新潟

湯沢・魚沼

YUZAWA / UONUMA

新潟のなかでも最も首都圏からのアクセスが良く、魚沼産コシヒカリの産地としても知られる国内でも有数の豪雪エリア

群馬県高崎市と新潟県長岡市寺泊を結ぶ三国街道沿いに宿場町として栄えた地域であり、上杉謙信の関東遠征や参勤交代などで利用された。周囲を2000m級の越後山脈に囲まれ、その面積のほとんどが山林である。また、盆地特有の気候で日中と夜間の寒暖の差が激しい。この越後山脈から流れ出る清水と、寒暖の差が日本一と名高い「魚沼産コシヒカリ」の原材料となる。またその米から造られる日本酒は、国内外から注目を集めており、湯沢町に1蔵、南魚沼市に3蔵、魚沼市に2蔵、十日町市に2蔵がある。ウインターシーズンになると景色が一変、白一色の山々には毎年200万人以上の人々が訪れ、スキーやスノーボードを楽しんでいる。十日町・津南では、国内最大級のアートの祭典、大地の芸術祭が3年に1度開かれ、里山がまるごとアート作品に生まれ変わる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    小嶋屋総本店
    皇室にも献上された創業100年の老舗でいただく新潟グルメ「へぎそば」
    織物が盛んな十日町の歴史が生んだ、美しい盛り付けと滑らかな食感が特徴の「へぎそば」。大正時代創業の老舗「小嶋屋総本店」では、こだわりの材料を使ったへぎそばを堪能できる。
    ていねいに「へぎ」に盛り付けられた蕎麦が美しい
  • spot 02
    うおぬま倉友農園 おにぎり屋
    おにぎりのイメージを覆す! 日本一ぜいたくなおにぎりを食べるならこのお店
    牧之通りから徒歩10分程度のところにある「おにぎり屋」ははずすことのできないグルメスポット。日本一おいしいといわれている南魚沼産コシヒカリのなかでも、最も希少とされる「塩沢産コシヒカリ」をぜいたくに使ったおにぎりを提供。1つずつていねいに握られたおにぎりは、口にした瞬間フワッとほぐれて米の粒感が際立つ。お米本来の甘さとそれぞれの具材の塩気が混じり合い、とにかくうまい。1つ140円から買えるおにぎりは、常時13種類ほど置いてありいちばん人気は「焼鮭」。ご飯をおいしく炊き上げるためにお米を2時間ほど冷蔵庫で寝かせている。最新情報は公式Twitterをフォローするのがおすすめ。
    おにぎりには青空と草原がよく似合う
  • spot 03
    西福寺
    知る人ぞ知る「越後のミケランジェロ」の最高傑作に出合える寺
    1534年(天文3)に開かれた曹洞宗、赤城山西福寺は、「越後のミケランジェロ」と呼ばれる江戸時代の名工「石川雲蝶(いしかわうんちょう)」の作品が多く残されている由緒正しい寺社だ。
    開山堂の中は特別な許可がない限り撮影禁止となっている
  • spot 04
    目黒邸
    220年以上前に建てられた豪農の館
    豪農「目黒家」は戦国大名の会津蘆名(あしな)氏に仕え、伊達政宗との戦を経て1590年(天正18)に魚沼の広瀬郷の地で帰農したと伝えられている。経営規模は1920年(大正9)には2郡6か村、農地1.6k平方メートル、小作人総数325人に及んだという。外には野面石で塀が築かれ、冠木門(かぶきもん)が設けられるなど中世武士の屋敷構えとなっており、主家は茅葺屋根、寄棟造りで桁行16間、梁間6間。中に入ると囲炉裏のある土間、一段上がって茶の間と続き、座敷の奥まで進むと江戸後期築庭といわれる回遊式庭園が見られる。目黒氏は地方近代化の推進者として、産業や教育、文化の振興、道路や鉄道の整備に尽力するなど多くの功績を残したが、そのひとつに須原発電所の建設がある。邸内には、この発電所から電気を配電していた「配電盤」が現在も残されている。1913年(大正2)に作られたという大理石の配電盤はなんともいえない趣がある。
    目黒邸は1797年(寛政9)に庄屋の役宅を兼ねた豪農住宅として建てられた
  • spot 05
    魚沼の里
    雪室で真夏に雪と遭遇! 雪国の食と文化を五感で味わえるぜいたくな空間
    関越自動車道・六日町ICから車で15分、上越新幹線・浦佐駅からタクシーで15分。日本酒「八海山」を製造する蔵をはじめ、カフェやビールバー、スイーツショップなどが点在する複合スポット。
    里山の広大な敷地に造られた魚沼の里は、四季折々でその姿を変える
  • spot 06
