和歌山市近郊

WAKAYAMA CITY SUBURBS

紀州55万石の栄華を伝える街 京阪神圏からの気軽なレジャーにも

和歌山県の県庁所在地・和歌山市は、紀の川に沿って開けた紀州徳川家のお膝元。西条八十の作詞による童謡「鞠と殿さま」に登場する和歌山城をはじめ、『万葉集』の時代からその名を知られる景勝地・和歌の浦、かつての陸軍要塞が残る友ヶ島など、市内には悠久の歴史を感じさせるスポットが数多く点在している。一方で海南市との境界に位置する人工島・和歌山マリーナシティには、地中海の港町をモチーフにしたポルトヨーロッパ、海を見ながらBBQを楽しめる黒潮市場があり、レジャー要素も十分だ。何より大阪市中心部から電車で約1時間というアクセスの良さは、週末の小旅行などにはもってこいだろう。全国に数あるご当地ラーメンのなかでも、一定の地位を築いた和歌山ラーメンも名店は数知れず。卓上にセッティングされた名物・早寿司(はやずし)とともに、ぜひ押さえておきたい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    和歌山城
    和歌山市観光の中心的スポット!紀州藩の歴史はここからはじまった
    和歌山市の中心にある和歌山城。地元の人々の熱い思いにより、天守閣は江戸時代後期の外観が忠実に復元されている。3階には展望台もあり市内を一望できる。和歌山市の観光に来たなら、市の中心部にあるお城にぜひ行ってみよう。
    和歌山城天守閣外観。和歌山市の中心に位置する
  • spot 02
    わかやま歴史館
    和歌山城探索のスタートはここから!和歌山城の情報スポット
    和歌山城に関する資料を展示し、映像などで和歌山城の歴史を楽しく学べる博物館。1階には和歌山市観光土産品センターがあり、メインの歴史展示室は2階。江戸時代の和歌山城をCGで再現したシアタールームでは約12分の映像が流れ、現在とは違う和歌山城のリアルな姿を見ることができて興味深い。展示室では古文書や出土品など和歌山城に関する貴重な資料をわかりやすい解説付きで展示している。特に、親子2体の獅子が付いた「紀州徳川家伝来の金印」は必見だ。また、紀州徳川家ゆかりの茶室・実際庵も再現されている。和歌山市出身の先人についての展示を行う偉人・先人展示コーナーでは、現在の和歌山市域に生まれ、近現代に活躍した5人について紹介。2階をひととおり見学すれば、広い和歌山城の見るべきポイントがわかり、さまざまな歴史的知識を得ることができる。続いて和歌山城へ行けば、見学がぐんと楽しくなるはず。天守閣とのお得な共通入場券もある。
    1階に和歌山市観光土産品センターがあり、和歌山のお土産がそろう
  • spot 03
    茶室「紅松庵」
    和歌山城でお茶と菓子を楽しめる、癒やしスポット
    和歌山市出身の松下幸之助氏によって寄附された茶室で、和歌山城内の西之丸庭園(紅葉渓(もみじだに)庭園)にある。天守閣の北に位置し、静かな雰囲気のなか庭園鑑賞も存分に楽しむことができる。茶室から庭園を眺めつつ、お茶と菓子を味わうことができる最高のロケーション。四季折々の眺めを楽しむことができるので、和歌山城観光の際には一度立ち寄ってみてはいかがだろう。茶道の心得はなくても心配なし。気軽に一服いただきながらお茶席の雰囲気を感じ取れるチャンスだ。また、数寄屋造りの木造の建物は、周りの庭園と相まって古風な雰囲気を醸し出している。静かな茶室で自然の音に耳を傾けていると、心が穏やかになり、日々の疲れも癒やされることだろう。
    茶室内装。趣がある
  • spot 04
    和歌山城公園動物園
    和歌山城の敷地内にある、無料の動物園をのんびり散策
    大正時代に開園した、全国でも珍しい城の敷地内にある動物園。入園料無料で、親子連れなどでにぎわう。まだ日本に動物園が3つしかなかった頃に整備が始まった、小さいながらも100年を超える歴史のある動物園だ。小道を挟んで「童話園」と「水禽園」に分かれており、童話園にはウサギやヤギ、サルなどのほ乳類に会える。一方、水禽園には水鳥などたくさんの動物たちがのんびりと暮らしている。この動物園の「園長」はツキノワグマのベニー(2021年現在)。ウマやヒツジへのエサやり体験や、ウサギやポニーなどたくさんの動物たちに触れるふれあい体験も実施中(有料)。石垣に囲まれていたり天守閣が見えたりするが、それ以外はお城の敷地内であることなど忘れてしまうほど。こぢんまりした感じがどこか懐かしく、童心にかえってゆっくり見て回りたくなる。
    歴史ある人気の動物園
  • spot 05
    和歌山県立近代美術館
    和歌山城とのコントラストが美しい近代美術館
    和歌山中心部へ旅をするなら、和歌山城と合わせて、県を代表する近代美術館も訪れたいところ。建物そのものの美しさと、和歌山ゆかりの芸術家などの作品に触れるアートな時間をゆったりと楽しもう。
    遠くに和歌山城が望める
  • spot 06
    紀三井寺
    紀三井寺
    緑の山腹に映える朱塗りの塔がそびえる和歌山市の紀三井寺は、遠くからも目立つ寺院だ。一年を通して和歌浦湾の眺望を楽しめ、春には桜の名所として有名。本堂までの231段の石段を、良縁を願いながら上ってみよう。
    多宝塔は、下層が方形で上層が円形をしている
  • spot 07
    葛城修験
    葛城修験始まりの地、和歌山市加太へ行ってみよう!
    「修験道はじまりの地」として2020年(令和2)に日本遺産に認定された「葛城修験」。レトロな観光地として人気の友ヶ島は、実はこの葛城修験のスタート地点。1300年以上続く修験道の世界を知るために、まずは和歌山市加太(かだ)へ行ってみよう。
    修験道の始まりは友ヶ島から
  • spot 08
    友ヶ島
    加太(かだ)港から汽船で20分。時間が止まったような遺跡が人気の島
    友ヶ島は、地ノ島(じのしま)、虎島(とらじま)、神島(かみじま)、沖ノ島(おきのしま)の四島を合わせた名称で、気軽に非日常感を味わえるスポットとして人気だ。なかでも沖ノ島には洋風建築のかわいらしい灯台や展望台、キャンプ場などがあり、景色や自然を楽しむことができる。また、沖ノ島は砲台の廃墟が味のある雰囲気を醸し出していると評判。第二次世界大戦まで使用された砲台は、現在もその姿が残っており、なかでも第3砲台跡は友ヶ島で最大規模。まるでこの島だけ時間が止まっているかのような不思議な感覚を味わえる。砲台跡は全部で5つあるので、巡ってみてはいかがだろうか(現在、第4砲台跡は立入禁止措置中)。また、島内にはさまざまな植物や生き物、珍しい地層などの自然にあふれているため、それらを楽しみながらのハイキングもおすすめ。友ヶ島へは加太港から汽船で約20分。天気によって船が出ない場合もあるので、訪れる前によく確認しておこう。
    加太港から見る友ヶ島
  • spot 09
    淡嶋神社
    人形がずらり。潮の香りが漂う、加太の海沿いにある神社
    漁師の町、加太(かだ)の海沿いにある神社で、加太や友ヶ島の観光に訪れた人々で賑わう。淡島神社の成り立ちは、その昔神功皇后(じんぐうこうごう)が瀬戸の海で遭難しかけたところ、神のお告げにより友ヶ島にたどり着いたことに始まる。皇后がお礼に宝物をお供えした島のお社は、のちに加太へ遷されることになった。人形供養の神社として知られており、あふれんばかりの人形が並ぶ本殿は加太の名物となっている。手放したいがなかなか踏み切れない人形があるのなら、この神社に持ち込んで供養してもらうといい。また、毎年3月には雛流しが行われ、持ち込まれた雛人形が小舟に乗せて海に流される。その様子は、役目を終えた人形の旅立ちを見送るようで感慨深い。さらに境内には、サザエのつぼ焼きなどの新鮮な魚介類を味わえる食事処や、お土産店もある。貝の焼けるほろ苦い匂いと、海から流れてくる潮の香りが漁師町の雰囲気にマッチしている。
    本殿。3月には雛人形が所狭しと並ぶ
  • spot 10
    加太春日神社
    地元で愛される、小さいながらも歴史ある神社
    古くから加太の地にあり、現在の場所には1596年(慶長元)に創建された。そのため、社殿の構造や彫刻は桃山時代の特徴を色濃く残しており、本殿は国の重要文化財に指定されている。その四方を飾る彫刻は、繊細にして生きいきと力強く彫られており、素人が見ても思わずその技術にうなるほど。なかでも蟇股(かえるまた)の彫刻は、ひと目で名工の作とわかるほどの迫力がある。主祭神として春日三神が祀られており、必勝・合格祈願に訪れる人も多いのだとか。そのほかにも家内安全、安産祈願など地元の人たちの身近にある神社として親しまれている。また、5月には例大祭の渡御祭(とぎょさい)の「えび祭り」が執り行われる。天狗や薙刀振りなどが道中を祓い、横笛の音とともに獅子舞や神輿が加太の街を1日かけて練り歩く。祭りは沿道で見ることができるので、訪れてみて。
    加太春日神社。入り口には地元中学校美術部奉納のジャンボ絵馬が立つ
  • spot 11
    井出商店
    和歌山ラーメンを全国区にした有名店
    和歌山ラーメンのブームの火付け役となった名店。1953年(昭和28)の創業以来、60年以上愛され続けているのが看板メニューの「中華そば」だ。味の決め手となるのは、豚骨を強火で10時間以上かけて煮込んだとろみのある豚骨醤油のスープ。見た目はこってりだが、口に含むと想像以上にあっさりとしていて深いコクが感じられる。地元の製麺所から特別に仕入れたストレートの細麺は、コシがあるのが特徴。とろみのあるスープとコシのある細麺がしっかりとからみ合い、濃厚なのにしつこさはなく、ぺろっと楽しめる。トッピングは、やわらかなチャーシューとメンマ、梅の花の形をしたかまぼこといたってシンプル。見た目も味わいも和歌山ラーメンの王道スタイルだ。昭和レトロな店内の雰囲気もあり、創業時から変わらない1杯に懐かしさも感じられる。JR和歌山駅から徒歩10分とアクセスも良好なので、旅行の際にはぜひ訪れたい。
    名物の中華そば750円
  • spot 12
    山為食堂
    濃厚な豚骨醤油に定評のある和歌山ラーメンの代名詞
    1953年(昭和28)創業の大衆食堂。うどんメニューもあるが、やはり濃厚な豚骨醤油スープの「中華そば」を目当てに訪れる人が多い。自慢のスープには、厳選した国産豚骨を使用。羽釜で3日間じっくりと煮込み、余すところなくうまみを抽出する。そこにチャーシューの煮汁と醤油を合わせれば、マイルドかつ力強い濃厚スープの完成だ。手間ひまかけて作られたスープと相性抜群の麺には、ローラーを2度がけした強いコシと弾力がある太麺を使用。とろりとしたスープと、もっちりとした太麺、4-5時間かけて煮込んだとろとろの自家製チャーシューが絶妙にからみ合い、濃厚でありながらもしつこくない味わい。麺は希望すれば、細麺に変更することも可能。ぜひ足を延ばして、和歌山ラーメンを代表する1杯を堪能してみよう。
    太麺が特徴の「中華そば」850円
  • spot 13
    和歌の浦
    『万葉集』にも詠われた豊かな歴史を伝える海沿いの名勝地
    古くは奈良時代から親しまれる景勝の地で、和歌川の河口に広がる美しい干潟が万葉歌人に称讃された。2017年(平成29)には「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産に登録され、その文化的価値が再評価されている。
    「和歌の浦」の地名は県名の由来にもなった
  • spot 14
    和歌の浦遊覧船
    シラス漁船に乗って日本遺産・和歌の浦をクルージング
    シラス漁の盛んな和歌浦湾を、本物のシラス漁船に乗ってクルージング。案内役はもちろん現役のシラス漁師だ。基本となる和歌浦湾周遊コース(4月から10月にかけての土・日曜のみ定期運航)は、まっすぐに延びた砂州が美しい「片男波(かたおなみ)」、紀州藩の見張り番所が置かれた岬である「番所の鼻(ばんどこのはな)」など、和歌の浦の数ある名所を網羅。約40分かけて、海から見た日本遺産の眺めを堪能できる。荒天時には欠航となる場合もあるので、ウェブサイトや電話で事前の確認を済ませておきたい。また、要予約の特別プランも2つ用意されている。日没1時間前に和歌浦漁港を出港し、夕陽に照らされた和歌浦湾を1時間ほどのんびりと周遊するサンセットコースと、対岸に位置する和歌山マリーナシティの夏の風物詩を楽しむ花火観覧船だ。最寄りは和歌山バス・新和歌浦停留所で、JR和歌山駅、南海電鉄和歌山市駅からバス1本で行ける。車で訪ねた場合も予約しておけば無料駐車場が用意されているので安心だ。
    和歌の浦クルージングで未知なる体験をしよう
