福島

郡山・須賀川・白河

KORIYAMA / SUKAGAWA / SHIRAKAWA

歴史スポットから宇宙科学、ウルトラマンまで見どころ多彩

中通りと呼ばれる福島県中央部の、ほぼ南半分を占めるエリア。東の阿武隈山地、西の奥羽山脈に挟まれた大きな盆地で、中央を阿武隈川が南から北へ流れている。つまり、南へ行くほど標高が高く、栃木に境を接する白河市は標高300-400ⅿで気温も低い傾向にある。郡山市は商工業が発達した福島県第2の都市。東には滝桜で有名な三春町、その東に鍾乳洞で知られる田村市がある。郡山の南にはウルトラマンの町を標榜する須賀川市、さらに南の白河市は昔も今も東北の玄関口だ。このエリアは古くは陸奥国(むつのくに)に属し、戊辰戦争の激戦地も多い。一帯の景観を劇的に変えたのは明治時代に造られた安積疏水(あさかそすい)。猪苗代湖からの用水路によって郡山は穀倉地帯&工業地帯へと生まれ変わった。福島空港は須賀川市郊外にあり、郡山から離れていて定期便は1日6便のみだが、空港内のあちこちにあるウルトラマン像などが人気を博している。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    郡山市ふれあい科学館スペースパーク
    高層ビルの上にある、楽しみながら学べる宇宙科学館
    宇宙科学を中心とした工夫を凝らした展示で、子どもから大人までの探求心に応えてくれる科学館。体験型プログラムが多く、あっという間に半日は過ぎてしまうだろう。地上からの高さ世界一のプラネタリウムも必見。
    国際宇宙ステーションの実験モジュール「きぼう」のレプリカ。宇宙トイレもお見逃しなく
  • spot 02
    安積歴史博物館
    郷愁を誘う明治の学校で郡山の歴史を知る
    明治の洋風建築が当時のまま残されており、国の重要文化財に指定されている。同時に、日本の近代化にも重要な意味をもつ存在であり、文化庁の日本遺産、経済産業省の近代化産業遺産にも登録されている。
    鹿鳴館を思わせるコロニアルスタイルの建物。完成当時は「御殿」と讃えられ見物人が押し寄せたという
  • spot 03
    磐梯熱海温泉
    萩姫伝説に彩られた美肌の湯
    郡山から磐越西線で13分。磐越自動車道のICからも近く、歩いて回れるコンパクトさも魅力。郡山の奥座敷として栄えた温泉街だが、郡山の歴史より遥かに古い800年前から人々を癒やしてきた伝説の湯でもある。
    無料で入れる「ケヤキの森足湯」
  • spot 04
    福豆屋
    グランプリを受賞した味も! 郡山の人気駅弁屋おすすめ4選
    鉄道旅の楽しみといえば、ご当地のおいしい味がたっぷり詰まった駅弁。全国にもファンが多い「福豆屋」の「海苔のりべん」ほか、JR郡山駅で堪能したい「福豆屋」の駅弁を厳選して紹介しよう。
    JR郡山駅1階、在来線中央改札の外にある「エキナカスタンド福豆屋」。販売所は改札内や新幹線ホームにもある
  • spot 05
    三万石
    「ままどおる」と「クリームボックス」は福島土産の定番
    福島を代表する銘菓「ままどおる」は、東京の有名デパートでも販売される人気の品。ミルク味の餡をバターを使った生地で包んだ、ほんのりとした甘さのやわらかい焼き菓子だ。やさしい味が評判を呼び、1967年(昭和42)の発売以来三万石の代名詞となっている。10〜5月の限定品「チョコままどおる」はチョコレート風味の甘さと口当たりの良さで、こちらもファンが多い。その三万石が製造して地元で人気を博しているのが「ロミオのクリームボックス」だ。クリームボックスは厚切りパンにミルク味のクリームが載ったご当地パンで、他社のものなら郡山のコンビニエンスストアやスーパーで入手できる。しかし、三万石のクリームボックスは味がまったく違う。ほかに比べて少し小さめだが、パンがふんわり、濃厚なクリームは口の中でとろけてあとを引くおいしさ。郡山駅構内1階「おみやげ館」で購入できるが、遅い時間になると売り切れてしまうことが多い。
    福島土産といえば「ままどおる」を連想する人も多いはず。賞味期限は製造から8日間
