道の駅 阿蘇

野菜や果物、加工品など阿蘇の産物が並ぶ物産館

地域活性化を目的に創設された道の駅

2008年(平成20)6月、阿蘇地域の活性化を図るために創設された道の駅阿蘇。自然豊かな地域そのものを博物館に見立て、有形・無形を問わず展示物とすることで地域住民が主体となり、地域内外の人に積極的に情報を発信した。その取り組みが功を奏して各ランキングで上位を記録し、数多くの賞を獲得。2018年(平成30)には来館者数1000万人を突破するほどになった。道の駅阿蘇では地元の人たちが作った「馬力どん」や「あか牛丼」など、総菜やお弁当が数多く販売されており、手軽に地元グルメを楽しむことができる。特にお弁当はお昼には売り切れてしまうほど人気だ。

阿蘇外輪山などに放牧されて草原のおいしい草をたっぷり食べて育った褐毛和種(あかげわしゅ)、阿蘇のあか牛の弁当をぜひ食べてみたい

大自然を肌で感じられる最高のロケーション

道の駅阿蘇へは、JR阿蘇駅から徒歩2分。駅舎を抜けて向かって左手に数十秒歩くと、すぐに見えてくる。手前のロータリーには、アニメ『ONE PIECE(わんぴーす)』に登場するキャラクター、ウソップの像が設置されているため、同作のファンは要チェックだ。観光案内所では阿蘇の観光情報や地域情報を親切に教えてくれる。地元の人しか知らない隠れた名店なども案内してくれるため、気軽に尋ねてみよう。また、広々とした床張りの休憩所も無料で利用できるため、そこでしばらくくつろいで旅の疲れを癒やすのもいいだろう。道の駅阿蘇の正面からは雄大な阿蘇五岳を一望できる。大自然を肌で感じられてリフレッシュできること間違いなしだ。

熊本復興プロジェクトの一環として設置されたウソップ像

足を伸ばしてくつろげる休憩所

阿蘇の美味を堪能できる

道の駅阿蘇には季節の野菜や果物、精肉にお弁当など、阿蘇のさまざまな特産品がそろっている。物産館の入り口前では、阿蘇の大地で育った野菜や果物の数々が売られている。中に入ると、加工食品や乳製品から酒やスイーツにいたるまで所狭しと陳列されており、馬肉を使った「馬まん」や世界に認められた牛乳「ASO MILK(あそみるく)」といった阿蘇を代表する名物を購入できる。ここで購入したものは休憩所ですぐに食べられるため、休息がてら阿蘇の美味を堪能するといいだろう。とにかく品ぞろえが多いので、阿蘇を満喫した帰りにはここでお土産を買うのがおすすめだ。また、入り口には熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」の像があり、記念撮影もできる。

産地直送の新鮮な野菜

お土産にもってこいの道の駅阿蘇名物の馬まんとたかな饅頭

熊本名産の高菜、阿蘇のご当地カレー、テレビで紹介されブレイクしたりんごバターなど、人気のお土産が並ぶ

阿蘇を満喫できるイベントを随時開催

道の駅阿蘇は、観光客に阿蘇の魅力を知ってもらうための取り組みとして、地元住民を主体とした地域散策・体験イベントを頻繁に開催。ワラビ狩りや里芋掘り、そうめん流しといったイベントを楽しめる。また、ふだんは許可がなければ入れない阿蘇の大草原を自由に散策できるツアーも開催しており、大自然を身近に感じられる。恋人や家族で参加すれば楽しめること間違いなしなので、これらのイベントを目当てに訪れるのもおすすめだ。ただし飛び入り参加はできないので、予約したうえで足を運ぶようにしよう。