富山

魚津・滑川

UOZU / NAMERIKAWA

ホタルイカと蜃気楼。自然の神秘が感動を呼ぶ

富山市から新潟方面に向かって高速道路を走ると、約30分で滑川市、約45分で魚津市に着く。滑川はホタルイカ、魚津は蜃気楼で知られ、海岸線沿いに魅力的なコンテンツがそろったエリアといえる。なかでもほたるいかミュージアムは、展示内容が充実しており、3月20日から5月下旬までは、生きたホタルイカが発光する姿を間近で見られる。また、魚津埋没林博物館は、水中に沈んだ太古の樹木がインパクトを残し、学術的な価値以上に来館者に驚きを与えてくれる。4月から5月にかけて見られる蜃気楼は年に数回しか見られないので、出合えたら幸運であること間違いなし。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    魚津埋没林博物館
    2000年前の原生林が目前に。埋没が生んだ奇跡!
    地球の神秘が生み出した「埋没林」と「蜃気楼」をテーマにした博物館。館内には太古の原生林が朽ちることなく現存しており、その圧倒的な存在感に思わず感嘆の声が漏れる。
    博物館の入り口にカフェがあるのは珍しく、明るい雰囲気を演出。「KININAL(きになる) 魚津埋没林博物館店」が出店している。
  • spot 02
    蜃気楼展望地点
    古くから蜃気楼の名所。運が良ければ感動的な景色が広がる
    蜃気楼とは、大気中の光の屈折によって、遠くの景色が伸びたり逆さになったり、実際とは異なって見えたりする現象のことである。富山湾は蜃気楼が頻繁に見られる場所であり、中でも魚津市は、2020年(令和2年)に「魚津浦の蜃気楼」として国の登録記念物(名勝地関係)に登録されている。毎年3月下旬から6月上旬にかけて海上に現れるが、魚津のように季節を限定して年に20回程度、出現するのは世界的にも珍しい。経田漁港からミラージュランドまでの海岸沿いの4kmの道路は「しんきろうロード」と呼ばれており、ベストなビューポイントを「蜃気楼展望地点」に指定している。ここには、ベンチや平和の鐘があるほか、魚津市出身の世界的彫刻家、大成浩氏のモニュメント「風の地平線-蜃気楼」を見ることもできる。運よく蜃気楼が見られた時は、魚津埋林博物館で魚津市観光協会発行の証明書「天下之奇観魚津の蜃気楼」を受け取れる。
    さまざまな条件が整うと船や建物が縦に伸びていく
  • spot 03
    ほたるいかミュージアム
    ホタルイカを取り上げた世界でただひとつのミュージアム
    全身が青白く光り、幻想的な姿を見せる「ホタルイカ」は、多くの謎に包まれた神秘的な生き物である。このホタルイカに触れて学べる、世界で唯一の体験型ミュージアムとして国内外から訪れる観光客が絶えない。
    卵形の外観はホタルイカをイメージしている
  • spot 04
    道の駅ウェーブパークなめりかわ
    飲食からクルージングまでそろったアミューズメント空間
    道の駅ウェーブパークなめりかわは、ミュージアム、レストラン、カフェ、おみやげ、温浴施設、ほたるいか海上観光、クルージングが一体となった複合施設だ。4月下旬から11月下旬にかけて運航する富山湾岸クルージングは、早月川扇状地と河口から上流に架かる10の橋が見える早月川コース、立山連峰の雪渓が描く数々のV字がよく見える上市川コースがあり、その日の天候によってコースが異なる。また、人気のホタルイカ海上観光は4月から約1カ月間実施しており、定置網によるホタルイカ漁できらめくホタルイカの青白い光は神秘的な光景だ。このほか、レストラン光彩では、ホタルイカを使った料理がメニューに並んでおり、プチプチとした食感とトロリとしたワタの味わいに心奪われる。ちょっと一息つきたいなら、カフェメニューも豊富なので、海岸沿いでのんびり過ごすのも気持ちがいい。
    さまざまな施設を併設した道の駅ウェーブパークなめりかわ
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旅のヒント

  1. その1

    高速道路で滑川ICか魚津ICで降り、一般道で2つの観光地を巡りたい。

  2. その2

    海岸沿いを走る県道がおすすめ。刻々と変わっていく海の景色が美しい。

  3. その3

    滑川は富山市岩瀬から約20分と近いので、富山市観光と合わせてルートを考えたい。

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