海南・有田・みなべ・田辺

KAINAN / ARITA / MINABE / TANABE

歴史の詰まった海沿いルートは、雄大な景色と和歌山名物に触れる旅

和歌山市から西牟婁郡白浜町の間。ちょうど和歌山県の中間に位置し、北から南に向かえば、街風景から豊かな自然へと移ろう景色がさまざまな表情を見せてくれる。そんな自然の魅力を全身で体感できるのは、地平線いっぱいに広がるススキが美しい秋の生石高原や、空を反射した水面が輝く天神崎。どちらも幻想的な写真が撮れると話題を集め、今や全国から多くの人たちが集まる人気観光地となった。また、このエリアは「湯浅醤油」や「南高梅」といった和歌山名物の産地でもある。醤油蔵が立ち並ぶレトロな街並みを散策したり、丘一面を鮮やかに彩る冬の梅林を愛でたり、お土産を購入するのはもちろん、ここでしか触れられない歴史や体験も一緒に持ち帰りたい。街も自然も、海も山も。伝統と革新が交差するエリアで、新たな刺激に出合えるはずだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    生石高原
    360度に広がる圧巻のススキ草原! 写真映えする関西一の名スポット
    一面のススキ草原が圧巻の生石高原。ハイキングコースとしても人気のスポットで、山頂には360度の大パノラマが広がっている。近年はフォトスポットとしても大きな話題となり、一年を通して多くの人が訪れる。
    生石高原からの景色。すばらしい眺めだ
  • spot 02
    湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区
    歴史的な建造物が並ぶ醤油発祥の地で、香ばしい匂いに包まれる
    醤油発祥の地として全国的にも有名な湯浅町。東西約400m、南北約280mに広がる歴史ある町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、地元民から観光客まで多くの人が訪れる場所になっている。
    風情ある静かな町並みをゆっくり散策して
  • spot 03
    角長
    醤油発祥の地で180年受け継がれる濃い口醤油
    1841年(天保12)に創業した湯浅醤油の老舗。創業当時から変わらず吉野杉の木桶で造られる醤油は、醸造蔵の天井や壁についた白い「蔵付き酵母」を守りながら、建物を改修しつつもずっと同じ場所と製法で醸造、販売を行っている。角長ではほとんどの作業が職人の手仕込みによって行われ、1年半ほど寝かせる風味豊かな濃い口醤油のみを、蔵に隣接した本店で提供しているという。店の向かいには新旧の資料館が2つ建ち、仕込み蔵として活用されていた旧資料館「職人蔵」には、100年以上前に使用されていた人力で動かす仕込み道具が多数並ぶ。新館の「醤油資料館」には、さまざまな種類の醤油保存容器や開業時に実際に使っていた顧客帳簿の展示のほか、湯浅醤油の歴史を学べる映像資料も見ることができる。その歴史を学んでから味わう醤油はひと味違うかもしれない。
    立派な看板が目をひく本店
  • spot 04
    太田久助吟製
    たっぷりの刻み野菜とまろやかな麹を合わせた金山寺味噌を
    創業から150年、6代続く金山寺味噌の名店。醤油発祥の地で造られる湯浅醤油は金山寺味噌から着想を得て造られたともいわれていて、その味噌は米、麦、大豆からなる麹と白ウリ、丸ナス、ショウガ、シソなどの刻んだ夏野菜を熟成させた「おかず味噌」や「なめ味噌」とも呼ばれているもの。ほどよい甘さとなめらかな口当たりが特徴で、夏場で40-50日、冬場で80-90日熟成させた味噌は茶粥や白米のお供にも、お酒のアテにもなる地元の味だ。味噌造りは、経験豊かな職人の手で触って麹の状態を確かめ、その感触と先祖代々引き継がれる知識をもとに絶妙な調整を図っているという。金山寺味噌のほかにも、ふだん使いがしやすい「米味噌(白味噌)」、野菜との相性がいい「ひしほ(もろみ)」も取り扱っている。
    金山寺味噌の暖簾や看板が随所に掲げられる
  • spot 05
    一願寺(福巖寺)
    お酒好きの和尚の思いが込められた、1つだけ願いが叶う地蔵
    願い事が1つ叶うことで有名な「一願寺(福巖寺)」。いくつもの願いが頭をよぎるが、ここは思い切って1つに絞って参拝しよう。安珍と清姫の、心揺るがす恋のストーリーも知ることができる寺院でもある。
    願い事は1つだけ。何を願う?
  • spot 06
    鹿島
    救済の神の伝説をもつ無人島で、小丘を歩いて大自然を満喫
    みなべ町を災害から救った神が鎮座していると伝わる鹿島。渡船で10分と比較的訪れやすく、大自然に囲まれた非日常的な体験ができる無人島で、ひと味違った和歌山の旅を楽しもう。
    2つの丘が連なった独特のフォルムの島
  • spot 07
    渡し船
    みなべ湾を横断する、鹿島までの約10分の船旅
    鹿島へのアクセスは、みなべ湾の海岸近くにある「鹿島丸」と「わだま渡船」の2つの渡船のみ。どちらの船も一年を通して磯釣りを楽しむ利用客が多く、フレンドリーな船頭さんが鹿島まで送り届けてくれる。出港時間について、運航スケジュールなどの決まった時間での出港はないので、行きたい時間帯と帰りたい時間帯を船頭さんに相談しておこう。船まで車でアクセスする場合、まずは各事務所で料金の支払いを済ませ、無人島に渡るための渡船帳簿に名前や連絡先を記入しておく。長時間滞在する場合は、各業者にお弁当(別料金)を頼んでおくことも可能だ。各業者の船は同じ港に並んで停泊していて、事務所から港の船着場まで自身の車で移動し、いざ出港。船頭さんは事務所に居ないこともしばしばあるので、各ウェブサイトに記載されている携帯番号を控えておくと安心だ。
    小型船で送り届けてくれる「鹿島丸」
  • spot 08
    南部梅林
    丘を埋め尽くす梅の花を愛でながら中距離散歩
    梅の開花に合わせ、1年のうちの1か月程度だけ開園する南部梅林。梅の里、みなべ町の魅力は、おいしさを味わうだけではなく、可憐な花を愛でることにもあり。毎年丘の斜面に咲き誇る美しい花に囲まれて、この時期だけの特別な景色をたっぷり目に焼き付けて。
    段々畑に植えられた美しい梅に囲まれる
  • spot 09
    紀州梅干館
    梅干しの爽やかな香りが心地いい、南高梅のミュージアム
    はちみつを使った甘い梅干しからキリッと酸味の弾ける昔ながらの梅干しまで、自分の好きな味わいに出合える梅干館。製造工程を見学し、実際に体験して、名産品である南高梅をたっぷり堪能しよう。
    緑とピンクの派手な外観が目印
  • spot 10
    天神崎
    ウユニ塩湖のような絶景が人々を魅了! 保全された貴重な自然
    自然の保全などを目的とした「ナショナル・トラスト運動」の先駆けとなった天神崎。干潮時に現れる岩礁も見ごたえがある。写真映えする風景に魅了された人も多く訪れている。条件がそろえば、とっておきの1枚が撮影できるかも。
    干潮時に現れる平らな岩礁
  • spot 11
    秋津野ガルテン
    レトロな木造の小学校跡地で、地元の味を堪能する
    小学校の校舎を保存し、リノベーションして造られた都市と農村の交流施設。和歌山が誇るミカンの歴史を知り、地産の食材を使ったランチやスイーツを楽しみながら、どこかレトロな雰囲気に浸って。
    木々に囲まれた自然が気持ちのいい施設
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旅のヒント

  1. その1

    関西方面から車で向かう場合は、阪和自動車道を南進。海南・有田・みなべ・南紀田辺ICなどで下りて移動する。所要時間は、堺JCTからだと海南ICで約50分、南紀田辺ICは1時間40分ほど。

  2. その2

    電車でのアクセスは、JR紀勢本線を利用しよう。大阪方面なら新大阪駅や天王寺駅発の特急「くろしお」で、海南駅まで約1時間、紀伊田辺駅まで約2時間20分。

  3. その3

    駅からバス移動をする場合、和歌山バスのほか、各地域自治体でコミュニティバスを運行している場合も多い。ぜひチェックしておこう。

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