角館歴史村 青柳家
9000平方メートル以上の敷地に6つの資料館が並ぶ歴史体験スポット
格式高い薬医門で知られる青柳家
桧木内(ひのきない)川沿いにある市営駐車場から徒歩5分。武家屋敷通りのなかでも特に身分の高い武士が暮らした表町に、旧青柳家を中心とした9000平方メートル以上もの敷地が広がっている。かつて青柳家は佐竹北家(きたけ)の南部境目山役を務め、その功績が高く評価され、上級武士だけに認められていた薬医門を掲げている。敷地内には母屋・武器庫・解体新書記念館など6つの資料館が並び、刀や槍に触れるなど貴重な体験を通して歴史を感じられるスポットだ。
武士の時代を体感できる母屋と武器庫
薬医門をくぐり敷地内に入ると、正面には築約200年以上の茅葺き屋根の美しい母屋がたたずんでいる。賓客を迎えるための正玄関や座敷の欄間に施された透かし彫りなどは、格式高い武家ならではの装飾だ。見学ルートに沿って進むと、歴史ファンならずとも必見の武器蔵が現れる。土蔵造りの館内には、青柳家の家宝である兜や旗印をはじめ、重要文化財の刀など江戸時代から伝わる武具がズラリ。蔵の出口付近には刀や槍に手を触れて、その重みを感じることのできる貴重な体験も。蔵を出ると池泉回遊式庭園が広がっており、その一角には数百年以上絶えず湧水が流れ込むという「神明水」がある。
青柳家ゆかりの貴重な美術品を鑑賞
苔むす飛び石や季節の花々を見ながら、次は解体新書記念館へ。館内には繊細な色使いの秋田蘭画の掛け軸と一緒に、誰もが学校の教科書で目にしたであろう『解体新書』を閲覧できる。実はあの精密な挿絵を描いたのが、かつて青柳家と姻戚関係であった角館の武士、小田野直武(おだのなおたけ)であった。広い庭園内で、小田野直武像の先に見えてくるのが、2階建ての旧家を移築した「秋田郷土資料館」。素朴な東北の暮らしぶりを今に伝える旧家や、幕末を中心にした歴史資料を展示しており、1階の和室では美しい庭園を眺めながら抹茶をいただくことも。錦鯉が泳ぐ池に架かる橋を渡り、土蔵造りの武家道具館へ向かう。館内には青柳家に代々伝わる焼物・絵皿・押絵などが多数展示されており、優美だった上級武士の生活を垣間みることができる。
敷地内には食事処や喫茶スペースも
邸内を散策しながらお腹が空いたら、秋田名物稲庭うどんを堪能できる食事処「森の食彩館」、レトロな雰囲気のなかでコーヒーや甘味を味わえるハイカラ館1階の「喫茶室」へ。ハイカラ館の2階はアンティークミュージアムになっており、明治から昭和にかけて収集された蓄音機・時計・カメラなど、全国屈指のアンティークコレクションを鑑賞できる。また着物レンタルや母屋ガイドツアーなど、予約制の有料体験メニューも豊富。完全予約制で本物の鎧を着用して記念写真を撮影できるプランも人気だ。
スポット詳細
- 住所
- 秋田県仙北市角館町表町下丁3 地図
- エリア
- 角館・田沢湖・乳頭エリア
- 電話番号
- 0187543257
- 時間
-
9:00-17:00
[11-3月]9:00-16:00 - 休業日
- 年中無休
- 料金
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【入村料】
[大人]500円
[中高生]300円
[子供]200円 - 駐車場
-
なし
※市営駐車場ご利用(有料) - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay、auPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】3,001-5,000円 - 滞在目安時間
- 0-60分
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(大型犬は除く)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン