県立自然公園 高柴山
山頂を埋め尽くす3万株のヤマツツジと阿武隈高原のパノラマ
阿武隈高地のほぼ中央に位置するなだらかな山で、標高は884m。「阿武隈高原中部県立自然公園」に属している。5月になると山頂付近一面がヤマツツジで赤く染まることで知られる。3万株ともいわれるヤマツツジは自生したものだが、このような希有な風景になった原因は放牧。明治時代、山頂付近の樹木を伐採して農耕馬を放牧した際、草などは馬が食べたが、葉に毒があるヤマツツジだけ食べ残したために大群落となった。放牧が終わった現在は人の手によって管理され、草を刈ってツツジを保護しているという。以前は山頂一面、濃いピンクの絨緞を敷き詰めたようにツツジで埋め尽くされていたが、数年前に害虫被害を受けた株を手入れしたために数が減少し、回復まではまだしばらくかかりそうだ。それでもなお、全国有数の見事な群落を毎年多くのハイカーが楽しみにしている。ツツジの季節以外にも、気持ちのよい登山ルートの森林浴や山頂からの展望、そして秋には森の黄葉とヤマツツジの紅葉など魅力が満載で、年中訪れる人が絶えない。
スポット詳細
- 住所
- 福島県田村郡小野町浮金 地図
- エリア
- 郡山・須賀川・白河エリア
- 電話番号
- 0247726938
情報提供: ナビタイムジャパン