
岡山は、『桃太郎』をはじめ、横溝正史の『金田一耕助』シリーズなど物語の舞台として、また白壁の蔵屋敷、なまこ壁など古い町並みが残ることで知られる土地です。岡山には、桃太郎伝説にちなんだ名物、きびだんごから、一度は食べてみたい桃やマスカットを使用した絶品スイーツ、また地元で長く伝統の味を守り続けている老舗銘菓など、実にバリエーション豊かなお土産のラインナップがあります。
本記事では、岡山でしか買えない人気のお土産や、かわいいスイーツ、おしゃれなお菓子など20選を紹介します。高級品からマイナーなものまで、おすすめを幅広く集めたので、ぜひ参考に手土産やギフトを選ばれてはいかがでしょうか。
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しゃりっとした食感がクセになる「陸乃宝球」
「陸乃宝球(りくのほうじゅ)」は、エジプト原産でクレオパトラが好んだことから果物の女王とも呼ばれる「マスカット オブ アレキサンドリア」をまるごと一粒使った贅沢なお菓子です。
岡山の温暖な気候で育てられたこのマスカットは、弾けるようなみずみずしさで、高貴な香りがぎゅっとつまった風味が特徴。それをやわらかいお餅に包み、しゃりっとした食感が楽しめるよう最後にお砂糖がまぶされています。酸味と甘みで爽やかな味わいなので、夏のお土産におすすめです。おみやげ街道さんすて岡山店などで購入できます。
【アクセス】JR岡山駅構内宗家 源吉兆庵の「陸乃宝球」 6個入 1944円(税込)
宗家 源吉兆庵の「陸乃宝球」 6個入 1944円(税込)
周辺の予約制駐車場
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岡山の自然が育てた果実を使った「フルーツ大福」
瀬戸内海の穏やかな気候で育ったフルーツを使った和菓子を販売する「聖和堂(せいわどう)」。そんな「聖和堂」でおすすめのお土産は、フルーツ大福です。
春から初夏にかけて販売している、すっきりとした風味の「八朔(はっさく)大福」や、岡山名産の白桃がごろっと入った桃好きにはたまらない「白桃大福」が人気です。1個から購入できるので、好きな種類を好きなだけ選べるのも嬉しいポイントです。こちらも、おみやげ街道さんすて岡山店などで購入できます。
【アクセス】JR岡山駅構内聖和堂の「八朔大福」 1個 251円
聖和堂の「八朔大福」 1個 251円 / 「白桃大福」 1個 300円(税込)
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くいしんぼうさんにオススメ!café BISCUITの「シガーフライ」
梶谷食品が半世紀以上作り続けているビスケット「梶谷のシガーフライ」は、葉巻に似た形が由来のビスケット菓子。サクサクの食感と香ばしさ、塩気と甘みのバランスが絶妙で、「一度食べたらやめられない」と“県民のおやつ”として愛されているロングセラーです。
倉敷の美観地区内にあるcafé BISCUIT(カフェビスキュイ)は、そんな梶谷食品の直売店。ここでしか購入できないシガーフライは、たっぷりと入ったシガーフライにテンションがあがる瓶詰めタイプ!一度手を伸ばしたら…あなたもシガーフライ沼から抜け出せないかも。
【アクセス】JR倉敷駅から徒歩15分気づいたら無意識に瓶を抱えて食べてるかも…!?
