秋田
角館・田沢湖・乳頭
KAKUNODATE / LAKE TAZAWA / NYUTO
角館の武家屋敷や憧れの秘湯がひしめく県内屈指の観光エリア
秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域。水深日本一の田沢湖を中心に、東側には乳頭温泉をはじめ、温泉ファン憧れの秘湯が点在する駒ケ岳、北側には岩手県との県境にまたがる雄大な八幡平(はちまんたい)エリアが広がる。南にはミシュラングリーンガイド2つ星の角館武家屋敷をはじめとした、国内外で知名度の高い観光コンテンツがそろっている。エリアの8割は森林地帯で、それぞれの観光スポットを巡るドライブコース沿いには、美しい田沢湖やエメラルドグリーンの抱返り渓谷(だきがえりけいこく)、ブナの原生林などのネイチャースポットも点在している。佐竹北家のお膝元であり、かつては秋田佐竹藩の避暑地として、昭和に入ると県内屈指のリゾート観光地として賑わいをみせた。近年のアウトドアブームで、田沢湖畔にはキャンプ場や屋外サウナ施設、マリンアクティビティスポットが続々誕生しており、今もなお観光地としての魅力を増し続けている。
エリアの見どころ
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唐土庵
- 秋田の伝統菓子を改良した生もろこし
- もろこしとは、小豆粉と砂糖を混ぜて型打ちした伝統菓子のことで、ルーツは中国といわれており、秋田では江戸時代から角館のお土産として親しまれてきた。元祖生もろこし本舗である唐土庵は1957年(昭和32)に角館の地に創業。当時は型打ちしてから焼きを入れる硬いお菓子であったが、生のまま仕上げることで炒りあずきの風味を残しつつ口どけなめらかな「生もろこし」を生みだした。唐土庵の真骨頂ともいえる商品が、角館の直営店だけで限定販売している「吟醸生もろこし」だ。北海道十勝産の高級あずきを磨き上げた芯だけを使い、上品な和三盆と金粉を加えて桜の花びら型にした逸品。生もろこしを最もおいしくいただくコツは、あらかじめ冷凍庫で冷やして、冷たいうちに食べることだ。かまずとも口の中で溶けていく食感を楽しめる。お茶はもちろん、炒ったあずきを使っているためコーヒーとの相性も抜群だ。武家屋敷店など角館内の4店舗で購入できる。
- スポットの詳細
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唐土庵
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田沢湖高原温泉郷と水沢温泉郷
- 田沢湖と鳥海山の景色も楽しめる2つの温泉
- 水深日本一の田沢湖から乳頭温泉郷に向かう途中の高原エリアにある2つの温泉郷。高原リゾート感あふれる田沢湖高原温泉郷と古くからの湯治場として栄え、スキーも楽しめる水沢温泉郷だ。
- スポットの詳細
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田沢湖高原温泉郷と水沢温泉郷
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食彩 町屋館
- 秋田や角館ならではの特産品がそろう手土産&ご当地グルメショップ
- JR角館駅から徒歩20分ほど。かつて武士が住んでいた武家屋敷通りと、町民が住んだ街並みのちょうど境目付近に立つ複合施設。角館の景観に調和する和風デザインの建物の1階は、角館をはじめ秋田各地からセレクトされた特産品がズラリと並ぶお土産ショップ。2階には秋田名物の比内地鶏や稲庭うどんのメニューを中心に、角館のご当地グルメなどを味わえるレストランを併設している。1階お土産ショップは、秋田の地酒や角館の老舗醸造所でこしらえた調味料などのラインナップが豊富。スーパーなどではなかなか買えない逸品もセレクトされている。食品以外にも角館の伝統工芸「樺細工」コーナーや、角館ゆかりの駄菓子売場もあり、大人も子どももワクワクしながら買い物を楽しめる。2階にある食事処「町屋館 かくのだ亭」では、「日本三大地鶏」の比内地鶏を使った親子丼、「日本三大うどん」と称される稲庭うどんが人気。敷地内には無料駐車場が設置されていて、ドライブ旅行の休憩所として立ち寄るにも便利なスポットだ。
- スポットの詳細
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食彩 町屋館
