八幡平アスピーテライン(秋田県)
眺望豊かなドライブコースで秋田県と岩手県を横断する道
大地のエネルギーを感じる火山地帯
八幡平は秋田県と岩手県にかけて広がり、ゆるやかに傾斜する斜面を持つ底面積の広い火山だ。頂上は標高1613m。火山の活動を見てとれるような温泉地帯が点在し、車を走行しながらでも山から上がる蒸気に含まれる硫黄の臭いを感じられる。この火山活動の恩恵が効能ある温泉というのも納得だ。火口跡にできる大小の沼が点在し変化に富む手つかずの自然を見ることができるため、トレッキングや登山も人気のエリア。八幡平ビジターセンターでは、国立公園の楽しみ方や自然情報を紹介している。
昔ながらの趣のある温泉宿が点在
火山の近くに多くみられる独特の香り漂う硫黄泉は、皮膚病や関節痛などの諸病に効果があると言われる。アスピーテライン沿道には硫黄泉の温泉宿が点在し、古くから湯治場として知られ、全国から湯治客や温泉好きが集まる場所だ。付近は湯量豊富な温泉がグツグツと湧き、そのまま川になって湯けむりを立ち込めながら流れ、地獄絵のような圧巻の光景が広がっている。山深く、冬は豪雪地帯となる一帯のためか、自然と共に暮らす昔懐かしい東北の田舎風情を今に残す宿は、日常の慌ただしさを忘れさせてくれることだろう。
ドライブついでの散策におすすめ
秋田県のトロコ地区から、岩手県の八幡平御在所地区まで全長約27kmの道路沿いには、火山地形ならではの珍しい景勝地も点在している。八幡平ビジターセンターの向かいには大沼があり、一周約1kmを30-40分ほどで散策できる。木道が整備され歩きやすいコースなので初心者でも安心。車を進めるとオオシラビソの樹海や岩手山、高山植物の群生などの雄大な景色に出合えたり、ブナ林に囲まれた湿原ではふだん見られない植物を観察することもできる。春の新緑、初夏の花々の群落、秋の紅葉など、年間を通じて見どころの多いスポットだ。
紅葉、雪の回廊の名所
紅葉の名所としても知られ、周辺に高い山のそれほどない八幡平は、雄大な風景を眺望しながら走ることができる。冬は雪深く積雪が5m以上になるため通行止めとなる。4月中旬には除雪され、東北でも随一の長さを誇る雪の回廊をドライブできる。
また、毎年初夏には、八幡平の山頂付近にある鏡沼で雪どけの過程で起こる「ドラゴンアイ」と呼ばれる現象が話題になる。ドーナツ状に雪どけした沼は空の青を映し、まるで龍の目のように青く輝く絶景となる。アスピーテラインは効能の高い温泉と四季折々の絶景を楽しめる絶好のドライブコース。いつ訪れてもきっと満足できる旅になるだろう。
スポット詳細
- 住所
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秋田県鹿角市
地図
- エリア
- 十和田八幡平・白神エリア
- 電話番号
- 0186232019
- 時間
- 4月中旬-11月上旬
- 休業日
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[11月上旬-4月上旬]冬季通行止め
[4-5月・10-11月]夜間通行止め
※その他、天候、路面状態により通行止め - 駐車場
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あり
※八幡平山頂駐車場(有料)のほか、無料駐車スペース数カ所あり - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
- 備考
- ※電話番号は、十和田八幡平観光物産協会に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン