湯原温泉
名物露天風呂「砂湯」で知られる中国地方屈指の名湯
天然の大露天風呂「砂湯」が湯原のシンボル
古より奥津(おくつ)、湯郷(ゆのごう)とともに「美作三湯(みまさかさんとう)」と称され、中国地方屈指の名湯として名高い湯原温泉。岡山県の最北部、旭川上流の谷間に、湯原温泉のほか下湯原温泉、郷緑(ごうろく)温泉、足(たる)温泉、真賀(まが)温泉が点在し、それらをあわせて湯原温泉郷と呼ばれている。谷間では豊富な温泉が自然湧出し、古くから人々に利用されてきた。約40~45℃の温泉が自噴するという。その湯原のシンボルが、川底から湧き出す湯をそのまま露天風呂にした「砂湯」。「全国露天風呂番付」で西の横綱にランクされ、「湯原といえば砂湯」といわれるほど有名な名物露天風呂だ。
古代から利用されてきた大自然の恵みの湯
湯原の湯は、古代からたたら製鉄に従事する人々が、入浴に利用していたと考えられている。砂湯は平安中期に性空(しょうくう)上人によって開かれたと伝わり、1691年(元禄4)の『作陽誌』には、豊臣秀吉の五大老・宇喜多秀家(うきたひでいえ)が、1574年(天正12)に母親である「おふくの方」の湯治場を湯原に開設したとある。そこには「おふくの方」の大きな湯屋のほか寄宿10余棟が造営され、おふくの方は37日間ここで湯治療養したという。江戸時代には広く一般的に湯治場として利用されるようになり、温泉が湧く谷間には多数の浴場が造られていたようだ。湯原温泉街の奥まった場所、砂湯寄りに立つ湯原国際観光ホテル菊之湯の前には「おふくの方湯治邸跡」があり、おふくの像が立つ。
温泉街で町歩きを楽しみ、温泉郷を巡る
湯原温泉は「砂湯」で知られるが、湯原の魅力は決してそれだけではない。宿も大きな温泉ホテルから和風の小宿までバラエティに富み、好みで選べる。自分好みの宿に泊まって、砂湯で開放感あふれる湯浴みを楽しんだら、独特の湯町風情が漂う温泉街をゆっくり散策してみたい。谷間に開けた温泉街には、風変わりな由緒をもつ「湯原温泉薬師堂」や、スリッパ卓球も楽しめるユニークな「湯原温泉ミュージアム」など見どころも多彩だ。また温泉ファンなら、砂湯だけでなく湯本温泉館をはじめ、ひと足延ばして下湯原、郷緑、足、真賀と、温泉郷の各温泉を巡るのも楽しい。また、蒜山(ひるぜん)高原へも車で約30分と近いので、大山・蒜山周遊の旅とあわせて旅プランを組むのもおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県真庭市湯原温泉 地図
- エリア
- 蒜山高原・津山・美作三湯エリア
- 電話番号
- 0867622526
- 泉質
- アルカリ性単純泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、痔疾等
- 泉温
- 48℃
- 源泉数
- 1
- 湯量
- 1840リットル/分
- 共同浴場数
- 2
- 日帰り温泉施設数
- 15
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 衛生面不安
- 家族風呂の床に柄がと思ったら…衛生面掃除キチンとすれば良いだけ接客態度とても悪い「そこアルコール」単語でいう事ではないです券売機の前にいたら黙って熱を計ってきた 検温にご協力ください位言うべきです。
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- 日帰り温泉施設♨
- 日帰り立寄り入浴に訪問しました。建物横には少ないながら専用駐車場もあり、空いていた事もあってここに駐車して入館しました。入湯券を券売機で購入した上で2F部分の浴場へ向かいました。館内は新しくリニューアルされたようで外観よりもずっときれいな感じとなっていました。折角の川沿いの入浴施設でしたが、露天風呂でもあればもっと人気となっていそうでした。狭い敷地内で止むを得ないのでしょう。
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- 岡山の奥座敷湯原温泉の日帰り温泉施設
- 岡山の奥座敷、湯原温泉の日帰り温泉施設です。湯原温泉へは岡山駅から直通のバスも出ています。鉄道で来るなら中国勝山からバスですが、バスはともかく鉄道の本数が少なく不便です。露天風呂はなく、中規模と小規模の浴槽が2つ。小さいですが休憩施設があって、卓球を楽しめるスペースがあったりもします。
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