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お食事処 桜の里
- 武家屋敷で行列必至!究極の比内地鶏親子丼に出合える
- 角館(かくのだて)の中・下流武士の武家屋敷が立ち並ぶ東勝楽丁(ひがしかつらくちょう)の一角。武家屋敷・河原田家の隣にある「秋田のおいしいもの」をコンセプトにした食堂。平日でも行列ができる人気店の名物メニューはおもに2つ。本場大館から取り寄せる比内地鶏をぜいたくに使った「究極の比内地鶏親子丼」と、老舗名店の流れを汲む佐藤養悦本舗(さとうようえつほんぽ)の稲庭干饂飩(いなにわほしうどん)。なかでも究極の比内地鶏親子丼は、全国メディアにもたびたび取り上げられる逸品で、このメニューを食べるためにわざわざ全国から訪れるファンも多い。甘く繊細な脂身と歯ごたえのある肉質、濃厚なうまみが特徴の比内地鶏。桜の里では注文を受けてからひと手間をかけ、備長炭で皮目を炭火焼きに。外はカリカリで香ばしく焼き上がった地鶏を、特製だしと比内地鶏の卵で半熟状態に火入れ。濃厚でまったりした黄身がだしの利いた甘めのタレにからみ、味の強い地鶏をしっかりコーティングしている。ひと口頬張ると炭火焼きした地鶏の香りとジューシーな肉汁が弾けて広がり、絶妙なバランスの味わいを楽しませてくれる。稲庭うどんとのセットメニューも観光客に人気だ。
- スポットの詳細
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お食事処 桜の里
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タザワコサウナ
- 田沢湖にダイブしてととのう完全プライベートサウナ
- JR田沢湖駅から車で10分ほど、田沢湖東岸の白浜エリアで営業している完全予約制のプライベートサウナ。ほかのお客さんに出会うことなく、絶景のロケーションを独り占めできる特別感。エメラルドグリーンに輝く湖畔に建てたテント式サウナで、薪ストーブを焚いて室温を上げていき、好みの温度に調整することも可能だ。薪ストーブの上のサウナストーンに水をかけて「ロウリュ」すると、湿度とともに体感温度も上昇。ロウリュの水には白樺アロマ水も入っており、天然アロマの香りが漂いリラックス効果も抜群だ。タザワコサウナの最大の特徴は、水風呂の代わりに目の前の田沢湖にダイブできること。サウナ先進地であるフィンランド式湖畔サウナを再現したスポットとしては国内でも珍しく、日本最大級のサウナ専門サイトで秋田県サウナランキング1位にも選ばれている。予約すれば2.5時間の秋田で自由に楽しめるシステムで、おすすめは「テントサウナに10分・湖水浴を10分・砂浜での外気浴を10分」の計30分を2.5時間のなかで3-4セット繰り返すことだそう。スタッフがサポートしてくれるので、初心者でも至高のととのい体験ができるかも。
- スポットの詳細
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タザワコサウナ
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乳頭温泉郷 妙の湯
- 瀟洒(しょうしゃ)でレトロなしつらえと渓流沿いの露天風呂で非日常体験
- 秋田新幹線の停車駅であるJR田沢湖駅から車で30分ほど。天然ブナ林の山道を抜けると聞こえてくる先達川のせせらぎの音。治場風情あふれる鄙(ひな)びたイメージの乳頭温泉のなかでも、おしゃれなたたずまいと上品なしつらえが女性に大人気の宿。乳頭温泉の代名詞である硫酸塩泉のほかに、無色透明でトロリとした単純線も楽しめるため、敏感肌の方でも安心して秘湯を堪能できる。軒先のすぐ下に渓流が流れており、白い濁り湯が流れ込む露天風呂からは見事な滝を眺めることも。宿泊すれば満点の星空やランプの灯りのもとで幻想的な非日常体験ができるが、日帰りでもこの温泉を楽しめるのがうれしい。宿泊の食事会場として利用される「食事処草庵」を解放しており、日帰り入浴の時間はおしゃれなカフェダイニングに。稲庭うどんセットや名物きのこ汁御膳などのお食事メニューのほかにも、「こだわり珈琲」などのカフェメニューも充実。大窓から四季の借景を眺めながら、のんびりと湯上がりのひとときを過ごしてほしい。
- スポットの詳細
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乳頭温泉郷 妙の湯
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蟹場温泉
