富山
高岡
TAKAOKA
土蔵造りの街並みが印象的な万葉のふるさと
高岡は富山県第2の都市で、藩政期から続く高岡銅器で知られる。街の発展の礎を築いた加賀藩前田家2代前田利長の菩提寺である瑞龍寺は国宝に指定されており、近年復活を遂げた国指定重要文化財の勝興寺と合わせて拝観したい。また、大伴家持が5年間、越中国守として赴任した際に詠んだ歌が『万葉集』に多く残されていることから「万葉のふるさと」として全国から愛好家が集まる。高岡を代表する祭りとして「高岡御車山祭」があり、その伝統を守り続けるのが山町筋だ。その街並みは、幾度となく起こった大火の経験から土蔵造りとなっており、街を火災から守ってきた家々が生み出す景観は強く印象に残るだろう。
エリアの見どころ
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国定公園 雨晴海岸
- いつの時代も人々の心をつかんできた光景を
- 「万葉集の歌人」として知られ、奈良時代に越中国守だった大伴家持(おおとものやかもち)は、雨晴(あまはらし)海岸を「立山に振りおける雪を常夏に 見れども飽かず神からなし」と読んだ。その美しさは、「日本の渚百選」「白砂青松百選」に選ばれ、「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟している。天候に恵まれれば富山湾越しに立山連峰が浮かび上がる姿は絶景の一言。海岸そばの義経岩は、源義経が奥州に落ち延びる際、にわか雨が晴れるのをしばし待ったことからその名がついたとされ、「雨晴」の由来となった。海岸そばには、道の駅雨晴があり、2、3階は24時間開放の展望デッキになっている。2階は、地元産の食材を使ったメニューを提供するカフェと地域の特産品や高岡のクラフト商品の販売、1階には高岡市観光情報の紹介コーナーもある。少し高台からの特等席で、いにしえから人々を魅了し続けてきた景観を楽しみたい。
- スポットの詳細
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国定公園 雨晴海岸
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高岡市土蔵造りのまち資料館
- 土蔵造りの特徴である「通り土間」が現存する町家
- 高岡でも屈指の商家として、1945年(昭和20)まで綿糸や綿布の卸売業を営んでいた室崎家を整備した資料館。高岡は1900年(明治33)に大火を経験しており、山町筋にある多くの建物と同様に、この建物も黒漆喰の壁や防火壁を備えた重厚な土蔵造りが特徴となっている。土蔵造りに欠かせない「通り土間」が現存する数少ない町家であり、山町筋で主屋の内部を全て見学できる唯一の施設だ。数寄屋風のザシキは朱壁にし、柱は秋田杉、天井は屋久杉、欄間にはヒノキを用いるなど、絢爛豪華なしつらえとなっている。また、2階から眺める中庭は、豪商と呼ばれただけの面影が残っている。高岡のまちがどのように成り立ってきたかを知る絵図や城下町の模型などもあるのでチェックしたい。
- スポットの詳細
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高岡市土蔵造りのまち資料館
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高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
- 『ドラえもん』『キテレツ大百科』を生んだ国民的なまんが家、藤子・F・不二雄の足跡をたどろう
- 「ドラえもん」をはじめ、多くの人気キャラクターを生み出した藤子・F・不二雄のさまざまな作品を通じて、作者が伝えたかった想いに触れてみてはいかがだろうか。
- スポットの詳細
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高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
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雅楽資料展示分室 雅楽の館
- 福岡に伝わる雅楽を知る。菅笠(すげがさ)の展示販売も
- 1931年(昭和6)に移築された菅笠問屋の建物で、江戸末期から継承されてきた市指定無形文化財「雅楽」の楽器や装束が並んでいる。雅楽とは宮廷や神社の儀礼・祭礼に流れる正式な音楽と舞のことで、代表的な曲として『越殿樂』(えてんらく)がある。福岡に雅楽が根ざすようになったきっかけは1861年(文久元)にまでさかのぼる。福岡の長安寺住職長順恵(ちょうじゅんえ)が村人を集め、末友村の僧月海師を招いて教わったのが始まりとされる。館の一室には、雅楽の曲目のひとつ「蘭陵王(らんりょうおう)」の絢爛豪華な装束のほか、楽器や面などが陳列されている。贅を尽くした華やかな装飾品の数々に心躍るに違いない。また、館内では越中福岡の菅笠(すげがさ)が展示販売されている。伝統的な形をした菅笠は農作業などに使われることが多いが、サンバイザーや帽子など日常使いできる、色彩豊かでおしゃれな菅笠も用意しているので、ぜひ立ち寄って購入してほしい。
- スポットの詳細
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雅楽資料展示分室 雅楽の館
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ミュゼふくおかカメラ館
- カメラと写真文化の魅力を伝えるミュージアムを巡る
- ミュゼふくおかカメラ館が収蔵するクラシックカメラのカメラ展示は全国的にもまれな取り組みであり、そのカメラの数々は見てみる価値があるだろう。第一線のカメラマンが撮った写真展も一年を通して開催されているので一度は訪れてみたい。
- スポットの詳細
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ミュゼふくおかカメラ館
人気スポット
旅のヒント
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その1
北陸新幹線は「はくたか」だけが停車するので注意が必要。
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その2
高速道路は高岡ICを降り、約6kmで中心市街地に着く。
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その3
藤子・F・不二雄の生誕の地であることから、市内にはドラえもんのキャラクターが随所に見られる。