松代ほくほく通り

その他の名所

ドイツ人建築家が街並みをリデザイン

かつて宿場町として栄えた県道およそ1kmの区間「松代ほくほく通り」。通りには、景観再生の取り組みにより、ドイツ人建築家のカールベンクス氏デザインの外装をした古民家が点在している。

写真に映えるカフェ「澁い(しぶい)」の外観} 写真に映えるカフェ「澁い(しぶい)」の外観

古民家×ドイツ風が融合した建物デザイン

松代地域は、南魚沼市の六日町駅から上越市の犀潟駅(さいがたえき)を結んだ北越急行の「ほくほく線」の通過点にある。ほくほく線ができる前の松代は、山間の豪雪地にあり、物資や人々の交流が難しかったという。1997年(平成9)にほくほく線が誕生してからは山間の移動が可能となり、現在では通勤や通学、観光に電車を利用している人も多い。そして、まつだい駅はほくほく線が誕生した場所でもある。そんなまつだい駅から徒歩約5分、かつて宿場町として栄えた県道およそ1kmの区間が、ほくほく線発祥の地にちなんで「松代ほくほく通り」と名付けられた。

再生された古民家が各所に見受けられるほくほく通り} 再生された古民家が各所に見受けられるほくほく通り

マップをダウンロードしておけば、散策が容易に

松代ほくほく通りには、景観再生の取組みにより、ドイツ人建築家のカールベンクス氏が外装デザインを施した古民家が点在している。再生前、昔の面影が残る通りを見たカールベンクス氏は、「この通りの景観再生に取り組むことで、町に賑わいが戻るのでは」と感じ、通りの完成イメージ図を1枚のパースに描いたという。その後、地元の人々の協力もあって、新潟県十日町市に景観再生の助成金制度が作られた。そこから景観再生がスタートし、現在の姿にいたった。同氏は2017年(平成29)に総務省による「ふるさとづくり大賞」で大賞(内閣総理大臣賞)を受賞している。そんなカールベンクス氏が手がけた建築のなかでも、カフェ「澁い(しぶい)」は古民家の味わい深い雰囲気や、ドイツ製の薪ストーブの使い心地を体験できる場として、観光客にも人気。1階はカフェ、2階はカールベンクス氏の建築デザイン事務所となっている。

写真手前からカフェ「澁い(しぶい)」「まつだい印刷」、カールベンクス氏の「アトリエ」} 写真手前からカフェ「澁い(しぶい)」「まつだい印刷」、カールベンクス氏の「アトリエ」

アトリエの看板デザインもおしゃれ} アトリエの看板デザインもおしゃれ

近くには宿泊ができる施設も

カフェから1分ほど南東に歩けば、同じく、カールベンクス氏が手がけたゲストハウスに到着する。1泊1万2000円から2名まで宿泊可能だ。なお、再生された古民家が松代ほくほく通りのどこにあるかは、十日町市観光協会の公式サイトにマップが公開されているため、事前にダウンロードしておくと効率よくまわりやすい。マップには、建物の再生前と再生後の写真も掲載されている。松代ほくほく通りは地元住民の生活の場である一方、毎年7月には観音祭が開催され、屋台出店やよさこいの演舞が執り行われる。そのため、このシーズンは特に賑わいを見せる。

カールベンクス氏が手がけたゲストハウスは誰でも宿泊可能} カールベンクス氏が手がけたゲストハウスは誰でも宿泊可能

古民家とドイツ風のデザインが融合した建物が、松代ほくほく通りの景観をなしている} 古民家とドイツ風のデザインが融合した建物が、松代ほくほく通りの景観をなしている

スポット詳細

住所
新潟県十日町市松代 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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