも癒やされること間違いない。
- スポットの詳細
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レストランあかしあ亭
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大館市観光交流施設秋田犬の里
- モフモフの秋田犬に会える大館市の新たな観光拠点
- 青森県との境に位置する大館市は秋田犬と本場大館きりたんぽが名物。秋田犬に会える場所としてオープンした「秋田犬の里」は犬を連れても入館できるため、散歩スポットになっている。
- スポットの詳細
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大館市観光交流施設秋田犬の里
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白神山地世界遺産センター「藤里館」
- 世界自然遺産「白神山地」の成り立ちと見どころをチェック
- 秋田県と青森県にまたがる白神山地。1993年(平成5)に、その中心部の1万7000haが世界自然遺産に登録された。白神山地世界遺産センター「藤里館」では、最新のフィールド情報や白神山地の価値について学べる。
- スポットの詳細
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白神山地世界遺産センター「藤里館」
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森吉山の阿仁ゴンドラ
- ゴンドラに乗って一気に山頂駅へ。360度広がる大パノラマ
- 夏は高山植物が咲き乱れる「花の百名山」として知られ、秋はコントラストのすばらしい紅葉が、冬はスキーと樹氷の名所として有名。阿仁スキー場から山頂駅までゴンドラが運行され、四季を通して壮大な景色を堪能できる。
- スポットの詳細
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森吉山の阿仁ゴンドラ
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里山レストラン&カフェ こぐま亭
- 阿仁合駅(あにあいえき)に併設した食堂で気軽に秋田名物グルメを堪能
- 阿仁合駅舎内にある「里山レストラン&カフェ こぐま亭」は、秋田県内の特産品を使ったメニューがそろう。比内地鶏の野菜ごろごろカレー、稲庭ラーメン、とんかつ定食、エビフライ定食など、お腹が鳴りそうなメニューばかりだ。このほか季節によって阿仁川(あにがわ)で獲れる鮎の塩焼き定食や、きりたんぽ鍋なども登場するが、数量限定なので食べられたら運が良い。お米はすべて「あきたこまち」、味噌汁には地元産の大豆で造った無添加の「阿仁みそ」を使用。秋田のお米と味噌のシンプルなおいしさを実感できるのもまた魅力だ。食券を購入して注文するスタイルで、レストランとカフェの窓口が分かれている。カフェではコーヒーやソフトクリームなどが提供されており、電車の待ち時間に立ち寄るのもおすすめ。メニューは季節によって変更あり。
- スポットの詳細
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里山レストラン&カフェ こぐま亭
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安の滝
- 「日本の滝100選」にも選ばれた、森吉山随一の名瀑
- 森吉山に数ある滝のなかでも随一の名瀑といわれる安の滝。かつて阿仁打当の金山で働く久太郎という若者と美しい娘のヤスが恋に落ちたが、成就しない恋に悲観したヤスが滝壺に身を投げてしまったという悲恋の物語が残っている。2段に落ちる滝の高さは約90m。切り立つ岩場とその遥か頭上から落下する飛瀑は訪れる人を魅了する。県道308号沿いに安の滝の標識があり、そこから左折して林道を約30分走ると安の滝へ向かう起点となる駐車場に到着する。安の滝へ向かう中ノ又沢沿いの遊歩道は歩きやすく整備されているので、初心者でも安心してトレッキングを楽しめる。緑に囲まれた清流をのんびり歩いて安の滝までは45分ほど。秋の紅葉シーズンには滝に虹が架かることもあり、すばらしい絶景を見せる。マイナスイオンをたっぷり浴びれば、日常を忘れさせてくれる景色が心に残るだろう。
- スポットの詳細
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安の滝
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道の駅おおゆ
- 日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計した道の駅