岡山産白桃ジャムと「倉敷帆布」コラボレーションの巾着をセットにした詰め合わせも人気。
café BISCUITは美観地区の「クラシキ庭苑」という複合施設の入口にあります。
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桃がぱっかーん!カワイイ仕掛けがつまった山方永寿堂の「きびだんご」
かわいらしい桃のパッケージが目を引くこちらは「山方永寿堂」のきびだんご。かわいもの好きな女友達にあげるのにオススメ。
その訳は、黄色に輝く“封”シールをゆっくりはがしてみると…桃太郎が誕生!律儀にふんどしをつけているのがまたおちゃめ。中には桃太郎、犬、きじ、サル、そして鬼のイラストが描かれた紙に包まれたきびだんごがたっぷり10個入り。桃太郎に習っておすそ分けするのにぴったりです。
昭和21年の創業以来、きびだんご一筋の専門店として愛されてきた山方永寿堂。2016年にこのユニークなパッケージへと生まれ変わり、新たなファンを獲得中。現在では吉備SAやJR岡山駅構内のお土産物屋で購入できます。こだわりのきびだんごはやわらかでもちもち。ひとつ食べるとまたひとつと手がのびてしまいます。鬼退治はあとにして、まずはこのきびだんごのおいしさに浸りましょう。
【アクセス】JR岡山駅構内きびだんご10個入 410円(税込)
封を切ると桃太郎が誕生。
鬼も一緒に入ってるところが平和的。
食べてしまうのがもったいないかわいさ。
他にも「きなこ」や「ゆず」、個数にもバリエーションがあります。
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インパクト大!久ら志き食品有限会社の「岡山のもも」
まるで本当に白桃が出荷されたかのようなパッケージ…。実は中には白桃に見立てた銘菓が入っているのです。箱は6個入りと12個入りの2種類となっています。中身は本当の桃ほど大きくないので安心してくださいね。コロンとした形とサイズ、そして色合いのすべてがとっても可愛い!見た目もさることながら、口に入れた瞬間も白桃そのものの風味が広がります。ちょうどいい甘さも魅力。
ほか、岡山県・広島県の高速道路サービスエリア・パーキングエリア、湯郷温泉、旅館内のお土産物店にて販売。
【アクセス】JR倉敷駅から徒歩15分(倉敷美観地区)フルーツの桃が入っていそうな箱です。
中には、白あんがぎっしり詰まっており、その中心部には白桃のジャム。
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清水白桃を贅沢に使用したおかやま桃子の「プレミアム桃子」
岡山のお土産として有名な「おかやま桃子」シリーズから、更にこだわりがたくさん詰まった「プレミアム桃子」が誕生!専用のかわいい化粧ケースに入っているから、もうパッケージからしてプレミアム感がでています。大切な人へのお土産として最適な逸品です。
下は果汁たっぷりのミルクプリン、上は白桃果肉を贅沢に使用したぷるぷるのジュレの2層仕立てです。岡山県産の清水白桃は桃の品質では最高峰といわれてます。その清水白桃のおいしさが、ぎゅっと詰まっていて、とっても濃厚なお味です。
【アクセス】JR岡山駅構内2層のコントラストも綺麗で見た目も味もお土産として最高。
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愛され続ける岡山の人気銘菓 大手饅頭伊部屋の「大手まんぢゅう」
日本三大饅頭のひとつであり、100年以上の歴史を持つ「大手まんぢゅう」は岡山県では岡山駅、空港、吉備サービスエリアなど、さまざまな場所で購入できます。中には、ずっしりと餡が詰まっているので、すっごく甘そうだしボリュームすごいな…と思いがちですが実際には、ほんのりと甘酒の風味が香る餡で甘すぎず重くないんです。餡の周りの薄皮が絶妙に調和して、まろやかな味わいになっています。
【アクセス】JR岡山駅から車で10分(大手饅頭伊部屋 −京橋本店−)10個入り 864円(税込)
歴史を感じさせる上品な見た目も良い。
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自分へのご褒美にも!GOHOBIのフルーツコラーゲンゼリー
きらきらと鮮やかに輝くパッケージが目をひく、GOHOBIのコラーゲンゼリーは、岡山県産で作られたフルーツを中心に色々な種類があります。
スティック状になっているので手軽に仕事の合間にも食べれるので、美容に敏感な女性にはぴったりのお土産です。
ちなみに、このコラーゲンゼリー1スティックには、200mgものコラーゲンが配合されています。
【アクセス】JR倉敷駅から徒歩15分(GOHOBI倉敷美観地区店)パッケージも素敵。
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目上の方へのお土産はハズさない老舗銘菓で!橘香堂の「むらすゞめ」
倉敷に本店を構える橘香堂(きっこうどう)。明治10年の創業よりつくり続けられている「むらすゞめ」は、岡山を代表する銘菓として多くの人に愛されています。新鮮な卵を使って、まるでクレープ生地のように薄く焼いたふんわりした外皮が特徴の「むらすゞめ」。熟練の職人さんがひとつひとつ手づくりしている生菓子なので、賞味期限は2週間。その分フレッシュなおいしさが魅力です。
皮の中には、北海道産の小豆を使った甘さ控えめのつぶあんがたっぷり!洋のような和のような食感と味わいが楽しめます。美観地区店では「むらすゞめ」が焼ける手焼き体験も人気!通常の大きさの約7倍の「ジャンボむらすゞめ」も作れるので、おみやげ選びの際にはぜひ挑戦してみて。
箱入りの「むらすゞめ」は、岡山県内の直営店と、百貨店・JR岡山駅構内のKIOSKなどで購入できます。
【アクセス】JR倉敷駅から徒歩8分(本店)お菓子の色と形から、当時倉敷の町長さんが「むらすゞめ」と命名。
すずめが羽を休めているような愛らしいフォルム。
むらすゞめ 美観地区店
周辺の予約制駐車場
周辺の予約制駐車場
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きびだんごを考案した老舗・廣榮堂の「調布」
岡山のお土産といえば「きびだんご」が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。桃太郎が鬼退治の旅に持参したことで有名な、 代表的な岡山土産ともいえるきびだんごの起源は、 1856年の創業以来の味を守り続けている老舗「廣榮堂」の隠居のほか、2人の隠居が考え出したことにあるといわれます。
もともときびだんごは、黍の粉を蒸して作ったもので、日持ちが悪かったのですが、「廣榮堂」の隠居、武田半蔵を含め3人があれこれ考え、日持ちするように、また現在の味に近い形に変えたそうです。
きびだんご同様、「廣榮堂」の名物といえば、カステラの薄皮にやわらかい求肥を包んだ「調布」。調布という名前は、はるか昔、朝廷に租税として献納していた巻物「調布」に形が似ていたことからつけられたそうです。1個から販売されているほか、季節の限定品として、白桃を練り込んだ「白桃調布」などもあります。
【アクセス】JR倉敷駅から徒歩10分(倉敷店)「廣榮堂」 外観
もっちもちで美味しい!
