備前牛窓周辺

AROUND BIZEN AND USHIMADO

歴史ある備前焼、備前刀の産地と日本のエーゲ海といわれる瀬戸内の町を散策しよう

岡山県東部の備前市は中世から窯の火を絶やしたことがない日本六古窯のひとつ備前焼の窯場だ。JR伊部駅のある備前市伊部地区には窯元や個人作家の工房、店舗が軒を連ねる。ショーウインドウをのぞきながら、日常使いの品から現代アート的なセンスの作品まで多様な炎と土の芸術を見て歩くだけでも楽しい。備前市東部にある日生港ではご当地グルメの「カキオコ」を味わいたい。備前市に隣接する瀬戸内市の「備前福岡」には、中世の城下町の薫りを残す町並みが残る。「福岡の市」が有名で戦国時代の軍師黒田官兵衛ゆかりの地でもあり、黒田家の墓所のある妙興寺がある。また、瀬戸内市の長船は古くから備前刀の産地として知られ、「備前長船刀剣博物館」は近年、刀剣女子たちのあこがれのスポットに。瀬戸内市の南部、牛窓では日本のエーゲ海といわれる風光明媚な景色が眺められる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    備前市立備前焼ミュージアム
    六古窯のひとつ「備前焼」の奥深い世界を紹介する施設
    信楽焼、常滑焼、瀬戸焼、越前焼、丹波焼とともに2017年(平成29)、日本遺産「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」に認定された備前焼。このミュージアムでは備前焼の歴史と作品を紹介している。
    人間国宝伊勢崎淳氏の現代的な造形感覚の作品
  • spot 02
    備前焼伝統産業会館
    備前焼のギャラリーや観光案内所があり、土ひねり体験もできる
    JR赤穂線伊部駅に併設した建物が備前焼伝統産業会館になっている。備前焼にちなんで建物全体が登り窯の形になっているので、少し離れたところから建物全体を眺めてみよう。会館の1階には観光案内所「伊部観光情報センター」がある。液晶タッチパネル方式で市内の観光名所や地図を紹介、子どもも楽しめるよう工夫された電子案内板を設置している。日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語に対応している。自転車の貸し出し(一般の自転車、電動自転車)も行う。甘酒やお茶セットでひと息つくこともでき、備前の特産品も販売している。2階では、岡山県備前焼陶友会の会員による作品を展示販売。土・日曜、祝日には土ひねり体験もできる(要予約)。伊部を訪れたら、まずここで備前焼の歴史や文化を知り、情報を仕入れてから町を散策するのがおすすめだ。
    登り窯の形をした備前焼伝統産業会館の外観
  • spot 03
    備前福岡
    鎌倉時代から山陽道の商都として栄え、九州「福岡」の名の由来となった町
    「備前福岡」は鎌倉時代から商都として栄えたところで、現在では戦国武将黒田官兵衛ゆかりの地として有名になっている。かつての「福岡の市」は絵巻物『一遍上人絵伝(いっぺんしょうにんえでん)』(国宝)にも描かれているほど賑わっていた町だ。
    古い町並み。広い道路で整然と区画されているのは珍しいそうだ
  • spot 04
    旧閑谷学校
    現存する世界最古の「庶民のための公立学校」
    岡山藩主池田光政(いけだみつまさ)によって1670年(寛文10)に創建された国内最古の庶民の学校が、国の特別史跡「旧閑谷学校」だ。足利学校跡、咸宜園(かんぎえん)跡、旧弘道館とともに日本遺産「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」に認定されている。
    大屋根と花頭窓が荘厳な講堂。最初は茅葺きだったが改築され備前焼瓦に葺き替えられた
  • spot 05
    備前長船刀剣博物館
    刀剣ファンから熱い視線の注がれるミュージアム
