大宝館
赤いドームと白い壁が印象的な大正初期の洋風建築
鶴岡ゆかりの人物の業績に触れる
鶴岡公園のなかでも目をひくのが、ドームを載せた赤い尖塔屋根と白亜の外壁という外観をもつ「大宝館」。多くの観光客がこの建物の前で記念撮影をする場所だ。木造2階建て、バロック様式を模した大正初期の洋風建築の建物内部は、郷土人物資料館として、横光利一(よこみつりいち)といった明治から平成にかけて各分野で鶴岡に貢献した先人・偉人の業績を紹介している。鶴岡生まれの明治の文芸評論家、高山樗牛(たかやまちょぎゅう)の生家から部分的に移築された「高山樗牛誕生の間」など、この地に生きた先人の歴史を間近に感じられる展示も。「大宝館」は、鶴岡市指定有形文化財でもある。
黒塗りにされた歴史もある建物
「大宝館」は大正天皇の即位を祝って建設された。建物自体は1915年(大正4)10月に完成、翌11月10日の御即位当日に開館した。開館当初からおもに物産陳列場として使用されたが、戦時中は空襲を避けるためという理由で黒塗りにされていたという。そして、終戦後の1949年(昭和24)に再び白塗りに戻された。その後、鶴岡市立図書館として市民の間で広く活用され、現在の郷土の人物資料館となったのは、1988年(昭和63)4月のこと。
大宝館付近には見どころがたくさん
大宝館を訪れたなら、近くにある他のスポットにも足を延ばしたいところ。公園内には、かつて「鶴ヶ岡城(つるがおかじょう)」の本丸御殿があったところに鎮座する「荘内神社(しょうないじんじゃ)」、「鶴岡市立藤沢周平記念館(つるおかしりつふじさわしゅうへいきねんかん)」がある。また道路を挟んで、かつて庄内藩主の御用屋敷跡に位置する「致道博物館(ちどうはくぶつかん)」、江戸時代に庄内藩主が創設した藩校の史跡「致道館」など、鶴岡の史跡や文化財が集中したエリアとなっている。
スポット詳細
- 住所
- 山形県鶴岡市馬場町4-7(鶴岡公園内)
- エリア
- 庄内エリア(南)
- 電話番号
- 0235243266
- 時間
- 9:00-16:30
- 休業日
- 水(祝の場合は翌平日)、年末年始(12/29-1/3)
- 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
-
- 大寶館
- 大正天皇の即位を記念して大正4年、つまり1915年10月に創建した大寶館という建物は当時としては非常にハイカラだったのではないだろうか。屋根の一部だけが赤色に染まり、大正ロマンを感じさせる洋館だ。建物は現在鶴岡市にゆかりのある著名人の人物資料館として利用されれてい
-
- 現在 32人の鶴岡市ゆかりの偉人に関する資料が展示されていますが 展示されている人物に関し どれだけ知っているかで 面白さは大きく異なります
- 外観はとても美しいのですが 内部は鶴岡ゆかりの偉人に関する資料になっております。現在(2020年4月-2021年3月) [第43期 大寳館展示]が開催され 32人の方の資料が展示されているのですが 展示資料の写真撮影は禁止となっており 一部の方を除き 数日経過すると 誰の資料を見たのか思い出せないのが実情です。 これ故 鶴岡ゆかりの方に関し 知識のある方は面白いかも知れませんが そうでない方には...
-
- 桜の季節に来たい
- 致道博物館からお堀に沿って歩きながら、見事な桜並木を見ながら、春にはきっと素晴らしい景色になるんだろうと話していたら、桜の合間から白い洋館が見えてきました。上には兜のような赤い飾りがあり、説明板を読むと大正天皇を迎えるために建てられた建物で、今は博物館になっているそうです。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見るアクセス
最寄り

- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場

【予約制】akippa ライフプランニングサービス駐車場
1044m
【予約制】akippa 千石町駐車場
1490m
