小坂鉄道レールパーク
鉄道遺産のテーマパークで、見て学んで体験する
小坂鉄道廃止後、駅舎や線路、機関車庫をテーマパークに
小坂鉄道は1909年(明治42)に開業してから100年間、小坂駅~大館駅間を走っていた鉱山鉄道だ。明治時代、鉱山額日本一を誇っていた小坂鉱山ではたくさんの人が働き、町は賑わい栄えていた。小坂鉄道は鉱石などの物資を運び、人々の移動手段としても重宝されていたが、鉱山の閉山や車を多用する物流の変化によって次第に需要が減り、1994年(平成6)に旅客営業を廃止、2009年(平成21)には貨物営業も廃止した。100年間人々に愛され生活を支えてきた小坂鉄道を産業遺産として後世に伝えようと、駅舎や線路、機関車庫を残してテーマパークとして2014年(平成26)にオープン。駅舎と機関車庫は国登録有形文化財、構内に展示されている11号蒸気機関車と貴賓客車は秋田県指定有形文化財であり、貴重な文化遺産となっている。
機関車庫でディーゼル機関車の運転席に乗る
機関車庫には、「動態保存」といって動作可能な状態で保存された車両が展示されている。定期的に整備して車両を動かしているため、車庫内はプンとオイルのにおいがして、まるで今も営業しているような錯覚を覚える。1967年(昭和42)〜1968年(昭和43)に製造され、輸送力を増強するために小坂鉄道に導入された「DD130形ディーゼル機関車」は、大きな車両が迫力満点。近づいて車両に触れたり写真を撮ったり。運転席に座って計器類に触れて、運転士気分を味わうこともできる。動態保存されている車両に乗ったり触れたりすることのできる施設は、全国的に見てもかなり珍しい。ディーゼル機関車の大きさや重量感、質感を生で感じる貴重な体験ができるだろう。
大人も子どもも楽しい、レールバイクに観光トロッコ
明治時代にタイムトリップしたような駅舎や切符、迫力のある車両を見て歴史に触れたあとは、乗車体験を楽しもう。小坂駅構内の線路の上を、レールバイクで走ることができる。レールバイクは自転車を漕ぐようにして線路の上を進んでいく乗り物で、ゴトンゴトンという電車に似たリズムを感じつつ、風を切って進むため爽快感がある。構内に停車している機関車や客車を眺めながら漕ぎ進め、折り返し地点の転車台でぐるりと向きを変えるのもおもしろい。作業車が牽引する観光トロッコは、駅のホームから片道500mほど走り、木立のなかをゴトゴトと進んでいく。子どもから年配の人まで幅広く楽しめる乗り物だ。ほかに、線路の上を歩けるコーナーもあり、非日常感満載の鉄道体験ができるテーマパークだ。
スポット詳細
- 住所
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秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9
地図
- エリア
- 十和田八幡平・白神エリア
- 電話番号
- 0186258890
- 時間
- 9:00-17:00(最終入場16:30)
- 休業日
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無休
[乗り物休止]火、水
※冬期間(11月中旬-3月)休園 - 料金
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【入場料】
[大人]600円
[小・中学生]300円
[幼児(保護者同伴)]無料 - 駐車場
- あり(70台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、QUICPay、iD、nanaco、WAON)
- Wi-Fi
- あり(NTT東日本)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(基本小型犬。大型犬は要相談)
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 鉄道好きにはおすすめです
- 小坂鉱山事務所などとの共通券で見学。駅舎や機関車庫は国の登録有形文化財に指定されています。旧小坂鉄道の蒸気機関車や客車、ディーゼル機関車やラッセル車なども展示されています。
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- 24系寝台列車と小坂鉄道の動態保存車があります
- 外から眺めることもできますが、入場は有料で500円掛かります。DD13の動態保存写真は機関庫の中で保存されていますので外から観ることはできません。施設外からの写真だけを掲載致します。
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- 駅が寝台列車の宿泊受付
- 今は使われていない駅ですが、寝台列車のホテル営業、レールを使った自転車を楽しむことができます。最近は見かけなくなったため、時間があるときに寝台列車に泊まってみたいと思いました。
TripAdvisorクチコミ評価
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