- 乳頭では珍しい単純硫黄泉を、原生林に囲まれた混浴露天で堪能
- JR田沢湖駅から車で30分ほどの乳頭温泉のなかでも、最も奥まった場所にたたずむ宿。注目は天然ブナの原生林に囲まれた野趣あふれる混浴露天風呂だ。露天風呂は本館から50mほど離れた森のなかにあり、外に出て2分ほど歩いた先に脱衣所がポツンと見えてくる。脱衣所は男女に分かれているが、露天風呂は30人ほど入れそうな広さの岩風呂で、基本的に古きよき混浴スタイル。泉質は美肌効果が期待できるといわれる「単純硫黄泉」。硫黄の香りが強く白く濁った泉質が多い乳頭温泉のなかで、無色透明な源泉かけ流しの湯に浸かれる貴重な露天風呂だ。宿泊の際には女性専用時間も用意されているので、混浴が苦手な方でも安心して秘湯を楽しめる。露天風呂以外にも秘湯ムードあふれる秋田杉造りの内湯と岩風呂の内湯があり、肌寒い季節もゆっくり温泉に浸かれるために常連ファンからも人気だ。「蟹場」という名前の由来は、宿の付近でサワガニがよく獲れたからだという。今でもエントランス付近にカニのオブジェなどが見つかるので、日帰り入浴のついでに探してみてはいかが。
- スポットの詳細
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蟹場温泉
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大釜温泉
- 旧校舎を移築改装した昭和ノスタルジックな秘湯宿
- 乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)「妙の湯(たえのゆ)」から徒歩で3分ほど。先達川に架かる橋を越えた先にある一軒宿。ノスタルジックでどこか懐かしい外観は、1965年(昭和40)まで実際に使われていた旧小学校校舎の建築資材を活用して再建しているため。玄関から一歩足を踏み入れると、館内も懐かしい木造校舎の雰囲気を残した空間が現れる。冬場も入れる露天風呂もあわせて湯船は2か所。内湯は10名ほどが入れそうな広さで、丸太をくり抜いた湯口からザザーと源泉が流れ落ちてくる。自家源泉の湯温が98℃ほどという高温なので湯温調整のために加水しているが、それでもトロリとした肌触りに圧倒的な湯力を感じる。内湯のすぐ外には、ブナの原生林に囲まれた野趣あふれる露天風呂が。こちらにも日々の条件で色が変化する源泉をかけ流し。男女とも冬でも入浴可能な露天風呂をしつらえており、幻想的な雪見露天風呂も堪能できる。ちなみに夏季限定で乳頭温泉唯一の足湯が登場。日帰り入浴ついでに気軽に立ち寄りたい。
- スポットの詳細
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大釜温泉
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黒湯温泉
- 乳頭温泉郷の最深部に現れる茅葺き集落のような広大な温泉宿
- 開湯300年以上の歴史があり、乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)のなかでも最も湯量が豊富な秘湯。天然ブナ林の山道を抜けて駐車場へ。さらに駐車場から温泉看板の脇の小道を下っていくと、先達川上流の荒涼とした源泉地帯に茅葺きや杉皮葺きの趣ある建物や湯小屋が現れてくる。打たせ湯もあわせると10か所以上の湯船で濁り湯を堪能できる。露天風呂や打たせ湯の湯小屋にはブナの丸太を使うことで、四方に広がる川や原生林とも見事に調和。敷地内の小道を歩いた先に広がる源泉地の湯畑など、時代から取り残された集落に暮らしているような不思議なノスタルジー感を味わえる。黒湯温泉には「上の湯」と「下の湯」の2つの自家源泉が湧き、そのどちらにも内湯、露天風呂、名物の打たせ湯があり、日帰り入浴が可能だ。泉質は硫化水素型の単純硫黄泉で、pH値が4.1ほどと弱酸性。青白く濁った湯はお肌への刺激も強過ぎずにトロリとしていて、まるで乳液を身にまとうような肌触り。受付のある本館には日帰りでも利用できるカフェダイニングがあり、軽食から温泉卵、湧水で冷やしたラムネやコーヒーなどでひと息つける。
- スポットの詳細
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黒湯温泉
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孫六温泉
- 徒歩で吊り橋を渡って到着する昔ながらの湯治場風情の山荘
- 駐車場から細い林道を歩いて10分ほど。先達川に架かる吊り橋を渡った川岸に、3棟の湯治棟と3戸の趣深い湯小屋が見えてくる。車でアプローチできないため自然の音だけが響きわたる、まさに静寂のなかにたたずむ秘境温泉だ。泉質の異なる4つの自家源泉をもち、加水や加温、循環せずに源泉100%かけ流しの湯を露天風呂と内湯で堪能できる。明治時代に開湯して以来、ラジウムを含む泉質がさまざまな病気を癒やすといわれ「山の薬湯」として湯治客に利用されてきた。源泉はラジウム含有泉や硫化水素塩泉などで、特に石の湯と呼ばれる温泉は「湯の色によって翌日の天候がわかる」といわれるほど、日々色が変化している。また石の湯は源泉が自噴する岩盤をくり抜いて造られたため、半地下のような造りになっているのも特徴的。露天風呂の真横を流れる川のせせらぎ、注ぎ込まれる源泉の湯の音、鳥や草木の音だけが聞こえる非日常の湯浴み体験ができる。孫六温泉は付近に乳頭山への登山口があるため、全国から訪れる登山客の疲れを癒やす山のいで湯としても愛され続けている。乳頭温泉屈指の静寂な空間を楽しめるスポットだ。
- スポットの詳細
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孫六温泉
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山のはちみつ屋
- サイコロで8を出すとトッピングのミツバチチョコが8つに!
- 日本一深い田沢湖畔から車で3分ほどで到着。乳頭温泉に登る県道との交差点付近に見えてくるはちみつ専門店。100台ほど駐車できる駐車場も完備しており、田沢湖や乳頭温泉への観光帰りに立ち寄るお客さんで常に賑わっている。実は秋田県は国産ハチミツの生産量が国内でも上位。山のはちみつ屋では、自社養蜂で採取したはちみつのほかに国内外のはちみつや加工食品に出合える店。なかでも注目してほしいのは、香り高いハンガリー産のアカシヤはちみつをたっぷり使用した特製「はちみつソフトクリーム」だ。アカシヤはちみつのフローラルな香りとやさしい甘さがクセになるおいしさ。コクがあるのに甘さすっきりであと味もさっぱり。購入するとサイコロを振ることができ、「8」が出ると通常は1つのミツバチチョコのトッピングが一気に8つ(8匹)に。店舗前には赤い2階建てのロンドンバス「女王蜂のカフェ」(冬期閉鎖)があり、中に入ってソフトクリームやほかのテイクアウトメニューを楽しむことができる。子ども連れはもちろん、最近ではSNS映えスポットとして注目されている。
- スポットの詳細
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山のはちみつ屋
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たつこ茶屋
- 田沢湖の南岸にある「味噌たんぽ」発祥の名物茶屋
- 田沢湖大沢大駐車場に面しており、コバルトブルーの田沢湖が目の前に広がるロケーションも抜群の食堂。きりたんぽの本場は秋田県北の大館エリアだが、秋田の観光地などでよく見かけるテイクアウトフードである「味噌たんぽ」の発祥は、ここ「たつこ茶屋」だ。鍋の具材としてよく知られるきりたんぽだが、味噌たんぽはきりたんぽに味噌を塗って焼き上げたもの。たつこ茶屋の味噌たんぽが特別な理由は、その素材へのこだわりにある。お米は自家栽培したあきたこまちで、炊きたてを粒々食感を残す程度に潰して秋田杉に巻き付ける。そこに大豆から仕込んだ自家製の味噌ダレをたっぷり塗り、注文を受けてから1本1本炭火焼きにしてくれる。おこげの味噌の香りが囲炉裏小屋にたちこめて、食欲を刺激する。外側は煎餅のようなおこげになったカリカリ食感なのに、内側はパサついておらず炊きたてのお米のようなホクホク食感。濃厚なのにあと味さっぱりの自家製味噌ダレは、化学調味料などはいっさい使われていないので、昔から変わらない米と味噌の素朴な味わいを楽しめる。
- スポットの詳細
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たつこ茶屋
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そばきり長助
- 自家栽培したそばを石臼挽き自家製粉するこだわり蕎麦屋
