鋳物工房利三郎
鋳物の町・高岡で鋳物体験をして思い出づくりを
鋳物製品の数々に心躍る
玄関をくぐるとまず目に飛び込んでくるのが、鋳物製品の数々だ。ヤモリのペーパーウエイト(9800円)、蝶つなぎなどのカトラリーレスト(4950円)は、デザインがウィットに富んでいておもしろい。また、オリジナルキーフォルダー(1100円)も値段の手頃さがウケており、ハトや猫、利長くんといったレパートリーがある。花器や茶道具などの伝統的な製品も充実しており、店内を巡りながら店主と鋳物談義に華を咲かせてみるのも一興である。たくさんの鋳物製品が所狭しと並んでいるので、自分のフィーリングにあった商品に出合えるかもしれないと思うとワクワクしてくるだろう。家屋も雰囲気のあるたたずまいで、いつまでも居たくなる空気感が心地よさを感じさせる。
一瞬の隙も見せない職人技
加賀藩2代藩主・前田利長が高岡開町に際し、砺波郡西部金屋から7人の鋳物師を招き、鋳物づくりを行わせた金屋町は、高岡鋳物発祥のまちであるといえる。この地で一世紀にわたって鋳物を作り続けている利三郎には、長年、技術に磨きをかけてきた職人がいる。予約すれば工場を見学することができ、その製作工程をつぶさに見ることができる。工場の中がやけに熱い。金属をドロドロに熱しているからだ。熱せられた金属の色がどんどん変わっていく。職人がタイミングを見計らって金型に流し込むと、白い煙が上がってだんだん冷えていき、金属本来の色に戻っていく。その一瞬を見逃さない職人技は、見ている側にも緊張感が伝わってくる。
世界で一つだけの鋳物を
利三郎では鋳物体験もある。選べるのは、風鈴、ペーパーウエイト、箸置き、小皿、ぐい呑みの5種類(3300円~)。どれにしようかと迷うのも楽しい。選んだものの砂型を手渡され、砂型の内側に自分で絵を描いていく。その絵にしたがって、釘で彫りを入れていく作業が最も重要で、うまく砂をかき出さないと、錫を流し込んだときに絵がしっかりと浮かんでこない。彫りが終わったら砂型の模様がきれいに出るように、コーティングをする。ガスバーナーで液体になった錫を砂型に流し込み、冷えるまで待てば完成。世界にひとつだけの鋳物が旅の思い出を彩ってくれるに違いない。錫は金属のなかではやわらかいほうなので、曲がったり、ゆがんだりしないよう大事に使ってほしい。
スポット詳細
- 住所
- 富山県高岡市金屋町8-11 地図
- エリア
- 高岡エリア
- 電話番号
- 0766240852
- 時間
- 10:00-18:00
- 休業日
- 第4日
- 駐車場
- 有り(4台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、ALIPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい(錫による鋳物体験できます。(ぐいのみ、皿、風鈴、箸置きなど))
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 暖かいおもてなしと素敵な作品があるお店
- 30年ぶりに高岡を訪問。当時購入した青銅文鎮シリーズを探して同店を訪問。大女将に暖かいおもてなしを受けました。当時購入した文鎮シリーズの作者、製造工房は既に廃業されていることを教えていただき、代わりに素敵な花瓶を頂きました。よい思い出を作らせていただ器、ありがとうございました。
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- 鋳物工房を訪ねました
- 鋳物工房を訪ねました。花池用の鋳物の小物を花が長持ちすると聞き購入しました。外にも色々有りましたが価格も安かったので購入し、土産物にも使いました。
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- Beautiful Imono gift shop
- Very small shop. Ornaments,vases, jewelry, kettles, such. I couldnt afford to buy the item I really want, may be next time. Owner was very nice, she offered us hot tea and sweets. I would like to...
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