熊本

阿蘇

ASO

雄大な阿蘇山を擁するエリア。大迫力の自然や温泉を堪能しよう

熊本県の北東部にそびえる阿蘇山を中心とする地域。阿蘇山は世界最大級のカルデラ(火山活動によってできた凹地)をもつ活火山で、中岳や根子岳などの阿蘇五岳や外輪山も含めての総称になる。中岳の火口までは車やシャトルバスを使って行くことができる。火口をひと目見れば、その圧倒的なスケールに言葉を失うことだろう。火山地域のため、周辺には黒川温泉や内牧温泉、栃木温泉などの温泉も多い。疲れたら温泉に浸かって身体を休めよう。阿蘇の魅力は自然だけではない。「阿蘇ファームランド」は健康の専門家が監修した、世界的にも珍しいテーマパークだ。頭と身体を使って楽しく運動できるアトラクションやスパ、健康バイキング、ドーム型のホテルなどパーク内には魅力がいっぱい。子どもから大人まで楽しめるため、ファミリーにもおすすめだ。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    白川吉見神社
    白川水源の鎮守神として水神様を祀る神社
    熊本県阿蘇郡にある白川水源の鎮守としても知られる神社。阿蘇神社の末社でもあり、境内にある白川水源は環境庁の「日本名水百選」のひとつだ。神社は健康成就や病魔退散というご利益が有名で、境内に入る際は環境保全協力金として100円が必要(高校生以上)。
    境内に白川水源がある「白川吉見神社」。小さな神社だが、たっぷりのマイナスイオンを受けられる
  • spot 02
    白川水源
    「日本一おいしい水」と紹介された名水の水源
    南阿蘇村の東部に位置する白川水源。「日本一おいしい水」と紹介されたこともある、日本屈指の名水が湧き出ている。すぐ近くにある水源の守護神を祀る白川吉見神社とともに訪れよう。
    湧き出る水の音に癒やされる神秘的な空間
  • spot 03
    あーと和紙工房白水
    日本名水百選「白川水源」の水を使った紙漉き体験
    「日本名水百選」のひとつであり、毎分約60tの水が湧き出ている白川水源。「あーと和紙工房白水」は、湧水池の目の前にあり、清水を使用した紙漉きで世界にひとつだけのオリジナル作品を作ることができる。まずは、色紙またははがきサイズの和紙を選ぶところからスタート。色つけや押し花を添えることもでき、作り手によって個性が出るのもおもしろい。実際に体験してみると、和紙を均一に伸ばすことが意外に難しく、デザインを考えるのにも長い時間悩んでしまいそうだ。紙漉き体験は子どもたちの夏休みの自由研究としても人気があり、阿蘇への旅と合わせて、いい思い出になるだろう。体験は乾燥時間も含めて約30分。周囲は紅葉やイチョウをはじめ、豊かな自然にも触れられるスポットだ。
    冷たく澄んだ水に触れると、自然と穏やかな気持ちになる
  • spot 04
    南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ「森のアトリエ」
    南阿蘇の星空体験ツアーで宇宙を身近に感じよう
    南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ「森のアトリエ」は阿蘇郡にある阿蘇くじゅう国立公園内、活火山である阿蘇山によって形成されたカルデラにたたずむ西洋料理宿。地元の食材を使ったフレンチも人気だが、最大の魅力は降り注ぐ満天の星空を観察できること。宿泊者以外も参加可能な「プレミアム星空体験ツアー」を毎晩開催。4Kプラネタリウムや高さ6mある九州最大級の天体望遠鏡を備え、星を存分に楽しめるプログラムや施設が整っている。「プレミアム星空体験ツアー」は星空の専門家「星のコンシェルジュ®」が、天文学などを交えた生解説付きで阿蘇の星空をわかりやすく説明。晴天時には星見ヶ原の広大な草原に寝転がって満天の星を眺めるツアーもある。電話で予約さえしておけば誰でもすべての星空体験に参加できるのもうれしい。南阿蘇に広がる星空に癒やされながら、宇宙の神秘を感じられる貴重な一晩を過ごそう。
    星空と、宇宙までもがすぐそこにあるように近く見える
  • spot 05
    鍋ヶ滝公園
    レースのカーテンをつくるエレガントな滝
    阿蘇山の北にある小国町を代表する観光スポットで、流れ落ちる水が白いレースカーテンのように見える滝。緑に囲まれた森のなかにあり、お茶のCMに使われて一躍知名度が上がった。公園として整備されているので、家族連れも訪れやすい。
    静かに流れ落ちる水が神秘的な阿蘇の名瀑
  • spot 06
    豊礼の湯
    宝石を溶かしたようなホワイトブルーの天然温泉
    涌蓋山(わいたさん)の眺望を楽しみながら温泉に入ることができる豊礼の湯は、ホワイトブルーのお湯が特徴的な、源泉かけ流しの天然温泉。泉質は美肌の湯といわれており、お風呂上がりには肌がしっとりとする。
    開放的な景色を味わいながら入る大露天風呂
  • spot 07
    杖立温泉
    昭和ノスタルジーの世界に迷い込む温泉街
    湯けむりの立ち上がる街はどこかノスタルジック。時間が止まったようなその場所は、やや古めかしい建物の並ぶ温泉街であるとともに、人々を癒やしてくれる情緒ある懐かしさにもあふれている。
    山道を抜けると歴史ある温泉街が顔を出す
  • spot 08
    阿蘇カドリー・ドミニオン
    九州で唯一! 赤ちゃんグマと触れ合える動物のテーマパーク
    「阿蘇カドリー・ドミニオン」は阿蘇の大自然のなかにある、九州で唯一赤ちゃんグマの抱っこ体験ができる動物のテーマパーク。来園者はペンギンやカピバラなど多くの動物とも触れ合える、ファミリー層にも人気のスポットだ。
    さまざまな種類のクマが暮らす「ベアバレー」
  • spot 09
    阿蘇ヘリコプター遊覧飛行
    阿蘇観光の思い出に、ヘリコプターで大自然を空から眺めよう!
    エス・ジー・シー佐賀航空株式会社が運航している「阿蘇ヘリコプター遊覧飛行」では、阿蘇の雄大な自然を上空から体感することができる。離着陸場は阿蘇カドリー・ドミニオンと阿蘇山頂の2か所。阿蘇カドリー・ドミニオンのフライトコースは、1機を丸ごと貸し切りでチャーターフライトするコースも含め、全4種類。なかでもいちばん人気は「噴火口ど迫力見学コース」だ。約7分間のフライトで、迫力満点の阿蘇山の火口を上空から眺めることができる。写真を撮れば映えること間違いなしだ。また「阿蘇山麓コース」もおすすめ。阿蘇の象徴のひとつ「米塚(こめづか)」を見ることができる。米塚は高さ約80mの、丸みのあるかわいらしい山。米塚の山頂にはえくぼのようなくぼみがあり、ぜひ上空からそのほほえましいくぼみと山のフォルムを眺めてほしい。
    離着陸場のひとつ「阿蘇カドリー・ドミニオン」に行けば予約なしで乗れる
  • spot 10
    大観峰
    阿蘇屈指の絶景スポットから望む自然の大パノラマ
    多くの観光客で賑わう阿蘇随一の絶景スポット。世界有数の規模をもつ阿蘇カルデラや、お釈迦様の寝姿にも見える阿蘇五岳、九重連山などの雄大な景色を楽しみつつ、阿蘇の環境がはぐくんだ乳製品などを味わおう。
    阿蘇エリアの絶景スポットが大観峰。美しい阿蘇の大パノラマは一見の価値あり
  • spot 11
    大観峰展望所
    阿蘇の大パノラマを見渡せる絶景スポット
    阿蘇観光ではずせないスポットといえば大観峰展望所だ。雄大な自然が広がる阿蘇の山並みを360度見渡すことができ、どちらを見ても大自然の広がる光景はほかではなかなか味わえないもの。季節によって変わる表情にも見応えがある。
    大観峰展望所からの景色は地球のパワーと神秘を感じさせてくれる
  • spot 12
    阿蘇大観峰茶店
    阿蘇随一の観光スポットに隣接する売店兼レストラン
    阿蘇五岳を一望できる「大観峰展望所」。大観峰茶店は阿蘇随一の観光スポットの入り口に位置する売店兼レストランだ。店内の食堂ではうどん、そば、おにぎりといった軽食をはじめ、フランクフルトなども販売されており、外に出て景色を見ながら味わうこともできる。最も人気が高いのが、搾りたてのジャージー牛乳を使用したソフトクリーム。非常に濃厚でコクがあり、まさに絶品。大観峰茶店の限定品なので、大観峰を訪れたらぜひ食べておきたい。売店では菓子や雑貨、ハムやソーセージといった加工食品や酒まで、さまざまなものを取り扱っている。なかでも、焼酎「大観峰」は茶店のオリジナル。酒好きの人へのお土産にもってこいだ。ソフトクリームにも使われているジャージー牛乳を使用したプリンやクッキーは、スイーツ好きにおすすめ。大観峰に到着したらまずは茶店で休憩しながら腹を満たし、帰りにお土産を購入するのが定番コースだ。
    大観峰茶店の名物「手作りジャージーソフト」(400円)
  • spot 13
    白水乃蔵
    南阿蘇村自慢のあか牛料理を堪能できる食事処
    熊本で誕生した和牛を「あか牛」といい、やわらかい赤身肉にほどよい脂肪分を含んでいるのが特徴だ。そのヘルシーさから「体にもやさしい牛肉」といわれており、桜色の断面も美しい。阿蘇山麓の大自然でのびのびと育ったあか牛は、弾力とうまみも備えていて、まさに絶品。『ミシュランガイド熊本・大分2018特別版』にも掲載された「白水乃蔵」は、馬刺しも美味と評判で、熊本の郷土料理「だご汁」(小麦粉の団子が入っている汁物)は地元の人のファンも多い。人気メニューはあか牛丼と蔵定食(BBQ)。催事がある際には手作り弁当も出店している。店のすぐ近くには「日本名水百選」のひとつ「白川水源」、満天の星空を満喫できる「南阿蘇村ルナ天文台」もあるので、食後には辺りを散策したい。
    昔ながらの雰囲気を感じる平屋の一軒家が目印
  • spot 14
    山賊旅路
    懐かしい味に心安らぐ熊本阿蘇の代表的な郷土料理
    阿蘇五岳を中心とし、世界最大級のカルデラや広大な草原を有する阿蘇市。壮大な阿蘇山のふもとで収穫される阿蘇高菜は、機械を使わずに人の手によって収穫され、ほかの高菜に比べて茎が細長くしんなりしづらいことから、漬物に向いているといわれている。阿蘇高菜漬けを油で炒めて白いご飯に混ぜ合わせ、上に錦糸玉子を載せる郷土料理が熊本を代表とする「高菜めし」だ。醤油とごまの風味が食欲を誘う、熊本らしい味に仕上がっている。飲食店で高菜めしと合わせて提供されることの多いのが「だご汁」だ。小麦粉を練って団子状にし、根菜などとともに味噌で煮込んだ昔ながらの郷土料理で、地域によって使用する味噌や風味が異なる。昔は祖母や母から子ども、孫へと作り方や家庭の味が伝承され、おふくろの味といわれていた。赤味噌、麦味噌、米味噌などを合わせて作るこの店のだご汁は、ヤミツキになるほどのうまさ。長い間地元の人々に親しまれている味だ。
    品数の多さとボリュームに驚きの「だご汁定食」
  • spot 15
    レストラン北山
    景色も味も抜群にいいあか牛のレストラン
    レストラン北山は、絶景を眺められる「西湯浦園地展望所」からすぐ、ミルクロードと菊池阿蘇スカイラインが交差する位置にある。テレビや雑誌などでもたびたび取り上げられ、多くの観光客で賑わっている有名店だ。看板メニューは、阿蘇の特産品である「あか牛」をどんぶりの上にたっぷりと載せた「倍喰丼(ばいくどん)」。やわらかい肉とニンニク醤油味のタレが調和し、頬が落ちそうになるほどのおいしさだ。「西湯浦園地展望所」に向かうときなど、近くに寄った際はぜひ味わってみてほしい。また、あか牛を使ったビーフシチューやカレー、ハンバーグなども提供しており、「倍喰丼」に劣らないほど美味。料理は店内だけでなく、外のテラス席でもいただける。カルデラの盆地や阿蘇五岳などの絶景を眺めながらの食事は格別だ。倍喰丼は数に限りがあるので、できるだけ早い時間に行きたい。広い駐車場が用意されているので、車やバイクでのアクセスがおすすめ。
