高岡市万葉歴史館
いにしえの歌人が詠んだ万葉のロマンを紐解く
高岡は万葉のメッカ
高岡市万葉歴史館は『万葉集』をテ-マにした国内初の専門施設として1990年(平成2)に開館した。『万葉集』にゆかりのある地は、全国41都府県に点在しているが、『万葉集』の歌の内容にまで踏みこんだ施設としては日本随一であり、全国から愛好家が集っている。『万葉集』は現存する最古の歌集であり、大伴家持が最終的にまとめたとされる。越中で詠まれたか、もしくは越中に関わる歌を特に「越中万葉」と呼び、337首を数える。そのため、高岡市が万葉の中心地として認められているのは当然だろう。
回遊式庭園で四季を表現
歴史館の敷地面積は約1万平方メートルもある。広大な敷地には、「四季の庭」と呼ばれる回遊式庭園があり、万葉集ゆかりの草花や樹木などの植物が四季折々に咲き誇る。春の庭は、カタカゴ(カタクリ)やウメなど春の訪れが感じられる。夏の庭は、芝生広場を中心にケヤキやタブノキなど高木が日陰を生み出す。秋の庭は、ナデシコやハギが訪れる秋を感じさせる。冬の庭は、砂利敷の枯山水庭で、景石とマダケが閑散とした庭を表現している。
プロジェクションマッピングで10首
館内は「万葉体感エリア」と「万葉学習エリア」に分かれている。万葉体感エリアでは、3方向の大型スクリーンにプロジェクションマッピングが展開される。大伴家持が越中国守として赴任した天平18年(746年)から都へ戻るまでの5年間に詠んだ223首のなかから厳選した10首が、富山の自然の美しさとともに映像で体感できる。高岡市出身の挿絵作家・佐竹美保さんによる書き下ろしの映像もあり、包み込まれるような独特の世界観が、見る人をいにしえの越中万葉の時代へと誘う。
万葉集の初歩から学べる
万葉学習エリアは、子どもから大人まで、万葉集を楽しみながら学べるエリアだ。万葉集、越中国の2つのコーナーに分かれている。万葉集コーナーでは、万葉集の初歩的な知識や代表歌人を紹介している。越中国コーナーでは、大伴家持について詳しく解説している。また、「万葉集○×クイズ」「万葉集句組み合わせあそび」「万葉仮名で名刺を作ろう」といった体験コーナーもあり、特に、越中万葉の登場人物のキャラクタースタンプを押して、万葉仮名で作る名刺づくりは旅の思い出になるだろう。
スポット詳細
- 住所
- 富山県高岡市伏木一宮1-11-11 地図
- エリア
- 高岡エリア
- 電話番号
- 0766445511
- 時間
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[開館時間(4-10月)]9:00-18:00
[開館時間(11-3月)]9:00-17:00 - 休業日
- [休館日]火(祝休日の場合はその翌日)、年末年始
- 料金
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【観覧料】
[一般]300円
[65歳以上]240円
[中学生以下]無料 - 駐車場
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あり(60台)
※普通車54台、バス6台 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy)
- Wi-Fi
- あり(TAKAOKA FREE Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- わざわざ行くほどのところではない
- アクセスがよろしくないです。1時間に1本あるかないかのJR氷見線「伏木」から徒歩20-30分(しかも坂道)ですし、最寄りバス停からも徒歩10分くらいかかります。そこまでしてわざわざ行くほどの価値のある施設かというと、かなり疑問です。すべて複製品ですし、映像展示も大した工夫もないし。
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- 万葉の富山を感じる
- 坂道を上ると、歴史館が落ち着いた様子で佇んでいます。私が訪問した時は、希望(有料)で、万葉時代の男女それぞれの装束を試着して館内を巡回できるような企画があったようです。大伴家持が現在の高岡にあった国府に赴任し、その大自然や季節の変化に魅了されて詠んだ多くの歌とともに、奈良時代の風俗(衣装、木簡、食事など)が展示されています。また、国府跡のジオラマや遣唐使船のミニチュアなどもありました。ホールにはD...
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- 奈良、飛鳥と並ぶ万葉なんだそうな。
- 奈良、飛鳥と並ぶ万葉なんだそうな。常設展あり。万葉庭園あるり。文献資料が豊富だそうな。入場料210円。万葉に興味ある人には安いとなるでしょう。
TripAdvisorクチコミ評価
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