- 青森県と秋田県にまたがる十和田湖からいちばん近い温泉地・大湯温泉郷に、2018年(平成30)にオープンした道の駅おおゆ。「縁側に座って庭を眺めるように、大湯の美しい景色を楽しんでもらいたい」という隈研吾氏の想いと、「縁が輪になる、大湯のえんがわ」という運営コンセプトがあわさった当施設には円や輪がたくさん。物産コーナー「えんがわショップ」には、秋田県北地域の特産品や採れたての地場産野菜のほか、スタッフが試食して太鼓判をおす全国各地の選りすぐりのおいしいものが並ぶ。また、2021年(令和3)に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された「大湯環状列石」にまつわる商品も多く取りそろえており、なかでも、縄文時代後期の土製品(土版)をモチーフにした「どばんくんクッキー」が一番人気。えんがわカフェでは地元の特産かづの牛や八幡平ポークを味わうことができる。芝生が広がる屋外広場では子どもたちが元気に走り回り、犬と一緒に散歩している人もいる。物販の新商品やカフェの新メニュー、イベントのお知らせはSNSをチェック。1人でもグループでもペット連れでも、ゆっくりと楽しめる施設だ。
- スポットの詳細
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道の駅おおゆ
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ホルモン幸楽
- 一度食べたらハマる味。甘辛タレがしみ込んだ絶品ホルモン鍋
- 1951年(昭和26)の創業当初から、地元の人に愛されてきた「幸楽ホルモン鍋」。当時の鹿角市では、ホルモンはあまり一般的ではなかったが、幸楽が生み出したオリジナルのタレと、ジンギスカン鍋を使ってほどよく味をしみ込ませる調理法が人気を呼び、「家より先に立ち寄る店」といわれるように。味噌と醤油をベースにした秘伝の甘辛タレをしっかり揉みこんだ豚の大腸、小腸、ハツ、タン、牛のミノ、センマイは、ホルモンらしい歯ごたえがありながらもやわらかく、口の中でうまみがジュワッと広がっていく。タレは創業当時から70年以上変わらない手作りだ。いざ食べるときは、まず、よく熱した深めのジンギスカン鍋にホルモンを載せ、周囲にぐるりと豆腐を並べ、上から蓋をするようにたっぷりキャベツを載せる。キャベツがしんなりしたら食べ頃だ。うどんを入れて食べるのもオススメ。ビールや自家製キムチと一緒に、絶品ホルモン鍋を心ゆくまで味わいたい。
- スポットの詳細
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ホルモン幸楽
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小坂鉄道レールパーク
- 鉄道遺産のテーマパークで、見て学んで体験する
- 廃線になった小坂鉄道の小坂駅舎と線路、機関車庫をそのまま活用し、当時使われていた車両を間近に見たり触ったりすることのできるテーマパーク。歴史を感じながら、レールバイクや観光トロッコの乗車体験を楽しもう。
- スポットの詳細
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小坂鉄道レールパーク
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大館・小坂鉄道レールバイク
- 小坂鉄道の歴史に思いを馳せて。レールバイクで大自然を満喫
- 廃線になった小坂鉄道の線路をそのまま使い、風光明媚な長木渓谷の景色を楽しみながらレールバイクを走らせるアトラクション。ガタンゴトンという列車のリズムそのままに、風を切って走る爽快感は格別だ。
- スポットの詳細
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大館・小坂鉄道レールバイク
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大館曲げわっぱ製作体験(柴田慶信商店)
- 呼吸をする弁当箱「白木の曲げわっぱ」作りを体験
- 優れた機能性はもちろん、見た目の美しさでも評価を受けている柴田慶信商店の曲げわっぱ。JR大館駅から徒歩1-2分の場所にあるわっぱビルヂング店では、職人の手ほどきを受けながら製作体験をすることができる。
- スポットの詳細
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大館曲げわっぱ製作体験(柴田慶信商店)
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十和田ホテル
- 全客室が十和田湖ビューの絶景。圧巻の秋田杉建築