    坂戸山
    365日登山者の絶えない坂戸山は、花と雲海を楽しめる歴史ある里山
    かつて新田氏が築いた城砦があった坂戸山は、街に近く気軽に登れる人々の憩いの場。整備された道を、花を探しつつ山頂まで歩けば、田園風景と周囲の山々、蛇行する信濃川が織りなす絶景が待っている。
    越後を代表する由緒ある山城
  • spot 07
    道の駅 南魚沼 雪あかり
    魚沼産コシヒカリと世界のアートを一度に楽しめる道の駅
    車、電車どちらでもアクセスしやすいロケーションが魅力の「道の駅 南魚沼 雪あかり」では、日本一と名高い魚沼産コシヒカリを食べられるレストランや、特産品の直売所に加え、美術館も併設されているのが特徴だ。
    さまざまな商品があるので見ているだけでも飽きない
  • spot 08
    牧之通り
    世界でいちばん雪の似合う牧之通り、雪国の暮らしに思いを馳せながら歩く
    南魚沼の地に生まれた江戸時代を代表する文人、鈴木牧之(すずきぼくし)の名を冠する、雪国らしい雁木が特徴。雪国の歴史に思いを馳せながらの街歩きが人気。
    夕方になって明かりの灯された牧之通り
  • spot 09
    越後湯沢温泉街
    スキーやフジロックだけじゃない!?歴史ある越後湯沢温泉街の魅力
    古くより宿場町として栄え、冬はスキー、夏はフジロックを目当てに県外から多くの人を集める越後湯沢。昭和バブルの面影と雄大な自然を手軽に楽しめる越後湯沢温泉街で、ローカルな魅力を探してみたい。
    新幹線の駅から温泉宿までは徒歩30秒と至近
  • spot 10
    ぽんしゅ館
    新潟の日本酒が一堂に会する酒好きの聖地
    越後湯沢駅内にある「ぽんしゅ館 越後湯沢驛店」には新潟県内各地から80以上の酒蔵が集結。県内の土産を買い求められるほか、南魚沼産コシヒカリを使用した「爆弾おにぎり家」、甘酒や酒粕を使ったドリンクが楽しめるカフェ「糀らって」、天然温泉に浴用専用酒を入れた「酒⾵呂」などが集まった商業施設。なかでも人気があるのが県内87の酒蔵の地酒を楽しめる「唎酒番所(ききざけばんしょ)」。「新潟県内の酒蔵が全部ここで唎酒できる」をコンセプトに、酒好きなら誰もが一度は夢見る野望を実現した。店内の受付で500円支払うとコインが渡され、ズラリと並んだ「唎酒マシン」で最大おちょこ5杯分の地酒を味わえる。じっくりと味見をしたら「駅の酒蔵」でお目当ての地酒を探してみよう。雰囲気のある店内に各蔵の代表銘柄が所狭しと並んでいる。日本酒のほかにも県産のワイン、焼酎、梅酒、地ビールなども置いてある。自宅で楽しむも良し、大切な人へのプレゼントにするも良し。越後湯沢駅に降りたったら必ず足を運びたいいち押しスポットだ。
    新潟県内各地から80以上の酒蔵がここに集結
  • spot 11
    苗場スキー場
    雪質は憧れのパウダースノー!苗場で冬を満喫しよう!
    1961年(昭和36)にオープンした苗場スキー場は、都心から車で約2時間半の好立地。初心者から中・上級者まで、誰もが安心して楽しめる国内最大級の規模を誇るスノーリゾートだ。
    総面積1.34㎢を誇る広大なスキー場は、1日かけてもまわりきれないほど
  • spot 12
    苗場ドラゴンドラ
    驚きと感動の25分! 日本最長のドラゴンに乗って紅葉の大パノラマに飛び込もう!
    ドラゴンドラ駐車場からゴンドラ乗り場まではシャトルバスを使って5分ほど。「のんびり風の散歩道」を使えば徒歩でも15-20分ほどでたどり着ける。乗車券は駐車場前にある「シュネー」でしか購入できないので注意が必要だ。ゴンドラの長さは日本最長の全長5481mを誇り、片道約25分の空の旅を味わえる。ロープウェイを支える鉄柱には番号がふってあり、最大の見所は14号柱付近だ。眼下に横たわる清津川に飛び込むように下降をしていくスリル感と紅葉の絶景を楽しめる。アップダウンを繰り返しながら進んでいくと進行方向右前方に「二居湖(ふたいこ)」と呼ばれるエメラルドグリーンの湖が見えてくる。黄金色に染まった木々と、淡いグリーンが織りなす色彩豊かな自然のキャンパスは見ごたえたっぷり。山頂駅の標高は1413m。天候にもよるが平地に比べ気温がだいぶ下がるので、なるべく厚着をして出掛けよう。
    赤、黄、緑のグラデーションにブルーのゴンドラが映える
  • spot 13