    レストラン最大の魅力は絶景を眺めながらの食事
  • spot 16
    阿蘇神社
    震災から立ち上がる力強さを感じるパワースポット
    熊本地震により楼門や拝殿などが倒壊し甚大な被害を受けた阿蘇神社。建立当時の工法や元の部材をできるだけ使っての復旧を目指しており、楼門をはじめとする建築が見どころ。人々の復旧へと向けた熱い思いを感じることができる。
    2021年(令和3)6月に再建された阿蘇神社新拝殿
  • spot 17
    らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場
    動物との触れ合いや酪農体験を楽しめる牧場
    熊本平野が一望できる草原にある体験型の牧場。33万平方メートルの広大な敷地で、乳搾りや動物との触れ合い、乳製品づくりなどさまざまな体験ができる。おいしい空気と料理、かわいい動物たちに癒やされること間違いなし。
    阿蘇ミルク牧場の入場ゲート。親子の牛のオブジェが迎えてくれる
  • spot 18
    白糸の滝
    大蛇伝説の残る水量豊富な美しい滝
    透明度の高い水が20mの高さから流れ落ちる様が白い糸のようで、まさに自然の芸術作品と呼ぶにふさわしい白糸の滝。滝の周囲は心地良い涼しさで満たされており、夏の暑い季節にぜひ訪れたいスポットだ。
    「熊本県平成の名水百選」にも選出されている名所
  • spot 19
    道の駅阿蘇(ASO田園空間博物館)
    阿蘇の豊かな自然と特産品を一度に楽しめる憩いの場
    緑豊かな大自然が魅力の阿蘇。JR阿蘇駅の近くにある「道の駅阿蘇」では、観光情報を入手できるほか、旅の疲れを癒やしながら地域のさまざまな特産品を味わったり購入したりできる。楽しい体験イベントも要チェックだ。
    野菜や果物、加工品など阿蘇の産物が並ぶ物産館
  • spot 20
    阿蘇ファームランド
    心と身体を健康にする世界でただひとつのテーマパーク
    阿蘇の雄大な自然のただなかにある、健康に焦点をあてた複合型テーマパーク。運動や食事、買い物、動物たちとの触れ合いなどを通して、楽しみながら本格的な健康体験が可能だ。一人ひとりに合った健康づくりに役立つ方法がきっと見つかる。
    大自然の中、数十種類のアトラクションが並ぶ
  • spot 21
    阿蘇猿まわし劇場
    猿と芸人による絶妙な演技が人々を魅了する
    猿と芸人が繰り広げる見事な掛け合いを楽しめるエンターテインメントパーク「阿蘇猿まわし劇場」。コントから曲芸まで、かわいい猿たちが巧みに芸を披露する様子は見ごたえ満点だ。
    コンビが一体で行う芸は信頼関係が大切
  • spot 22
    草千里ヶ浜
    広大な阿蘇の大地で、都会の喧騒を忘れてリフレッシュ
    噴煙を上げる中岳をバックに広がる草千里ヶ浜は、阿蘇を代表する観光地のひとつ。火山灰が積もって形成された草原で、雨水がたまってできたといわれる大きな池や、乗馬体験用の馬が悠々と歩く姿を見ることができる。
    中央の丘は駒立山という名で、草原や周囲の山々をぐるりと眺められる眺望ポイント
  • spot 23
    上色見熊野座神社
    SNSでも話題になった、神秘的なパワースポット
    縁結びや商売繁盛のご利益があるとされる、奥阿蘇エリアの上色見熊野座神社。知る人ぞ知るパワースポットで、手つかずの自然に囲まれた神秘的な参道に導かれるように、全国各地から訪れる人があとを絶たない。
