セラミックパークMINO
世界の陶磁器文化を介して人の交流を促すテーマパーク
建物の設計者は世界的に著名な建築家、磯崎新(いそざきあらた)。地元で作られたタイルやレンガを積極的に使用している
企画展やイベントで人と情報の交流を生み出す
豊かな自然に恵まれながら、日本有数の陶磁器生産地として発展してきた岐阜県東濃西部地域。「セラミックパークMINO」は、その地で今後の陶磁器文化を担っていくためのテーマパークとして誕生した。施設内は大きく「岐阜県現代陶芸美術館」と「オリベスクエア」に分かれており、後者は1階の展示ホールなどで定期的に企画展や陶器祭りなどのイベントを開催。カフェレストランやショップなども充実しており、人と情報の活発な交流を促進している。
エントランスがあるのは建物の3階。ここから下の階に降りていく構造になっている
実用陶磁器など独自の視点から作品を収集
「岐阜県現代陶芸美術館」は、「陶芸の現代」をテーマとして近現代の陶芸作品を国内外にこだわらず収集。特に、これまでほかの美術館ではコレクションの対象になりにくかった、生活で用いるために少量生産された「実用陶磁器」と、デザイン性や芸術性を追求しながら量産された「産業陶磁器」の収集に力を入れている。3階の常設展示室では、そんなコレクションの特徴を示す代表的な作品を展示。そのほか、2階ではさまざまなテーマで企画展を開催している。
「岐阜県現代陶芸美術館」3階の常設展示室。年に2回ほど作品の入れ替えが行われる
19世紀の万国博覧会などに出展された作品も間近で鑑賞することができる
本館に新しく収蔵された作品だけを集めた一角。歴史あるコレクションだけではなく、新たな陶芸品も積極的に紹介している
週末と祝日は作陶館で体験コースを実施
敷地内には、やきもの作りの初心者や技術を磨きたい人に向けた作陶館を完備。毎週金-日曜と祝日は、1時間ほどで体験できる「上絵付けコース」や「作陶コース」などを実施している。また、本格的な茶会を開催できる茶室もあり、地元陶芸家の抹茶茶碗を無料で貸りることが可能。さらに作陶館の先には、施設の全景や多治見市の町並みを一望できる展望台も。広々とした施設の中に、さまざまな楽しみ方が用意されている。
気軽に陶芸が楽しめる作陶館。タタラ技法を体験する「タタラフルコース」などもある
美しい緑を背景にした茶室。手前に水辺があるので、まるで水の上に浮かんでいるように見える
自然豊かな施設周辺をのんびりと散策できる
同館の建物は、周囲の自然環境との調和を大切にしていることも特徴。沢に自生するシデコブシなど、もともとあった希少植物を保存したままで建設されており、そうした自然のなかを回遊できる散策路も用意されている。また、車で約3分のところには、美濃焼の歴史と現在について詳しく知ることのできる「多治見市美濃焼ミュージアム」がある。さらに車で15分ほど移動すれば、多治見市笠原町の地場産業であるモザイクタイルについて紹介する「多治見市モザイクタイルミュージアム」も。ぜひ合わせて足を運び、陶磁器のさまざまな魅力に触れてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 岐阜県多治見市東町4-2-5
- エリア
- 東農エリア
- 電話番号
- 0572283200
- 時間
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8:00-21:00
※施設により異なる - 休業日
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12/29-1/3
※施設により異なる - 駐車場
- あり
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 散歩に行って来ました
- 多治見市と土岐市の間にあり陶器の町のが多治見市側にあります。施設は展示館でもあり陶器の制作体験などがあります。ちょうど紅葉が見たくて散歩に行ってきました。展望台からは多治見市内が見れて景色もうよかったです。
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- 建築がカッコいい
- 岐阜県現代陶芸美術館も中に入ってる現代的な建築渡り廊下の天井には陶器が埋められてます展望台もあり景色がとても良い建物の中に滝?が流れてます多治見に行くならここもチェックしたい
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- 近代的な建物
- 美術館やイベントホール・レストランなどがありました。屋上は広場になっていて、周辺の景色の見晴らしを楽しめます。周囲には散策路が整備されていて、ちょっとした山歩きを楽しめます。
TripAdvisorクチコミ評価
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