周辺の予約制駐車場
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地元で長く愛され、おしゃれなお菓子が揃う白十字の「ワッフル」
岡山駅の地下にある「一番街」店は、茶色いレンガの外観がお洒落な店構え。お店の奥には、落ち着いた喫茶スペースもあります。自社栽培しているイチゴをはじめ、ケーキで使用するフルーツは、毎日必要な量しか入荷しないというほど、鮮度にこだわっています。
ケーキのほか、シュークリームやワッフルやプリンなどの洋生菓子や焼き菓子、しっとりとした皮が特徴のお洒落なお饅頭などの和菓子まで揃っています。シュークリームやワッフルは1個140円と、お財布にもうれしいお値段。季節限定の商品もあるので、岡山を訪れた際は立ち寄って、限定商品をチェックするのも楽しいかも。
【アクセス】JR岡山駅構内(一番街店)絶品プリン!
シュークリーム 140円
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バラまき用お土産にもぴったり!敷島堂の「いちご夢二」
真っ赤な色が可愛らしいパッケージのこちらの「いちご夢二」は4個入りから10個、15個、20個、30個とたくさん種類があり、それぞれ一袋ずつ包んであるのでバラまきお土産としても最適です。中には、岡山県産の苺を使用した特製のコンフィチュールと白餡がたっぷり詰まってます。外はしっとりとした柔らかい生地で包んであり、上品な甘さが口の中に広がります。
【通販サイト】https://shop.shikishima.co.jp/
【アクセス】JR邑久駅から車で4分(邑久総本店)4個入り 480円(税込)
角が丸く、コロンとした見た目も可愛い
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とにかくかわいいフレッシュタルトのお店 STYLEの「みにたると」
駅に直結している「さんすて岡山南館」2階には、女性が喜ぶこと間違いなしの可愛い「フレッシュタルトのお店STYLE」があります。サイズも見た目も可愛いタルトが、ショーケースに宝石のように並んでいる様は、見ているだけでも幸せな気持ちにしてくれます。
サクサクとしたタルト生地、やさしい味わいのクリームと新鮮なフルーツのハーモニーを楽しんでみてはいかがでしょう。可愛いだけでなく、食感が癖になるタルト「のびるチーズ」も人気急上昇中です。自分へのお土産として、新幹線の中で楽しむために買い求める人もいるようです。
【アクセス】JR岡山駅構内 -
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珍しいジャージー牛乳100%のヨーグルト「蒜山ジャージーヨーグルト」
岡山県最北部の蒜山地域では、昭和30年ころからジャージー牛の飼育が盛んです。今では日本のジャージー牛の2割が蒜山産となっているほどです。
ジャージー牛とは、イギリスのジャージー島を原産とする牛の品種で、通常の乳牛、ホルスタイン種と比べると個体が小さく、生乳量も少ないものの、牛乳はより濃厚で、カルシウム、ビタミンが多く含まれているため「ゴールデンミルク」とよばれています。
このジャージー牛をヨーグルトに使用したのが、「蒜山ジャージーヨーグルト」です。昭和60年の発売開始以来、口コミで人気が広がり続けています。
「蒜山ジャージーヨーグルト」の特徴は濃厚なクリーム層があることです。表面は、黄色のクリーム層、下部はさっぱりとしたヨーグルト層と2層に分かれています。このクリーム層は、しぼりたての生乳をそのまま加工せずにヨーグルトにしたため、時間が経つにつれて脂肪球が上にあがり、できたものです。2つの味のコントラストが楽しめる「蒜山ジャージーヨーグルト」ほかにはない濃厚さを感じてみてください。
【アクセス】蒜山高原SAより車で1時間15分(蒜山酪農農業協同組合) -
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桃太郎トマトをまるごと閉じ込めた「完熟トマトゼリー」
桃太郎トマトとは、主に岡山県の中北部にある高梁市・新見市・真庭市・新庄村などの高原地帯などで栽培されているトマトです。昼と夜の温度差が甘味を作り出し、気温が下がる9月になると、さらに甘みが増します。
