岐阜
東農
TONO
美濃焼の産地や旧宿場町など歴史豊かな観光スポットが多数
東濃とは岐阜県南東部エリアの総称。このうち多治見市、土岐市、瑞浪市は土岐川沿いのなだらかな丘陵地からなっており、古くから美濃焼の産地として発展した。そのため「美濃焼ミュージアム」や「セラミックパークMINO」「多治見モザイクタイルミュージアム」など、陶磁器関連の観光スポットが充実。鑑賞や体験を通して、美濃焼の歴史や現在の魅力などについて詳しく知ることのできるエリアだ。また、恵那市と中津川市は木曽川が東西に貫流する中山間地域で、「恵那峡」や「付知峡」など自然によってつくり出された景勝地が多数。さらに中山道の旧宿場町である「馬籠宿」、800年以上の歴史をもつ「岩村城下町」、大正時代のたたずまいを残す「日本大正村」といった歴史文化資源にも恵まれている。
エリアの見どころ
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川上屋 馬籠店
- 名物の栗きんとんをはじめ、さまざまな栗菓子がそろう
- 江戸時代末期の1864年(元治元)に、中山道45番目の宿場町である中津川宿で創業した老舗和菓子店。特に国産の栗にこだわった栗菓子のおいしさで知られている。いちばんの名物は、毎年9-12月限定で販売される「栗きんとん」。蒸した栗に砂糖を加えて丹念に炊き上げ、そのまま茶巾で絞った手作りのものを提供している。おかげで栗の風味がしっかりと残っており、まるで本物の栗を食べているような食感と評判。なお、栗きんとんを羊羹でくるみ、竹川で包んで蒸し上げた「ささめささ栗」や、大きな栗をそのまま蒸し上げ、栗きんとんをまぶした「嬉しの栗」をはじめ、栗羊羹や栗の最中、栗サブレーなど、通年の栗菓子も多数。一年を通して栗の味を楽しませてくれる。
- スポットの詳細
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川上屋 馬籠店
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大黒屋茶房
- 馬籠宿ゆかりの文豪、島崎藤村の小説に登場する栗おこわを賞味
- 食事処と民芸品売り場を併設した馬籠宿でも有数の老舗店。建物は、馬籠で生まれ育った詩人・小説家、島崎藤村の初恋の人であるおゆうの実家でもあり、昭和時代に入ってから江戸時代の図面をもとに復元された。食事処の名物は、藤村の代表作『夜明け前』にも登場する「栗おこわ」。栗と小豆を別々に調理し、モチ米のご飯と合わせて調味料をほとんど加えずに蒸し上げている。単品でも注文できるが、おすすめはわんこそばやマスの甘露煮などが付く「Cセット」。いずれもできるだけ地元産の食材を使い、添加物を極力使用しないやさしい味付けを大切にしている。食事を済ませたら、併設する民芸品売り場へ。陶器や布製品など種類が豊富で、土産にぴったりの一品が見つかるはずだ。
- スポットの詳細
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大黒屋茶房
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大正ロマン館
- 大正時代の建築物模型や楽器などを通して大正ロマンに触れる
- 大正時代の雰囲気を保存した町並み「日本大正村」のなかにあり、1994年(平成6)に初代村長である俳優の高峰三枝子さんと、初代議長で元横綱力士である栃錦さんの記念館として開館。両名の「高峰三枝子展」と「元横綱栃錦相撲展」のほか、東京駅や帝国ホテルライト館などの精密な模型を鑑賞できる「大正時代の建築物模型展」や、アコーディオンやオルゴールといった世界のさまざまな楽器が並ぶ「大正時代の楽器・楽音器具展」など、多数の常設展示室を備えている。さらに定期的に開催される企画展では、洋画の父といわれる岐阜県出身の画家、山本芳翠(ほうすい)の油絵が展示されることも。建物の前には広々としたバラ庭園がある。
- スポットの詳細
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大正ロマン館
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多治見市モザイクタイルミュージアム
- モザイクタイルの魅力を、展示と体験で満喫
- 多治見市はモザイクタイル発祥の地。「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、そんな地域の大切な地場産業を広く伝える役割を担うミュージアムだ。実際に使われていたモザイクタイルの壁面などを展示するとともに、詳しい製造工程や歴史などを紹介している。
- スポットの詳細
