庄内エリア(南)

SHONAI AREA (SOUTH)

歴史と温泉、パワースポットが集まった人気のエリア

江戸時代には旧庄内藩の城下町であった鶴岡市は、庄内エリア(南)の主たる観光地。かつての藩主居城「鶴ヶ岡城」は今は存在しないが、城跡地に整備された鶴岡公園内の濠などから往時の名残を感じることができる。鶴岡公園を中心に、庄内地方の歴史や暮らしを伝える文化施設、神社仏閣などが中心市街地に密集している。また、庄内藩の歴史よりも遙かに古い開湯1200年の歴史を数えるあつみ温泉、日本海沿いに位置する湯野浜温泉、2001年(平成13)に環境省から「国民保養温泉地」に認定された湯田川温泉は、庄内三大名湯と称される。そして庄内エリア(南)で忘れてはならないのが、日本有数のパワースポットといわれる出羽三山だ。開山1400年を数える月山・羽黒山・湯殿山は、国内だけでなく海外からも観光客が訪れる。そのほか、年間50万人以上の観光客が押し寄せるクラゲで有名な「加茂水族館」など、見るべきスポットが豊富にある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    鶴岡市立加茂水族館
    世界一のクラゲ展示種類数を誇る水族館
    クラゲの展示種類数で世界一の規模を誇る「加茂水族館」。鶴岡中心市街地からは離れた場所にあるにもかかわらず、年間50万人が訪れる。特に、約1万匹のミズクラゲが漂う直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」は必見。
    1万匹のミズクラゲが泳ぐ水槽は、思わず息をのむほど幻想的
  • spot 02
    白山島
    赤い桟橋の先にある、歩いて渡れる小さな無人島
    日本海に面した鶴岡市由良。美しい砂浜がひろがる由良海岸のシンボル的存在が、赤い橋でつながれた「白山島」。とても小さな島ながら、家族で楽しめる釣り堀や抜群の眺望など、ぜひチェックしておきたい。
    由良海岸から延びる赤い桟橋を渡った先が、白山島だ
  • spot 03
    龍澤山 善寳寺
    1150年の歴史をもつ海の守護神・龍神の寺
    曹洞宗の三大祈祷場のひとつであり、海の守護神・龍神信仰の本山として全国的な知名度を誇る善寳寺。荘厳な建築や迫力ある祈祷は圧巻。また、敷地内の貝喰の池(かいばみのいけ)には、今も人面魚が棲むといわれる。
    過去の大地震でもヒビひとつ入らなかったという
  • spot 04
    鶴岡公園
    城下町鶴岡のやわらかな雰囲気を味わえる緑豊かな公園
    民が愛した藩主酒井家が長く居城とした鶴ヶ岡城址の公園。かつての二ノ丸、そしてそれを守るお濠と百間堀が、明治維新後に公園として整備された。「桜名所百選」にも選ばれたソメイヨシノをはじめとする桜や老松など花と緑あふれる公園内にはお濠沿いに散策路が整備されており、観光客だけでなく地元の人からも親しまれている。
    喧騒から離れた園内には樹齢数百年の杉や桜が立ち並び、静かな時が流れる
  • spot 05
    大宝館
    赤いドームと白い壁が印象的な大正初期の洋風建築
    山形県鶴岡市の鶴岡公園にあるレトロな洋風建築の「大宝館(たいほうかん)」。内部は鶴岡市出身、または鶴岡市の発展に深い関わりのあった人たちの業績を紹介する郷土人物資料館として一般公開されている。
    青空に赤い屋根と白い壁が映える
  • spot 06
    致道博物館
    庄内の歴史や文化、風俗を現代に伝える博物館
    鶴岡公園のすぐ西隣に建つ「致道博物館」。旧庄内藩主酒井家の御用屋敷だったところが博物館として公開され、重要文化財建造物や国指定名勝庭園、重要有形民俗文化財の資料群など、庄内の歴史にじかに触れられる場所だ。
    独特の青色の外観。修復前の白色がもともとの色だと思っていた周辺住民は、修復後に公開されたとき、鮮やかなブルーに塗られたことに驚いたという
  • spot 07
    スイデンテラス
    田園風景と調和するサスティナブルなホテル
    まるで田んぼに浮かぶように設計された「スイデンテラス」は、木の香りとぬくもりにあふれたホテル。海外の賞も多く受賞している著名な建築家である坂茂による設計は、外観は四季の田園風景に溶け込み、内観はシンプルながら開放感にあふれた造りになっている。また、「Farm to Table」(農場から食卓へ)をテーマに、自社農場で育てた野菜や安心・安全な旬の食材を用いて庄内の食文化を伝えるレストラン、源泉かけ流しの天然温泉やフィンランド式サウナ、フィットネスを備えたスパ、蔵書数2000冊超を誇るライブラリーなど、ゆったりとした時間を過ごす仕掛けがあちらこちらにある。山形県産の地ビールや庄内の地酒を楽しめるバーやラウンジといった、大人にうれしい施設も。日頃の緊張をほぐし、庄内地方の豊かな自然に癒やされながら晴耕雨読の時を過ごしてみるのはいかが。
    季節によっては水盤にホテルが映り込む
  • spot 08
    松ヶ岡開墾場
    日本遺産認定の「サムライゆかりのシルク」始まりの場所
    明治維新後、旧庄内藩士たちが開墾した広大な土地。そこに桑園を造成して始められた養蚕事業が、現在の「鶴岡のシルク」につながった。松ヶ岡開墾場では、その歴史に触れることができる。
    春には美しい桜並木となる、緑にあふれる場所
  • spot 09
    羽黒山
    東北随一のパワースポット「出羽三山(でわさんざん)」の表玄関
    1400年以上前に開山されたという出羽三山。現在・過去・未来の3つを象徴する三山の参拝は、「生まれ変わりの旅」と考えられてきた。そのなかでも羽黒山が司るのは現世。生まれ変わりの旅では、ぜひ最初に訪れたい。
    ふもとから山頂まで続く2446段の石段。歩きやすい靴で訪れよう
  • spot 10
    羽黒山五重塔と杉並木
    樹齢300年の杉木立ちに囲まれた東北最古の五重塔
    羽黒山参拝の大きな目玉ともいえるのが、国宝「五重塔」と、参道に続く杉並木だ。数百年の間、出羽三山の神域に今も変わらず存在するその姿は、神々しくさえある。まさに東北随一のパワースポットというにふさわしい。
    杉の樹々に囲まれてたたずむ荘厳な五重塔
  • spot 11
    三神合祭殿
    羽黒山・月山・湯殿山の神々が祀られた日本最大級の茅葺き建造物
    羽黒山(はぐろさん)山頂に位置し、三山のお参りが一度にできる「三神合祭殿」。建築構造をもつ歴史的・文化的に非常に貴重な木造建造物で、2000年(平成12)に重要文化財に指定された。
    間近に寄るとその巨大さに驚く朱塗りの社殿
  • spot 12
    出羽三山精進料理
    修験道が育んだ「生きるための精進料理」
    三山参りの前に参詣者が心身をきよめ、準備を整えるために提供されるのが「出羽三山精進料理」。出羽三山の山の恵みをふんだんに取り入れた素朴で滋味あふれる料理は、日本だけでなく世界からも注目されている。
    精進料理は、健康志向の人だけでなくベジタリアンやヴィーガンからも注目を浴びている
  • spot 13
    斎館
    羽黒山の精進料理を静寂のなかで味わえる参籠所(さんろうじょ)・食事処
    山頂まで2446段続く階段を間もなく上り終えるという頃、左に見えてくる古い建物が斎館だ。鶴岡市指定文化財の指定を受けるこの建物は元「華蔵院(けぞういん)」というお寺だった。明治の神仏分離で羽黒山の多くの寺と同様に壊されそうになったが難を免れ、神社の斎館として残った。山中で車の音もまったく聞こえない静寂のなかにある斎館では、日中は精進料理を日帰り客に、夜は宿泊客に提供している(要予約)。出羽三山の精進料理の特徴は、煮干しやかつお節も「神様からのおさがり」として使われていること、そして、山菜やきのこなど山中で採れるものを使っていることだそう。他地域の精進料理はルールが細かく決められ、畑で採れたものを使うことが多いなか、独自に育まれた出羽三山の精進料理はフランスやハンガリーなど海外でも披露され、高い評価を得ているという。鶴岡市は2014年(平成26)、日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」として認定されたが、その理由のひとつに山岳修験の聖地、出羽三山に残る、自然とその山の恵みを生きるための精進料理として今に伝えていることが挙げられている。この斎館や羽黒山のふもとの宿坊で、長い歴史をもつ精進料理をぜひ味わってほしい。
    杉の大木に囲まれ、そこから空気が変わるような存在感のある斎館の建物
  • spot 14
    多聞館
    精進料理を継承する、羽黒山麓の宿坊街の老舗旅館
