高岡大仏
長きにわたって人々の生活を見守ってきた大仏
鋳物技術の粋を結集した青銅製
高岡大仏は、高さ約16mの阿弥陀如来坐像で、奈良と鎌倉の大仏とともに「日本三大仏」と称されている。阿弥陀如来の発する光明を表現した「円光背(こうえんはい)」が特徴の青銅製の仏像で、1900年(明治33)の大火から33年後の1933年(昭和8)に再建された3代目である。1600年代の初代、1800年代の2代が、いずれも木製であったため、大火で焼失したことから、大仏再建を願った市民の願いと「鋳物の町高岡」の鋳造技術の粋を結集して造営されたのが、現在の大仏である。
奈良大仏の2分の1サイズ
製作は大仏頭部の鋳造から始め、開眼式の22年前には完成していた。胴体部分については、奈良や鎌倉の大仏と同じように、下から順に鋳造していったと考えられている。歌人の与謝野晶子は、鎌倉大仏を「かまくらや 御ほとけなれど釈迦牟尼(しゃかむに)は 美男におはす夏木立かな」と歌ったが、その後、完成したばかりの高岡大仏を「鎌倉大仏より一段と美男」と讃えたという。奈良大仏と高岡大仏の高さを比較すると、奈良大仏の14.98mに対し、高岡大仏は7.43mで、奈良大仏のちょうど2分の1サイズとなっている。
焼け焦げた跡が見られる仏頭
高岡大仏が鎮座する台座の下は回廊となっており、入って正面には阿弥陀三尊と諸仏が安置され、6:00-18:00まで参拝できる。この阿弥陀三尊と諸仏は、高岡大仏が完成するまでの間、まちの安寧を守った。回廊の最も奥には、2度の大火を忘れてはならないとして消失を免れた2代の大仏の仏頭が安置されている。わずかに焼け焦げた跡も見て取れるので目を凝らしてほしい。
山代で彫った刻字看板を常時展示
回廊の壁面には、高岡市ゆかりの画家たちによって描かれた「地獄」「弥陀三尊像」「焦熱地獄」「倶利伽藍不動」「聖徳太子」など13点の仏画が展示されている。その出来栄えにも目を見張るが、キャンバス自体が非常に貴重なものとなっている。かつてJR高岡駅前の大通りには樹齢300年以上の御神木「七本杉」があった。道路拡張のためにやむなく伐採されたが、その材木をキャンバスとして再生し、仏画を描いて台座に納めたという。このように台座の下にもまちの安寧を祈る思いが込められている。
スポット詳細
- 住所
- 富山県高岡市大手町11-29
- エリア
- 高岡エリア
- 電話番号
- 0766239156
- 時間
- [台座回廊拝観時間]9:00-17:00
- 休業日
- 不定休
- 料金
- [拝観料]志納
- 駐車場
- あり(2台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(TAKAOKA)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
アクセス
最寄り

- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場

【予約制】タイムズのB かすみ第一パーキング
454m

【予約制】akippa 片原町駅周辺駐車場
548m

【予約制】タイムズのB アルビス丸の内店駐車場
595m