- 十和田八幡平国立公園(とわだはちまんたいこくりつこうえん)内、十和田湖の西湖畔にたたずむ老舗ホテル。秋田杉をふんだんに使った木造3階建ての本館は、秋田、青森、岩手の北東北三県から集めた約80名の宮大工たちに腕を競い合わせるようにして造らせたものだといい、1室ずつ意匠の異なる客室が特徴的だ。本館一棟が国の登録有形文化財に指定されており、特に数寄屋(すきや)風の天井をもつ吹き抜けの玄関ホールは圧巻の美しさだ。客室は本館・別館ともに全室十和田湖側にあり、滞在時は絶景を望みながらゆっくりと羽を休めることができる。徒歩圏内に十和田湖を間近で見られる「西湖畔遊歩道」(通称「陛下のさんぽ道」)があるほか、「発荷峠(はっかとうげ)展望台」まで車で約11分、「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」まで車で約30分と、十和田湖の見どころを存分に楽しめるロケーション。八幡平や八甲田山(はっこうださん)の観光時にも最適だ。毎年4月中旬から11月中旬の期間限定営業となっており、冬季は全館休業となるため注意が必要。
- スポットの詳細
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十和田ホテル
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能代エナジアムパーク
- エナジアムパークで、人と地球とエネルギーについて考える
- 人類の歴史とエネルギーの関係について興味をもち、学ぶことができる能代エナジアムパーク。生活に欠かせないエネルギーがどのように作られ、地球環境を守るために何が必要なのか、見学しながら考えてみよう。
- スポットの詳細
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能代エナジアムパーク
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マルヒコビルヂング
- 老舗酒屋が生まれ変わり、賑わい創出のスポットに
- 能代駅前に2022年(令和4)にグランドオープンした「マルヒコビルヂング」は、地域活性化を目的とした複合施設。「地域の子どもたちに、放課後自由に遊びに来てほしい。さらに、子どもから大人まで、さまざまな人が行き交う賑わいの場を」という管理者の想いが詰まっている。1階の「cafe & asobiba 4-6(かふぇあんどあそびば4の6)」の奥には、靴を脱いで利用する「子どもの遊び場」があり、くりぬかれたテーブルの穴から顔を出したりかくれんぼをするなど、楽しめる工夫が盛りだくさん。デッサン教室や子ども服のリユース会、セミナーやライブなどが不定期で開催されている。2階は、レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースを兼ね備えた「Co-motomachi(コ-モトマチ)」。6部屋あるレンタルオフィスには、能代市在住のデザイナーを中心としたさまざまな職種の人が入居中だ。コワーキングスペースとミーティングスペースは、電話予約をすれば誰でも利用することができる(当日受付も可能)。
- スポットの詳細
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マルヒコビルヂング
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cafe & asobiba 4-6
- こだわりのカレーが人気。誰でも気軽に立ち寄れる地域の遊び場
- 能代(のしろ)駅前にある複合施設「マルヒコビルヂング」1階にある同店は、学生から年配の人まで幅広い年齢層が集うカフェ&遊び場。3種類の豆をブレンドしたオリジナルコーヒーは、2階のシェアオフィスに通う人も毎日飽きずに飲めるようにと、利用者とともに試行錯誤を重ねて完成したもの。スコーンやマフィン、チーズケーキなどコーヒーにあう焼き菓子なども充実しており、季節ごとに限定メニューも登場する。「地元らしさを出したい」と、フードに使う材料のほとんどを隣接する商店街で仕入れている。看板メニューの「よんのろくカレー」は、市内で唯一の糀(こうじ)店「今井糀屋(いまいこうじや)」の味噌と甘酒を使用し、たっぷりのタマネギと国産鶏もも肉を煮込んで、ニンニクやショウガ、スパイスを利かせた香り豊かな一品。テイクアウトして、能代の町並みを眺めながら屋外で食べるのも気持ちがいい。ライブや販売会、ワークショップなどを交えたイベント「よんのろくいち」も定期的に開催。イベントの開催日程などの詳細はcafe & asobiba 4-6のインスタグラムで。
- スポットの詳細
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cafe & asobiba 4-6
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果樹農家のレストラン しらかみカフェ
- 白神山地を眺めながら、果樹園の梨を使ったさまざまなメニューを堪能