    杉林を進んだ先にある神殿
  • spot 24
    黒川温泉郷
    古き良き日本を感じさせる山あいの温泉郷
    田の原川の渓谷に沿って趣ある旅館が立ち並ぶ、九州有数の温泉地。野趣あふれる露天風呂や、それらを巡ることができる温泉手形、趣ある山里の風景などが人々をひきつけている。
    自然を感じられる風情ある露天風呂が人気
  • spot 25
    いやしの里 樹やしき
    満天の星空を眺めながら温泉を楽しむ
    田の原川のほとりに30軒の宿が集まる黒川温泉郷。温泉郷の中心から少し離れた静かな場所に、源泉かけ流しの温泉を楽しめる「いやしの里 樹やしき」がある。約4万6000平方メートルの敷地は、黒川温泉郷の中で唯一高台にあり「展望の宿」を謳う。9:00~21:00に日帰り入浴を受け付けており、黒川温泉入湯手形も利用できる。浴槽は満天の湯、桶湯、立ち湯、華の湯、内湯とバラエティ豊富。露天風呂から空を見上げれば、降り注ぐような満天の星。豊かな自然を五感で感じながら湯に浸かれば、日々の疲れが溶け出ていくような心地良さを感じられる。存分に湯を楽しんだあとは、くじゅう連山を見渡せるラウンジへ。窓辺に広がる四季折々の景色を堪能でき、夜は3000Wの電球によるライトアップが幻想的な雰囲気を演出する。とろりとした舌触りの自家製梅酒を味わいながら、ゆっくりと流れる非日常の時間に癒やされる。
    上質な湯に浸かり、静かで落ち着いたひとときを過ごすのに最適
  • spot 26
    黒川温泉どら焼き家どらどら
    どら焼きと大福をひとつにした「どらどらバーガー」が人気
    黒川温泉の案内所からいご坂を下ると見えてくるどら焼き専門店。この店の名物「どらどらバーガー」は、和菓子の代表であるどら焼きと大福をひとつにした欲張りな逸品。手間暇を惜しまず手焼きにこだわった皮に、北海道産小豆を100%使用したこだわりの自家製餡と、クリームを包み込んだ大福を挟んであり、食べごたえ十分。「恋するどら焼き」の異名でも呼ばれ、「好きな人と一緒に食べると恋が叶う」ともいわれる。ふたりで食べれば大切な旅の思い出になること請け合い。もちろんひとりで食べてもおいしいことに変わりはない。5種類のバリエーションがあり、お土産にもおすすめ。店頭では「どらどらバーガー」の製造過程をガラス越しに見ることができ、視覚的にも楽しい。
    「どらどらバーガー」の中のクリーム大福は、阿蘇小国ジャージー牛乳、抹茶、カスタード、カフェオレ、黒大豆きなこの5種
  • spot 27
    高森湧水トンネル公園
    鉄道工事の失敗から生まれた涼しさを満喫する親水公園
    阿蘇のふもとの高森町でかつて鉄道の建設が決定しトンネル工事が始まった。だが、大量の出水のため計画は頓挫する。鉄道事業としては失敗だったものの、その現場は20年以上のときを経て公園として生まれ変わった。
    噴水がいくつかあり涼しさが感じられる外の親水公園
  • spot 28
    高森田楽の里
    築220年の古民家の囲炉裏で田楽料理に舌つづみ
    阿蘇のふもとの緑豊かな場所に現れる茅葺き屋根の古民家。ひと昔前の時代にさかのぼったかのような気分になるが、中へ入るとさらにその印象は強烈になる。板張りの床に囲炉裏が並び、炭火の周りに串刺しの野菜や魚が立てかけられている。それを取り囲んでお客たちは焼き上がった食材を頬張っている。奥にある畳間で定番人気の「田楽定食」(2490円)をいただいた。串に刺された田楽は、つるの子いも、豆腐、ナス、こんにゃく、そしてヤマメの5種類。この地の田楽は「高森田楽」と呼ばれる。江戸中期、諸国行脚に出た村人が京都などで豆腐の田楽を食べて帰り、それを阿蘇特産の里いも「つるの子いも」で始めたのが起原とされる。焼けたつるの子いもは、ほくほくとしていて結構食べごたえがある。それぞれの田楽には、山椒とユズの2種類の自家製味噌をお好みで付けていただく。つるの子いもには、春はフキノトウ、夏は大葉、秋冬はクルミの味噌と、季節の味噌で楽しむのがおすすめとされている。定食にはきび飯、だご汁などが付き、ボリュームもたっぷり。何よりも、囲炉裏を囲んで炭火焼を味わうことができるということに、あらためて幸せな気持ちになった。