  • spot 06
    柏屋本店
    「薄皮饅頭」の柏屋。心ときめくカラフルな饅頭も登場
    福島土産の定番中の定番「柏屋薄皮饅頭」。駅の売店から観光地の土産物屋まで、郡山のみならず福島県内各所で購入することができる。江戸時代からの伝統の味を堪能したら、技とアイデアの光る現代の逸品もお試しあれ。
    ほのかなバターの香りが紅茶にもよくあう「嘉永餅(かえいもち)」。1個175円、12個入り箱2275円ほか
  • spot 07
    かんのや郡山駅おみやげ館
    こし餡を包んだ「家伝ゆべし」は姿の美しさも魅力
    柚餅子(ゆべし)と呼ばれる食品は全国にあるが、東北では弾力のある食感が特徴の四角い餅菓子のことを指し、ユズは使用せずにクルミを入れるのが一般的。かんのやの「家伝ゆべし」は、この東北にあって独自の製法で作られる「あん入りのゆべし」だ。ゆべし生地を薄く伸ばしてこし餡を置き、三方をつまんで蒸し上げた福島の伝統菓子。滝桜で有名な三春で江戸末期の1860年(万延元)に菅野屋として創業。当初は棒状のクルミゆべしだったが、三春城主の祖先である坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が2羽のタンチョウヅルに育てられたという故事にちなんで「家伝ゆべし」が考案された。今では福島を代表する銘菓のひとつとして県内各地の土産物屋でもおなじみ。時期によってはさくら餡、抹茶餡、栗入り餡、ユズ入り餡など季節限定の味に出合えるかもしれない。
    鶴が羽を広げた形の「家伝ゆべし」6個入り799円
  • spot 08
    あぶくま洞
    悠久の時がつくりあげた大自然のアート
    日本有数の華麗で幻想的な鍾乳洞。地下空間に染み出した水が悠久の歳月をかけて多彩な鍾乳石を生み出した。一般に公開されている鍾乳石では日本最大のものもある。地上に広がる阿武隈高原ののびやかな風景も魅力。
    荘厳な宮殿のような地下空間「滝根御殿」。これらの鍾乳石は1cm成長するのに100年かかるとの説もある
  • spot 09
    入水鍾乳洞
    スリリングな洞窟探検を手軽に体験できる
    「あぶくま洞」の近くにあり、よりスリルを味わいたいならこちら。見学コースは難易度別に3つあり、ケイビング(洞窟探検)の雰囲気が味わえるコースもある。
    BコースとCコースは水の中を進み膝まで水に浸かることもある
  • spot 10
    ふくしま森の科学体験センター(ムシテックワールド)
    昆虫を中心に自然の不思議と大切さを学べる体験型施設
    虫をテーマにした人気の体験型科学館。世界の昆虫の展示のほか、身近な昆虫の生態や能力を楽しく学べる展示室や、科学の実験教室、サイエンスショー、フライトシミュレーターなど多彩なプログラムが用意されている。
    充実したプログラムで、子どもも大人もリピートしてしまう科学館
  • spot 11
    円谷英二ミュージアム
    『ゴジラ』や特撮モノのお宝がずらりと並ぶ
    ウルトラマンの町として盛り上がっている須賀川市にある博物館。市内の商家に生まれ、飛行機乗りに憧れた円谷英二がいかにして映画監督になり、やがて特撮の神様と呼ばれるまでになったかを見に行こう。
    2019年(平成31)にオープンした博物館。展示品はどれもワクワクするものばかり(TM & (c) TOHO CO., LTD.)
  • spot 12
    白河小峰城
    戊辰戦争の激戦地として知られる名城が、平成の世によみがえった
    室町時代初期、阿武隈川沿いの小峰ケ岡に築城。江戸時代に入り、初代白河藩主・丹羽長重によって本格的な平山城となった。戊辰戦争の際に落城するが、120年の時を経て三重櫓と前御門が木造で復元された。
    日本城郭協会の「日本100名城」にも選定されている白河小峰城。標高370mの小峰ヶ岡に建つ平山城だ
  • spot 13
    翠楽苑
    万民に愛された日本初の公園の精神が生きる日本庭園
