つけもの処本長(株式会社本長)
創業100年以上の伝統と旬の地元野菜が織りなす漬け物の老舗
旬の味と伝統の技法がなす自慢の漬け物
1908年(明治41)の創業以来、鶴岡市大山地区で漬け物作りを行っている「本長」。山形県産の旬の野菜を使い、ていねいな手仕事や木樽を使った漬け物作りを続けている。「大山の粕漬」や「野菜たまり漬」「蔵王クリームチーズ粕漬」が過去に農林水産大臣賞を受けるなど、その名声は県内だけにとどまらない。漬物蔵は無料で見学することができる。所要時間は見学・試食・買い物を含めて約30分。作業工程を説明してくれるため、漬け物作りを詳しく学ぶことができる。案内の途中で、1798年(寛政10)に作られ、今でも使われている木製の巨大な樽にお目にかかることができるだろう。蔵見学には予約が必要のため、ウェブサイトから申し込もう。
100年以上続く庄内の風土を生かした漬け物作り
本長の歴史は今から100年以上前の1897年(明治30)にまでさかのぼる。のちに本長の初代となり、また屋号の由来ともなった本間長右エ門(ちょうえもん)が大阪・灘の銘酒「白鹿」の酒蔵へ修行に出かけ、その地で粕漬に出合ったという。その後、創業年となる1908年(明治41)に大山の地に戻り、地元の野菜と酒粕を使った粕漬を生産するべく「本長商店」を立ち上げた。酒蔵が多く集まる大山地区だが、本長の建物も例に漏れず、かつては造り酒屋であったという。本長を代表する粕漬は、現在も庄内の酒粕にこだわり、化学調味料をいっさい使わずに野菜をじっくりと漬け込んでいる。また時代のニーズにあわせて新たな商品も積極的に生み出している。人気の「蔵王クリームチーズ粕漬」はワインにあうつまみとしても好評だ。
ほかの地域では見かけない多彩な在来野菜を漬ける
本長の漬け物の大きな特徴といえば、なんといっても多種多様な在来野菜が使われていることだ。本長がある鶴岡市は日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定された都市であり、現在も60品種ほどの在来作物が受け継がれている。民田(みんでん)なすや温海(あつみ)かぶ、藤沢(ふじさわ)かぶ、外内島(とのじま)きゅうりといった、庄内エリア以外ではまず見かけることのない野菜の漬け物が魅力だ。ぜひさまざまな種類の漬け物を楽しんでみてほしい。本店まで行かなくても、庄内エリアにある土産物店などで買えるほか、本長のオンラインショップでも購入可能だ。しかしできれば現地まで足を運び、受け継がれてきた漬け物作りを見て味わいたいところ。ぜひ旅の予定に加えてみて。
スポット詳細
- 住所
- 山形県鶴岡市大山1-7-7 地図
- エリア
- 庄内エリア(南)
- 電話番号
- 0235332023
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 年末年始
- 駐車場
- あり(10台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、d払い)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
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【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 買物三昧
- 歴史のある老舗のお漬物屋さんです。店内に入ると我々観光客だけでなく地元の皆さんも訪れます。スタッフの応対は丁寧です。大変よい買物ができました。季節柄「山ごぼう たまり漬」、「鳥海うどみそら漬」、「燻製たくあん」、「沖田なす浅漬」が時季外れで購入できず残念でした。
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- 鶴岡の老舗漬物屋
- 佇まいからも老舗を感じる雰囲気の古民家で、店に入ると目の前には漬物がずらっと並んでいます。ただ、訪れた時期と時間帯のせいかもしれませんが、想像していたほどに品ぞろえは多くなく、ちょっと残念な感じです。漬物蔵の見学もできるようなので、ちょっと時間をとって訪問してみるのがいいのかもしれません。
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- 野菜・嗜好・文化を大事にした漬物屋さん
- 年末に訪問しました。事前にお願いをしておいたので、漬物蔵を見学させてもらいました。会長さんに庄内の漬物を大事にしてきた食習慣についてお話をお聞きしました。地物の野菜・嗜好・文化を大事にした漬物屋さんだなと感じてきました。社長さんに引き継がれて、トレードマークも新しくし、これからの食生活に合わせた漬物についても研究している漬物屋さんでした。辛子茄子漬と奈良漬を買ってきました。
TripAdvisorクチコミ評価
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