    鎌倉時代から日本刀の産地として栄えた現在の瀬戸内市長船町。長船地域を中心とした備前国で製作された備前刀は国宝・重要文化財の刀剣類の約4割を占める。備前刀を中心とした刀剣をテーマに展示紹介するユニークな公立博物館だ。
    日本刀の刀身を作る刀匠(とうしょう)の仕事場を公開している「備前長船鍛刀場」
  • spot 06
    牛窓オリーブ園
    瀬戸内海の風景を眺められる楽しいスポットいっぱいのオリーブ園
    「日本のエーゲ海」と称される瀬戸内海の多島美のパノラマが目前に広がる丘陵地に、約2000本のオリーブの植えられた牛窓オリーブ園がある。園内にはそこからの展望が美しい広場やオリーブショップ、コーヒー専門店などがあり、ゆっくり散策できる。
    瀬戸内海を望む南斜面にあり、大小の島の点在する瀬戸内の穏やかな景色が広がる
  • spot 07
    黒島ヴィーナスロード
    潮が引くと牛窓沖の小島が弓なりに結ばれる
    潮の干満によって、牛窓港の沖に浮かぶ3つの小島を弓なりに結ぶ砂の道が出現し、歩いて渡ることができる。これを地元のリゾートホテルが「黒島ヴィーナスロード」と命名し、人気スポットとなっている。
    干潮時に牛窓沖の小島がつながる
  • spot 08
    しおまち唐琴通り
    潮待ちの港として栄えた昔の牛窓の風情を満喫できる
    古くから風待ち、潮待ちの港として栄え、江戸時代には朝鮮通信使の寄港地になった瀬戸内市の牛窓地域。その潮待ち港町の風情を残し、白壁の土蔵や黒い焼き板壁の古民家が立ち並ぶのが「しおまち唐琴通り」である。
    昭和30年代までの面影が残る通り
  • spot 09
    オレンジハウス
    地元産の牡蠣をたっぷり入れたお好み焼き
    瀬戸内市の牛窓から西へ行くと兵庫県との県境に備前市日生町はある。小豆島行きのフェリーが運航する日生港を通る道路沿いには「日生カキオコ」と書かれたのぼりを立てた店が並ぶ。牡蠣入りのお好み焼きを略して「カキオコ」。今や岡山を代表するB級グルメだ。岡山県は全国有数の牡蠣の生産量を誇る。なかでも日生町は身太りのいい牡蠣が水揚げされる屈指の生産地。カキオコは養殖が盛んになった1960年代から地元の人々に親しまれていた。B級グルメブームのなかで2000年代以降、カキオコを提供する店が増えてきたという。牡蠣のシーズンは11-3月だが、冷凍を使うことで通年、味わえる店もある。オレンジハウスはそのひとつでJR日生駅から徒歩3分。あっさりした生地に刻んだキャベツと牡蠣をぜいたくに入れて焼き上げる。加熱してもあまり縮まないのが日生のカキの特徴。栄養満点で肉厚の牡蠣はお好み焼きとの相性抜群だ。
    カキオコ(1000円)は押さえずふっくら焼き上げる
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旅のヒント

  1. その1

    備前へは車なら岡山ブルーライン備前ICで下りて約15分。JRなら岡山駅から赤穂線に乗り伊部駅で下車(岡山-伊部間は約40分)。備前焼の里、伊部の町は歩いて散策できる。

  2. その2

    牛窓へは車が便利。岡山ブルーライン邑久ICで下りて約15分。牛窓オリーブ園へ公共交通で行くにはJR赤穂線邑久駅からバス利用約20分で「オリーブ園入口」、そこから山道を約30分歩くことになる。

  3. その3

    牛窓から備前(伊部駅)、日生への移動はバス&JRで。牛窓-邑久駅はバス約25分。JR邑久駅から赤穂線を利用する。

  4. その4

    備前長船刀剣博物館と備前(伊部駅)は車で約10分。備前(伊部駅)と旧閑谷学校は車で約15分。JRを利用するなら赤穂線とタクシーを使えば3つをまわることができる。

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