角館武家屋敷通り
江戸時代の武家の町並みが残る、みちのくの小京都
京都の風情とはまったく違う武家の町並み
秋田新幹線こまちの停車駅であるJR角館駅から徒歩15分ほど。半径約1kmにわたり江戸時代の武家屋敷や町割りをはじめ、明治以降の歴史的建造物などが残された町並み。角館の城下町は武家の暮らす内町と町人の暮らす外町(とまち)に区分けされ、外町エリアにはさらに武家の暮らした、もうひとつの武家屋敷通り「田町」がある。内町がいわゆる武家屋敷通りと呼ばれるエリアで、道幅約11mの通り沿いにズラリと並ぶ黒板塀と、シダレザクラやモミの巨木などの枝葉を一望できるのは、日本で唯一ここだけで楽しめる景観だ。町の約400本のシダレザクラのうち162本が国の天然記念物で、これらは京都生まれの城主が、当時の姫のために武家屋敷の各戸に植えられたとされる。
当時の武士の暮らしを体感できる武家屋敷
角館武家屋敷は1620年(元和6)に芦名義勝がこの地に町割りしたのが始まりで、1656年(明暦2)に佐竹氏の分家である佐竹北家(きたけ)に受け継がれた。1976年(昭和51)には武家の居住区であった内町が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2020年(令和2)で町割り400周年を迎えた。現在公開されている武家屋敷は石黒家・青柳家・岩橋家・松本家・河原田家・小田野家の6棟で、石黒家は現在も直系の子孫が暮らしを続けながら、母屋と庭園を公開している。荘厳な薬医門を潜ると広い敷地内には巨木が立ち並び、茅葺き屋根の母屋・東屋・土蔵などが自然に囲まれてひっそりとたたずんでいる。慎ましくも威厳を保っていたリアルな武家の暮らしがわかる場所として、映画『たそがれ清兵衛』のロケ地にもなった武家屋敷もある。
歴史的観光名所としての楽しみ方
武家屋敷エリアには、江戸時代から現在までの歴史文化を体感できる観光スポットも多い。たとえば近代日本画の巨匠たちや、秋田蘭画の小田野直武(おだのなおたけ)などの貴重な作品を所蔵する平福記念美術館、また角館の伝統工芸である樺細工の展示や、実演を鑑賞できる角館樺細工伝承館などだ。伝承館付近には人力車の乗場があり、角館の歴史秘話まで知り尽くした車夫のガイド付きで町並みを巡るのも楽しい。秋田名物グルメを味わえる立ち寄りスポットも多く、なかでも比内地鶏を使った親子丼や秋田名物稲庭うどんはランチにおすすめだ。最近は佐竹北家ゆかりのグルメとして、鶏肉や野菜のグリルに山椒味噌を合わせる「御狩場焼」が人気で、田町武家屋敷通りの名家である西宮家のレストランなどで提供中。
スポット詳細
- 住所
- 秋田県仙北市角館町表町上丁-東勝楽丁 地図
- エリア
- 角館・田沢湖・乳頭エリア
- 電話番号
- 0187542700
- 料金
- 施設により異なる
- 駐車場
- あり(市営桜並木駐車場 約160台)
- クレジットカード
- 施設により異なる
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 施設により異なる
- Wi-Fi
- あり(Tazawako_Bukeyashiki_Free_Wi-Fi)
- 喫煙
- 不可
- ベジタリアンセレクション
- あり(施設により異なる)
- 英語メニュー
- あり(施設により異なる)
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】3,001-5,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(武家屋敷内は不可)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(屋敷内は施設により異なる)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
- 備考
- ※電話番号は、仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン