越後湯沢温泉
スキーやフジロックだけじゃない!?歴史ある越後湯沢温泉街の魅力
文豪も愛した歴史ある温泉街
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」という川端康成の小説『雪国』の舞台になったことであまりにも有名な越後湯沢。温泉が発見されたのは平安時代の末期で、江戸時代には三国街道の宿場町として発展を遂げる。その後、上越線の開業に合わせ温泉地としての繁栄が始まる。1932年(昭和7)には新たに高温の源泉が発掘されたことで温泉地としての人気が確立された。1982年(昭和57)に上越新幹線が開業すると、当時のスキーブームと相まって日本屈指のリゾート型温泉地となる。温泉街は駅の西口方面に広がっており、駅を出るとフォトジェニックな広場と足湯がお出迎え。まずはこちらで肩慣らしならぬ足慣らしをしてみては。
新幹線の駅を降りてすぐのノスタルジックな温泉街
通りには飲食店やホテルなどの大型宿泊施設が点在し、どこかバブルの残り香を感じる風景にノスタルジーを感じる。駅のなかでも比較的開発の新しい新幹線の停車駅。そのなかで駅前から温泉街が広がっているのは越後湯沢駅と熱海駅のみで、全国的にも非常に珍しい立地といえる。また駅から歩いて10分圏内に2か所もスキー場があるのは越後湯沢駅くらいではないだろうか。駅のなかには「CoCoLo湯沢」という商業施設が入っており、コンコース部の「がんぎどおり」には土産物屋や飲食店が軒を連ねている。
駅から10分ほど歩いたところに湯沢高原行きのロープウェイ乗り場があり、世界最大級、166人乗りのゴンドラに乗って山麓駅から山頂駅まで7分間の天空の旅を楽しめる。通年で運行しており、冬はスキー客で、春から秋は景色を楽しむ人で賑わう。建物の2階にチケット売り場が、3階に乗り場がある。また1階には帽子や雨具が揃っているアウトドアショップもあるので、天候が少しくらい悪くても安心してロープウェイに乗ることができる。
ロープウェイで気軽に山頂からの眺望を楽しめる
ロープウェイで標高870mの山頂駅に上がると、湯沢から越後の山々までが一望できる。周辺にはレストランが2か所もあり、雄大な景色を見ながら食事を楽しめる。また、サマーボブスレーやミニゴーカートなどのファミリースポットもあり子ども連れに大人気だ。高山植物園「アルプの里」では、2500m級の高山でしか見ることのできない珍しい植物を愛でることができる。山好きな方のための「トレッキングコース」も用意されていて、時間や体力に合わせて4つのコースが選べる。6月中旬から11月中旬、新緑から紅葉まで楽しめる絶景スポットだ。
外湯コンプリートを目指したい
湯沢温泉を語るうえで欠かせないのが「外湯めぐり」だ。駒子の湯、山の湯、岩の湯、街道の湯、宿場の湯と5つの外湯があるが、越後湯沢駅から歩いていけるのは駒子の湯と山の湯の2か所。残り3か所は車かタクシーで行くことができる。通常、5か所すべてをまわると2700円かかるのだが、お得な「外湯めぐり券」を使えば1500円ですべての温泉に入ることができる。外湯めぐり券は各外湯施設、または越後湯沢駅西口の案内所「雪国観光舎 越後湯沢温泉」などで購入可能。ぜひ全外湯を制覇して湯沢温泉マスターになってほしい。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢 地図
- エリア
- 湯沢・魚沼エリア
- 電話番号
- 0257855678
- 泉質
- 単純温泉、硫黄泉、塩化物泉
- 効能
- 自律神経、不眠症、うつ、関節痛、運動麻痺、冷え症、末梢循環障害、その他
- 泉温
- 32-83℃
- 源泉数
- 15
- 湯量
- 約1900リットル/分
- 共同浴場数
- 5
- 日帰り温泉施設数
- 9
情報提供: ナビタイムジャパン