    清津峡
    絶景! インスタ映えの聖地「清津峡渓谷トンネル」の魅力を徹底解剖!
    2018年(平成30)に開催された第7回・大地の芸術祭で、中国出身の芸術家「マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)」の指揮により、「Tunnel of Light」と名づけられたひとつの芸術作品としてリニューアルされた清津峡トンネル。2019年(平成31/令和元)には20万人が訪れた人気スポットだ。
    この眺め、テレビやSNSで見たことのある人も多いのでは?
  • spot 14
    越後妻有里山現代美術館 MonET
    大地の芸術祭を知るために、まずは訪れておきたいあの施設がリニューアルオープン!
    2000年(平成12)から3年に1度開催されている「大地の芸術祭」は国内外のアーティストの作品を身近に楽しめる世界最大級の国際芸術祭。その中心となる施設がこの越後妻有里山現代美術館 MonETだ。
    薄く張られた水面に周囲の景色が映り込むので、その日の天候などによりたたずまいの変わるのがおもしろい『Palimpsest: 空の池』(レアンドロ・エルリッヒ)
  • spot 15
    松之山温泉
    豪雪地帯の秘境にたたずむ美人の湯は、今と昔が交差する唯一無二の温泉郷
    新潟県と長野県の県境、国内有数の豪雪地帯にたたずむ「松之山温泉郷」は、有馬温泉、草津温泉と並ぶ日本三大薬湯として知られ、室町時代には越後守護・上杉家の隠し湯であったともいわれている。
    いかにも薬効がありそうな鼻をくすぐる香り
  • spot 16
    美人林
    誕生から約100年! 奇跡が生み出した神々しいほどのブナ林で癒やされよう
    3000本ものブナの木が群生する、十日町、松之山を代表する景勝地。木々の高さや太さがそろっており、唯一無二の景色をつくりだしている。十日町、松之山に訪れた際はぜひ立ち寄りたいスポットだ。
    1年に10万人もの人々が訪れる一大観光地となった
  • spot 17
    越後松代棚田群
    見下ろした先に広がる水鏡に感動
    新潟県十日町市松代地域に広がる「越後松代棚田群」。田に水が張られるシーズンは水面がまるで鏡面のようになり、空や周囲の景色を美しく映し出す。観光客はもちろん、全国のカメラマンも訪れる絶景スポットだ。
    星峠の棚田。早朝に訪れると雲海が見られることも
  • spot 18
    光の館
    アートを肌で感じながら瞑想体験
    光をテーマにした建築作品「光の館」は伝統的な日本家屋様式を採用している。豊かな自然に囲まれるなか、季節、そして時間によって変化する光と向き合うひとときを過ごすことができる。
    「光の館」の夜の姿は神秘的
  • spot 19
    松代ほくほく通り
    ドイツ人建築家が街並みをリデザイン
    かつて宿場町として栄えた県道およそ1kmの区間「松代ほくほく通り」。通りには、景観再生の取り組みにより、ドイツ人建築家のカールベンクス氏デザインの外装をした古民家が点在している。
    写真に映えるカフェ「澁い(しぶい)」の外観
  • spot 20
    まつだい郷土資料館
    松代の今と昔を知る
    「まつだい郷土資料館」は、江戸時代末期に建てられた築約140年のケヤキ造りの民家を利用した資料館。まつだい駅の南側に位置し、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」に隣接している。
    「まつだい郷土資料館」は豪雪地域の雪の重みにも耐えられるという、重厚なケヤキ造り
  • spot 21
    まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」
    アートと農耕文化が融合する施設
    まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」には複数の作家によるアート作品が展示されている。また、イベントや体験プログラムなどを通して、松代の農耕文化を体感できる総合文化施設でもある。
    オランダの建築家グループMVRDVが設計を担当した
  • spot 22
    松代城跡
    山道を登った先にある、360度のパノラマ!