    周囲の山々を借景とし、松をはじめとする植栽が四季を彩る。翠楽苑は、南湖(なんこ)の北側に位置する池泉回遊式日本庭園だ。南湖は松平定信が築造した日本最初の公園といわれ、今も市民の憩いの場。合わせて楽しみたい。
    書院造の建物が松楽亭。ここからの景色が翠楽苑で最も美しいといわれる
  • spot 14
    とら食堂
    食材の日々の変化も見逃さない、手作りを極めたラーメン
    JR白河駅から車で約15分。三方を田んぼに囲まれた静かな集落の一角に、突然の人だかりが現れる。納得のいくラーメンを作り続けて50年余り、職人・竹井和之氏の店だ。1、2時間待ちは当たり前、休日には300人も訪れるほどの人気で、麺からチャーシュー、スープにいたるまで、すべてにこだわった手作りであることがその理由。一見すると昔ながらの中華そばのようだが、スープを一口いただくと先入観は一変する。透き通った醤油スープはほどよいコクと脂加減が絶妙な、まろやかな味わい。麺は小麦粉から作る手打ち麺だ。透明感のある少し太めのちぢれ麺にスープがからみ、麺のツルツル、もちもち感がクセになる。これにチャーシューから出る脂がスープに加わると、うまみが増す。驚くのは味だけではない。清潔度はラーメン店の域を遥かに超えており、席もゆったり、ラーメンを心底楽しんでもらう環境もできている。ラーメン好きはマストの1軒だ。
    手打ち中華そば800円。ダシは鶏ガラと豚ガラ。温度や湿度によって変わる小麦粉の状態を見極めて麺作りが行われる
  • spot 15
    郡山市立美術館
    「公共建築百選」に選ばれた丘の上の美術館。イギリス美術は必見
    郡山駅から三春方面へ車で10分。市街地の向こうに安達太良山を見晴らすことのできる丘の上の美術館。緑に囲まれ、野鳥の声も賑やかなこの地に美術館を設計したのは、東京都現代美術館や新国立劇場も手がけた柳澤孝彦。中へ入ると、ロビーから大きなガラス越しに石庭と森を一望できる。床や壁に木材を多用しているほか、コンクリートを杉板の型枠に流し込んで作った建材による内壁もユニーク。図書室などに置かれた木の椅子や調度品も洗練されたデザインで、居心地のよい空間を演出している。地方都市の美術館としては規模が大きく、特にイギリス近代美術のコレクションはなんと約500点。ターナー、ウォーターハウス、レイノルズ、バーン゠ジョーンズなど体系的に集められている。また、日本近代美術のほかにウィリアム・モリスの貴重な挿絵本、幕末から明治時代の銅版画や石版画、郡山ゆかりの作家も紹介されている。郡山市立美術館でもうひとつのおすすめはカフェ。全面ガラス張りで四季折々の風景を満喫でき、ランチもデザートもおしゃれでおいしいと評判だ。
    (左)ジョシュア・レイノルズ『エグリントン伯爵夫人、ジェーンの肖像』(右)ターナー『カンバーランド州のコールダー・ブリッジ』
  • spot 16
    三春滝桜
    1000年の時を経てもなお生命力あふれる、日本を代表する桜
    全国にあまたある桜のなかで岐阜の淡墨桜(うすずみざくら)、山梨の神代桜(じんだいざくら)とともに「日本三大桜」と称される。その巨大さ、枝ぶりの壮麗さ、樹勢と花付きのよさは、推定樹齢1000年以上とは思えないほどパワーにあふれている。
    開花期にはライトアップされ、大勢の見物客が幻想的な姿に酔いしれる
  • spot 17
    三春の里田園生活館
    滝桜の近くにある食事、買い物、入浴、宿泊もできる複合施設
    三春滝桜からさくら湖を挟んだ西にあり、車で7分ほど。郡山駅からも20分と便利な場所に、三春の文化を伝え田園生活の豊かさを広める目的で造られた。今では観光客も地元客も年代を問わず集まる拠点になっている。
    茅葺き屋根の食事処「里の茶屋」。水車もあり、のどかな田園風景が広がる
  • spot 18
    高柴デコ屋敷 大黒屋
    三春張り子人形と三春駒を生んだ郷土玩具の里