- 武家屋敷松本家から徒歩2分ほど、武家屋敷通りの路地裏にひっそりたたずむ手打ち蕎麦屋。農家でもあるご主人が蕎麦を自家栽培しており、鮮度抜群の状態で石臼挽きし、手打ちして提供している。注目はご主人が自家栽培する赤い花の蕎麦「高嶺ルビー」の十割蕎麦だ。日本では栽培が難しいこともあり希少価値が高く、独特のモチモチ食感と香りが印象深い。おすすめは数量限定の十割蕎麦「高嶺ルビーと会津在来種の2種食べ比べ」。どちらもつなぎをいっさい使っていないのに、香り高くしっとりとみずみずしいのどごしだ。高嶺ルビーは嚙むほどにうまみが増し、会津在来種は独特の香りが鼻に抜けるすばらしい風味。つゆはしっかり出汁が利いていながらも、キレのあるすっきりした濃口で、蕎麦本来の甘さを上品に引き立てている。食後にそば湯をつゆに足すと、角のとれたまろやかなうまみがふんわりと現れてくる。そばきり長助では新そばシーズン以外でも鮮度の高い蕎麦を味わっていただくため、玄そばの状態で低温貯蔵庫で保存するこだわり。食後の甘味「蕎麦ソフトクリーム」も人気の一品だ。
- スポットの詳細
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そばきり長助
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たつこ像
- 田沢湖畔にたたずむ金箔に包まれた高さ2.3mの黄金の美女
- 「日本百景」にも選ばれている田沢湖の南西岸、JR田沢湖駅から車で25分ほどの湖畔にたたずむ黄金の美女。田沢湖で最も有名な観光スポットであり、絶景フォトスポットとしても人気だ。天候の違いや深さによってコバルトブルーやエメラルドグリーンに変化する田沢湖の青色と、黄金に輝くブロンズ像のコントラストは息を呑む美しさで、たつこ像を含めた湖全体がひとつの作品のような調和を見せている。作者は戦後の日本を代表する彫刻家のひとりである舟越保武(ふなこしやすたけ)氏で、1968年(昭和43)に完成。「永遠の美しさを手に入れるためお告げどおりに泉の水を飲み干し、竜の姿に変わって田沢湖の竜神となった」とされる辰子姫伝説の主人公がモチーフ。この辰子姫が沐浴する姿をイメージして作られたという。たつこ像のすぐ隣には、辰子姫を御祭神としてする浮木神社(うききじんじゃ)があり、美容や縁結びにご利益のあるパワースポットとして多くの参拝者で賑わう。たつこ像と浮木神社(うききじんじゃ)がある付近は浅瀬になっており、水量が少ない季節は湖面近くを歩いて散策できる。付近には無料の駐車場もあるため、田沢湖観光の際はぜひ立ち寄ってほしい。
- スポットの詳細
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たつこ像
人気スポット
旅のヒント
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その1
東京方面から東北道を北上する場合は、北上JCTより秋田道に入り大曲ICで下りてから車で約30分で角館に到着する。鉄道利用の場合は、秋田新幹線こまちの停車駅JR田沢湖駅、もしくはJR角館駅で下車すると、駅前から各観光地を巡る路線バスが出ている。
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その2
JR角館駅から武家屋敷通りまでは、徒歩で15分程度なのでのんびり散策するにはちょうど良い距離だ。武家屋敷周辺には便利な人力車や乗合タクシーサービスもある。
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その3
田沢湖は駒ケ岳の秘湯エリアへのアクセスも考慮して、自家用車やレンタカーでの移動がスムーズ。周囲20kmの田沢湖を周遊する路線バス「田沢湖一周線」も便利だ。
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その4
乳頭温泉をはじめとした田沢湖温泉郷へは、原生林に囲まれた細い山道も通るため、山道の運転に自信がない場合は、JR田沢湖駅に駐車して宿泊施設が運行している送迎バスを利用すると安心。
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その5
きりたんぽに味噌を塗って炭火で焼き上げた「みそたんぽ」や、自然薯に近い食感の山芋を使った「山芋鍋」、山椒味噌で食材をグリルする「御狩場焼き」など名物グルメも豊富だ。
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