    標高385mの山頂に建てられ、原生林と棚田に囲まれた松代城跡は1970年(昭和45)に旧・松代町の文化財に指定されている。松代城跡の展望台からは、松代地区の街並みや魚沼の山々といった景色を見ることができる。
    現在の建物は、天守閣を模して松代城跡に展望台として建設されたもの
  • spot 23
    赤城山西福寺
    天井いっぱいに広がる彫刻作品は圧巻
    赤城山西福寺には、いたるところに「幕末の名匠」「日本のミケランジェロ」と謳われた石川雲蝶(いしかわうんちょう)の手がけた作品がある。これらの作品は、新潟県文化財にも指定されている。
    開山堂にある彫刻作品「道元禅師猛虎調伏の図(どうげんぜんしもうこちょうふくのず)」は必見
  • spot 24
    見晴らしの湯こまみ
    越後三山を眺められる絶景露天風呂
    駒見山の中腹にある日帰り入浴施設「見晴らしの湯こまみ」では、内風呂、露天風呂両方の湯船から越後三山の絶景を見ることができる。露天風呂で美しい景色を眺めながら、暑い日には湯船で火照った体を外気に当てると心地よい。寒い日には、冷たい空気を肩で感じながら温かな湯に包まれると幸せな気持ちになる。湯は肌の蘇生効果があるといわれている「硫酸塩泉」と、湯冷めしにくい「塩化物泉」という2つの泉質を持ち、湯上がり後は肌がしっとりとする。温泉を堪能したら、魚沼の特産品やお菓子が販売されている売店に立ち寄ったり、高い天井と大きな窓が特徴の大広間で、ドリンクを片手に体を休めたりもできる。なお、見晴らしの湯こまみでは、広間への食べ物の持ち込みが自由なので、道中で好みの料理をテイクアウトしてから立ち寄るのもおすすめ。子どもから大人まで楽しめる本を集めた「文庫・コミックコーナー」もあるので、長居したい人にもぴったりだ。地元の人はもちろん、近くにある「小出スキー場」の帰りに、疲れた体を癒やしに訪れる人も多くいる。
    温泉に浸かりながら、目の前に広がる広大な景色を楽しむひととき
  • spot 25
    魚沼醸造
    きれいな水とおいしい米が生み出す糀甘酒と発酵食品
    新潟県魚沼市に工場を構える魚沼醸造では、そこでつくられた糀甘酒や発酵食品をその場で味わえるほか、工場見学にも参加することができる。
    ここでしか味わえない「工場直送糀甘酒」や「糀甘酒ソフトクリーム」は必食
  • spot 26
    雲洞庵
    お参りするだけでご利益を得られる?
    越後には「雲洞庵の土踏んだか」という有名な言葉がある。雲洞庵の参道には法華経が記された石が埋められており、歩くだけでご利益を得られるという。そんな雲洞庵には、今も昔も多くの人が参拝に訪れる。
    木々のなかにたたずむ雲洞庵の赤門
  • spot 27
    三国街道塩沢宿牧之通り
    まるで江戸時代! 風情ある宿場町を街歩き
    JR上越線の塩沢駅で降車後、南東へ進み、1つ目の信号を左に曲がる。すると突然、目の前に江戸時代にタイムスリップしたかのような光景が広がる。「三国街道塩沢宿牧之通り」だ。
    通りにはカフェや土産物屋などが並ぶ
  • spot 28
    織の文化館塩沢つむぎ記念館
    千年の歴史を誇る織物の郷で機織り体験
    その土地の気候や自然を生かして生まれる技法や文化がある。雪国、塩沢地区の織物もそのひとつだ。「塩沢の織物」ができるまでの工程に直接触れられ、体験できるのが「織の文化館塩沢つむぎ記念館」。
    地機(居座機)を扱える人は少なく、塩沢つむぎ記念館を訪れたらぜひ見学したい
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旅のヒント

  1. その1

    公共交通機関を使う場合、旅の拠点となるのは新幹線の越後湯沢駅。駅周辺には複数のレンタカーショップがある。

  2. その2

    各スポットへの移動は公共交通機関の本数が限られているため、自家用車やレンタカーで移動すると効率の良い旅ができる。

  3. その3

    関越道が整備されており、練馬ICから湯沢ICまでは約2時間。

  4. その4

    居酒屋などのお酒を提供する飲食店は閉店が早く、シーズン以外は閉業している店も多い。電話での予約が望ましい。

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