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多治見市モザイクタイルミュージアム
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恵那峡ワンダーランド
- 多数のアトラクションやBBQ施設を完備した総合レジャーランド
- 大観覧車やコースターなど30種類以上のアトラクションを完備している遊園地「恵那峡ワンダーランド」。さまざまな屋内施設やクラフト体験コーナー、BBQ場などもあり、一日ゆっくり楽しめる。
- スポットの詳細
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恵那峡ワンダーランド
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セラミックパークMINO
- 世界の陶磁器文化を介して人の交流を促すテーマパーク
- 陶芸の現代をテーマとする「岐阜県現代陶芸美術館」と、貸しホールや貸会議室、作陶体験施設などを備えた「オリベスクエア」によって構成される「セラミックパークMINO」。鑑賞から体験まで幅広い楽しみ方ができる。また、地元の美濃焼が購入できるショップにも注目したい。
- スポットの詳細
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セラミックパークMINO
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多治見市美濃焼ミュージアム
- 約1300年に渡って焼き続けられてきた美濃焼の歴史と現在を学ぶ
- 「多治見市美濃焼ミュージアム」は、1300年ほどの歴史をもつ「美濃焼(みのやき)」について知ることができる体験型の博物館だ。「見て、知り、味わう」をテーマに、400年ほど前の貴重な織部焼の茶碗に触れられる特別鑑賞会や、簡単な体験イベントなども行っている。
- スポットの詳細
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多治見市美濃焼ミュージアム
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松浦軒本店
- 江戸時代からの製法を守り続けている「カステーラ」が名物
- 「松浦軒本店」は、岩村城城下町で1796年(寛政8)に創業した老舗和菓子店である。いちばんの名物は、江戸時代に長崎から伝わったポルトガル伝来の製法を8代にわたって守り続けている「カステーラ」。ふわふわとした食感と、どこか懐かしいシンプルな味わいが特徴だ。ほかにも、どら焼きの「ふくろう焼」や羊羹など、さまざまな和菓子が充実。あんこや砂糖漬けなどはすべて店内で手作りしており、特に地元のきれいな水を使ったあんこのおいしさに定評がある。さらに秋は栗菓子が多数登場。人気の「栗きんとん」は、国産の栗を使用して、一つひとつをていねいに手作業で作っている。地元の人々はもちろん、岐阜の味覚を楽しみに訪れる観光客からも好評の逸品だ。
- スポットの詳細
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松浦軒本店
人気スポット
旅のヒント
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その1
「苗木城跡」は周辺に多くの駐車場がある。最も近いのは苗木城跡第一駐車場。しかし途中に石畳の道があり、車高の低い車は注意が必要だ。もしも心配な場合は、第一駐車場よりも少し離れるが「苗木遠山史料館」の駐車場を利用しよう。
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その2
「鬼岩公園」は、平日ならドライブイン以外に散策コースの入り口付近にある駐車場も利用できる。駐車可能台数は5台ほど。また、「鬼の岩屋」や「蓮華岩」を観賞するだけなら、上流の松野湖にある駐車場を利用すると、それぞれ徒歩10分ほどで到着できる。
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その3
「恵那峡」は「恵那峡遊覧船」や「恵那峡ワンダーランド」、「恵那銀の森」など足を運びたいスポットが多数。一日でまわるならば、早めの到着を心がけたい。
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その4
「岩村城下町」から岩村城跡へは、岩村町歴史資料館の近くにある登城口から約800mを徒歩で上がっていかなくてはならない。車を使えば、少し遠回りになるが、岩村城跡の近くにある駐車場までアクセスすることもできる。