    郡山の市街地を離れて田舎道を北東へ約20分。森に囲まれた高柴集落には、小径に沿って4軒のデコ屋敷が並ぶ。デコとは人形を指す方言で、工房と展示販売の店舗がデコ屋敷。ここは県重要有形民俗文化財に指定されている三春駒(木製の馬)と三春張り子人形の発祥地だ。現在、郡山市に属する高柴集落は、かつて三春藩の領地だった。江戸時代に誕生し、やがて東北や江戸にまでその名を知られていたという三春の人形は、藩主の庇護を受けて19世紀前半に隆盛を極めた。京都の伏見人形、仙台の堤人形の影響を受けているといわれ、三春へ伝わったのちに土人形から張り子人形(木型に和紙を貼り付け、乾いたら型からはずして色付けしたもの)へと発展したようだ。この地域では「元気でね」を「マメで達者でね」と言うことから、一部の張り子には豆が入っていて振るとコロコロと鳴る。デコ屋敷「大黒屋」の21代目当主は、伝統の技を磨くことはもちろん、現代アートや異業種コラボにも挑戦する人形師。十二支に入りそびれた「うっかり猫」から実物大のシロクマのオブジェまで、現代的な感覚の作品にも注目したい。
    三春藩御用達の人形師・木馬師であった大黒屋の歴史は約300年。腰高トラが目印で、敷地内に木馬神社もある
  • spot 19
    田村市のお人形様
    集落の入り口で魔を払う、身の丈4mの巨大な神様
    お人形様の衣替えは福島県の重要無形民俗文化財に指定されている風習で、約300年の歴史があるといわれる。始まりは江戸時代にこの地域で疫病が流行した際に作られた魔除けの藁人形。田村市内に残る3体のお人形様を巡ってみたい。
    屋形のお人形様。鬼のような形相でにらみを利かせ、両腕を大きく広げて悪霊や疫病を通せんぼ!
  • spot 20
    県立自然公園 高柴山
    山頂を埋め尽くす3万株のヤマツツジと阿武隈高原のパノラマ
    阿武隈高地のほぼ中央に位置するなだらかな山で、標高は884m。「阿武隈高原中部県立自然公園」に属している。5月になると山頂付近一面がヤマツツジで赤く染まることで知られる。3万株ともいわれるヤマツツジは自生したものだが、このような希有な風景になった原因は放牧。明治時代、山頂付近の樹木を伐採して農耕馬を放牧した際、草などは馬が食べたが、葉に毒があるヤマツツジだけ食べ残したために大群落となった。放牧が終わった現在は人の手によって管理され、草を刈ってツツジを保護しているという。以前は山頂一面、濃いピンクの絨緞を敷き詰めたようにツツジで埋め尽くされていたが、数年前に害虫被害を受けた株を手入れしたために数が減少し、回復まではまだしばらくかかりそうだ。それでもなお、全国有数の見事な群落を毎年多くのハイカーが楽しみにしている。ツツジの季節以外にも、気持ちのよい登山ルートの森林浴や山頂からの展望、そして秋には森の黄葉とヤマツツジの紅葉など魅力が満載で、年中訪れる人が絶えない。
    田村市と小野町にまたがっており登山ルートは3本。いずれも山頂まで30~40分。車かタクシー利用が便利
  • spot 21
    リカちゃんキャッスル
    親子一緒に! 歴代のリカちゃんを見ることができるオープンファクトリー
    髪型やファッションを少しずつ変えながら、世代を超えて愛され続けてきたリカちゃん。福島県小野町には、工場見学と歴代のリカちゃんの展示を楽しめるオープンファクトリー「リカちゃんキャッスル」がある。親子で楽しもう。
    西洋の古城をイメージした夢のある外観
  • spot 22
    福島空港
    ここはウルトラマンの秘密基地? 飛行機に乗らなくても楽しい
    福島空港のある福島県須賀川市はウルトラマンの生みの親、円谷英二氏の故郷。そんな縁から、福島空港はウルトラマンだらけ。今にも発進しそうな科学特捜隊のジェットビートルもある。親子で見学に行こう!
    主力戦闘機のジェットビートルと、パトロールに使われる小型ビートルのオブジェが空港に待機
  • spot 23
    須賀川牡丹園
    国の名勝に指定されたボタンの名所で「百花の王」の魅力に酔う
    古くから中国では花の王とされ、日本でも『枕草子』ほか数々の文学や絵画に登場するボタン。その花を観賞するなら須賀川を訪れよう。日本を代表する牡丹園があり、広大な園内に約7000株が咲き誇るさまは圧巻だ。
    あでやかな「銀閣寺牡丹」。須賀川牡丹園の苗を京都の銀閣寺へ贈った際、交換で持ち帰ったボタンを育成したためこう呼ばれる