「まるごと完熟トマトゼリー」は、この桃太郎トマトを1玉丸ごと使ったみずみずしいゼリーです。 トマトピューレの中に、完熟した桃太郎トマトを丸ごと使用しているのです。モンドセレクションで、3年連続金賞受賞という実績があり、丁寧にトマトを湯剥きして種をとるという製法のこだわりが高く評価されています。
入手困難なトマトゼリーといわれるため、希少価値からお土産として喜ばれることでしょう。
【アクセス】岡山ICから車で7分(株式会社アンシャンテ) -
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食べごろまでおいてから食べる「高瀬舟羊羹」
岡山県真庭市落合で、第10代将軍徳川家治の治世、1764年に創業した「古見屋羊羹」では、羊羹作りの老舗として9代にわたって味が受け継がれています。過去には明治天皇や昭和天皇へ羊羹を献上したという実績があるほどです。
小豆・砂糖・寒天・水という基本の材料で作られた羊羹はいたってシンプルなものの、あずきの吟味から長年にわたって積み重ねられた製法によって、真似のできない味、食感を生み出しています。
「古見屋羊羹」の看板商品のひとつが「高瀬舟羊羹」です。1300年頃から昭和の初めまで、海の幸や山の幸を運ぶために全国の河川で活躍していた高瀬舟をかたどった羊羹です。
丹精を込めて作られている 「高瀬舟羊羹」の特徴は、製造してから2週間ほど経つと表面が糖化し、シャリが入ることです。シャリを楽しみたい人はしばらく置いておくのがおすすめです。
【アクセス】落合ICから車で2分 -
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岡山でしか買えない!岡山名物の夢の競演「マスカットきびだんご」
岡山名物のすばらしいコラボレーションといえば、何といっても「元祖マスカットきびだんご」!岡山名物きびだんごの中に、岡山特産のマスカットの果蜜が入った、見た目もマスカットそのもののようなフルーティーなお菓子です。
口に入れると、マスカットの果蜜の香りと味がふわっと広がります。甘酸っぱさときびだんごの餅皮がマッチした、世代を問わず人気の商品です。岡山のお土産にぴったりな一品です。
【アクセス】
両備バス「千町西」バス停より徒歩2分
JR邑久駅から県道224号瀬西大寺線を牛窓方面に車で7分(邑久総本店) -
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江戸時代から受け継がれてきた伝統「かも川手延べそうめん」
岡山県の南部・ 瀬戸内海に面した浅口市は、 手延べ麺の産地「備中鴨方」として知られています。麺づくりが発展した背景としては、塩田から天然の海塩が採れ、遥照山からの湧き水が豊富だったなど、使用できる原料に恵まれている上、気候がよく、晴天の日が多い土地柄だったことがあります。
この地では、江戸時代から30時間休みなしで作業をする「手延べ製法」が受け継がれています。手延べ製法で作られた麺は機械で作った麺に比べて伸びにくく煮崩れしにくいという特徴を持っています。独特の食感と喉越しは、つきたてのお餅に似ているともいわれるほどです。
そんな手延べ製法で作られたのが「白龍のひげ」という名称の手延べそうめんです。商品名から連想されるとおり、龍のひげをイメージした、つゆとのからみにこだわった細さがウリになっています。地元岡山産の風味のいい小麦粉を使用していることも、アピールポイントです。
【アクセス】鴨方ICから車で5分(直売所) -
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明治時代からの歴史あるお土産 下山松壽軒の「つるの玉子」
岡山で歴史のある銘菓といえば、創業明治20年の「下山松壽軒」です。その「下山松壽軒」手掛ける「つるの玉子」は 明治時代に作られた味を今に引き継いでいます。
「下山松壽軒」の 初代店主が新しく学んだマシュマロの技法を、何とか伝統的和菓子に取り入れる製法を模索していたときに見た鶴の姿がヒントになり製作されたのがはじまりとされます。鶴の姿にインスピレーションを得て、外側がふんわりとした柔らかいマシュマロ・中が黄身餡という組み合わせを思いついたのだそうです。
売り出された当時は、この異色の組み合わせは画期的だったため、旋風を巻き起こしました。 紅白に仕上げられたマシュマロまんじゅうは、おめでたいお菓子のため、お祝いの贈り物としてもよろこばれるでしょう。
【アクセス】JR岡山駅から徒歩10分
岡山電気軌道「西川緑道公園駅」から徒歩2分