GREENable HIRUZEN

その他の自然地形

自然や緑を大切にして持続可能な取り組みに挑戦する

蒜山の自然に溶け込んだユニークなデザインの建物は文化発信の拠点施設で隈研吾(くまけんご)氏の設計。人と自然を持続可能な開発で共生させようと、地域と連携してさまざまな取り組みを見せている。

パビリオン棟「風の葉」の奥に見えるのが「蒜山ミュージアム」、右の平屋がサイクリングセンター} パビリオン棟「風の葉」の奥に見えるのが「蒜山ミュージアム」、右の平屋がサイクリングセンター

ユニークな外観に圧倒される

2021年(令和3)、「ヒルゼン高原センター」向かいの市有地(7580平方メートル)にオープンした自然と人が共生するための情報や文化を発信する拠点施設。グリーナブル ヒルゼンのうち「グリーナブル」は、英単語の「GREEN(グリーン)」と、岡山県真庭市がこれまでも積極的に取り組んできた持続可能「SUSTAINABLE(サステナブル)」という言葉を組み合わせた造語だそう。真庭市産の新建材CLT(直交集成板)を使ったパビリオン棟「風の葉」と「蒜山ミュージアム」「ビジターセンター・ショップ」「サイクリングセンター」がある。これらはすべて建築家隈研吾さんの設計によるものだ。

パビリオン棟「風の葉」は地元真庭市産の環境にやさしい新建材CLT(直交集成板)で構成されている} パビリオン棟「風の葉」は地元真庭市産の環境にやさしい新建材CLT(直交集成板)で構成されている

真庭市産の新建材CLTを使用

パビリオン棟「風の葉」はこの施設のシンボル的存在。高さ18m、内部600平方メートルで、おもにイベント会場として使用されている。CLTのパネル360枚を使い、木目の美しさを最大限に生かしたデザインで、パネルとパネルの間を風が通るように設計され、建物の中にいながら自然を感じることができるのが特徴だ。もとは、東京五輪・パラリンピックにあわせ、三菱地所が東京都の晴海に建設し、展示施設として活用されていたもの。それを蒜山に移築した。「蒜山ミュージアム」も同様に移築されたもので、新建材CLTでできている。1階と2階には隈研吾さんがこれまで手がけたさまざまな建物の縮尺模型と、注目の作家の現代アートをメインに展示する。

「蒜山ミュージアム」には隈研吾さんがこれまでに手がけた建物の縮尺模型を展示} 「蒜山ミュージアム」には隈研吾さんがこれまでに手がけた建物の縮尺模型を展示

「蒜山ミュージアム」も木をふんだんに使った建物。企画展の開催もある} 「蒜山ミュージアム」も木をふんだんに使った建物。企画展の開催もある

ビジターセンター・ショップではリサイクルウールのセーターの販売も} ビジターセンター・ショップではリサイクルウールのセーターの販売も

オリジナル商品も販売

サイクリングセンターは木造平屋約50平方メートルの新設した建物。ここにも真庭市産の新建材CLTを構造材に使用している。地元に自生するススキ約7.5tで天井と軒裏を茅葺きにした独特のデザインが目をひく。アメリカの自転車ブランド「トレック社」の最新e-bikeをレンタルするほか、蒜山にあるサイクリングロードの魅力をスマートフォン上のアプリ「ツール・ド」で紹介するなど、蒜山高原の自然や文化資源を生かした体験メニューを提供している。予約の方法などは公式ウェブサイトを参照のこと。ビジターセンター・ショップは、観光情報提供に加え、企業とタッグを組んだアイテムを販売する。「グリーナブル ヒルゼン」オリジナルTシャツや、真庭のクラフトビール醸造所「Mimasaka Beer Works」のオリジナルビールなどが販売されている。

サイクリングセンターは天井と軒裏を茅葺きにした独特のデザイン} サイクリングセンターは天井と軒裏を茅葺きにした独特のデザイン

スポット詳細

住所
岡山県真庭市蒜山上福田1205-220 map map 地図
電話番号
0867450750
時間
9:00-17:00(入館16:45まで)
休業日
水(祝の場合は翌平日)

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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