多治見市モザイクタイルミュージアム

博物館/科学館

モザイクタイルの魅力を、展示と体験で満喫

多治見市はモザイクタイル発祥の地。「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、そんな地域の大切な地場産業を広く伝える役割を担うミュージアムだ。実際に使われていたモザイクタイルの壁面などを展示するとともに、詳しい製造工程や歴史などを紹介している。

メルヘンチックな造形が目をひく外観。タイルの原料となる粘土の採土場をモチーフにしている メルヘンチックな造形が目をひく外観。タイルの原料となる粘土の採土場をモチーフにしている

地元有志が集めたコレクションを展示

モザイクタイルとは、装飾用に彩色された50㎠以下の小さなタイルのこと。多治見市では、美濃焼の技術を生かして大正時代よりタイル産業が始まり、モザイクタイルが盛んに生産されてきた。しかしタイルで造られた壁や床などは、建物が壊されるときに一緒に廃棄されてしまうことが多かったため、1995年(平成7)頃より地元の有志が収集活動を開始。「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、そうして集まったコレクションを展示するための施設として2016年(平成28)に開館した。建物を設計したのは、独創的な建築で世界的に評価されている建築家の藤森照信(ふじもりてるのぶ)。1階で受付を済ませてから、まず大階段で4階に上がっていく造りになっている。

4階まで続く大階段。登り窯や洞穴をイメージさせる空間で、天井や壁の塗り跡もそのまま残している 4階まで続く大階段。登り窯や洞穴をイメージさせる空間で、天井や壁の塗り跡もそのまま残している

藤森照信がセレクトしたモザイクタイルの世界

大階段で4階まで上がっていくと、床から天井まで白いタイルに覆われた明るい空間が広がっている。ここでは1万点を超えるコレクションのなかから、藤森照信がセレクトしたものを展示。昭和時代の銭湯で使われていた絵タイルや、戦前から昭和30年代にかけてのかまど、昭和40年代の流し台などを鑑賞することができる。いちばんの見どころは、丸く空いた天井と合わせて作られた「タイルのカーテン」。ワイヤーにさまざまな時代やかたちのタイルが貼り付けられており、モザイクタイルのバリエーションの豊富さを実感できる。

4階の展示室では、集められた多種多様な製品や絵タイルなどが展示されている 4階の展示室では、集められた多種多様な製品や絵タイルなどが展示されている

藤森照信のアイデアで作られた「タイルのカーテン」。一つひとつのタイルをゆっくりと見ていこう 藤森照信のアイデアで作られた「タイルのカーテン」。一つひとつのタイルをゆっくりと見ていこう

幅広い展示でモザイクタイルの歴史を紹介

3階に下りていくと、もうひとつの展示室がある。展示内容は、モザイクタイルが誕生するまでの歩みや、機械製造でオートメーション化されていった戦前から戦後にかけてのモザイクタイルの歴史など。タイル産業の歩みを記した年表に沿って歩を進めながら、さまざまな時代のタイルや、戦前の駅で使われていた商品ケースなどを見学できる。さらに奥へと進むと、実際に使用されていたハンドプレス機や釉薬のカメも。年に3回ほど企画展が行われるギャラリーも併設されており、展示内容は企画展のテーマによって入れ替わることもある。

3階の展示室では、多治見のモザイクタイルの製造工程や歴史などを知ることができる 3階の展示室では、多治見のモザイクタイルの製造工程や歴史などを知ることができる

昭和時代の貴重なタイルを多数展示。タイルを収める張り板も当時使われていたものをそのまま使用している 昭和時代の貴重なタイルを多数展示。タイルを収める張り板も当時使われていたものをそのまま使用している

ミュージアムショップや体験工房も完備

2階は、現在流通しているタイルを紹介するフロア。キッチンやリビング、ベッドルームなどのモデルルームが造られており、それぞれの空間ごとに現代的なタイルの使い方を提案している。1階にはミュージアムショップと、フォトフレームなどをワンコインで作れる体験工房もある。さらに近隣には、「岐阜県現代陶芸美術館」を併設する「セラミックパークMINO」と、美濃焼の歴史と現在について知ることのできる「多治見市美濃焼ミュージアム」が。それぞれ車で約15分の距離なので、ぜひ合わせて足を運びたい。

体験工房で作れるフォトフレームなど。好きなモザイクタイルを自由に貼ることができる 体験工房で作れるフォトフレームなど。好きなモザイクタイルを自由に貼ることができる

スポット詳細

住所
岐阜県多治見市笠原町2082-5
エリア
東農エリア
電話番号
0572435101
時間
9:00-17:00(最終入館16:30)
休業日
月(祝の場合は翌日)、年末年始
料金
[観覧料]310円
※20名以上団体250円、高校生以下無料
駐車場
あり(180台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(MOSAIC_TILE_MUSEUM_Tajimi)
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり(英語パンフレットあり)
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分(工作を行う場合は90分程度)
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 建築とタイル、両方楽しんでください。
    4.0 投稿日:2021.12.02
    タイル好きだし、藤森さんの建築にも興味があり、ずっと行きたいと思っていたミュージアム。天気もよく特徴的な建築もゆっくり見られました。内部の充実度は、1時間は十分に楽しめる内容です。タイルの展示物もそれなりに興味深かったけれど、タイルの製造工程や歴史のビデオがためになりました。ちょうど、藤森さんに関する特別展示が開催されていたこともあり、じっくりと堪能できました。ショップに、袋に詰め放題のタイル土産...
  • 建物を見るだけではなく入館してみてください
    5.0 投稿日:2021.08.13
    建物の外観を見るのが目的でした。もっと広い敷地に建っているものだと勝手に思い込んでいましたが、思いのほかの市街地で奥行きのなさにびっくりしました。画像で広がりを感じさせるのも建築家の腕ですね。目的は上記だったのですが、入ってみると展示は大変充実しており、1時間以上使ってしまいました。タイルの販売もしています。
  • 建築探偵、藤森照信氏の設計
    4.0 投稿日:2021.04.14
    施釉磁器モザイクタイルの生産量日本一の多治見市にある、タイルの博物館です。銭湯の壁の絵のようなものから芸術作品まで、タイルというものを改めて知る機会になりました。原料となる粘土山を感じさせるユニークな外観は藤森氏のアバンギャルドで独特です。

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アクセス

最寄り

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