    串は熱いので軍手を着用するなど食べ方の注意点については店員さんが細かく教えてくれる
  • spot 29
    そば街道 吾亦紅
    阿蘇そば街道でそばのぜいたくフルコースを味わう
    食前酒、そばスープ、ざるそばに始まり、サラダそば、温かいとろろそば、そばがゆ、葛とうふ、小鉢、漬け物。そして、そばがき。最後に、葛きり、シャーベット。「金蘭膳」(3200円)で出てくる料理は、だいたいこのとおり。いわば「そばのフルコース」を味わえる吾亦紅(われもこう)のメニューには、「鈴蘭膳」(1950円)、「銀蘭膳」(2400円)があるが、なかでも最もぜいたくなメニューが「金蘭膳」となっている。最初のそばスープは、そば粉とだしのスープに手作りそばかりんとうが入っていて、初めての食感、そして味わい。濃厚なそばスープが「フルコース」の開幕を高らかに告げるような印象だ。料理はそば三昧ながら、そばのさまざまな魅力がそれぞれの料理で引き出されていて、貴重な体験となることは間違いない。吾亦紅の創業は1992年(平成4)頃のこと。そば粉は、季節によって、長野や北海道など最適な地のものを仕入れている。もちろん、単品の「ざるそば」(950円)などもあるので、それだけでも吾亦紅(われもこう)のそばは満喫できる。甘味の「葛きり」(800円)も隠れた人気メニューだ。
    食事の際は順番に料理が提供される
  • spot 30
    岡本とうふ店
    清らかな湧き水で作る、昔ながらの秘伝の豆腐
    優美な姿から別名を小国(おぐに)富士とも呼ばれる、標高1500mの涌蓋山(わいたさん)。そのふもとで豊富な伏流水を使って、明治から110年以上も田舎豆腐を作り続けているのが岡本豆腐店だ。昔から変わらない素朴な味わいを求め、近隣はもとより遠方からもお客さんがやってくる。できたてを味わえる食事処もあり、観光客には定番の「とうふ定食」が人気。常連客は単品のざる豆腐にご飯と味噌汁だけ頼んだり、サクサクの生揚げとビールを楽しむことも。朝8時から営業しているので、近隣の温泉宿を早めにチェックアウトして朝食を食べにくるお客さんもいるそうだ。豆腐の原料となる大豆は熊本産と国産のブレンド。産地ごとに異なる豆の性質に応じて、にがりの量や混ぜ方を調整する。この地に湧く「七曲の水」が味の決め手となるため、どれだけ要望があっても他所に出店することはできないそうだ。当日に販売する分しか作らないので、14時頃には売り切れてしまうことも。豆腐店の並びには「となりの岡本」というカフェが併設され、スッキリとした味の豆乳ソフトクリームや豆乳ケーキは当店ならでは。
    ざる豆腐や生揚げなどを楽しめる「とうふ定食」(1300円)。豆腐は大豆の味が濃いと評判
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    阿蘇の観光には車がおすすめ。山岳道路「阿蘇パノラマライン」では、雄大な景色を楽しみながらドライブできる。

  2. その2

    中岳の火口は気象状況によっては立ち入りができない。阿蘇火山火口規制情報を事前に確認しておこう。

  3. その3

    阿蘇のお土産は、阿蘇の特産品が豊富な「道の駅阿蘇(ASO田園空間博物館)」で買うのがおすすめ。観光案内窓口もあるので、観光情報を集めるのにも便利。

recommend spot

関連記事

記事一覧
recommend spot

モデルプラン

熊本のその他のエリア

+ -
back
open

阿蘇エリア