玉野

TAMANO

かつて海の玄関口として栄えた港町には美しい海の景色が広がる

玉野市は岡山県南部、瀬戸内海に面した港町。1917年(大正6)に造船所が創業して以来、造船の町として栄えてきた。また宇野駅は本州と四国高松を結ぶ「宇高連絡船」が発着する駅として、瀬戸大橋が開通する直前まで多くの利用客で賑わった。観光ポイントは「渋川海水浴場」や「渋川マリン水族館」「瀬戸内温泉たまの湯」など、海に関したものだ。宇野港からは直島、豊島へフェリーで渡ることができる。宇野港は、2010年(平成22)から3年ごとに開催される「瀬戸内国際芸術祭」の会場となり、宇野港の顔「宇野のチヌ」など会期外でも一部の現代アート作品が公開されている。奇岩で知られる王子が岳からの瀬戸内海の眺めは絶景で、最近はパラグライダーやボルダリングが人気。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    渋川海岸
    瀬戸大橋の全景が眺められる白砂青松の美しい海岸
    平安時代の歌人西行が立ち寄って歌を詠んだと伝わる渋川海岸。白砂青松の浜辺が約1km続く岡山県内随一の海岸で夏は海水浴場として特に賑わう。近年ではビーチスポーツやアースセラピーも盛んだ。
    日が傾くと海面がキラキラと輝きだす。遠方には四国へ続く瀬戸大橋が見える
  • spot 02
    渋川マリン水族館[玉野海洋博物館]
    海をテーマに昭和28年に開館した歴史ある博物館
    渋川海岸に隣接し、瀬戸内海に生息する海洋生物を中心に飼育・展示する。1953年(昭和28)、岡山大学が香川県の本島にあった臨海実験所の移転先を探していたことから玉野市が誘致。合わせて水族館を造る計画が持ち上がり、同大が技術的指導を行う取り決めで、この博物館が誕生した。規模も小さく派手さはないが、大小34の水槽にサッパ(ママカリ)やイカナゴなど瀬戸内海の魚をはじめ全国各地の海洋生物180種2000点を飼育展示。なかでも貴重な展示は、環境省によって絶滅危惧種に指定され、愛知県以西ではここだけで会えるキタオットセイの「うらちゃん」(雄)と「おとちゃん」(雌)。ウミガメにエサを与えられるコーナーもある。一角には昭和天皇・皇后両陛下の御行幸を記念して建てられた白亜の塔「御幸(みゆき)灯台」がある。灯器はかつて山口県の八島にある屋島灯台(現八島灯台)で使われていた本物が使われている。
    イカナゴやメバル、サッパの展示は全国でも珍しい。水族館と貝類標本を紹介する陳列館がある
  • spot 03
    王子が岳
    奇岩・巨岩が連なり独特の景観を見せる小高い山
    玉野市の西端に位置し海から切り立つようにそびえ立つ「王子が岳」は奇岩が連なり独特の景観を見せる。標高234mなので気軽に歩いて登るもよし、車で山頂まで行き展望台から眺望を楽しむのもよし。またボルダリングやパラグライダーの聖地としても有名だ。
    ゴツゴツした奇岩の向こうに広がる景色がすばらしい。天気が良ければ四国まで見渡せる
  • spot 04
    おもちゃ王国
    「おもちゃ」がテーマの遊びながら学べる家族スポット
    見て、触れて、体験できる「おもちゃ」のテーマパーク。おもちゃパビリオンやアトラクションで「遊びは最高の学び」ということを発信している。親子で一日を楽しめるスポットだ。
    ゲート前に並んだだけでワクワクしてくる。楽しいおもちゃの世界への入り口
  • spot 05
    みやま公園
    300種を超す花木に彩られる大自然のなかで遊ぼう
    国道30号沿いに広がる丘陵地にある公園。道の駅もあり、採れたての野菜や鮮魚を販売する「直販コーナー」、わんぱく広場などがある「プレイゾーン」、自然のなかで花や鳥を眺めながらのんびりできる「散策ゾーン」に分かれている。
    冬にはたくさんの野鳥が越冬のため集まる赤松池
  • spot 06
    宇野港
    四国への玄関口として賑わった港がアート作品で彩られている
    岡山県玉野市にある宇野港は、1910年(明治43)に香川県の高松を結ぶ宇高航路が開設されて以降、四国への玄関口だった。現在は、アートの島への発着港として活躍するほか、港にも個性的なアート作品が設置されて、海を眺めながらの格好の散歩道になっている。
    海の向こう、左奥に見えるのが直島。釣り糸を垂らす人の姿も見える
  • spot 07
    瀬戸内温泉たまの湯
    潮風を感じながら海沿いに湧く温泉を楽しむ
    海沿いに湧く温泉の日帰り施設。カリシウム・ナトリウム塩化物泉で、風呂は「沢の湯」と「棚田の湯」があり、男女で週替わりになる。どちらも露天風呂が広く造られている。塀の向こうは海。瀬戸内の島々を眺め、やさしい潮風を感じながら、のんびり湯に浸かりたい。3つずつ設置している陶器風呂はかけ流しの湯をひとりでぜいたくに楽しめる。入浴施設のほか、魚介など地元の素材を味わえる食事処、野菜やフルーツを使ったジュース、ジェラートのあるドリンクパーラー、長椅子とテレビを設置した休憩所、お土産ショップなどがあり、湯上がりにゆっくりできるのが魅力。エステコーナーや女性専用の休憩処もある。入浴利用者用の館内着があるので何度も繰り返し温泉を楽しむことができる。
    棚田の湯の内風呂から露天風呂、海を望む。内風呂には「あつめ」と「ぬるめ」の浴槽がある
  • spot 08
    宇野のチヌ
    宇野港の記念モニュメントになっているアート作品
    香川、岡山県の瀬戸内の島々を主舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」が2010年(平成22)から3年ごとに開催されている。玉野市も会場となり、アートの島「直島」や「豊島」へフェリーで向かう国内外のファンが足を止めるようになった。宇野港周辺には、いかりとスクリューのオブジェ『舟底の記憶』(小沢敦志)など、さまざまなアート作品が展示されてきた。そのなかでも異彩を放ち人気を集めるのが『宇野のチヌ』だ。遠くから見ると赤、黄、緑、青に色分けされたカラフルなボディがきれいな魚(チヌとはクロダイのこと)。だが、近づいてよく見ると、うろこは傘やおもちゃといった無数のゴミ。鉄製の枠組みに針金でくくり付けられている。この皮肉な対照で環境問題へ思いを誘っているようだ。制作したのは、同芸術祭に参加した現代美術家「淀川テクニック」。同芸術祭および宇野港開港80周年事業を記念して制作されたモニュメントでもある。
    全長約5m、高さ約3.5mの作品
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旅のヒント

  1. その1

    JRを利用する場合は岡山駅から瀬戸大橋線・宇野みなと線を利用、約50分。宇野港周辺は歩いて散策できるが、レンタサイクルを利用するのもいい。

  2. その2

    岡山駅から宇野駅を経由して渋川海岸へ向かう特急レインボーバスが便利。昼間は30分毎に運行している。

  3. その3

    車なら岡山市街地から宇野まで約50分。宇野から渋川は約20分。児島・鷲羽山方面へもアクセスしやすいので、セットでプランをたてるといい。

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