岡山
蒜山高原・津山・美作三湯
HIRUZEN HIGHLAND / TSUYAMA / MIMASAKA THREE HOT SPRINGS
牧歌的な光景の広がる高原、城下町の町歩きと名湯を満喫
岡山県の北部、なだらかな蒜山三座のふもとに緑の草原が広がる「蒜山高原」。ジャージー牛が草をはむのどかな光景と、おいしい乳製品が高原の大きな魅力。蒜山高原のはずれの谷あいには、神秘的な雰囲気の漂う「塩釜の冷泉」が湧く。津山は古くから美作(みまさか)国の国府が置かれ、江戸時代には城下町として栄えた美作地方の中心都市。「日本100名城」「日本さくら名所100選」に選定され、見事な石垣の残る「津山城(鶴山公園)」が、津山のシンボルだ。古い町並みが残る「城東町並保存地区」には、なまこ壁や虫籠窓など風情がある建物が連なり、町歩きを楽しめる。また美作地方といえば名湯として知られる。湯原、湯郷、奥津温泉の「美作三湯」は、温泉ファンなら見逃せない。三湯はそれぞれに違った特色をもち、個性豊かな温泉地となっている。三湯とも日帰り入浴ができるので、「ドライブがてらひと風呂」浴びるのもおすすめだ。
エリアの見どころ
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蒜山大山スカイライン
- 雄大な景色、四季折々に新緑や紅葉を楽しみながらドライブ
- 蒜山高原と鳥取県の大山を結ぶ有料観光道路として1970年(昭和45)に開通した「蒜山大山スカイライン」は、全長9.3km。中国山地の尾根や谷間を縫うように走り、広々とした高原、ブナの原生林、雄大な山々など変化に富んだ景色が楽しめるのが魅力。1993年(平成5)から無料化され、現在は県道・岡山県道114号大山上福田線となっているが、現在も「蒜山大山スカイライン」は通称として使われている。西日本屈指のリゾート地・蒜山高原は新緑や紅葉が見事で木々に包まれて快適なドライブが楽しめる。鳥取県との県境に接する「鬼女台(きめんだい)展望休憩所」からは、北に大山の雄大な山並み、南は蒜山高原が一望でき、秋のススキの群生や雲海なども見事。地元特産品なども販売している。
- スポットの詳細
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蒜山大山スカイライン
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塩釜の冷泉
- 冷泉が湧く池は癒やしの人気観光スポット
- 塩釜の冷泉は、蒜山三座のひとつ中蒜山山麓の標高約520mの谷間に湧く。その水は、ひょうたん形の池(東西12m、南北5m、最深部1.9m)を形成している。湧出量は毎秒300リットル。1985年(昭和60)年、当時の環境省認定の「全国名水百選」に選ばれ、2015年(平成27)には、名水百選30周年記念で実施された選抜総選挙の「観光地としてすばらしい名水」部門で2位に選ばれている。源泉の池は、美しく澄みとおり、珍しい巻き貝や藻類も生息する。水温は一年を通して11℃前後で、周辺は夏でも涼しい癒やしの観光スポットとなっている。湧き出る水は地元の生活用水にも利用される。この池は「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」の敷地内にあって、池から源泉を直接汲むことは禁止されているが、中蒜山の登山口に水汲み場があり、そこで取水することができる。
- スポットの詳細
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塩釜の冷泉
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いち福
- ご当地グルメで日本一に輝いた実績をもつ焼きそば
- 2011年(平成23)のご当地グルメの祭典「第6回B-1グランプリ」で日本一に輝いたのが、岡山県真庭市蒜山地区の「ひるぜん焼そば」だ。昭和30年代から、蒜山エリアの家庭では自家製のタレで作る焼きそばが食べられていたが、「ひるぜん焼そば」のルーツは、旧真庭郡八束村(やつかそん)にあった「ますや食堂」が作った特製の味噌ダレに親鶏のかしわ肉とキャベツを入れた焼きそばだという。そして、2009年(平成21)に地元飲食店が「ひるぜん焼そば好いとん会」を立ち上げてブレイク。「B-1グランプリ」に参加し、日本一を獲得することになる。「ひるぜん焼そば」の特徴は、「歯ごたえのあるかしわ肉」「蒜山高原産のキャベツ」「特製タレ=濃厚な味噌ベースの甘辛ダレ」の3つ。味の決め手は、店ごとに独自に配合した味噌ダレだ。「いち福」は10店ある「ひるぜん焼そば好いとん会」公認のうちの1店。「ひるぜん焼そば」のほか、焼肉、ジンギスカンなどを楽しめる。
- スポットの詳細
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いち福
