岐阜県現代陶芸美術館
焼物の町・多治見で陶磁器の世界に浸り「陶芸の現代」を学ぶ
国内外の作品から陶磁器の魅力を知る
古くから陶磁器の歴史が根づき、美濃焼などの生産が盛んに行われている東濃地方。その中央に位置する多治見市にあるのが岐阜県現代陶芸美術館だ。伝統的な文化と産業の継承を目的として、2002年(平成14)に陶磁器の複合施設「セラミックパークMINO」の2階から3階に開館。「陶芸の現代」というテーマのもと、近現代に作られた陶芸作品が世界各国から集められている。ほかの美術館ではなかなか見ることのできない、実用陶磁器や産業陶磁器といった貴重な作品も多数展示。芸術鑑賞にとどまらず、展覧会の内容に沿ったイベントやワークショップなどから楽しく陶磁器の文化を学ぶことができる。さまざまな年代の人々が気軽に訪れたくなる美術館で、陶磁器の魅力に触れ、感性を磨く時間を過ごしてみてはどうだろうか。
見ごたえのある展覧会を開催
美術館の展示室は、ギャラリーⅠとギャラリーⅡに分かれており、ギャラリーⅠではさまざまなテーマに基づいた特別展を開催。有名な陶芸家や年代、国などに焦点を絞った特別展は、1年の間に3回から4回ほどテーマを変えて行われている。ギャラリーⅡでは、おもに美術館で所蔵されている作品を鑑賞できるコレクション展を開催。日本だけでなく世界から集めた陶芸品や、実用性あるいは量産性に優れた陶磁器なども展示されている。作家や時代、地域、用途によって、それぞれの魅力が異なるおもしろさを感じられるだろう。また、鑑賞しているうちに好みの作品や作家に出合える楽しさも。ユニークな展示やコレクション展が開催されているため、気になる展示があれば足を運んでみよう。
イベントやワークショップに参加しよう
美術館では、展覧会と連動したイベントやワークショップに参加することも可能。特別展にまつわるトークイベントや鑑賞ツアー、作家による講演会など、鑑賞するだけでは得ることのできない、奥深い芸術の世界を知る機会になりそうだ。また、自分でオリジナル作品を作ることのできるワークショップも。イベントによっては人数制限があるので、予約してから参加するようにしよう。ほかにも、セラミックパークMINOの敷地内には、焼物作りを体験できる作陶館も備えている。1000円で作陶体験ができたり、800円から上絵付け体験が気軽に参加できたりするのも魅力だ。さらに、タイルが敷かれた外階段2階には、平屋建ての茶室もある。ここは貸し出しスペースとなっており、一般客でも茶会を開くことができるので、ここでしか味わえない特別な体験をするのもいいだろう。
図録やオリジナルグッズで思い出を持ち帰る
2階にある美術館受付前のミュージアムショップでは、過去に開催された展覧会の図録や陶磁器関連書籍、美術館のオリジナルグッズなどが手に入る。陶芸品も並んでいるため、気に入った作品があれば自宅に飾ったり、実際に使用したりして楽しむのもいい。ミュージアムショップには、美術館内の鑑賞有無に関わらず気軽に立ち寄ることができるので、お土産を買いに立ち寄るのもおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内 地図
- エリア
- 東農エリア
- 電話番号
- 0572283100
- 時間
- 10:00-18:00(最終入館17:30)
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、年末年始
- 料金
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【コレクション展観覧料】
[一般]340円
[大学生]220円
[高校生以下]無料
※特別展は別料金となります。 - 駐車場
- あり(312台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、Apple Pay、Google Pay、PayPay、メルPAY、auPAY、ALIPAY、FamiPay、toica、manaca)
- Wi-Fi
- あり(CPM_FREE_WiFi_2F)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
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【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- アートとしての陶器
- 陶都多治見のセラミックパークMINO内にある美術館です。世界の近現代の陶芸アートが見られ、また1〜2ヶ月サイクルで企画展も入れ替わるようなので良いと思います。建物自体もセンスが感じられますし、年に何度か訪れたいと思います。
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- 焼き物文化を体現する、秀作を一堂に収蔵するハイセンスな美術館
- 車を降りて、入り口へと向かう。入った瞬間ひんやりとした空気が心地よい。天井には様々な陶片が埋め込まれ、焼き物文化を大切にしてきた町の思いを感じることができる。左右に展開される掲示や作品を眺めながら、幾分長いアプローチを抜けると、さあ、美術館の入り口だ!階段(エスカレーター)で地下に降りるとそこにはレストランや展示即売の売店、広々とした庭に涼しげな水が流れ、その向こうにはイベントの際に開かれる茶室...
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- 陶芸
- 久しぶりに行きました。秀逸な陶芸が展示されていて興味深く見させていただきました。美術館は時間を忘れてしまいそうな程良かったです。
TripAdvisorクチコミ評価
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