    古来、日本三大霊場のひとつとして人々の信仰を集めてきた出羽三山。その羽黒山のふもとの宿坊街、手向(とうげ)集落で300年以上前から人々を迎えてきたのが「多聞館(たもんかん)」だ。かつて宿坊だったというこの旅館は、大正時代の純和風建築に羽黒山の御神木が使われている。まさに羽黒山の歴史とともにある場所だ。この旅館の主人は、出羽三山の精進料理を継承し、地域発展と観光振興を目指し、2012年(平成24)に仲間とともに「出羽三山精進料理プロジェクト」を立ち上げた。そのため当宿では庄内の郷土料理のほかに、出羽三山で採れた四季折々の山菜をふんだんに使った精進料理を味わえる。ご主人は精進料理や羽黒山の見どころなどについてもわかりやすくていねいに説明してくれるので、出羽三山観光の心強い味方になってくれること間違いなし。
    羽黒山ふもとの手向(とうげ)集落で参詣客を迎える多聞館(たもんかん)
  • spot 15
    湯殿山
    「語るなかれ、聞くなかれ」の神秘が息づく出羽三山の奥の院
    出羽三山の「奥の院」といわれる湯殿山。現在でも本宮は写真撮影禁止、土足禁止、そして見たものを口外するのも禁止という厳しい掟が残されている。一方で、子に恵まれるとして多くの人が訪れる。
    修験道・霊地として多くの人を迎える湯殿山
  • spot 16
    スタジオセディック庄内オープンセット
    あの作品!のオープンセットがそのまま残っている撮影所
    敷地面積日本一を誇る撮影所「スタジオセディック庄内オープンセット」は数多くの映画やドラマが撮影された場所。自然に囲まれた広大な場所で、好きな作品の世界にどっぷり浸ることができる。
    江戸の町にタイムスリップしたかと思う、宿場町エリアの見事な再現
  • spot 17
    湯殿山総本寺 瀧水寺大日坊
    徳川家との縁も深い、即身仏が祀られる弘法大師開創の寺
    空海(くうかい)が開いたとされる湯殿山の総本寺。徳川将軍家の祈祷寺で、春日局(かすがのつぼね)が参詣したことでも有名。重要文化財や県指定天然記念物、また即身仏も祀られている。
    徳川家との深い縁がある「湯殿山大日坊」
  • spot 18
    あつみ温泉
    1200年の歴史をもつ、海・山・川の恵みあふれる庄内の有名温泉
    海まで約2km、山に囲まれた老舗温泉街は、おもてなしが自慢の宿や街なかの足湯に飲泉所、朝市やカフェ、酒屋など、長期滞在にも日帰りにも楽しめるスポットがたくさんある。
    川の両岸に温泉旅館が立ち並ぶ自然豊かな温泉街
  • spot 19
    足湯カフェ チットモッシェ
    「ちょっとおもしろい」がいっぱいの足湯カフェ
    鶴岡市のあつみ温泉街のなかにある足湯カフェ「チットモッシェ」。外国語のような店名だが実は庄内地方の方言で、「ちょっとおもしろい」という意味。全国的にもユニークな足湯併設のカフェで提供されるメニューは多岐にわたる。お子様ランチならぬ「大人様ランチ」など目にも楽しい。もちろんスイーツメニューも充実しており、なかでも足湯に浸かりながらアイスやパフェなどの冷たいメニューを食べるのがおすすめだとか。そのほか、庄内地方で活動する作家の作品を展示・販売するギャラリーや、手もみのリラクゼーションサロンも併設されている。足湯だけの利用も可能で無料だが、タオルは準備されていない。あらかじめ用意するか、現地でオリジナルロゴタオル(100円)を購入しよう。
    建物の前に設置された足湯
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旅のヒント

  1. その1

    観光の拠点となるのはJR羽越本線の鶴岡駅。新潟と秋田の日本海沿いを結ぶ特急「いなほ」の途中駅であるため、首都圏からもアクセスしやすい。また、庄内空港からは車やバスで30分ほど。

  2. その2

    市街地にある見どころは、鶴岡公園からおよそ徒歩圏内にある。公園内には「荘内神社」や「藤沢周平記念館」、徒歩圏内には「致道博物館」や「致道館」などがある。地図を片手に散策してみるのもおすすめ。

  3. その3

    出羽三山や温泉地、加茂水族館などは鶴岡中心地からは離れた場所にある。公共交通機関は便数が限られ、また、接続が良くない場合もあるので、レンタカーやタクシー観光を申し込むとまわりやすい。

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