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花美人の里
- 温泉とグルメを楽しめる奥津の日帰り施設
- 奥津温泉の河原露天風呂から歩いてすぐの場所にある日帰り温泉施設「花美人の里」は、観光拠点として奥津温泉に1998年(平成10)に開業、2021年(令和3)にリニューアルオープンした。奥津エリアがリンドウやアルストロメリアなどの花の産地であることや、奥津温泉が「美人の湯」として知られることなどが名前の由来だそうだ。瓦葺きの回廊を通り、建物に入ると開放的な空間が広がる。男女別々に内風呂と露天風呂があり、3種類ある家族風呂は入浴料とは別に1500円(60分)で利用できる。細かい気泡を発生させる「シルク風呂」が好評だ。建物には檜をたっぷり使っていて木のぬくもりにあふれる。里山の契約農家から届く新鮮な野菜や、山菜やきのこを使った料理を提供している食事処「里山レストランAelu(あえる)」を併設。日替わりの6種のおかずがワンプレートで楽しめる「Aeluランチ」1100円、あまごフライが付いた「とまたダムカレー」1320円、地元の清流で育ったあまごが味わえる「あまご塩焼き和膳」1540円、奥津温泉がある鏡野町のフルーツトマトを使った「幸せトマトプリン」450円などバラエティ豊かなメニューがそろっている。
- スポットの詳細
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花美人の里
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湯本温泉館
- コワーキングスペースも併設するユニークな共同浴場
- 湯原温泉のシンボル露天風呂「砂湯」の手前に、共同浴場の「湯本温泉館」が立つ。建物は鉄筋3階建、もともと「湯原ふれあい交流センター」として親しまれてきた複合施設で、1階は特産品販売コーナー、2階に浴場、3階には畳の敷かれた休憩室(2時間1000円)があり、高速インターネットを使える「コワーキングスペースUffice(ゆふぃす)」(1時間300円~)を併設しているのがユニークだ。コワーキングスペースはオンライン会議室も備え、話題になっている。風呂は週ごとに男女を入れ替える男女別大浴場と、家族風呂(3名まで1時間3000円)がある。ここには露天風呂はないが、大浴場にはジャクージとサウナを備え、ゆったり快適に入浴できる。なお、この建物の地下に湯原のメイン源泉である元湯があり、ここから多くの宿に配湯しているので、源泉に最も近い風呂でもある。人気の「砂湯」に悪天候で入浴できなかったり、「混浴は苦手」という場合はこの温泉館に行くのがおすすめだ。「砂湯」から近い場所にあるので、「砂湯」で野趣を楽しみ、その足でこちらもハシゴ入浴して、湯原の湯を満喫するのもいい。また、ここでは温泉も販売している(10ℓ 110円)。
- スポットの詳細
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湯本温泉館
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湯郷鷺温泉館
- 「鷺の湯」とも称される名湯・湯郷温泉を日帰りで満喫
- 日帰り温泉施設の「湯郷鷺温泉館(ゆのごうさぎおんせんかん)」は、シラサギが傷を癒やすのを見た円仁(えんにん)法師が発見したと伝わり、「鷺の湯」として知られる湯郷温泉のシンボル的な外湯。湯郷温泉の元湯であり、バラエティに富んで充実した入浴設備を誇る。大浴場は露天風呂に滝のある「動の湯」と、洞窟風呂のある「静の湯」の2種類があり、3つずつあるおのおのの内風呂の湯船も趣向が異なっている。家族風呂も5つあり、檜風呂やホーロー風呂、露天風呂付き、ジャクージ、バリアフリーとお風呂の種類が豊富だ(家族風呂はバスタオル付きで3名まで1時間3500円、露天風呂付きは4500円)。湯上がりのリラクゼーションも充実している。館内に食事処やレストランなどはないが、「1日休憩プラン」(タオル付き2000円)では、飲食物の持ち込みや出前のできる大広間でゆったりくつろげる。また、この鷺温泉館の近くには、地元専用の「村湯」と源泉かけ流しの「療養湯」がある。濃厚な湯郷の源泉を堪能したいという温泉マニアなら、あわせて療養湯(入浴料700円)へも行ってみたい。
- スポットの詳細
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湯郷鷺温泉館
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GREENable HIRUZEN
- 自然や緑を大切にして持続可能な取り組みに挑戦する
