まつだい郷土資料館
松代の今と昔を知る
過去の暮らしを館内にそのまま再現
かつて地域の豪農が暮らしていた民家をそのまま利用して造られたのが、まつだい郷土資料館。建物は1階、2階、そして中2階という形で構成されている。部屋ごとに「作業部屋」「織物部屋」「物置」「テッチョ(屋根裏)」などの案内板が設置されており、それぞれの部屋が過去にどのように利用されていたのかを知ることができる。2階には国指定の重要文化財「松苧神社(まつおじんしゃ)」に関する資料や、松代地域の棚田の映像、雪国の生活用具などが展示されている。館内には、地域住民から寄贈された民具が約2000点収蔵されているため、見ごたえもたっぷりだ。
住民用の玄関と客人用の大きな入り口
そんなまつだい郷土資料館の入り口をくぐると、当時と暮らしを彷彿とさせる年季の入った囲炉裏が目に入る。さらに奥へ進むと、広い座敷が現れるとともに、もう1つ、玄関が存在していることに気づく。江戸時代、住民が暮らす居住空間へとつながる玄関と、客人を迎える玄関は、客人にふだんの生活を見せないようにするために分けられていた。客人が到着した際は、座敷側の玄関からそのまま上がってもらうようにしていたという。身分によっては籠のまま家に上がることもあるため、客人用の入り口スペースはかなり大きく取られている。
案内人の話から、松代の過去と現在を知る
まつだい郷土資料館は地元住民が案内役を務めることもあり、建物の歴史や当時の農民の暮らしぶりはもちろん、現代にも受け継がれている松代地域の文化についても解説してくれる。たとえば、5月8日の「七つ詣り(ななつまいり) 」。七つ詣りは、数えで7歳になった男の子が標高約360mの松苧山山頂に位置する松苧神社までの山道を登り、参拝する伝統行事だ。「お参り後、ご馳走が振る舞われる」「昔はその日は学校が休みになった」など、長年にわたって松代地域に暮らす案内人の話は興味深い。地域の暮らしや行事についてもいろいろ質問してみよう。世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の拠点でもある、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」からも徒歩わずか1分ほどで到着するので、あわせて訪れたい。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県十日町市松代3718 地図
- エリア
- 湯沢・魚沼エリア
- 電話番号
- 0255972138
- 時間
- 10:00-17:00(冬季は閉館時間を早める場合がございます)
- 休業日
- 火、水
- 料金
-
【まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券】
[一般]1,200円
[小中]600円
【個別鑑賞券(郷土資料館共通)】
[一般]600円
[小中]300円
※期間限定で共通チケットや作品鑑賞パスポート販売もあり - 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 築140年の建物
- ほくほく線まつだい駅の裏にあります。2階建ての木造建築です。玄関で靴を脱いで上がります。築140年の欅造りといった古い建物ですが、中はとても綺麗です。
-
- 築約140年
- 築約140年にもなる民家はけやき造りだそうで、さすが非常に「郷土資料館」としてのおもむきを感じることができました。
-
- 昭和の香りのする屋内
- 140年のけやき造りの民家を利用しもので、十日町市の文化財に指定されています。昔、実家の風呂も台所もこんな風だった・・・と懐かしく思い出せます。まつだい農舞台に入場するパスポートで一緒に入れます。昭和の香りのする屋内や資料、豪雪に耐える旧家の立派な梁など、是非とも見るべきです。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る