富山
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TOYAMA
路面電車が走る近代的な街並み。売薬とグルメ、美術館に注目!
富山の県都・富山市は、戦時中の空襲で受けた被害から立ち直り、近代的な都市へと生まれ変わった。市内には次世代型路面電車(LRT)が走り、南エリア(富山駅周辺)と北エリア(岩瀬)をつないでいる。富山といえば売薬のイメージも強く、昔ながらの薬を販売している商店も残る。また、グルメはます寿しと富山ブラックが代表格で、どちらも食べてみてほしい。少し街中を歩いてみると、富山県美術館をはじめ、多くの美術館が点在していることに気づくだろう。市民の美に対する意識の高さがうかがえるはずだ。港町の岩瀬に足を延ばせば、北前船で財をなした森家などの邸宅が残り、レトロな風情を感じさせる。
エリアの見どころ
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富山県富岩運河環水公園
- 豊かな水をたたえ、ゆったりとした時間が流れる公園
- 1988年(昭和63)から20年余りにわたって整備された富山県富岩運河環水公園。富山駅から徒歩9分の位置にあり、約90年前の都市計画の歴史遺産を再生した都心のオアシスとして富山市民に愛されている。
- スポットの詳細
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富山県富岩運河環水公園
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富山市役所展望台
- 富山市内をぐるりと見渡せる展望パノラマ。晴れた日には立山連峰も
- 松川べりに立つ一風変わった建物。それが富山市役所の庁舎だ。立山連峰をイメージしたという三角屋根も印象的だが、なんといっても目をひくのは、建物からすくっと突き出た展望塔だろう。アンテナの最頂部で約100m、展望回廊は地上から約70mの地点にある。市役所の正面から入って左側にある、立山連峰をあしらったステッカーを貼ったエレベーターで展望回廊へ。この場所は、県内11か所にある「立山あおぐ特等席」に指定されており、気象条件がよければ立山連峰がくっきりと見えるだろう。また、展望回廊は地上約70mから360度のパノラマを楽しめ、市街地をぐるりと見渡せる。富山駅がある北には、富山県でいちばん高い建物の「タワー111(トリプルワン)」と富山湾、南には富山城、西には呉羽丘陵がある。4月から10月までは21時(11月から翌3月は18時)まで利用できるので、夕焼けや夜景も楽しめる。
- スポットの詳細
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富山市役所展望台
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富山城(富山市郷土博物館)
- 数奇な運命をたどった富山城の魅力に迫る
- 佐々成政や前田家の居城であった富山城。現在はその一部が富山城址公園として整備されており、堀や石垣が歴史を感じさせる。現在の天守は1954年(昭和29)に建設されたものであり、街のシンボル的な存在として市民に愛されている。
- スポットの詳細
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富山城(富山市郷土博物館)
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健康膳 薬都
- 健康料理で体の内側から元気に。薬効があっておいしいとリピーター続出
- 越中反魂丹で知られる老舗薬屋・池田屋安兵衛商店2階にある薬膳専門店。漢方の考えを取り入れた食を提案しており、体にやさしい薬膳料理をいただける。店内に入ると、ほのかに漢方の香りが漂ってくる。予約したのは、基本コースに季節のデザートか野草の天ぷらが付く2750円のコース。健康膳は基本的に前日までの予約制なので注意したい。すべての料理に漢方が使われているが、味も薬っぽいのではと身構える必要はない。高麗人参は食材のうまみを引き出し、甘えびとコラボする山いもはメイン食材として活躍する。胃にもたれず、滋養強壮などに優れた料理は、東京からわざわざ食べに来るほどだという。おいしい物をたっぷり食べてしまいがちな旅だけに、胃にやさしい料理で疲れを癒やしたい。
- スポットの詳細
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健康膳 薬都
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北前船廻船問屋 森家
- 北前船の栄華と歴史を伝える、築140年超の日本遺産
- 森家のある岩瀬地区は富山湾にほど近く、旧街道に面して北前船の廻船問屋が並ぶ歴史ある港町だ。莫大な富を得た豪商が全国から貴重な材を集めて建てた町家の豪華さを知ることができる。
- スポットの詳細
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北前船廻船問屋 森家
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源ますのすしミュージアム
- 富山のグルメのおみやげといえばこれ!
- テレビ番組でもたびたび紹介されているますずし。製造する店によって味が変わるほど繊細な味が信条だ。源ますのすしミュージアムでは、業界ナンバーワン・源の製造ラインの見学や製造の体験をできる。
- スポットの詳細
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源ますのすしミュージアム
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人気スポット
旅のヒント
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その1
北陸新幹線で来るなら「かがやき」「はくたか」のどちらのタイプも停車するので、JR富山駅で下車を。
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その2
高速道路は富山ICを降り、約5kmで中心市街地に着く。
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その3
車での移動が便利だが、ここでしか乗れない路面電車を使うのがおすすめ。