  • spot 15
    たまミュージアム貴志駅
    猫駅長に会えるユニークなミュージアム駅舎
    「いちご電車」や「たま電車」など、かわいくリニューアルされた電車で人気の和歌山電鐵。和歌山市から紀の川市までを結ぶ貴志川(きしがわ)線の終点では、猫駅長がお出迎え。カフェやショップを併設するユニークな駅舎へと出かけよう。
    和歌山電鐵(でんてつ)の社長に抱かれて出張中のニタマ駅長
  • spot 16
    和歌山マリーナシティ
    旅人気分に浸れる、海に浮かぶ人工島。ホテルや遊園地も充実
    レジャー施設が勢ぞろいのマリーナシティ。ハーバービューやグルメ、温泉などを楽しめ、ヨーロッパを旅する気分も味わえる。大人も子どもも一緒になって遊べる複合型リゾートスポットだ。
    マリーナシティには遊園地もある
  • spot 17
    ポルトヨーロッパ
    ヨーロッパの街並みを忠実に再現! SNS映えするテーマパーク
    和歌山マリーナシティの中にある地中海の港街をイメージしたテーマパーク。フランスやイタリア、スペインの街並みを楽しむことができる。和歌浦の海を見ながら、海外旅行気分を味わおう。忠実に再現された街並みは、フォトスポットとしてSNSで注目の的だ。天気の良い日はもちろん、雨の日も濡れた石畳がしっとりとした情緒を醸し出してくれる。古城から落差約22mを一気に滑り落ちる「ハイダイブ」などの本格的なアトラクションも充実。園内には3か所のドリンクスタンド(平日は休業もあり)もあり、小腹を満たすこともできるのでちょっとした休憩にぴったり。季節によっては、ロマンティックなイルミネーション(有料)も見られるので、大切な人と一緒に旅の思い出をつくりに行こう。
    SNSで話題のフォトスポット
  • spot 18
    紀州黒潮温泉
    海の見える天然温泉で、遊び疲れた体をリフレッシュ
    海を眺めながら温泉に浸かるぜいたく。ポルトヨーロッパや海釣りなど、海辺で遊んで冷えた体をリセットしよう。紀州黒潮温泉は海底約1500m、1億年前(白亜紀)の地層から湧出した天然温泉で、ゆっくり浸かれば肌はしっとり、体はポカポカと癒やされる。大浴場からはもちろん、サウナからも海を見ることができるのがポイント。夜になると露天風呂は竹灯りで落ち着いた雰囲気に。温泉でさっぱりしたら、館内で和歌山ラーメンなどのご当地グルメを堪能しよう。おなかも心も満足できる、居心地の良い温泉施設だ。ボディケアや足つぼマッサージなどリラクゼーションも充実しているので、旅の疲れをここで癒やして帰ろう。
    冷えた体に温泉のぬくもりが染み渡る
  • spot 19
    黒潮市場
    マグロの解体ショーは毎日開催。和歌山の食をまるっと堪能
    和歌山マリーナシティ内にある観光魚市場。毎日開催されるマグロの解体ショーはぜひ見ておきたい。その場で食べるマグロのおいしさは格別。新鮮な魚介類、豊富な梅酒、さらにはBBQと、和歌山の食を存分に楽しめる。
    全国の魚介類や、地元のおいしいものがそろう市場
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旅のヒント

  1. その1

    電車でのアクセスはJR阪和線か南海電鉄本線の2択。JRは特急「くろしお」を利用するのも手だが、JR大阪駅から天王寺駅を経由して和歌山駅に至る紀州路快速を利用する方がお得だ。

  2. その2

    和歌の浦、和歌山マリーナシティ、紀三井寺といった市内中心部から離れたスポットへは和歌山バスが便利。JR和歌山駅、南海電鉄和歌山市駅の両ターミナルからの便数も多く設定されている。

  3. その3

    市内の移動は、JR和歌山駅すぐの地下広場で「わかちかレンタサイクル」を借りるのも選択肢。和歌山城のほか、ラーメン店が多く立ち並ぶ市内中心部は、ほぼ10分圏内だ。

  4. その4

    大阪市内からの車移動なら、阪和自動車道を経由して1時間程度。和歌山県内に入ってすぐの紀ノ川SAには、和歌山土産が豊富にそろう。

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