- 蒜山の自然に溶け込んだユニークなデザインの建物は文化発信の拠点施設で隈研吾(くまけんご)氏の設計。人と自然を持続可能な開発で共生させようと、地域と連携してさまざまな取り組みを見せている。
- スポットの詳細
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GREENable HIRUZEN
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蒜山ハーブガーデン・ハービル
- 雄大な蒜山三座の景色がすばらしいハーブ園
- 「蒜山(ひるぜん)ハーブガーデン・ハービル」は、蒜山三座をパノラマで望む丘を利用したラベンダー畑があり、約200種のハーブや多彩な草花が咲き誇るハーブガーデン。花の見頃は、春の球根植物に始まり、5月から6月にかけては新緑や初夏の草花とバラが見事に咲き誇る。そのあとは約3000株のガクアジサイが咲き、7月中旬からはラベンダー畑が見頃に。その時期には「ラベンダー摘み取り体験」も開催され、丘一面に広がるラベンダーの香りも楽しめると好評だ。そして、秋は庭の植物や周囲の木々が色鮮やかに紅葉し、シーズンを締めくくる。春から秋まで、四季折々の景色を楽しませてくれる。また、敷地内にはカフェやガーデニングショップなどを併設。カフェではエディブルハーブを使った季節ごとのランチメニューや、ラベンダーソフトがおすすめ。そのほか、ハーバリウムやリース作り体験ができるクラフトルームもあり、思い出に残るオリジナルの作品を持ち帰ることができる。
- スポットの詳細
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蒜山ハーブガーデン・ハービル
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ひるぜんワイナリー
- 蒜山産のヤマブドウを使った珍しいワイン
- ワイン醸造所にショップとカフェを併設している。ヨーロッパにはない、日本固有の種「ヤマブドウ」を中心に使用した商品を展開している。蒜山高原に自生していた1000本の野生の木から糖度が高く酸味が少ない木を10年かけて選抜、栽培してきた。蒜山産のヤマブドウは、日照時間などの気候の違いから、本場とされる東北地方のものよりも甘みが強く、皮の色が濃いのが特徴。ヤマブドウと特に相性がいいというフランス中南部アリエで作られるオーク樽で熟成させ、コクとうまみを引き出している。館内には貯蔵室や瓶詰め作業をガラス越しに見学できるスペースがある。ワインのほかに、100%ジュース、コンフィチュールなど、たくさんの商品があり、ショップ「コアニエ」では選りすぐりの品を販売。スタッフがワインにあう料理や、好みにあわせたワインを選んでくれる。試飲コーナーがあり、野趣あふれるものから、軽やかなものまで10種類以上のラインをそろえているのもうれしい。カフェではヤマブドウソフトクリームなどを提供。雄大な景観を眺めながら、ワインやチーズを味わえる。
- スポットの詳細
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ひるぜんワイナリー
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ひるぜんジャージーランド
- 蒜山の南麓に広がる施設でジャージー牛の魅力を堪能
- ジャージー牛を育てる牧草地に、ジャージー牛の食肉や乳牛を使ったメニューを楽しめるレストラン、ジャージー牛乳を使った乳製品やスイーツを販売するショップも併設している。
- スポットの詳細
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ひるぜんジャージーランド
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道の駅風の家
- 蒜山の特産品をたくさん集めた道の駅
- 米子自動車道・蒜山ICを下りてすぐ、鳥取県との県境にも近い岡山県北部の蒜山高原にある。施設内には、乳製品や特産品、工芸品などを販売するショップのほか、レストランもある。レストランでは、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームやジェラート、人気のB級グルメ「ひるぜん焼そば」「風の家ラーメン」などご当地メニュー満載。風の家ラーメンは、自家製のジャージー牛肉のチャーシューに大根おろしを載せた、とんこつ醤油味のオリジナルラーメンだ。屋外では地元の生産者が新鮮な野菜や花木を持ち込んで販売する「新鮮野菜市」を開催。火山灰を含み「黒ボコ」と呼ばれるやわらかい土壌と寒暖差の大きい気候で育った蒜山特産の「ひるぜん大根」や、「とうもろこし」などが並ぶ。地元でも人気で多くの人出で賑わう。「風の家」に隣接して2022年(令和4)にリニューアルオープンした「そばの館」があり、挽きたて、打ちたて、茹でたての「三たて」にこだわった蒜山産のそばを味わえる。