  • spot 24
    南湖公園
    1801年(享和元)に誕生した日本初の庶民のための公園
    国の史跡・名勝に指定されている南湖は、江戸幕府の立て直し策のひとつ「寛政の改革」を主導し、12代白河藩主であった松平定信が造り上げた公園だ。「士民共楽」の理念のもと、公園には塀や柵がなく、武士も庶民も分け隔てなく訪れることができるよう設計された日本初といわれる公園である。現在も「南湖公園」として市民に親しまれ、南湖の名は唐の詩人・李白の詩「南湖秋水夜煙無」から取ったとも、また居城である小峰城の南に位置することから命名したとも伝えられている。湖水は灌漑用水として、白河藩の農作物の栽培にもおおいに利用されたが、現在は春の桜、秋の紅葉など四季折々の自然と水が織りなす景観の美しさで知られている。湖周には「南湖十七景」と称される絵になるスポットがあるほか、定信を敬愛した渋沢栄一が創建した南湖神社、名物「南湖だんご」を楽しめる茶屋やレトロなカフェなどが点在する。晴れた日には湖から那須連山の眺望もすばらしい。また定信が庶民とともに月見を楽しんだといわれる「共楽亭」の茶室も残されている。公園の南には白河ラーメンの名店が並ぶ「ラーメン街道」(県道289号線)が東西に走り、帰りに立ち寄ってみるのもおすすめ。
    JR白河駅から南へ約3kmのところにあり、面積は約40万平方メートル。湖周は約2.5kmと、ちょうどいいお散歩コース
  • spot 25
    casual dining spoon
    郡山のご当地グルメ「こおりやまグリーンカレー」を楽しめる名店
    郡山を訪れたらぜひ味わいたいのが、郡山市ゆかりの人気バンドグループ「GReeeeN(ぐりーん)」にちなんで作られたご当地カレー「こおりやまグリーンカレー」だ。グリーンカレーといっても、タイカレーとはまったくの別物。地元産の米や、郡山ではぐくまれた季節の野菜をふんだんに使った地産地消のカレーをいい、タイカレーよりもとろみがある。味は店ごとに異なるので、食べ比べも楽しい。「こおりやまグリーンカレー」をランチタイムの看板メニューとして提供しているのは、郡山ビューホテルアネックスの1階にある「casual dining spoon(かじゅあるだいにんぐすぷーん)」。ほどよくスパイシーでココナッツ控えめのやさしい味が人気で、具材には角切り野菜がたっぷり。グリーンカレーのきれいな緑色はほうれん草によるものだという。ホテルのダイニングだが、昼は街の洋食屋さん、夜は街のビストロをコンセプトにしており、ハードルは高くない。手作りにこだわった洋食は、年代を問わず親しみやすいと評判。
    「地物野菜のオリジナルグリーンカレー」(1,452円)。ランチタイムはスープ、サラダ、コーヒーまたは紅茶が付く
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    エリアの中央を南北に貫いているのがJR東北新幹線、JR東北本線、東北自動車道、国道4号線の4つ。

  2. その2

    JR東北新幹線で東京駅から郡山駅まで最短で1時間18分。新白河は停車する便が限られるので注意。なお「はやぶさ」は福島県内には停車しない。

  3. その3

    郡山からはJR磐越東線がいわき市へ、JR磐越西線が猪苗代湖、会津若松、喜多方へ、JR水郡線が茨城県水戸市へ通じている。いずれも単線で本数は少ない。

  4. その4

    車の場合は、東京都心から東北自動車道で白河まで約2時間30分、郡山まで3時間前後。太平洋側(いわき市)と日本海側(新潟市)を結ぶ磐越自動車道は郡山郊外で交差する。国道4号線は郡山では中心部を迂回して西を通っている。

  5. その5

    東北自動車道の安達太良SA(本宮ICと二本松ICの間)には、自動販売機で飲み物を買うとアクションを起こすウルトラマン(上り線にはウルトラセブン、下り線にはウルトラマンティガ)がいる。

recommend spot

関連記事

記事一覧
recommend spot

モデルプラン

福島のその他のエリア

+ -
back
open

郡山・須賀川・白河エリア