星峠の棚田

その他の自然地形

見下ろした先に広がる水鏡に感動

新潟県十日町市松代地域に広がる「越後松代棚田群」。田に水が張られるシーズンは水面がまるで鏡面のようになり、空や周囲の景色を美しく映し出す。観光客はもちろん、全国のカメラマンも訪れる絶景スポットだ。

星峠の棚田。早朝に訪れると雲海が見られることも} 星峠の棚田。早朝に訪れると雲海が見られることも

越後松代地域に広がる棚田群を巡ろう

米の作付面積、収穫量ともに全国第1位を誇る新潟県。米どころとして名を馳せる新潟県のなかでも、十日町市には多くの棚田が点在し、美しい田園風景が広がっている。越後松代棚田群は十日町市松代地域に点在する「星峠(ほしとうげ)の棚田」「儀明(ぎみょう)の棚田」「菅刈(すがかり)の棚田」「蒲生(かもう)の棚田」「清水(しみず)の棚田」「松代(まつだい)の棚田」「蓬平(よもぎひら)の棚田」「田野倉(たのくら)の棚田」「小荒戸(こあらと)の棚田」などの棚田の総称だ。

星峠の棚田を上から見下ろすためには、3か所設置されている展望台を利用しよう} 星峠の棚田を上から見下ろすためには、3か所設置されている展望台を利用しよう

水田の数はおよそ200枚! 星峠の棚田は必見

越後松代棚田群のなかでも、最も人気があるのは星峠の棚田。星峠の棚田では、大きさや形が異なる約200枚の水田がまるで魚の鱗のように斜面に広がり、四季折々、朝昼晩と、季節や時間によってもさまざまな表情を見せる。田に水が張られる時季は天候などによって前後するが、例年、春(雪が消えたあとから6月頃まで)と秋(10月後半から積雪初めまで)。この期間中は美しい水鏡が見られるため、全国各地から多くの観光客やカメラマンが棚田を訪れる。ただし、積雪期(例年12月初旬から4月下旬頃)は道路除雪が行われないため、車の進入ができない。棚田までたどり着けず引き返すことになるので、この季節は避けるようにしよう。

儀明の棚田に咲く桜} 儀明の棚田に咲く桜

桜の木が映り込む様子は儀明の棚田ならでは

あわせて訪れたいのが、儀明の棚田。星峠の棚田から国道403号線を経由し、10分強ほど車を走らせると到着する。国道253号線沿いからもその姿を望むことができ、車でのアクセスも良好だ。星峠の棚田と比べると規模は小さいものの、春には桜を水面に映し、冬には棚田の縁が白く彩られ、それぞれの季節において趣深い様子を観賞することができる。山桜は例年4月末から5月の連休頃までが見頃。星峠の棚田とあわせて巡れば、それぞれの棚田の雰囲気の違いを感じられる。

儀明の棚田は、時季によっては桜と雪景色が同時に見られることも} 儀明の棚田は、時季によっては桜と雪景色が同時に見られることも

棚田は地域の人が先祖から受け継いできたもの

星峠の棚田と儀明の棚田の観賞ポイントには、無料の駐車場や展望台が整備されている。車は農道内に乗り入れたり、すれ違いができないスペースなどに停めたりせず、決められた場所に駐車するようにしよう。なお、越後松代棚田群は観光用地ではなく、地域の農家が先祖から代々受け継ぎ、大切に守りながら生業として耕作をしている場所だ。田んぼや畑に立ち入ったり、三脚を立てたりしないこと、農作業中の人を無断で撮影しないなど、マナーには注意したい。また、撮影に夢中になって、うっかり展望台から足を滑らせたり、道路に飛び出したりしないように気をつけよう。

稲が刈り込まれたあとの星峠の棚田} 稲が刈り込まれたあとの星峠の棚田

星峠の棚田。見る角度によって雰囲気が変わる} 星峠の棚田。見る角度によって雰囲気が変わる

案内板が設置されているので、指示に従って展望台や駐車場を探そう} 案内板が設置されているので、指示に従って展望台や駐車場を探そう

スポット詳細

住所
新潟県十日町市星峠 map map 地図
駐車場
あり

情報提供: ナビタイムジャパン

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