- スポットの詳細
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道の駅風の家
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蒜山倶楽部 Nadja
- 貸別荘やギャラリーもあるカフェレストラン
- 蒜山高原のシンボル「蒜山三座」の南麓にあり、広大な敷地に雑木林や小川、湿原などを設け、山野草、ハーブや果樹も楽しめる庭をしつらえている。枕木のアプローチに導かれるようにして、自然豊かな風景に溶け込む「カフェレストラン」へ向かう。カフェメニューでは、7種類のフルーツをガラスポットの中に入れた「フルーツティー」がおすすめだ。「蒜山よくばりデザート」は、山ブドウ、ブルーベリー、ジャージーアイスクリームなどスタッフが選んだ蒜山のおすすめスイーツが勢ぞろい。「山ぶどうジュース」はワインを楽しむような感覚の高原の味だ。レストランメニューでは、なんといっても「サイコロステーキ」が人気。蒜山を代表するジャージー牛が、岩のプレートでジュージューと音を立てながら供されるこのぜいたくさ。食欲をそそる香りといっしょに蒜山の恵みを堪能したい。併設したギャラリーは、カタツムリをモチーフにした色鮮やかな食器類など、暮らしに溶け込む小物入れや絵を展示している。オーベルジュタイプ、大部屋タイプ、ログハウスタイプの貸別荘もある。周辺にはサイクリングロードがあり、散歩やサイクリングを楽しめる。
- スポットの詳細
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蒜山倶楽部 Nadja
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湯原温泉ミュージアム
- 「スリッパ卓球」も楽しめる変わり種ミュージアム
- 1階は湯原温泉観光情報センターを併設し、無料で利用できる休憩所になっている。2階が「野口冬人記念資料室」で、湯原温泉の温泉知識や歴史文化、民話などについて展示。野口冬人氏は「全国露天風呂番付」で湯原温泉砂湯を西の横綱にランク付け、『全国温泉大事典』(旅行読売出版社 1997年)など数々の著作がある旅行作家だ。資料室では野口の執筆室を再現し、その野口から寄贈された蔵書約1万冊や愛用品も置かれている。このミュージアムは学べるだけでなく、楽しく遊べ、くつろげるスペースだ。全国各地の珍しいコマを展示している。イベントホールでは「スリッパ卓球」(30分500円)も楽しめ、「古本市場はんざき店」も併設。「はんざき」とは国の特別天然記念物オオサンショウウオのことで、ここでは、はんざきキーホルダーの革細工やはんざきだるまの絵付けと、はんざきクラフト体験もできる(各800円)。湯原の温泉街を散策がてら、気軽に立ち寄ってみたい。
- スポットの詳細
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湯原温泉ミュージアム
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湯原温泉薬師堂
- 霊験あらたかな本尊は、親指ほどの小さな薬師如来
- 湯原のメインストリートを散策すると、湯原温泉の湯元がある「湯本温泉館」の向かい、湯原きっての老舗宿「油屋」の隣に、ちょっと気になるお堂が目をひく。それが温泉薬師堂(延命山温泉寺薬師堂)で、開基は今から400年余り前の慶長年間(1596-1615年)。薬師如来はその名のとおり薬効の霊験あらたかな仏で、全国各地の由緒ある温泉地で薬師如来を祀る薬師堂が見られるが、ここの本尊は親指ほどの大きさの薬師如来で、向かいの温泉館の湯元から出現したと伝わる。1893年(明治26)の大水害で、この本尊が堂もろとも流されたが、80kmほど下流の河原で釣人に拾われ、「湯原に帰りたい」という夢のお告げで湯原に帰ったという。そんな由来から、「健康かえる」「銭かえる」の薬師様として信仰を集めている。毎年5月8日には「花まつり」が行われ、ふだんは本堂の奥に祀られている親指ほどの薬師如来は、その日だけ拝観することができる。
- スポットの詳細
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湯原温泉薬師堂
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油屋 食湯館
- 地下から源泉が湧く湯原きっての老舗宿を日帰りで楽しむ
- 湯原温泉のいちばん奥まった場所にある砂湯へ向かうメインストリート沿いに、風情あるレトロな木造建築が立つ。それが1688年(元禄元)創業という湯原きっての老舗宿「油屋」で、もともと行灯(あんどん)などに使う油を扱っていたため「油屋」と称した。ジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋も「油屋」で、そのモデルになったといわれる宿は全国に複数あるが、ここもそのうちのひとつという。ところで、湯原温泉にはおもな泉源が3か所ある。砂湯、元湯(湯本温泉館地下)、そしてもう1つが、この油屋の夢酔庵地下だ。そのうち湯本温泉館地下と夢酔庵地下の泉源から、温泉街の各旅館に配湯している。つまり湧出直後の新鮮な温泉に入浴できるのがこの油屋で、併設する「食湯館」では日帰りで入浴と食事休憩をできる。内湯と露天風呂がある男女別大浴場「いろはの湯」に入浴できるが、源泉湧出地である夢酔庵の地下にある「薬王湯」にもぜひ浸かってみたい。貸切風呂になっており、予約すれば日帰りでも利用できる。料理は旬の食材を使った「旬の会席膳」(6600円から)や「なごみ膳」(1500円)が味わえる。
- スポットの詳細
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油屋 食湯館
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道の駅奥津温泉
- 奥津周辺のおいしいものが大集合
- 「道の駅奥津温泉」は国道179号線沿い、奥津温泉街にほど近い高台に立つ。旬彩市場「ふるさと物産館」をはじめ、田舎料理バイキングで人気のレストラン「~おばちゃんの味~温泉亭」や、「元気麺屋」があり、いわば鏡野町観光の拠点となる施設のひとつだ。旬彩市場「ふるさと物産館」には、生椎茸やトマト、山菜など季節の農産物をはじめ、花、漬け物や茶菓子、名物の「ひらめ」(アマゴ)の塩焼きなども並び、観光客のみならず地元客にも人気が高い。特に鏡野町奥津地域のみで栽培されている日本古来種の「姫とうがらし」が人気。一味、ドレッシングなどの加工品も販売している。食堂「~おばちゃんの味~温泉亭」はランチタイムに利用できるバイキングが人気。地元のおばちゃんたちが作ったおかずがズラリ並び素朴な味が楽しめる。「元気麺屋」は自家製麺を使った本格ラーメンの店。駅舎には、鏡野町の観光情報や、近隣地域のイベントパンフレットを設置しており、次のプランを練るのもいい。
- スポットの詳細
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道の駅奥津温泉
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道の駅彩菜茶屋
- 美作の農作物やジビエが勢ぞろいした道の駅
- 「道の駅彩菜茶屋」は、「美作三湯(みまさかさんとう)」のひとつ、「湯郷温泉(ゆのごうおんせん)」のある美作市の県道51号線沿いにある。野菜や花の農産物、加工食品、地酒、手工芸品など充実した販売コーナーと食堂がある。特産の「黒大豆」をはじめ、地元で採れた新鮮な野菜、キノコ類、豆腐、こんにゃく、味噌や、美作市で取れた餅米でついた丸餅などの加工品が人気だ。また、あたご梨、ピオーネ、白桃といった四季折々のフルーツ、花やハーブも種類豊富に並んでいる。食堂では、「彩菜おこわ定食」や「黒豆ソフト」が人気。美作市は、食肉処理施設「地美恵(じびえ)の郷(さと)みまさか」を稼働しており、一般の人にイノシシやシカの肉を「みまさかジビエ」として提供している。道の駅彩菜茶屋の食堂メニューにも、「みまさかジビエ」を使ったカレーやコロッケ、しし汁定食などが加わっている。大阪府箕面市には彩菜茶屋の2号店「彩菜みまさか」があり、野菜、果物などが1日2便で届けられている。
- スポットの詳細
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道の駅彩菜茶屋
人気スポット
旅のヒント
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その1
蒜山高原から大山へ、大自然に包まれた「蒜山大山スカイライン」で爽快なドライブを満喫できる。紅葉シーズンやゴールデンウィークには渋滞が発生するので注意。
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その2
このエリアはB級グルメの宝庫。蒜山高原の「ひるぜん焼きそば」や津山の「ホルモンうどん」は必食だ。
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その3
津山には「観光ボランティアガイド」があり、町並みやスポットを案内してくれる。予約制なので、案内してもらいたいスポットを予め決めて申し込もう。
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その4
湯原、湯郷、奥津温泉の三湯は点在している。各々距離が離れているので、三湯巡りを楽しみたい場合は、事前にしっかりプランを立てて出かけよう。