苗木城跡
戦国時代に築かれた山城の石垣が残る国指定史跡
苗木領の大名である遠山氏が治めた山城
苗木城は、1526年(大永6)頃、苗木の北にある植苗木(うわなぎ)を拠点としていた遠山氏によって築かれた。その後、遠山氏は1582年(天正10)に起こった「本能寺の変」を経て、一度は城を追われるが、1600年(慶長5)の「関ヶ原の戦い」に先立って奪還。その功績が認められて苗木領の大名となり、1871年(明治4)に廃城されるまで12代にわたってこの地を治め続けた。築城にあたっては、岩山の山頂で土地の確保が困難だったことから、自然の地形を生かした造りになっていることが特徴。天然の巨岩がそのまま活用された、全国でも珍しい山城跡といわれている。
天守跡の展望台から周囲の絶景を満喫
城跡が残るのは、中津川市内を東西に貫流する木曽川右岸に一段と高くそびえ立っている山の上。木曽川から山頂の天守跡までは約170mの標高差がある。その天守跡には、360度の眺望が楽しめる展望台を完備。木曽川や日本百名山である恵那山、中津川の市街地などをゆっくりと見渡すことができる。なお、1981年(昭和56)には、城郭の主要部である内郭部分と外郭部の一部が国の史跡に指定。2017年(平成29)には「続日本100名城」に選ばれた。
史料館で苗木城や苗木領の歴史を紐解こう
城跡見物を楽しんだあとは、城跡の入り口付近にある「苗木遠山史料館」にも足を運ぼう。遠山氏の資料を中心に、苗木領と苗木城に関わる貴重な資料を数多く公開しており、長きにわたって続いた苗木領の歴史をたどることができる。常設展示室には、領主の生活がわかる記録などと合わせて、実際に使われていたさまざまな武具や武田信玄からの書状などを展示。さらに課題展示室では、激動の時代であった幕末期から維新期にかけての展示も見ることができる。
近隣にも足を運びたい観光スポットが多数
苗木城跡と「苗木遠山史料館」を見学したあとは、ぜひ近隣のスポットにも足を延ばしてみてはいかがだろうか。江戸時代の面影が残るノスタルジックな中山道の宿場町「馬籠宿」をはじめ、滝巡りをしながら森林浴や紅葉が楽しめる夕森渓谷や付知峡不動公園、雄大な恵那峡が目の前に広がる遊園地の「恵那峡ワンダーランド」、石で楽しむテーマパークで家族連れにぴったりな体験が目白押しの「ストーンミュージアム博石館」など、苗木城跡から各スポットには車で20分~40分ほど。ぜひ様々なところを巡って中津川観光を満喫しよう。
スポット詳細
- 住所
- 岐阜県中津川市苗木 地図
- エリア
- 東農エリア
- 電話番号
- 0573668181
- 時間
- 終日入場可
- 休業日
- 無休
- 料金
- [入場料]無料
- 駐車場
- あり(120台)
- Wi-Fi
- あり(Do-spot Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 備考
- ※電話番号は苗木遠山史料館に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン
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