- 梨の産地として知られる八峰町(はっぽうちょう)峰浜(みねはま)地区の果樹農家、笠原果樹園が営むレストラン。2分の1個分の梨を使った自家製コンポートがゴロゴロと入った「梨カレー」や、トッピングとソースに梨をたっぷり使った「フルーツパスタ」など、隣接する果樹園の梨を使用したメニューを中心とした、おいしい食事とスイーツを楽しめる。肉料理や魚料理のソースにもフルーツのもろみを使用しており、果樹農家ならではの味が人気。同じメニューでも時期によって使う梨の品種が異なるため、訪れるたびに違う発見があるのもうれしい。梨が旬を迎える9~10月頃は、果樹園での梨狩り体験(要予約)や、採れたての梨の販売も行っている。「果樹園に訪れた客がランチやコーヒーをゆっくり楽しめる場所を作りたい」という思いで、2010年(平成22)にオープンした同レストラン。オーナー夫婦の趣味である音楽ライブやイベントも店内で多数開催され、県内各地からたくさんの人が集う場所だ。木のぬくもりを感じられる内装と心地よい音楽に包まれながら、白神の水で育ったみずみずしい梨のおいしさをさまざまな形で堪能しよう。
- スポットの詳細
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果樹農家のレストラン しらかみカフェ
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くまくま園
- マタギの文化が根付く土地で、かわいいクマたちに会う
- 森吉山麓にある阿仁(あに)地域は、マタギの文化が根付く山深い土地だ。マタギとは、農業と狩猟を生業にする人々で、春から秋にかけては農業を行い、雪の降る晩秋から早春にかけては山に入ってクマやウサギなどを狩って生活してきた。手に入れた獲物は「山の神様からの授かりもの」として大切にする風習があり、毛皮で暖をとり、肉を食べ、熊の胆(い)は薬として重宝されている。野生生物であるクマの習性を熟知し、上手にクマと共存してきた歴史をもつのが、この地の特性だといえる。そんな土地にあるクマの動物園「くまくま園」では、かわいらしいツキノワグマや、迫力ある大きなヒグマを見ることができる。ツキノワグマは、大人のオス、大人のメス、若いクマに分かれて過ごしており、子グマが生まれた年にはぬいぐるみのような愛らしい子グマと触れ合うこともできる(期間限定)。園内には展示コーナーがあり、クマを取り巻く環境、クマの行動や習性について詳しく解説している。近年、クマによる農作物の被害や、人がクマに襲われるなどの事故があとを絶たない。マタギの文化を知ることは、人間と野生動物が同じフィールドでうまく暮らす方法について学ぶきっかけになるに違いない。
- スポットの詳細
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くまくま園
人気スポット
旅のヒント
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その1
十和田八幡平エリアへ車で東北道を利用する場合、東北道鹿角八幡平ICで下りると便利。鉄道利用の場合は、東北新幹線でJR盛岡駅下車、JR鹿角線に乗り換えてJR鹿角花輪駅へ。
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その2
白神エリアへ東北道を利用する場合は、東北道小坂JCTから秋田道へ入り、二ツ井白神ICで下りると便利。鉄道の場合は秋田新幹線こまちでJR秋田駅下車、五能線リゾートしらかみに乗り換えてJRあきた白神駅へ向かうと、風光明媚な海と山の景観も楽しめる。
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その3
火山高原である十和田八幡平エリアは、温泉スポットも豊富。アスピーテ状高原地帯に広がる大温泉地帯「八幡平温泉郷」、日本三大美人の湯と称される「湯瀬温泉郷」、開湯800年の歴史のある「大湯温泉郷」はどれも秘湯ムード満点だ。
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その4
十和田八幡平エリアは、日本古来の行事や伝統芸能も盛ん。ユネスコ無形文化遺産の「花輪ばやし」と「大日堂舞楽」、国指定重要無形文化財の「毛馬内盆踊り」には多くの観光客が訪れる。
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その5
白神山地の南麓エリアは、豊かな水源の恩恵により山菜や天然きのこ、ジュンサイなど都市では希少な高級食材が多く収穫される。日本海側ではミネラル豊富な流水により、ハタハタやアワビ、岩牡蠣などの水揚げも多く、ぜいたくな郷土料理を味わえる。
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秋田番屋酒場
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